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聖なる力の使いみち
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「ミディの聖魔力なんだけど…もう1度封印するのは難しいかもね?
アイリスなら出来たかもしれないけど私には無理だわ。
貴女…諦めて聖女にならない?
こんなに膨大な聖魔力を封印するなんて…
使わないなんて…
勿体ないわよ?
有効活用しないとね?どう?
神殿に来ない?」
3大聖女の筆頭であるシャロン直々のスカウトに悩むミディ。
「叔母様…
私には聖女は向いていませんもの。
冒険者として野山を駆け回って魔獣退治したり、ダンジョン探索する方が向いてますから!
神殿でお祈りとか…無理すぎます!
1日もしないうちに逃げ出したくなりますって!
聖魔力はありますが…聖女にはむいてないです!!」
ミディは全力でお断りしているが、シャロンは諦める気がないようだ。
男たちは見ているだけで誰も止めないのをみると…
シャロン様には逆らいたくない!
逆らったらヤバいから反対出来ないけど…
ミディゴメン…って空気が…
「シャロンよ!
ミディに考える時間をくれないか?
ワシも魔力封印用の魔道具を新たに用意する必要があるからの。
必ず、後日神殿にそなたを訪ねるようにするから今日のところはいったん引いてくれないか?」
流石はお祖父様!
私を助けてくれるのはお祖父様だけね!
父上も兄上も…ラル兄も…
叔母様には弱いんだから…
聖女かぁ…
聖女になると、国を背負わないといけない感じが嫌なんだよね…
常に神殿にいて、神に祈りを捧げるとか…
どう考えても無理でしょ?
聖魔力を使える仕事だよね?
それなら聖騎士の方がまだマシなんだけど…
アーライの聖騎士って女性いないよね?
◇◇◇◇◇
ひとり考えこむミディを周りはそっと見守る。
見守りながら…
デイブの新作の品評会になってる気がしなくもないけどね。
ディオン様は餅入り栗饅頭がお気に召したらしくデイブに週1で配送してくれと頼んでいるし…
ラテルは、たっぷりお抹茶水ようかんにはまったらしく…
「デイブくん!水ようかんは飲み物だな!
スルスル喉に入っていくぞ?
冒険者の糖分&水分補給にはこれだな!
アーライのギルドの売店に入れてくれないか?
私はお抹茶を推すよ」と、商談に入っている。
「みなさんにお願いがあるのですが…聞いてもらえますか?」
「何だね?デイブくん…遠慮なく言ってくれ」
男たちは、食べるのを止めてデイブに注目した。
「私は1日も早くミレディアさんと結婚したいのです!まだ、1人前とは言えませんが、半年以内にジュビアに私の店を開店しますのでそれと同時にミレディアさんと暮らすつもりですので宜しくお願いします」とデイブはみんなに頭を下げた。
「ミディはそれでいいのか?」
「うん!私も早くデイブさんと一緒になりたいの」
「よかろう!開店セレモニーと結婚式を同日に開催しよう!
ラハルトとザイラスに任せるぞ?よいな!」
「「はい!お祖父様!」」
「ラテルも頼むぞ!」
「わかりました!ふたりの及ばない分は私が…」
「みんな有難う!私…今より幸せになるね!」
ラテルは既に号泣し、それを慰めるザイラスも泣いている。
ミディ大好きなふたりだから…
急に娘離れ、妹離れするのは無理な相談である。
「ミディちゃん…パパをおいてかないで…お嫁に行くなんて…」
ラテル様…
格好いい炎の騎士の面影全くないですよ?
◇◇◇◇◇
「えっ?ミディ!
結婚するの?聞いてないけど?」とミディの婚約を知らなかったシャロンは動揺していた。
「皇太子の件もあったからな。公にはしていなかったのじゃ。そなたには話がいかなかったか…すまぬの」
「事情が事情だけに仕方ないですわ。
結婚してジュビアで暮らすとなると…聖女の件は難しくなりますね…
わかりました…私も少し考えを改めましょう」
シャロン様は諦めてくれるのか?
ミディはジュビアからアーライの神殿に通勤するのか?
みんながミディ達の結婚式や開店セレモニーの話をしている中…
渦中のふたりは…
栗と芋入りのスペシャルに甘い小豆粥をデイブがミディに食べさせていた。
久しぶりに会うふたりは、周囲の目も気にせずにイチャラブモード全開のようです。
幸せそうなふたりを目にして、また泣き出しそうなラテルパパの口に…
ザイラスは草団子を詰め込んだようです。
シャロン様は…
カスタードと粒あんがたっぷりサンドされたどら焼きに夢中のようで…
これは…ミディが結婚したくなるのわかる!とデイブの事を認めてくれたようです。
デイブの作る和菓子はみんなの気持ちを穏やかにする魔法がかかってるのかな?
