前代未聞のトイレ異世界転移ファンタジー～うちのトイレは異次元でした。街中は勘弁してください。いや、そこもちょっと！～

第119話：不穏なお茶会と怪奇な便器

俺、佐藤太一、18歳。

この呪われたトイレに振り回される生活、もう慣れっこだけど毎回予想外だ。

昨日は中二病妹の遥が「ハルカダークネス」とかやってて笑いつつ震えた。

今日は遥が「兄貴、親友と作った特別なお茶だよ！」って持ってきた怪しげな闇ハーブティーを飲んじまった。

黒っぽい液体が「モヤモヤ！」って湯気を立ててて、味は苦くて何か生臭い。

案の定、腹が「グチャグチャ！」って暴れてる。

トイレに駆け込んで、ドアをガチャッと開けた瞬間――。  

「うおっ、カフェ!?」  

目の前には、薄暗いカフェの片隅。

木製のテーブルが「ギシギシ！」と軋み、古びたシャンデリアが「チラチラ！」と怪しく揺れてる。

窓の外じゃ雨が「ザーザー！」と降り続き、ガラスに水滴が「ポタポタ！」と流れ落ちてる。

壁にはひび割れた絵画が「ドーン！」と掛かり、埃っぽいカーテンが「ヒラヒラ！」と揺れてる。

で、テーブルには佐々木美咲、佐藤遥、中村玲奈の三人が座ってて、「カチャカチャ！」とティーカップを弄んでる。

俺は便器ごと、そのお茶会のど真ん中に「ドカッ！」と出現。  

「いや、マジかよ……ヤンデレと中二病と闇落ちが親友でお茶しててトイレって、不穏すぎて笑えねえだろ！」  

すぐ横では、美咲が「太一くん、私の愛が一番だよね？」ってカップを「ギュッ！」と握り潰しそうで、目が「ギラギラ！」と光ってる。

遥が「我が闇の盟友よ、魔王の復活に協力しろ！」ってティースプーンを「カキーン！」と振り上げて、ティーポットが「ガタガタ！」と震えてる。

玲奈が「友情も愛も…全部虚無だよ」と虚ろな目でカップを「クルクル！」回して、ハーブティーが「チャプチャプ！」とこぼれてる。

距離、美咲まで2メートル、遥と玲奈まで3メートルくらい。

苦いハーブと湿った空気が鼻にガンガンくる。

カフェの空気が重くて不気味で、便器が床に「ギシッ！」と軋んでる。

こんな場面で用を足すとか、羞恥心が三人の不穏さよりヤバい。

笑えねえけど、心が「ドキドキ！」って締め付けられてる。  

腹が限界だ。

闇ハーブティーが「グチャグチャ！」って暴れてる。

時間がない。

「こんな不穏なお茶会でミッションとか、心が恐怖と笑いで爆発しそう！」

美咲が「太一くん以外の愛はいらないよね？」って玲奈に「ニヤッ！」と笑いかけ、玲奈が「愛なんて…燃やしてしまえばいい」とカップを「ガチャン！」と叩きつける。

遥が「黙れ、愚民ども！魔王の茶会に口を出すな！」って立ち上がって、椅子が「ガタッ！」と倒れる。  

「おっ、おっ、おっ……頼む、出てくれ！」  

その時、遥が「闇の気配が動いた！」って俺のすぐ横まで来て、スプーンを「ビシッ！」と振り回した。

やばい、気づかれる!?

美咲が「太一くんの魂だよ！近くにいる！」って立ち上がって「キョロキョロ！」してる。

玲奈が「魂…焼いてしまおうか」とティーポットを「ゴトッ！」と持ち上げた。
俺は慌てて息を止める。

でも見えてねえよな…よな？

その瞬間、雨が「バシャッ！」と窓を叩いて、カーテンが「ビュウ！」って膨らんで便器に「バサッ！」と当たった。

「うっ！」って声が出そうになったけど、汗だくで堪えた。  

カフェの静寂に紛れて、俺の腹が「ぐぅうう！」って鳴った。

美咲が「太一くんだ！」って叫び、遥が「魔王の咆哮だ！」ってスプーンを「カキーン！」と掲げ、玲奈が「虚無の音だね…」って目を細めた。

やばい、音でバレる!?

「いや、ただの腹だよ！」って内心ツッコみながら、俺はさらに力む。

三人が「太一くん！」「魔王！」「虚無！」って同時に叫んだ瞬間――。  

ぷすっ。  

「……ミッションクリアー」  

光が「パッ！」と弾けて、俺はアパートの狭いトイレに戻ってきた。

換気扇の「ブーン！」って音が耳に優しく響き、便器がタイルに「カチッ！」と安定してる。

全身汗だくで、不穏な会話とハーブティーの苦味が頭にこびりついてる。

息を整えながら、俺は震える声で呟いた。

「ヤンデレと闇落ちと中二病のお茶会…不穏すぎて笑うしかねえだろ！」

腹はスッキリしたけど、心は三人の狂気でグチャグチャだ。

トイレのドアをガタガタ震える手で閉めて、俺は床にへたり込んで「ハハハ！」って乾いた笑いが漏れた。