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『南国神殿風俗街編 ~女神の微笑みと神官プレイの罠~』
第56話『バレた!追跡された!そして全員で南国へ』
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「……それじゃあ、出発しましょうか。目的地は“神殿街”──南国の海と風俗の楽園よ」
「……いや、それお前の目的だろッ!!」
常盤流星は叫んだ。叫びたくもなる。
なぜなら目の前で、ヒロインたち全員が旅行鞄を肩にかけてずらりと整列していたからだ。
しかも──それぞれ、浮かれていた。
「旅支度、万全ですわ。日差しが強いので、美白用の魔法を三種、塗布しました」
アリシアは完璧な美人フェイスで、日傘を開いた。
「水着、二着持ってきたよ~! ひとつはひもパンタイプ♡」
ヴァネッサは腹筋をぴくつかせながら、完全に“南国バカンス脳”。
「私も……風俗街がどういう構造か、視察しようと思いまして」
ミレーユは魔道書を抱えたまま、真面目に“都市調査”という建前を貫いている。
「流星がこっそり抜け駆けするからよ」
リリアは頬を膨らませ、いつものようにぶすっとしている。
「……俺はただ、純粋に癒しを求めてただけなんだけどな……」
流星は荷物を取り返され、重たそうな剣を背負いながら、肩を落とした。
◆
列車のような大型魔導馬車に揺られながら、彼らは王都を発った。
進行方向は、南。
異国情緒ただよう、潮の香りと青い空が待つという“神殿風俗街”である。
その名も──〈ユニ=ラマ神殿街〉。
“神の癒し”を冠したその都市には、美しい神官服の女性がもてなしを施すという、癒しと宗教と快楽が共存した奇跡のような楽園だと噂されていた。
「……なあ、みんな、どうしてついてきたんだ?」
流星が重い口を開いたのは、出発から半日後。日差しも強まり、馬車の車内に海風が入り始めたころだった。
「……風俗に行くなら、やっぱり誰かが見張らないとね」
リリアがつまらなさそうに言う。
「まあまあ、お祭りみたいなもんよ♡ それに私、海の近くで“混浴神殿”って単語聞いてからずっとウズウズしてたし!」
ヴァネッサがムキムキの腕で流星の首を腕枕にする。
「や、やめろぉ! 圧がすごい!」
「調査対象としては興味深いです。特に“都市の機能としての性風俗”は学問的にも──」
ミレーユは魔道書にペンを走らせながら、完全に視察モードである。
「風俗なんて行かせません。でも、現地で“真面目な文化交流”があるなら、同行する義務はあると判断しました」
アリシアは相変わらず冷ややかな視線で、だがほんの少し頬が赤い。
──もう、止める気は誰にもない。
◆
そんな中、途中の宿場町で立ち寄ったギルドでの一幕。
流星が耳にしてしまった、もうひとつの“誘惑”があった。
「おい、聞いたか? 最近、このあたりに“男女逆転風俗街”ができたらしいぜ」
「なんだそれ……女に責められるんか?」
「らしい。“男は奉仕役”で、“女騎士様”に床上で平伏する形式らしい。……やってみてぇ!」
「それ、なに? なにその逆転? 逆レイd……いやなんでもない!!」
「──おおっ……!?」
流星の中で、新たな扉が少しだけ音を立てて開いた。
が──
「それ、どこ? 地図ある? 詳しい話、聞かせて?」
と、即座に食いついたのは──ヴァネッサだった。
「ねぇ、それって私が行ったら“攻める側”ってこと? 男の子を上に乗ってぐいぐいってこと? え、やば。楽しそ!」
「おまっ……女としてそのテンションどうなの!?」
「むしろ私向けじゃん、逆転って! 流星もやってみようよ、男女逆転体験プレイ!」
「絶対にいやだッ!!」
そして──彼女は地図をゲットした。
「あとで寄り道する用に、メモしとくわ♡」
流星の嫌な予感は、日に日に増すばかりだった。
◆
その日の夜、彼らは砂漠との境にあるオアシス都市に宿泊。
星空の下、露天風呂で湯につかる流星は、疲れた顔をしていた。
(いや……癒されたいだけなんだ。神官服の美女に、タオルで優しく──)
──だが、そこへドッボーン!
