謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める

27Be

文字の大きさ
12 / 86

第12話 1534年 4歳 弓を作るぞ

しおりを挟む
俺の手紙を読んで、

弓職人が6組 も越後まで来てくれた。



まずは、

「日本の和弓は素晴らしいが“効率が悪い”」

という現実から説明する。



和弓は220cm。長い。

だから弓兵と槍兵を分ける必要があり、

騎兵も使えない。



だがコンパウンドボウなら 110cm で済む。

槍兵・騎兵・歩兵、全てが弓を扱える。



俺は転生前にアーチェリー部だったので、

この非効率さが骨身に染みている。



そこで俺は、職人たちに新武器を紹介した。



『半弓コンパウンドボウ』だ。



■ 半弓コンパウンドボウの説明で職人の顔色が変わる





「カムシステムという“楕円形の滑車”を使うんだ」



・引きはじめは重い

・引けば引くほど軽くなる

・テコの原理で威力を落とさず射程を伸ばす



和弓がCの字なら、

半弓は Eをそのまま武器にした形 に近い。



材料は竹+鉄の複合。

カムの中心部は固い木の削り出し。

構造部品は標準化し、図面で統一。



職人

「えっ……こんな仕組みが……?」





「有効射程50~80m。

 和弓の30~50mより長い。」



さらに言えば、

火縄銃(射程50~100m)に匹敵する。



試作半弓を職人に撃たせると――



職人

「な、何だこの弓は!?

 軽いのに……矢が飛ぶ……!」



一気に空気が変わった。



★ 次に“化け物兵器”の紹介 ― 長弓(弓の火縄銃超え)



半弓で驚いている職人に、俺はさらにトドメを刺す。





「次は長弓だ。」



職人

「まだあるんですか!?」



ある。



俺が出した長弓は――

T字型の巨大兵器。



横(弓の部分)2m



張力70kgの弦



カムで弦を引っ掛ける構造



縦1m



総重量40kg(俺の体重より重い)



撃ち方はこうだ。



つま先を輪にかけ



70kgの弦を両腕で持ち上げ



金具に引っ掛ける



矢をセット



発射!



