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番外編 家族愛の形
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「ただいま!
ミルの冒険者姿はどんなもんかしらね?」
「チェックチェックぅ」
ミディとパミラのご帰還だ。
「ミディ姉様!
ゼルダが私に似合う物を選んでくれたのよ。
どうかしら?似合ってる?」
ミルティーヌは、自信満々にクルリと一回転した後に淑女の礼をし、おどけてみせた。
彼女の無邪気な様子を見て三人はほっこりするのだ。
「ミル!
素敵よ?まだ、冒険者登録してないド新人には見えないわよ?
ゼルダ有難う!任せて良かったわ」
「ミル!
可愛いし、カッコよく見えるよ?
あとは武器を持てば完璧だね!」
「ミディ姉様!パミラ様!
有難う!ゼルダが私に合うように手直しをしてくれたんだけど…
見たことのない手法だったのよ?
見ていて感動したの!
私にもゼルダみたいな魔法の手があれば女の子を綺麗に出来るのに!」
ミルティーヌの心からの叫びを聞いたミディは…
ミルが登録するのは冒険者ギルドではなく、商業者ギルドでは?と考え直すのだった。
冒険者ギルドで、身分証代わりにギルドカードを発行して貰ってから考えればよいかな?
ミルの母はノティス商会を仕切っているのだし、それを小さい時から見ていたミルティーヌが商売に憧れるのは何となく理解出来る。
「ミルは、冒険者になってどうしたい?
何の為に冒険者になりたいの?」
「うーん。
家を出る前はとりあえず冒険者登録して、依頼をこなしたら私でも自立出来るかしら?って安易に考えていたの。
学園を卒業したら、家の為に結婚するだけの人生なんてつまらないと思ったからよ。」
「ミル…
おじ様は、母が冒険者として戦う事に反対していたのよ。
大神殿で、聖女様らしくいて欲しいって思っていたのよ。
でもね。母は大神殿にいたら、そこに来た人しか救えない!
冒険者として、色々な処へ赴いて沢山の人を癒したいし、魔獣を退治してみんなの憂いを晴らしたいって言ったのよ。
だから、御祖父様は母が冒険者になる事を承諾したの。
そんな、母を隣で支えたのが母の専属騎士だった父なのよ。
あなたが大神殿を去るなら、私もあなたと共に行きましょうって…
母が止めても、私は一生あなたの専属騎士です!
あなた以外を守るつもりはありません!って言ったみたい…
あれ?
何だか、私の両親の馴れ初め話になったわね。
まとめると…
あなたはあなたの思う道を進めばいいのよって話だよ。
私も色々あって家出したからね。
その話はまた今度話すね。
とりあえず、ギルド行く?」
「待って!
私、お腹空いたの。
何か食べてからにしよ?」
パミラが可愛くおねだりしてきたので、私たちは遅めの昼食を取る事にしたのだ。
ミディは、昼食を食べながらミルティーヌの父母と祖父を混じえて今後の話を早急にすべきだと考え、
御祖父様に念話でミルティーヌの冒険者登録が終わり次第、一度集まって話す場を設けて欲しいと告げた。
その前に、ミルの話をジックリ聞いてあげないと!
難しい事を考えたらお腹空いたわ!と慌てて魔獣肉のシチューを食べるミディ。
デイブが作ってくれる料理は美味しいのだ。
私は周りに恵まれてるよね!
強くて頼りになる優しい旦那様に、可愛くて最強の使い魔でしょ!
しっかり者の侍女もいるし、私を慕ってくれる可愛い姫もいるし…
頼れる仲間も沢山いる…
ミルにも、そんな仲間を作って欲しいものよね。
それにしても、このシチュー美味すぎ!
特別な香草が入ってるのかしら?
神泉の水のせい?
デイブさんに聞かないと!
「ミディ!私の分!
ちゃんと残してよ?」
「姉様!
私も、お代わりしますから!」
シチューを器に山盛りにしていく、ミディに抗議してくるふたりの事なんて気にせずに好きなだけ食べるミディなのです。
食べ過ぎ?
違うのよ?
魔力量が半端ないから維持する為に燃料がいるのよ!
燃費悪いわけじゃないの!
誰にともなく、言い訳するミディ。
魔獣肉のシチューが美味しいのは、多分愛情?