続きは、また明日!
アイリスなら出来たかもしれないけど私には無理だわ。
貴女…諦めて聖女にならない?
こんなに膨大な聖魔力を封印するなんて…
使わないなんて…
勿体ないわよ?
有効活用しないとね?どう?
神殿に来ない?」
3大聖女の筆頭であるシャロン直々のスカウトに悩むミディ。
「叔母様…
私には聖女は向いていませんもの。
冒険者として野山を駆け回って魔獣退治したり、ダンジョン探索する方が向いてますから!
神殿でお祈りとか…無理すぎます!
1日もしないうちに逃げ出したくなりますって!
聖魔力はありますが…聖女にはむいてないです!!」
ミディは全力でお断りしているが、シャロンは諦める気がないようだ。
男たちは見ているだけで誰も止めないのをみると…
シャロン様には逆らいたくない!
逆らったらヤバいから反対出来ないけど…
ミディゴメン…って空気が…
「シャロンよ!
ミディに考える時間をくれないか?
ワシも魔力封印用の魔道具を新たに用意する必要があるからの。
必ず、後日神殿にそなたを訪ねるようにするから今日のところはいったん引いてくれないか?」
流石はお祖父様!
私を助けてくれるのはお祖父様だけね!
父上も兄上も…ラル兄も…
叔母様には弱いんだから…
聖女かぁ…
聖女になると、国を背負わないといけない感じが嫌なんだよね…
常に神殿にいて、神に祈りを捧げるとか…
どう考えても無理でしょ?
聖魔力を使える仕事だよね?
それなら聖騎士の方がまだマシなんだけど…
アーライの聖騎士って女性いないよね?
◇◇◇◇◇
ひとり考えこむミディを周りはそっと見守る。
見守りながら…
デイブの新作の品評会になってる気がしなくもないけどね。
ディオン様は餅入り栗饅頭がお気に召したらしくデイブに週1で配送してくれと頼んでいるし…
ラテルは、たっぷりお抹茶水ようかんにはまったらしく…
「デイブくん!水ようかんは飲み物だな!
スルスル喉に入っていくぞ?
冒険者の糖分&水分補給にはこれだな!
アーライのギルドの売店に入れてくれないか?
私はお抹茶を推すよ」と、商談に入っている。
「みなさんにお願いがあるのですが…聞いてもらえますか?」
「何だね?デイブくん…遠慮なく言ってくれ」
男たちは、食べるのを止めてデイブに注目した。
「私は1日も早くミレディアさんと結婚したいのです!まだ、1人前とは言えませんが、半年以内にジュビアに私の店を開店しますのでそれと同時にミレディアさんと暮らすつもりですので宜しくお願いします」とデイブはみんなに頭を下げた。
「ミディはそれでいいのか?」
「うん!私も早くデイブさんと一緒になりたいの」
「よかろう!開店セレモニーと結婚式を同日に開催しよう!
ラハルトとザイラスに任せるぞ?よいな!」
「「はい!お祖父様!」」
「ラテルも頼むぞ!」
「わかりました!ふたりの及ばない分は私が…」
「みんな有難う!私…今より幸せになるね!」
ラテルは既に号泣し、それを慰めるザイラスも泣いている。
ミディ大好きなふたりだから…
急に娘離れ、妹離れするのは無理な相談である。
「ミディちゃん…パパをおいてかないで…お嫁に行くなんて…」
ラテル様…
格好いい炎の騎士の面影全くないですよ?
◇◇◇◇◇
「えっ?ミディ!
結婚するの?聞いてないけど?」とミディの婚約を知らなかったシャロンは動揺していた。
「皇太子の件もあったからな。公にはしていなかったのじゃ。そなたには話がいかなかったか…すまぬの」
「事情が事情だけに仕方ないですわ。
結婚してジュビアで暮らすとなると…聖女の件は難しくなりますね…
わかりました…私も少し考えを改めましょう」
シャロン様は諦めてくれるのか?
ミディはジュビアからアーライの神殿に通勤するのか?
みんながミディ達の結婚式や開店セレモニーの話をしている中…
渦中のふたりは…
栗と芋入りのスペシャルに甘い小豆粥をデイブがミディに食べさせていた。
久しぶりに会うふたりは、周囲の目も気にせずにイチャラブモード全開のようです。
幸せそうなふたりを目にして、また泣き出しそうなラテルパパの口に…
ザイラスは草団子を詰め込んだようです。
シャロン様は…
カスタードと粒あんがたっぷりサンドされたどら焼きに夢中のようで…
これは…ミディが結婚したくなるのわかる!とデイブの事を認めてくれたようです。
デイブの作る和菓子はみんなの気持ちを穏やかにする魔法がかかってるのかな?
続きは、また明日!
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