有効射程は 120m。

和弓の3倍。

火縄銃(50~100m)すら超える。



職人

「こんな弓、見たことがねぇ……!」



ただし欠点も説明しておく。



・重量40kgあるのでマッチョ専用

・視力が良くないと使えない





だが、

敵大将を狙撃できる“戦国狙撃兵器” だ。



■ 軽量矢でさらに飛距離1.3~1.5倍



通常矢

シャフト:8~10mm → 6~7mm

重量:40~50g → 25~35g

矢尻:10~15g →7~10g



合計15~20g軽くなる。



1.3~1.5倍飛ぶ。



ただし貫通力が落ちるので使い分け必須。



職人たちは

「……これ、本当に弓か?」

という顔になっていた。



★ 最後は“和弓 vs 半弓 vs 長弓”の射撃デモ



俺は遠い的と近い的を並べ、

和弓・半弓・長弓、

通常矢・軽量矢を全部用意。



職人が順番に射つ。



和弓 → 的の手前

半弓 → すぱーん

長弓 → 的の奥までぶち抜く



職人

「「「これは……戦場を変える……!!」」」



雷蔵・風馬・水斗まで目を輝かせていた。



★ 俺の言葉で職人の熱が爆発する





「これは戦場を変える弓だ。

 越後を勝たせる弓だ。

 頼む、量産してくれ。

 俺に勝利を――越後に未来をくれ!」



職人たち

「「「若様ァァァ!!!」」」



熱気が天井を突き抜けた。



越後の弓は、今日から別次元に進化する。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

仮想戦記:蒼穹のレブナント ~ 如何にして空襲を免れるか

サクラ近衛将監
ファンタジー
 レブナントとは、フランス語で「帰る」、「戻る」、「再び来る」という意味のレヴニール(Revenir)に由来し、ここでは「死から戻って来たりし者」のこと。  昭和11年、広島市内で瀬戸物店を営む中年のオヤジが、唐突に転生者の記憶を呼び覚ます。  記憶のひとつは、百年も未来の科学者であり、無謀な者が引き起こした自動車事故により唐突に三十代の半ばで死んだ男の記憶だが、今ひとつは、その未来の男が異世界屈指の錬金術師に転生して百有余年を生きた記憶だった。  二つの記憶は、中年男の中で覚醒し、自分の住む日本が、この町が、空襲に遭って焦土に変わる未来を知っってしまった。  男はその未来を変えるべく立ち上がる。  この物語は、戦前に生きたオヤジが自ら持つ知識と能力を最大限に駆使して、焦土と化す未来を変えようとする物語である。  この物語は飽くまで仮想戦記であり、登場する人物や団体・組織によく似た人物や団体が過去にあったにしても、当該実在の人物もしくは団体とは関りが無いことをご承知おきください。    投稿は不定期ですが、一応毎週火曜日午後8時を予定しており、「アルファポリス」様、「カクヨム」様、「小説を読もう」様に同時投稿します。

織田信長IF… 天下統一再び!!

華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。 この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。 主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。 ※この物語はフィクションです。

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

今川義元から無慈悲な要求をされた戸田康光。よくよく聞いてみると悪い話では無い。ならばこれを活かし、少しだけ歴史を動かして見せます。

俣彦
歴史・時代
三河進出を目論む今川義元から突き付けられた今橋城明け渡しの要求。 一戦辞さずで家中が一致する中、独り冷静だった人物が居たら……。

【完結】俺が信長で、幼馴染が吉乃と濃姫!? ~転生幼馴染トリオ、本能寺フラグ回避して戦国スローライフ目指します

月影 流詩亜
ファンタジー
事故で転生したのは、まさかの織田信長!? しかも、隣にいたはずの可愛い幼馴染(双子)も、なぜか信長の側室「吉乃」と正室「濃姫」に! 史実の本能寺フラグを回避するため、うつけの仮面の下、三人は秘密の同盟を結ぶ。 現代知識と絆を武器に、戦国スローライフを目指すサバイバル開幕!

影武者の天下盗り

井上シオ
歴史・時代
「影武者が、本物を超えてしまった——」 百姓の男が“信長”を演じ続けた。 やがて彼は、歴史さえ書き換える“もう一人の信長”になる。 貧しい百姓・十兵衛は、織田信長の影武者として拾われた。 戦場で命を賭け、演じ続けた先に待っていたのは――本能寺の変。 炎の中、信長は死に、十兵衛だけが生き残った。 家臣たちは彼を“信長”と信じ、十兵衛もまた“信長として生きる”ことを選ぶ。 偽物だった男が、やがて本物を凌ぐ采配で天下を動かしていく。 「俺が、信長だ」 虚構と真実が交差するとき、“天下を盗る”のは誰か。 時は戦国。 貧しい百姓の青年・十兵衛は、戦火に焼かれた村で家も家族も失い、彷徨っていた。 そんな彼を拾ったのは、天下人・織田信長の家臣団だった。 その驚くべき理由は——「あまりにも、信長様に似ている」から。 歴史そのものを塗り替える——“影武者が本物を超える”成り上がり戦国譚。 (このドラマは史実を基にしたフィクションです)

戦国終わらず ~家康、夏の陣で討死~

川野遥
歴史・時代
長きに渡る戦国時代も大坂・夏の陣をもって終わりを告げる …はずだった。 まさかの大逆転、豊臣勢が真田の活躍もありまさかの逆襲で徳川家康と秀忠を討ち果たし、大坂の陣の勝者に。果たして彼らは新たな秩序を作ることができるのか? 敗北した徳川勢も何とか巻き返しを図ろうとするが、徳川に臣従したはずの大名達が新たな野心を抱き始める。 文治系藩主は頼りなし? 暴れん坊藩主がまさかの活躍? 参考情報一切なし、全てゼロから切り開く戦国ifストーリーが始まる。 更新は週5~6予定です。 ※ノベルアップ+とカクヨムにも掲載しています。

断罪済み悪役令嬢に憑依したけど、ネトゲの自キャラ能力が使えたので逃げ出しました

八華
ファンタジー
断罪済みの牢の中で悪役令嬢と意識が融合してしまった主人公。 乙女ゲームストーリー上、待っているのは破滅のみ。 でも、なぜか地球でやっていたオンラインゲームキャラの能力が使えるみたいで……。 ゲームキャラチートを利用して、あっさり脱獄成功。 王都の街で色んな人と出会いながら、現実世界への帰還を目指します!

処理中です...