「うおおっ!? 冷てぇ!!?」
ヴァネッサが、なぜか水着で湯に飛び込んできた。
「ちょっとぉ~、覗きは禁止だぞ~♡」
と、口調まで変わっている。
「お前が来るなァァ!!」
──翌朝。
流星の頭にはタオルが巻かれていた。
「疲れた……癒しを求めて旅に出たのに、なぜこんな苦行を……」
だが、その顔はどこか満足そうだった。
(みんなで行くのも、悪くない……)
こうして、常盤流星とその仲間たちは──
神官服美女と洗体の聖都“ユニ=ラマ神殿街”へと到着するのだった。
「……いや、それお前の目的だろッ!!」
常盤流星は叫んだ。叫びたくもなる。
なぜなら目の前で、ヒロインたち全員が旅行鞄を肩にかけてずらりと整列していたからだ。
しかも──それぞれ、浮かれていた。
「旅支度、万全ですわ。日差しが強いので、美白用の魔法を三種、塗布しました」
アリシアは完璧な美人フェイスで、日傘を開いた。
「水着、二着持ってきたよ~! ひとつはひもパンタイプ♡」
ヴァネッサは腹筋をぴくつかせながら、完全に“南国バカンス脳”。
「私も……風俗街がどういう構造か、視察しようと思いまして」
ミレーユは魔道書を抱えたまま、真面目に“都市調査”という建前を貫いている。
「流星がこっそり抜け駆けするからよ」
リリアは頬を膨らませ、いつものようにぶすっとしている。
「……俺はただ、純粋に癒しを求めてただけなんだけどな……」
流星は荷物を取り返され、重たそうな剣を背負いながら、肩を落とした。
◆
列車のような大型魔導馬車に揺られながら、彼らは王都を発った。
進行方向は、南。
異国情緒ただよう、潮の香りと青い空が待つという“神殿風俗街”である。
その名も──〈ユニ=ラマ神殿街〉。
“神の癒し”を冠したその都市には、美しい神官服の女性がもてなしを施すという、癒しと宗教と快楽が共存した奇跡のような楽園だと噂されていた。
「……なあ、みんな、どうしてついてきたんだ?」
流星が重い口を開いたのは、出発から半日後。日差しも強まり、馬車の車内に海風が入り始めたころだった。
「……風俗に行くなら、やっぱり誰かが見張らないとね」
リリアがつまらなさそうに言う。
「まあまあ、お祭りみたいなもんよ♡ それに私、海の近くで“混浴神殿”って単語聞いてからずっとウズウズしてたし!」
ヴァネッサがムキムキの腕で流星の首を腕枕にする。
「や、やめろぉ! 圧がすごい!」
「調査対象としては興味深いです。特に“都市の機能としての性風俗”は学問的にも──」
ミレーユは魔道書にペンを走らせながら、完全に視察モードである。
「風俗なんて行かせません。でも、現地で“真面目な文化交流”があるなら、同行する義務はあると判断しました」
アリシアは相変わらず冷ややかな視線で、だがほんの少し頬が赤い。
──もう、止める気は誰にもない。
◆
そんな中、途中の宿場町で立ち寄ったギルドでの一幕。
流星が耳にしてしまった、もうひとつの“誘惑”があった。
「おい、聞いたか? 最近、このあたりに“男女逆転風俗街”ができたらしいぜ」
「なんだそれ……女に責められるんか?」
「らしい。“男は奉仕役”で、“女騎士様”に床上で平伏する形式らしい。……やってみてぇ!」
「それ、なに? なにその逆転? 逆レイd……いやなんでもない!!」
「──おおっ……!?」
流星の中で、新たな扉が少しだけ音を立てて開いた。
が──
「それ、どこ? 地図ある? 詳しい話、聞かせて?」
と、即座に食いついたのは──ヴァネッサだった。
「ねぇ、それって私が行ったら“攻める側”ってこと? 男の子を上に乗ってぐいぐいってこと? え、やば。楽しそ!」
「おまっ……女としてそのテンションどうなの!?」
「むしろ私向けじゃん、逆転って! 流星もやってみようよ、男女逆転体験プレイ!」
「絶対にいやだッ!!」
そして──彼女は地図をゲットした。
「あとで寄り道する用に、メモしとくわ♡」
流星の嫌な予感は、日に日に増すばかりだった。
◆
その日の夜、彼らは砂漠との境にあるオアシス都市に宿泊。
星空の下、露天風呂で湯につかる流星は、疲れた顔をしていた。
(いや……癒されたいだけなんだ。神官服の美女に、タオルで優しく──)
──だが、そこへドッボーン!
「うおおっ!? 冷てぇ!!?」
ヴァネッサが、なぜか水着で湯に飛び込んできた。
「ちょっとぉ~、覗きは禁止だぞ~♡」
と、口調まで変わっている。
「お前が来るなァァ!!」
──翌朝。
流星の頭にはタオルが巻かれていた。
「疲れた……癒しを求めて旅に出たのに、なぜこんな苦行を……」
だが、その顔はどこか満足そうだった。
(みんなで行くのも、悪くない……)
こうして、常盤流星とその仲間たちは──
神官服美女と洗体の聖都“ユニ=ラマ神殿街”へと到着するのだった。
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