前代未聞のトイレ異世界転移ファンタジー～うちのトイレは異次元でした。街中は勘弁してください。いや、そこもちょっと！～

第142話：異世界オークションと奴隷臭い便器

俺、佐藤太一、18歳。

この呪われたトイレに振り回される生活、もう慣れっこだけど毎回予想外だ。

昨日は深夜コンビニでバイトの兄ちゃんに「オレオどこだよ！」って絡まれて「日常すぎて笑うしかねえ！」って震えた。

今日は昼に食った怪しげな異世界風モンスター肉シチューが腹の中で暴れてる。

黒いスープに「ゴロゴロ！」って謎の肉が浮いてて、スパイスと獣臭が「ガツン！」と鼻を突いた。

「これで俺も冒険者だ！」って勢いで食ったけど、腹が「グチャグチャ！」って冒険どころじゃねえ。

トイレに駆け込んで、ドアをガチャッと開けた瞬間――。  

「うおっ、異世界オークション!?」  

目の前には、異世界の薄暗いオークション会場。

石造りの壁が「ゴツゴツ！」と湿ってて、苔が「ヌメヌメ！」と這ってる。

天井から鎖が「ジャラジャラ！」と垂れ下がり、松明が「パチパチ！」と赤く燃えてる。

床は「ベタベタ！」の土で、血と汗の染みが「ジワジワ！」と広がってる。

遠くで鎖が「ガチャガチャ！」と鳴り、観客の野次が「ガヤガヤ！」と響いてる。

壇上には木の檻が「ズドン！」と置かれ、鉄格子が「ギシギシ！」と軋んでる。

で、そこに美少女モンスターが「ウウッ…」って鎖に繋がれてて、オークション会場が「ドヨドヨ！」と熱狂してる。

俺は便器ごと、その壇上のど真ん中に「ドカッ！」と出現。  

「いや、マジかよ……美少女モンスターが性奴隷オークションでトイレって、エグすぎて笑えねえだろ！」  

すぐ横では、美少女モンスターが「助けて…」って「ヒクヒク！」と震えてて、半透明の肌が「ツヤツヤ！」と松明に映えてる。

蛇みたいな髪が「シュルシュル！」と動き、汗と甘い蜜のような匂いが「ムワッ！」と漂う。

鎖が「ガチャン！」と彼女の細い腕を締め、裸足が「ペタペタ！」と土に触れてる。

オークショニアが「次は極上のラミア娘だ！」って「ガハハ！」と笑い、棍棒を「ドン！」と叩く。

観客のゴブリンが「金出すぞ！」って「ガリガリ！」と爪を鳴らし、オークが「俺の奴隷だ！」って「ブヒブヒ！」と唾飛ばしてる。

距離、ラミア娘まで2メートル、オークショニアまで3メートルくらい。

汗と獣臭と土の匂いが鼻にガンガンくる。

会場の空気がムッとしてて熱くて、便器が土に「ギシッ！」と沈んでる。

こんな場面で用を足すとか、羞恥心がオークの棍棒よりデカい。

エグすぎて、心が「ドキドキ！」って締め付けられてる。  

腹が限界だ。

モンスター肉シチューが「グチャグチャ！」って暴れてる。

時間がない。

「こんな性奴隷オークションでミッションとか、心が羞恥と笑いで爆発しそう！」

オークショニアが「100ゴールドからだ！」って「ガンガン！」と棍棒叩き、観客が「もっと上げろ！」って「ガヤガヤ！」騒ぐ中、俺は必死に腹に力を入れる。

ラミア娘が「ウッ…」って涙を「ポロポロ！」こぼしたら、汁が「ポチャッ！」と俺の便器に飛び散った。

「うわ、涙まで絡むのかよ！」って内心ツッコむ。  

「おっ、おっ、おっ……頼む、出てくれ！」  

その時、ゴブリンが「ん？何か臭うぞ？」って俺のすぐ横まで「ガリガリ！」と這ってきて、鼻を「クンクン！」と鳴らした。

やばい、気づかれる!?

「新鮮な肉か？」って目を「ギョロッ！」と光らせてる。

俺は慌てて息を止める。

でも見えてねえよな…よな？

その瞬間、風が「ビュウ！」って吹いて、松明が「ボッ！」と揺れ、鎖が「ジャラッ！」と便器に引っかかった。

「うっ、鎖まで絡むのかよ！」って汗だくで堪える。

オークが「150ゴールド！」って「ブヒッ！」と叫び、オークショニアが「まだまだだ！」って「ガハハ！」と笑った。  

会場の騒音に紛れて、俺の腹が「ぐぅうう！」って鳴った。

ラミア娘が「ん？助けが…？」って「ジロッ！」と俺の方を見、オークが「何だその音！」って「ブヒブヒ！」と唾飛ばした。

やばい、音でバレる!?

「いや、助けじゃねえ！シチューだよ！」って内心叫びながら、俺はさらに力む。
オークショニアが「200ゴールドで落札！」って「ドン！」と決めた瞬間――。  
ぷすっ。  

「……ミッションクリアー」  

光が「パッ！」と弾けて、俺はアパートの狭いトイレに戻ってきた。

換気扇の「ブーン！」って音が耳に優しく響き、便器がタイルに「カチッ！」と安定してる。

全身汗だくで、獣臭とシチューのスパイスが鼻にこびりついてる。

息を整えながら、俺は震える声で呟いた。

「美少女モンスターの性奴隷オークションって…エグすぎて笑うしかねえだろ！シチューもヤバすぎ！」

腹はスッキリしたけど、心は異世界とコメディでグチャグチャだ。

トイレのドアをガタガタ震える手で閉めて、俺は床にへたり込んで「ハハハ！」って笑いが漏れた。