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【ASMR動画配信者・一人芝居台本】 『清楚系配信者の囁き怪談──「猿夢──夢に乗る列車の終点には、誰もいません」』
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【ASMR動画配信者・一人芝居台本】
『清楚系配信者の囁き怪談──「猿夢──夢に乗る列車の終点には、誰もいません」』
■設定:
・深夜のASMR配信。
・語り手は穏やかで落ち着いた清楚系女性。
・都市伝説「猿夢」を、優しく丁寧に語る。
・感情表現は静かだが、言葉の間や音で“怖さ”を演出。
・聞いている視聴者が徐々に夢に引き込まれていく構成。
(配信開始。やや緊張気味の、けれどやさしい声)
「こんばんは。
今夜も……いえ、今夜は、はじめて“怖いお話”を読もうと思っています。
ちょっと……緊張してますけど、最後までお付き合いいただけたら、うれしいです」
「今夜の物語は……『猿夢』という都市伝説です。
聞いたこと、ありますか?」
(静かに、トーンを落とす)
「ある人が見た夢の話。
夢の中で、気づいたら……見知らぬ電車に乗っていたそうです。
座っているのは、自分だけ。
周囲は静かで、車内は不自然なほどに清潔だったと言います」
「やがて、電車は動き出しました。
最初の駅に着いたとき、アナウンスが流れます」
(少しゆっくりと)
『次の駅は……切断駅です』
「──その声に、夢の中の彼は、少しだけ恐怖を感じました。
でも、夢ですから。
“すぐに目が覚める”と思って、目を閉じたまま、次の駅へ向かったそうです」
「列車が停まるたびに、ひとつ、またひとつ、
名前を持った“恐ろしい駅”が現れます」
『圧死駅』
『焼却駅』
『感電駅』
「でも、誰も降りません。
乗客も乗ってきません。
ただ、自分一人だけが、座り続けているのです」
(間)
「……彼は、そのとき、気づきました。
この電車は、“終点”がある。
でも、それは“普通の終点”ではないのではないか……と」
「その予感は、当たっていたのかもしれません。
やがて、車内にアナウンスが流れました」
『次の駅は……終点、猿駅です』
「その瞬間、彼の心はざわついたと言います。
猿駅?
そこには、何があるのか。
なぜ“猿”なのか。
意味は……わかりません」
「でも、扉が開いたとき、彼は見てしまったそうです」
「そこには、鉄の檻がありました。
檻の中で……何かが、動いていたのだと」
(息を落ち着けるように)
「その姿は、猿のようで、猿ではなく。
人のようで、人でもない。
そして、その生き物が、彼に語りかけたといいます」
『降りて、こちらへ』
「──次に彼が目を覚ましたとき、現実の身体に異変が起きていました。
手に痛み。
背中に火傷のような痕。
夢だったはずなのに、身体には……“痕跡”が残っていたのです」
(しばし静寂)
「これが、『猿夢』という都市伝説です。
夢で見た列車が、現実の肉体を蝕む。
終点まで乗ってしまえば、戻れない。
──そして、誰も、その“猿”が何だったのか……語れないのです」
(やさしく、でもやや厳かに)
「だから、もし……今夜、夢に電車が出てきたら。
“乗ってはいけません”。
扉が開いても、足を踏み入れてはいけません。
あたたかくても、静かでも……そこは、もう“夢”ではないから」
「でも……どうしても、乗らなきゃいけなくなったときは。
席に座って、目を閉じてください。
周囲を見ないで。
アナウンスも、聞かないで。
“終点”まで行ってしまうと……
夢の扉は、閉ざされます」
(少し微笑んで)
「今夜のお話は、これでおしまいです。
……少し怖かったですか?
でも、大丈夫。
目が覚めたとき、あなたが無事でありますように」
「おやすみなさい。
……また、朝になったら会いましょうね」
(配信終了)
『清楚系配信者の囁き怪談──「猿夢──夢に乗る列車の終点には、誰もいません」』
■設定:
・深夜のASMR配信。
・語り手は穏やかで落ち着いた清楚系女性。
・都市伝説「猿夢」を、優しく丁寧に語る。
・感情表現は静かだが、言葉の間や音で“怖さ”を演出。
・聞いている視聴者が徐々に夢に引き込まれていく構成。
(配信開始。やや緊張気味の、けれどやさしい声)
「こんばんは。
今夜も……いえ、今夜は、はじめて“怖いお話”を読もうと思っています。
ちょっと……緊張してますけど、最後までお付き合いいただけたら、うれしいです」
「今夜の物語は……『猿夢』という都市伝説です。
聞いたこと、ありますか?」
(静かに、トーンを落とす)
「ある人が見た夢の話。
夢の中で、気づいたら……見知らぬ電車に乗っていたそうです。
座っているのは、自分だけ。
周囲は静かで、車内は不自然なほどに清潔だったと言います」
「やがて、電車は動き出しました。
最初の駅に着いたとき、アナウンスが流れます」
(少しゆっくりと)
『次の駅は……切断駅です』
「──その声に、夢の中の彼は、少しだけ恐怖を感じました。
でも、夢ですから。
“すぐに目が覚める”と思って、目を閉じたまま、次の駅へ向かったそうです」
「列車が停まるたびに、ひとつ、またひとつ、
名前を持った“恐ろしい駅”が現れます」
『圧死駅』
『焼却駅』
『感電駅』
「でも、誰も降りません。
乗客も乗ってきません。
ただ、自分一人だけが、座り続けているのです」
(間)
「……彼は、そのとき、気づきました。
この電車は、“終点”がある。
でも、それは“普通の終点”ではないのではないか……と」
「その予感は、当たっていたのかもしれません。
やがて、車内にアナウンスが流れました」
『次の駅は……終点、猿駅です』
「その瞬間、彼の心はざわついたと言います。
猿駅?
そこには、何があるのか。
なぜ“猿”なのか。
意味は……わかりません」
「でも、扉が開いたとき、彼は見てしまったそうです」
「そこには、鉄の檻がありました。
檻の中で……何かが、動いていたのだと」
(息を落ち着けるように)
「その姿は、猿のようで、猿ではなく。
人のようで、人でもない。
そして、その生き物が、彼に語りかけたといいます」
『降りて、こちらへ』
「──次に彼が目を覚ましたとき、現実の身体に異変が起きていました。
手に痛み。
背中に火傷のような痕。
夢だったはずなのに、身体には……“痕跡”が残っていたのです」
(しばし静寂)
「これが、『猿夢』という都市伝説です。
夢で見た列車が、現実の肉体を蝕む。
終点まで乗ってしまえば、戻れない。
──そして、誰も、その“猿”が何だったのか……語れないのです」
(やさしく、でもやや厳かに)
「だから、もし……今夜、夢に電車が出てきたら。
“乗ってはいけません”。
扉が開いても、足を踏み入れてはいけません。
あたたかくても、静かでも……そこは、もう“夢”ではないから」
「でも……どうしても、乗らなきゃいけなくなったときは。
席に座って、目を閉じてください。
周囲を見ないで。
アナウンスも、聞かないで。
“終点”まで行ってしまうと……
夢の扉は、閉ざされます」
(少し微笑んで)
「今夜のお話は、これでおしまいです。
……少し怖かったですか?
でも、大丈夫。
目が覚めたとき、あなたが無事でありますように」
「おやすみなさい。
……また、朝になったら会いましょうね」
(配信終了)
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