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『オフィスは戦場!? 仕事と膀胱と恋心と』
【第186話『そして今日も、トイレは遠い』】
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月曜の午後。
昼休憩を終えて戻ったハルカは、午後の会議資料を確認してからふと立ち上がった。
「……ちょっと、行ってくる」
ナナも同時に席を立つ。
「まさか……」
「……うん、あそこ」
二人は無言のまま、女子トイレへと向かった。
そして。
「……開かない」
「全部埋まってる……」
冷たい現実が目の前に立ちはだかっていた。
(なぜ……なぜ月曜に限って女子トイレがこうも渋滞するのか)
(もう職場にいるだけで“トイレとの戦い”始まってるじゃん……)
「……ねえ、これってさ」
「……あの頃の再来、だよね」
高校時代、昼休み中にトイレへ向かう廊下で繰り広げられた“地獄の列待ち”。
その光景が、脳裏に蘇る。
「あの時もさ……結局、我慢しすぎて保健室にダッシュした人、いたよね」
「いたね……しかも先生が『また尿意事件?』って顔してたの、忘れられない」
二人で肩を震わせて笑いながらも、膀胱は容赦なく限界を訴えてきていた。
と、そこに突然現れたのは──
「やっほー! なになに? また“トイレ難民タイム”?」
レイナだった。
金髪ポニテ、ギャルスーツ姿。なぜか両手に紙袋を抱えていて、満面の笑みを浮かべていた。
「アタシさ、今日ちょっと早く出てきたんだけど、すっごいモノ見つけちゃってさ~」
「……え、まさか……」
「じゃじゃーん! 最新型☆女子用立ちショングッズ! 海外製で、しかも吸収素材つき!」
バァァァァン!! と紙袋から出てきたのは、どう見ても形状が物理的に攻めすぎなアイテム。
「これあればさ、もはやどこでもいけるっしょ?」
「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!」
ハルカとナナの叫びが、静かなオフィス廊下に木霊した。
「なんであんた、社会人になってまで立ちショングッズ進化させてんの!? そっちに予算使わないで!!」
「でもアタシ、もう会議中もこれつけて乗り切れる気がしてる!」
「装着前提で話すなぁぁぁぁぁ!!!!」
その後、トイレの個室が空くまでの間、
三人は立ったまま、膀胱を抱えつつ、笑いが止まらなかった。
そして思った。
(たぶん、大人になっても、この感じはきっと変わらない)
──トイレの鍵は、時に開かない。
でも、笑いの鍵は、こんな瞬間にこそ開くのかもしれない。
昼休憩を終えて戻ったハルカは、午後の会議資料を確認してからふと立ち上がった。
「……ちょっと、行ってくる」
ナナも同時に席を立つ。
「まさか……」
「……うん、あそこ」
二人は無言のまま、女子トイレへと向かった。
そして。
「……開かない」
「全部埋まってる……」
冷たい現実が目の前に立ちはだかっていた。
(なぜ……なぜ月曜に限って女子トイレがこうも渋滞するのか)
(もう職場にいるだけで“トイレとの戦い”始まってるじゃん……)
「……ねえ、これってさ」
「……あの頃の再来、だよね」
高校時代、昼休み中にトイレへ向かう廊下で繰り広げられた“地獄の列待ち”。
その光景が、脳裏に蘇る。
「あの時もさ……結局、我慢しすぎて保健室にダッシュした人、いたよね」
「いたね……しかも先生が『また尿意事件?』って顔してたの、忘れられない」
二人で肩を震わせて笑いながらも、膀胱は容赦なく限界を訴えてきていた。
と、そこに突然現れたのは──
「やっほー! なになに? また“トイレ難民タイム”?」
レイナだった。
金髪ポニテ、ギャルスーツ姿。なぜか両手に紙袋を抱えていて、満面の笑みを浮かべていた。
「アタシさ、今日ちょっと早く出てきたんだけど、すっごいモノ見つけちゃってさ~」
「……え、まさか……」
「じゃじゃーん! 最新型☆女子用立ちショングッズ! 海外製で、しかも吸収素材つき!」
バァァァァン!! と紙袋から出てきたのは、どう見ても形状が物理的に攻めすぎなアイテム。
「これあればさ、もはやどこでもいけるっしょ?」
「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!」
ハルカとナナの叫びが、静かなオフィス廊下に木霊した。
「なんであんた、社会人になってまで立ちショングッズ進化させてんの!? そっちに予算使わないで!!」
「でもアタシ、もう会議中もこれつけて乗り切れる気がしてる!」
「装着前提で話すなぁぁぁぁぁ!!!!」
その後、トイレの個室が空くまでの間、
三人は立ったまま、膀胱を抱えつつ、笑いが止まらなかった。
そして思った。
(たぶん、大人になっても、この感じはきっと変わらない)
──トイレの鍵は、時に開かない。
でも、笑いの鍵は、こんな瞬間にこそ開くのかもしれない。
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