異世界風俗❤『異世界転生したら風俗店こそが癒しの最前線だった件~俺は冒険して稼ぎ、全力で愛され、そして搾られる~』

本能寺から始める常陸之介寛浩

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【神の名を騙る島──南海の隠された禁風俗と、神官戦争編】

第78話『神殿大乱戦!女騎士団vs煩悩ハーレム』

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 ──風が、神殿の塔を吹き抜けた。

 

 南海の孤島、アナナス島。その中央にそびえる神の神殿。
 石造りの巨大なドームと聖域の柱廊。神聖なる静寂を湛えたはずのその空間が、今──絶叫と煩悩の爆音に包まれていた。

 

「ここが……神の聖地? ええい、何が神聖だ。やるしかないわね!」

 

 金髪の魔法使いアリシア・ルーンフィールドが、杖を天に掲げる。

 同時に、神殿の中庭を埋め尽くす白銀の鎧の女騎士たちが、長槍を構えて一斉に突撃してきた。

 

「侵入者は殲滅せよ──神の名において!」

「快楽の否定は罪である! 男どもを花嫁として導け!」

 

 ──異様な空気。

 正義と狂信が紙一重で混ざったその声は、まるで狂気の宗教儀式そのものだった。

 

「来るぞ!! 全員構えろ!!」

 

 先陣を切ったのはリリア。

 銀髪をなびかせ、剣を抜き、最前線へと飛び出した。

 

「いけぇぇぇええ!! うちのバカ殿に手ぇ出してんじゃねぇええええ!!」

 

 その剣は疾風。

 まるで舞うように滑り込んだリリアは、突き出された槍を紙一重で避け、相手の懐に踏み込んで一閃。

 

 ──ガインッ!

 

 美しい音を立てて、敵の槍が弾き飛んだ。

 

「リリア、左から回り込む! 援護を!」

「任されたわ!」

 

 続いて後方から、アリシアの魔法が唸る。

 

「《雷鳴の槍〈ライデンランス〉》ッ──!」

 

 杖の先から放たれたのは、空を裂く雷の槍。

 それは地を駆ける女騎士たちの防御陣形を粉砕し、背後の柱をまとめて貫いた。

 

「さすがアリシア! その破壊力、マジでヤバい!」

 

 流星が叫びながらも、背後から迫る二人の女剣士をかわし、腰の短剣で一人を気絶させる。

 

「……って、俺なんで女の子殴ってるんだっけ!?」

「“洗脳された聖女騎士”だからセーフよ!! いけ!!」

 

 リリアの勢いに押されるように、流星も前線に躍り出る。

 

 ◆

 

 一方、神殿の右翼──祭壇へと続く回廊では、筋肉と煩悩の権化、ヴァネッサ・ブラッドフォードが暴れていた。

 

「ねぇアンタたちさ……騎士なら、殴り合おうよ♡」

 

 鎧の胸元を大胆に開いた彼女は、巨大な戦斧を片手に笑う。

 

「ひっ……なんだこいつ……!」

「変態だ! 色気が強すぎる!!」

 

「うふふ♡ 褒め言葉ね?」

 

 ヴァネッサの斧が風を斬り、女騎士たちの槍をまとめて粉砕していく。

 その周囲では、動揺した騎士たちが思わず防御に徹してしまう──彼女の“色気”と“圧”の前に。

 

「私、強い男好きだけど、強い女も好きなの♡ でもね?」

 

 斧を構え直し、笑みを浮かべる。

 

「アンタら、どう見ても“自分”を失ってる」

 

 ──ドゴォォン!!

 

 回廊の床が砕ける音と共に、女騎士たちがまとめて吹き飛んだ。

 

「チッ、効率悪ぃな。こっちはこっちでまだまだいるぜ……!」

 

 ◆

 

 神殿の聖域奥。

 

 そこでは、ミレーユが神殿の魔力構造を分析していた。

 

「……やっぱり。ここは“神の力”じゃない、“人為的な魔術”でできてる……!」

 

 王家に伝わる封印魔術を発動させるミレーユ。

 

「我が血統に伝わりし、浄化の法よ……今ここに、偽りを断て!」

 

 煌めく魔方陣が大地を走り、神殿全体に亀裂が走る。

 そのとき、奥の玉座に座っていた夢魔神官・レイナがゆっくりと立ち上がった。

 

「……やはり、貴方たちは“神の花嫁”にはなれないようね」

 

「うるせえよッ!!」

 

 神殿中央へと駆け込んだのは、常盤流星。

 息を荒げ、額に汗をにじませながら剣を構えている。

 

「神の花嫁だか何だか知らねえがな──!」

 

 流星の声が、神殿全体に響き渡った。

 

「風俗は、“自分の意志”で行くもんなんだよ!!」

「癒されたい? 甘えたい? 寄りかかりたい? そりゃあるさ!」

 

「でもな──! だからって、誰かに“選ばされた癒し”なんて、冗談じゃねえ!!」

 

 その言葉に、神殿の空気が震えた。

 そして……レイナの瞳が、かすかに揺らいだ。

 

「……あなたは、なぜ、そこまで“現実”にこだわるの?」

 

「簡単だよ」

 

 流星は、剣を下ろし、代わりに胸を張って言った。

 

「現実には……お前らみたいな最高の仲間がいるからだ!!」

 

 ──その背後に、リリア、アリシア、ヴァネッサ、ミレーユが揃って立っていた。

 

「私たちは、アンタを信じてここまで来たのよ!」

「また風俗行っても許すから! だから今だけ、全力で倒して!!」

「おらああああああ!! 幻術ごとぶち抜けぇぇぇえ!!」

 

 流星の剣に、4人の“想い”が宿る。

 放たれた一閃──

 それは神殿の空気を裂き、レイナの心に突き刺さった。

 

「……っ!!」

 

 レイナの体が崩れ落ち、神殿の魔力が次第に薄らいでいく。

 

 ◆

 

 ──神殿大乱戦、終幕。

 勝者は、煩悩と仲間の“現実”を選んだ流星たちだった。

 

 けれども、物語は終わらない。

 この島の支配は、まだ“神”の影を残している──
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