謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める

27Be

文字の大きさ
10 / 86

第10話 1533年 3歳 養蜂を始めるぞ

しおりを挟む
転生前、俺の母方の祖父母は養蜂家だった。

蜂の扱い方も巣箱作りも、何度も見て覚えている。



「石けん」「酒」「造船」と来たら、

次はもちろん――



蜂蜜だ。



蜂蜜は保存も利くし、甘味は戦国時代では超高級。

副産物の蜜蝋はロウソク・コーティング材としても価値がある。

つまり、



養蜂は儲かる。絶対に儲かる。



■ 養蜂家候補の“農家スカウト”



蜂を飼うには条件がある。



山が近くて花が多い



畑があり、花を育てられる



辛抱強い



この3つを満たす農家を領内で探し、

10軒を“養蜂家候補”として選抜。



それぞれに

**重箱式巣箱×5(合計50個)**を支給した。



巣箱には蜜蝋を塗り、

入り口は小さめでスズメバチ対策もバッチリ。



畑にはすでに

春→アブラナ

夏→大豆

秋→ベニバナ

が植えてあり、蜜源は確保済み。



今は春なので、アブラナが一面の黄色に咲いている。

蜂を飼うには最適だ。



■ 戦国式フル防護服を開発



まずは作業のための防護服を作る。



・麻布で作った胴衣

・その上に藁を縫い付けたローブ(蓑っぽい)

・袖や裾は紐で縛って蜂の侵入を防止

・顔は竹+麻布で作った面頬型マスク



戦国のミツバチも本気を出せば痛いので、

これぐらいでちょうどいい。



安田は、蜂が怖いのか

いつになく距離を取って俺を見ていた。



幼児か?



■ 蜂の捕獲 → 巣箱へ移住



蜂球(分蜂群)を見つけたら、

麻袋や竹籠で包んで捕獲。



煙を焚いて落ち着かせ、

元の巣脾を巣箱に固定して蜂を放つ。



巣箱は

・日陰

・風の弱い場所

・蜜源に近い

これらの条件を満たす場所に設置した。



戦国式ながら、かなり安定した養蜂体制が整った。



■ 蜜と油は春日商店へ



蜂蜜と、蜂の受粉で採れる植物油は

春日商店に販売する。





「独占じゃなくていいからな?」



春日商店主人

「いやいやいや若様、そんなことより!

 今回も素晴らしい商品ですなぁぁ!!」



ニコニコが止まらない。

石けんと蜂蜜まで押さえたら

そりゃ笑いも止まらん。



■ 蜂蜜団子、大ヒット!



蜂蜜を使って団子を作りたいと言うと、

春日商店が和菓子屋を紹介してくれた。



試作品を作ってもらい、

俺は祖父(為景・定実)に献上。



2人とも大喜び。





よし、今後は

“祖父を攻略するアイテム=蜂蜜団子”

に決定だ。



守役・安田にも渡すと、

目を輝かせて食べながら言った。



安田

「私は蜂は嫌いですが……蜂蜜は好き……♡」



どこの乙女だ。







★蜂蜜 × 造船 × 海軍 × 蒸留酒 × 石けん



越後は今、

多数の産業が同時に立ち上がりつつある。



蜂蜜も、確実にその一角になる。



戦国版・越後スタートアップの勢いは止まらない
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

仮想戦記:蒼穹のレブナント ~ 如何にして空襲を免れるか

サクラ近衛将監
ファンタジー
 レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール(Revenir)に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。  昭和11年、広島市内で瀬戸物店を営む中年のオヤジが、唐突に転生者の記憶を呼び覚ます。  記憶のひとつは、百年も未来の科学者であり、無謀な者が引き起こした自動車事故により唐突に三十代の半ばで死んだ男の記憶だが、今ひとつは、その未来の男が異世界屈指の錬金術師に転生して百有余年を生きた記憶だった。  二つの記憶は、中年男の中で覚醒し、自分の住む日本が、この町が、空襲に遭って焦土に変わる未来を知っってしまった。  男はその未来を変えるべく立ち上がる。  この物語は、戦前に生きたオヤジが自ら持つ知識と能力を最大限に駆使して、焦土と化す未来を変えようとする物語である。  この物語は飽くまで仮想戦記であり、登場する人物や団体・組織によく似た人物や団体が過去にあったにしても、当該実在の人物もしくは団体とは関りが無いことをご承知おきください。    投稿は不定期ですが、一応毎週火曜日午後8時を予定しており、「アルファポリス」様、「カクヨム」様、「小説を読もう」様に同時投稿します。

織田信長IF… 天下統一再び!!

