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第94話『下着売り場、突入──羞恥の海』
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「よーし、そろそろ本命行くかー!」
ミキの号令が、ショッピングモールに響き渡った。
「ほ、本命……?」
ハルカは首を傾げる。
──次の瞬間。
「下着売り場だぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ミキ、ナナ、エミ、ユイの四人が
テンションMAXで一斉に突撃を開始!
「ちょ、ちょっと待って! 私心の準備が!!」
叫ぶハルカを置いて、
女子たちは勢いよく下着売り場へなだれ込んでいった。
***
「わあぁぁぁあ……!」
広がる──
レース、フリル、シースルー、
色とりどりの、可愛くもセクシーな下着たち。
(な、なにこの、夢と欲望の楽園みたいな空間は……!?)
ハルカは目を白黒させた。
「うわーっ、これカワイイー!」
「見て見て! セクシー系コーナーもあるぞー!」
「これ絶対ハルカに似合うって!」
「似合わないぃぃぃぃ!!」
必死に逃げようとするハルカ。
だが、
悪ノリモードに入ったミキたちは、容赦なかった。
「ほらこれ!」
「いやこっち!」
「これ、ハルカ用なー!」
バサッ、バサッ、と
手当たり次第に下着をハルカの腕に押し付けていく。
しかも──
どれもこれも、
大胆なレースだったり、
やたら透けてたり、
無駄にリボンがついてたりするデザインばかり。
「こんなの着れるわけないでしょぉぉぉぉ!!」
顔面真っ赤にして絶叫するハルカ。
売り場の隅からそっと様子を見ていたケントが、
鼻を押さえてそっぽを向いたのは言うまでもない。
(何やってんだ、あいつら……)
「ほらほらー! 赤とか情熱的でハルカにぴったりだし!」
「こっちの黒レースもよくない? 初恋泥棒って感じ!」
「うわーエモいー!」
「エモくないわぁぁぁぁぁ!!」
叫びながら、
ハルカは山ほどの下着を抱えさせられていた。
そんな中、ナナがさらっととんでもないものを手に取った。
「……ねえこれ。
サイドがほぼ紐だけのやつだけど、ハルカこういうのもいける?」
「むりいいいいいい!!!」
即答。
「──っていうか! なんで私がメインターゲットなのぉぉ!!?」
「そりゃあ、膀胱パニック女王だからな!」
「女子力あげて膀胱も鍛えようぜ!」
「おしっこ関係ないし!!」
ハルカは怒涛の勢いで叫び返した。
***
結局、
「買わないと帰れない」という謎の空気に押され──
ハルカは、
どれか一つは試着する羽目になったのだった。
(続く)
ミキの号令が、ショッピングモールに響き渡った。
「ほ、本命……?」
ハルカは首を傾げる。
──次の瞬間。
「下着売り場だぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ミキ、ナナ、エミ、ユイの四人が
テンションMAXで一斉に突撃を開始!
「ちょ、ちょっと待って! 私心の準備が!!」
叫ぶハルカを置いて、
女子たちは勢いよく下着売り場へなだれ込んでいった。
***
「わあぁぁぁあ……!」
広がる──
レース、フリル、シースルー、
色とりどりの、可愛くもセクシーな下着たち。
(な、なにこの、夢と欲望の楽園みたいな空間は……!?)
ハルカは目を白黒させた。
「うわーっ、これカワイイー!」
「見て見て! セクシー系コーナーもあるぞー!」
「これ絶対ハルカに似合うって!」
「似合わないぃぃぃぃ!!」
必死に逃げようとするハルカ。
だが、
悪ノリモードに入ったミキたちは、容赦なかった。
「ほらこれ!」
「いやこっち!」
「これ、ハルカ用なー!」
バサッ、バサッ、と
手当たり次第に下着をハルカの腕に押し付けていく。
しかも──
どれもこれも、
大胆なレースだったり、
やたら透けてたり、
無駄にリボンがついてたりするデザインばかり。
「こんなの着れるわけないでしょぉぉぉぉ!!」
顔面真っ赤にして絶叫するハルカ。
売り場の隅からそっと様子を見ていたケントが、
鼻を押さえてそっぽを向いたのは言うまでもない。
(何やってんだ、あいつら……)
「ほらほらー! 赤とか情熱的でハルカにぴったりだし!」
「こっちの黒レースもよくない? 初恋泥棒って感じ!」
「うわーエモいー!」
「エモくないわぁぁぁぁぁ!!」
叫びながら、
ハルカは山ほどの下着を抱えさせられていた。
そんな中、ナナがさらっととんでもないものを手に取った。
「……ねえこれ。
サイドがほぼ紐だけのやつだけど、ハルカこういうのもいける?」
「むりいいいいいい!!!」
即答。
「──っていうか! なんで私がメインターゲットなのぉぉ!!?」
「そりゃあ、膀胱パニック女王だからな!」
「女子力あげて膀胱も鍛えようぜ!」
「おしっこ関係ないし!!」
ハルカは怒涛の勢いで叫び返した。
***
結局、
「買わないと帰れない」という謎の空気に押され──
ハルカは、
どれか一つは試着する羽目になったのだった。
(続く)
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