異世界風俗❤『異世界転生したら風俗店こそが癒しの最前線だった件~俺は冒険して稼ぎ、全力で愛され、そして搾られる~』

本能寺から始める常陸之介寛浩

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《愛される音精は、誰の指名を受けるのか?──共鳴風俗《フォノ・セレステ》選定戦!》

第192話『名を持つ風俗巫女、愛される音として立つ』

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 音精の森に、朝日が射し込む。
 その光は、水音と共鳴しながら、神聖でありながらどこか……色っぽい。

 なぜなら今日、この森に**“名を持つ風俗巫女”が誕生する**からだ。

 それは、かつて“恋を知らない精霊”しか立てなかった巫女の座。
 だが、今や──

 ふれられないのに泣かせる、
 ふれられないのに恋させる、
 “ふれない風俗嬢”として、伝説になった少女がそこにいた。

 その名は──ルセナ。

 📣指名記録報告
 ・総指名数:3,420件(歴代最多)
 ・共鳴再訪希望率:98.9%
 ・レビュー平均評価:★★★★★(満点維持期間30日連続)
 ・恋愛系レビュー使用頻度:「心を抱かれた」36回/「好きになった」58回/「リア恋」103回

 音精評議会、最終決議により、
 《フォノ・セレステ》初代・名有り風俗巫女として、ルセナの名が刻まれた。

 白の音巫女装束に、薄紅色の音晶装飾。
 その姿は、まるで“癒しと欲望と清らかさ”を1枚に混ぜたような存在。

 流星は、その隣に立つ「専属記録士」として壇上に上げられた。

 いや、事実上の──婚約者ポジションだった。

「……うそでしょ」

 控室で見ていた他の音精嬢たちが歯ぎしりをする中、
 壇上では式典が粛々と進行していた。

 だが。

 その静謐な空間で、ルセナの唇が、ふと震えた。

 彼女は、祭司たちの宣言よりも早く、
 流星に顔を向けてこう言った。

「ねえ……」

「次は、“あなたの本名”で呼んでも、いいですか?」

 会場全体が――ドン、と揺れた。

「えっ!? ちょ……え、あの、マジで言ってる……!?」

 流星、顔真っ赤。

「いや、今の、あのタイミングで告白っていうか、
 なんか結婚式の“誓いの言葉”みたいだったんですけど!?!?」

 ルセナは、涼やかに音を重ねた。

 ──“恋の記録に、嘘は刻めない”。

「私は、あなたの“名前のないままの優しさ”に、
 何度も心を助けられました」

「だから、もし……
 “本名”を教えてもらえるなら、
 私はそれを“わたしだけの音”として記録したいんです」

 流星:「…………ぐはっ」

(反則。いやもう完全にラブでエモでエロで清いとか、欲張りすぎだろこの音精……!)

 場内からすすり泣き。
 一部来場者は胸を押さえて倒れそうになっていた。

「ふれない風俗で、こんなに心が満たされるとは……」
「……初めてだった……」
「なんで……なんで俺、ただ聴いてただけなのに“失恋”したみたいに切ないんだ……」

 涙、涙、時々鼻血。
 ルセナという音は、人の理性と心を同時にとろかす旋律だった。

 💥ラッキースケベ・セレモニー余談
 式典終了後。

 楽屋で着替え中のルセナをうっかり呼び出そうとした流星、
 扉を開けてしまい――

 \ブチィィ/
「きゃっ!?」

 音精巫女装束をはだけた瞬間、
 ルセナの胸元にくっきりと浮かぶ“心拍共鳴痕”が露わに。

 流星:「……見てません見てませんすぐ閉めますすみませ……うわああああああっっっ!!!」

 ルセナ:「~~~~~っっ!!!(でもちょっと嬉しかった音)」

 結果:ルセナの音晶、記録過剰でピンク色に変色。

 その夜、流星の記録ノートにはこう記されていた。

『ふれない施術の中で、俺は何度も“抱かれた”』
『癒しとは、きっと、触れたかった気持ちを肯定されることなんだ』
『そして今日、名前を呼ばれた俺は、彼女の記憶に“音”として生きたんだと思う』

 ──風俗か、巫女か。

 そのどちらでもなく、
 彼女はただ、“名を呼ばれるために音を奏でた”だけ。

 それが、愛される音の正体だった。
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