華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。 この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。 主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。 ※この物語はフィクションです。

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

今川義元から無慈悲な要求をされた戸田康光。よくよく聞いてみると悪い話では無い。ならばこれを活かし、少しだけ歴史を動かして見せます。

俣彦
歴史・時代
三河進出を目論む今川義元から突き付けられた今橋城明け渡しの要求。 一戦辞さずで家中が一致する中、独り冷静だった人物が居たら……。

【完結】俺が信長で、幼馴染が吉乃と濃姫!? ~転生幼馴染トリオ、本能寺フラグ回避して戦国スローライフ目指します

月影 流詩亜
ファンタジー
事故で転生したのは、まさかの織田信長!? しかも、隣にいたはずの可愛い幼馴染(双子)も、なぜか信長の側室「吉乃」と正室「濃姫」に! 史実の本能寺フラグを回避するため、うつけの仮面の下、三人は秘密の同盟を結ぶ。 現代知識と絆を武器に、戦国スローライフを目指すサバイバル開幕!

影武者の天下盗り

井上シオ
歴史・時代
「影武者が、本物を超えてしまった——」 百姓の男が“信長”を演じ続けた。 やがて彼は、歴史さえ書き換える“もう一人の信長”になる。 貧しい百姓・十兵衛は、織田信長の影武者として拾われた。 戦場で命を賭け、演じ続けた先に待っていたのは――本能寺の変。 炎の中、信長は死に、十兵衛だけが生き残った。 家臣たちは彼を“信長”と信じ、十兵衛もまた“信長として生きる”ことを選ぶ。 偽物だった男が、やがて本物を凌ぐ采配で天下を動かしていく。 「俺が、信長だ」 虚構と真実が交差するとき、“天下を盗る”のは誰か。 時は戦国。 貧しい百姓の青年・十兵衛は、戦火に焼かれた村で家も家族も失い、彷徨っていた。 そんな彼を拾ったのは、天下人・織田信長の家臣団だった。 その驚くべき理由は——「あまりにも、信長様に似ている」から。 歴史そのものを塗り替える——“影武者が本物を超える”成り上がり戦国譚。 (このドラマは史実を基にしたフィクションです)

戦国終わらず ~家康、夏の陣で討死~

川野遥
歴史・時代
長きに渡る戦国時代も大坂・夏の陣をもって終わりを告げる …はずだった。 まさかの大逆転、豊臣勢が真田の活躍もありまさかの逆襲で徳川家康と秀忠を討ち果たし、大坂の陣の勝者に。果たして彼らは新たな秩序を作ることができるのか? 敗北した徳川勢も何とか巻き返しを図ろうとするが、徳川に臣従したはずの大名達が新たな野心を抱き始める。 文治系藩主は頼りなし? 暴れん坊藩主がまさかの活躍? 参考情報一切なし、全てゼロから切り開く戦国ifストーリーが始まる。 更新は週5~6予定です。 ※ノベルアップ+とカクヨムにも掲載しています。

断罪済み悪役令嬢に憑依したけど、ネトゲの自キャラ能力が使えたので逃げ出しました

八華
ファンタジー
断罪済みの牢の中で悪役令嬢と意識が融合してしまった主人公。 乙女ゲームストーリー上、待っているのは破滅のみ。 でも、なぜか地球でやっていたオンラインゲームキャラの能力が使えるみたいで……。 ゲームキャラチートを利用して、あっさり脱獄成功。 王都の街で色んな人と出会いながら、現実世界への帰還を目指します!

処理中です...