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第93話『ショッピングモール、襲撃開始!』
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「うおおおおおおっ! まずは服屋だぁぁぁぁっ!!」
ミキの雄叫びを先頭に、
一行は大型ショッピングモールに突撃した。
ハルカ、ミキ、ナナ、エミ、ユイ──
クラスの女子たち五人がキャッキャウフフしながら群がる。
その後ろを、
荷物持ち担当に任命されたケントとタクマたち男子数名が、
なかば呆れ顔でついていく形だ。
「な、なにこの……女子力高い空間……!」
ハルカは、オシャレなショップに囲まれながら、
目を白黒させていた。
かわいいニット。
フリルたっぷりのワンピース。
キラキラしたアクセサリー。
普段、学校ではジャージ&体操服ばかりだった女子たちが、
ここぞとばかりにテンションMAXで大騒ぎしている。
「これ可愛いー!」
「見て見てー! これハルカに似合うー!」
「やっぱハルカは赤だよな! ほら、情熱の膀胱パニックって感じで!」
「膀胱関係ないしぃぃぃぃぃ!!」
ハルカは真っ赤になりながら叫んだ。
ミキは笑いながら、ハルカの肩にバシバシと服をかけていく。
「これも着ろー! あとこれもー!」
「ちょ、無理無理、私そんなに着れないってば!!」
「あ、ケントー、ハルカの荷物持ってー!」
「なんで俺なんだよ」
文句を言いながらも、
ケントはハルカの腕から無造作に紙袋を奪い取る。
(……な、なにこれ、ちょっと、ドキドキするんだけど……!)
ハルカは無駄に意識してしまい、
顔がまた真っ赤になった。
そんなハルカをよそに、
ミキたちはすでに次の店へと突撃を開始していた。
「次! アクセサリーコーナーいくぞー!」
「ヘアピン! リング! ネックレス!」
「可愛いは正義だー!」
「ま、待ってー! 私、足がついてかないー!」
ハルカは必死に後を追った。
ケントもため息をつきながら後ろから歩く。
***
アクセサリー売り場。
小さなガラスケースの中には、
キラキラと輝くピアスやネックレスがずらりと並んでいる。
女子たちはもう目をキラッキラに輝かせていた。
「うわー! これ可愛いー!」
「見てこれ! 天使の羽ピアスだって!」
「ハルカ、絶対これ似合うってば!」
「そ、そんなことないもん……!」
ハルカは必死に手を振ったが──
すでに店員さんがニコニコしながら近づいてきていた。
「試着もできますよ~♡」
「い、いえ! 私は!! だいじょうぶですぅぅぅ!!」
まるで小動物のようにバタバタと逃げるハルカ。
ケントはというと──
「……あいつ、逃げ足だけは速いな」
荷物を抱えたまま、
冷めた目で見守っていた。
(でも、まあ──)
ドタバタしてるハルカを、
ほんの少しだけ、微笑ましく思っている自分に気づいて、
ケントはそっと視線を逸らした。
***
ショッピングモールの中。
響く女子たちの笑い声。
(このまま、普通に服とかアクセとか見て帰れればよかったのに……)
ハルカは、まだこのあと待ち受ける──
【地獄の下着売り場編】
のことなど、知る由もなかった。
(続く)
ミキの雄叫びを先頭に、
一行は大型ショッピングモールに突撃した。
ハルカ、ミキ、ナナ、エミ、ユイ──
クラスの女子たち五人がキャッキャウフフしながら群がる。
その後ろを、
荷物持ち担当に任命されたケントとタクマたち男子数名が、
なかば呆れ顔でついていく形だ。
「な、なにこの……女子力高い空間……!」
ハルカは、オシャレなショップに囲まれながら、
目を白黒させていた。
かわいいニット。
フリルたっぷりのワンピース。
キラキラしたアクセサリー。
普段、学校ではジャージ&体操服ばかりだった女子たちが、
ここぞとばかりにテンションMAXで大騒ぎしている。
「これ可愛いー!」
「見て見てー! これハルカに似合うー!」
「やっぱハルカは赤だよな! ほら、情熱の膀胱パニックって感じで!」
「膀胱関係ないしぃぃぃぃぃ!!」
ハルカは真っ赤になりながら叫んだ。
ミキは笑いながら、ハルカの肩にバシバシと服をかけていく。
「これも着ろー! あとこれもー!」
「ちょ、無理無理、私そんなに着れないってば!!」
「あ、ケントー、ハルカの荷物持ってー!」
「なんで俺なんだよ」
文句を言いながらも、
ケントはハルカの腕から無造作に紙袋を奪い取る。
(……な、なにこれ、ちょっと、ドキドキするんだけど……!)
ハルカは無駄に意識してしまい、
顔がまた真っ赤になった。
そんなハルカをよそに、
ミキたちはすでに次の店へと突撃を開始していた。
「次! アクセサリーコーナーいくぞー!」
「ヘアピン! リング! ネックレス!」
「可愛いは正義だー!」
「ま、待ってー! 私、足がついてかないー!」
ハルカは必死に後を追った。
ケントもため息をつきながら後ろから歩く。
***
アクセサリー売り場。
小さなガラスケースの中には、
キラキラと輝くピアスやネックレスがずらりと並んでいる。
女子たちはもう目をキラッキラに輝かせていた。
「うわー! これ可愛いー!」
「見てこれ! 天使の羽ピアスだって!」
「ハルカ、絶対これ似合うってば!」
「そ、そんなことないもん……!」
ハルカは必死に手を振ったが──
すでに店員さんがニコニコしながら近づいてきていた。
「試着もできますよ~♡」
「い、いえ! 私は!! だいじょうぶですぅぅぅ!!」
まるで小動物のようにバタバタと逃げるハルカ。
ケントはというと──
「……あいつ、逃げ足だけは速いな」
荷物を抱えたまま、
冷めた目で見守っていた。
(でも、まあ──)
ドタバタしてるハルカを、
ほんの少しだけ、微笑ましく思っている自分に気づいて、
ケントはそっと視線を逸らした。
***
ショッピングモールの中。
響く女子たちの笑い声。
(このまま、普通に服とかアクセとか見て帰れればよかったのに……)
ハルカは、まだこのあと待ち受ける──
【地獄の下着売り場編】
のことなど、知る由もなかった。
(続く)
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