デイブさんの熱い愛が隠し味だろうね。
ミルの冒険者姿はどんなもんかしらね?」
「チェックチェックぅ」
ミディとパミラのご帰還だ。
「ミディ姉様!
ゼルダが私に似合う物を選んでくれたのよ。
どうかしら?似合ってる?」
ミルティーヌは、自信満々にクルリと一回転した後に淑女の礼をし、おどけてみせた。
彼女の無邪気な様子を見て三人はほっこりするのだ。
「ミル!
素敵よ?まだ、冒険者登録してないド新人には見えないわよ?
ゼルダ有難う!任せて良かったわ」
「ミル!
可愛いし、カッコよく見えるよ?
あとは武器を持てば完璧だね!」
「ミディ姉様!パミラ様!
有難う!ゼルダが私に合うように手直しをしてくれたんだけど…
見たことのない手法だったのよ?
見ていて感動したの!
私にもゼルダみたいな魔法の手があれば女の子を綺麗に出来るのに!」
ミルティーヌの心からの叫びを聞いたミディは…
ミルが登録するのは冒険者ギルドではなく、商業者ギルドでは?と考え直すのだった。
冒険者ギルドで、身分証代わりにギルドカードを発行して貰ってから考えればよいかな?
ミルの母はノティス商会を仕切っているのだし、それを小さい時から見ていたミルティーヌが商売に憧れるのは何となく理解出来る。
「ミルは、冒険者になってどうしたい?
何の為に冒険者になりたいの?」
「うーん。
家を出る前はとりあえず冒険者登録して、依頼をこなしたら私でも自立出来るかしら?って安易に考えていたの。
学園を卒業したら、家の為に結婚するだけの人生なんてつまらないと思ったからよ。」
「ミル…
おじ様は、母が冒険者として戦う事に反対していたのよ。
大神殿で、聖女様らしくいて欲しいって思っていたのよ。
でもね。母は大神殿にいたら、そこに来た人しか救えない!
冒険者として、色々な処へ赴いて沢山の人を癒したいし、魔獣を退治してみんなの憂いを晴らしたいって言ったのよ。
だから、御祖父様は母が冒険者になる事を承諾したの。
そんな、母を隣で支えたのが母の専属騎士だった父なのよ。
あなたが大神殿を去るなら、私もあなたと共に行きましょうって…
母が止めても、私は一生あなたの専属騎士です!
あなた以外を守るつもりはありません!って言ったみたい…
あれ?
何だか、私の両親の馴れ初め話になったわね。
まとめると…
あなたはあなたの思う道を進めばいいのよって話だよ。
私も色々あって家出したからね。
その話はまた今度話すね。
とりあえず、ギルド行く?」
「待って!
私、お腹空いたの。
何か食べてからにしよ?」
パミラが可愛くおねだりしてきたので、私たちは遅めの昼食を取る事にしたのだ。
ミディは、昼食を食べながらミルティーヌの父母と祖父を混じえて今後の話を早急にすべきだと考え、
御祖父様に念話でミルティーヌの冒険者登録が終わり次第、一度集まって話す場を設けて欲しいと告げた。
その前に、ミルの話をジックリ聞いてあげないと!
難しい事を考えたらお腹空いたわ!と慌てて魔獣肉のシチューを食べるミディ。
デイブが作ってくれる料理は美味しいのだ。
私は周りに恵まれてるよね!
強くて頼りになる優しい旦那様に、可愛くて最強の使い魔でしょ!
しっかり者の侍女もいるし、私を慕ってくれる可愛い姫もいるし…
頼れる仲間も沢山いる…
ミルにも、そんな仲間を作って欲しいものよね。
それにしても、このシチュー美味すぎ!
特別な香草が入ってるのかしら?
神泉の水のせい?
デイブさんに聞かないと!
「ミディ!私の分!
ちゃんと残してよ?」
「姉様!
私も、お代わりしますから!」
シチューを器に山盛りにしていく、ミディに抗議してくるふたりの事なんて気にせずに好きなだけ食べるミディなのです。
食べ過ぎ?
違うのよ?
魔力量が半端ないから維持する為に燃料がいるのよ!
燃費悪いわけじゃないの!
誰にともなく、言い訳するミディ。
魔獣肉のシチューが美味しいのは、多分愛情?
デイブさんの熱い愛が隠し味だろうね。
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