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第4章 ジャンヌの西進
第59話 聖女の告白
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沈黙が嫌で、サカキの心を傷つけたくなくて、誤解されるのが辛くて、俺は求められもしないのに語りだす。
「俺は別の世界から来たんだ。俺だけじゃない。里奈も、マツナガも、イッガーも、ミストも竜胆もそうだ。シータ国王の九神も、水鏡も。戦争なんかない、平和な世界から来た」
いや、あった。俺の周りにだけ戦争がないだけで、本当は世界のどこかで戦争をしている。
それに目を背け、対岸の火事だと決め込んで、平和であることが何より素晴らしいかを考えずに、俺はのほほんと堕落した日々を続けていた。
「それが、この世界に来て変わった。戦争の真っただ中に放り込まれて、しかもこんな女の姿になって。俺は正直怖かったよ。殺されるのが怖くて。誰も知った人がいないのが怖くて。これからどうやって生きて行けばいいのか分からず怖くて。何もかもが嫌になって、けど死にたくないから逃げて。その途中で出会ったのがジルだ」
俺は何を話そうというのだろう。
分からない。けど、止まらない。
「それでオムカに保護されて。サカキ、その時だよな。お前に会ったのは。ニーアと一緒に」
「…………ああ」
ようやくサカキが口を開いた。
ただその言葉にはどこか重い響きがある。
「俺、それで救われたんだ。皆、俺によくしてくれた。だからすごい感謝してる。ジルにも、マリアにも、ニーアにも……お前にもだよ、サカキ」
だからこそ。だからこそなんだ。
いつかはこの世界からいなくなってしまうこの身。
それなのに誰かを特別にしてしまったら。
俺は、きっとこの世界に残りたいと思ってしまう。
里奈がこの世界にいることもあって、その想いは加速するだろう。
無理に元の世界に帰らなくて良いと。
だからこそ、なんだ。
「俺は、誰かを特別に思っちゃいけないんだ。みんなが大切だから。オムカという国をなくしたくないから。だから……」
「分かったよ、ジャンヌちゃん」
サカキの言葉。先ほどとは違い、どこか温かみを感じた。
分かってくれてよかった。
これで少しは肩の荷が降りた。
――のだが、それをサカキに求めたのは間違いだった。
「ってことはあれだよな。オムカが大丈夫になったら、誰かの特別になれるってことだよな」
「……え?」
そう、なのか? そういうことなのか?
若干、言葉尻を捕らえられた気分だけど……。
「だったらやることは1つだ。ジャンヌちゃん――いや、ジャンヌ。オレがオムカを大丈夫にする。そんで、その時に俺がお前を絶対振り向かせてやる。お前が前が男だろうと関係ねぇ。愛は性別を超える! そんで俺がお前をメッロメロにしてその特別ってやつになってやるから、覚悟しろよ?」
「……ははっ」
笑ってしまった。
メッロメロとか、いつの時代の言葉だよ。
それともこの世界ではそれがトレンドなのか。
けど、何か可笑しい。そんな他愛のない言葉が、どうしようもなく、笑えて――愛おしい。
「だから俺がお前を守ってやる。こんなところで死なせてたまるか。いいか、生きろ。お前は生きてなきゃダメな人間だ。こんなところでおっちんだら、皆が悲しむ。そしてオムカは負ける。だからこそ生きろ」
俺なんかが死んだところで、誰が悲しむのか。そんなことで駄目になる国じゃない。
そう言いたかった。けど、サカキの言葉には抗いがたい何かがあった。
「ジャンヌはたまに的外れなこと言うよな。俺なんかの命を大事に扱ったり、逆に自分の命を軽く扱ったり。いいんだよ、俺なんて師団長とか言われてるけど、中身は桝で計って売られる十把ひとからげの凡将だ。けどジャンヌは違う。軍略もそうだけど、いるだけで戦局に影響を与える大事な人間なんだ」
「……そんなはずないだろ。俺はただの平凡な人間だよ」
「ならなんで今がある。ジャンヌがいなきゃ、オムカの独立もなかった。こうして、帝国と互角に戦ってることもなかった」
帝国と互角?
どこをどうみればそう言えるんだ。
皮肉でも言われたのかと思った。
でも違う。そうじゃない。
こいつは本気で信じてる。
俺がそんなパーフェクトな人間だと。
そんなわけがない。
俺なんかパーフェクトと程遠い。ミスと間違いと失敗と挫折で出来てるような人間だ。
――それでも。
「だからもっと自分を大切にしてくれ。生きて、もう一度俺たちに光を見せてくれ」
いつか、俺のことを光と言った人間がいる。
ジル、そして独立の最中に俺を守って死んだサリナだ。
くそ……どうしてどいつもこいつも俺を持ち上げる。
そんなことして、俺が……どれだけ重圧に感じたか。不安に思ったか。どれだけ心苦しいと思ったか。
それを勝手に分かった気になるんじゃない。
どいつもこいつも……身勝手すぎる。
「大丈夫だよ。ジャンヌは独りじゃない」
言われ、ハッとした。
まさに自分が思っていた言葉に対する答えが来たから。
「女王様もいるしニーアもいる。ブリーダもいるし、クルレーンもいる。フレールもサールもいる。気に食わないがジーンもいる。そしてもちろん、オレもだ。みんなでジャンヌを支える。だから安心しろ。いつも前を見て走り続ける、素敵なお前でいてくれ」
視界がぶれた。
意味が分からなかった。
どうして、涙が出るのか分からなかった。
けどそれを知られるのが嫌で、サカキの背中に自分の顔を押し付ける。
広くて汗臭い、男の背中。同性のはずだ。なのに、どうしてこうも安心する。心が、騒ぐ。
「それに、お前が死んだら。オレの未来の嫁さんがいなくなるからな」
軽口だと分かる。けど本気だとも分かる。
そんな不器用な、それでいて一本気なサカキの言葉に俺は返す言葉がない。
それに、話せば涙声がバレると思って、だから一言だけ。
「……馬鹿」
「はっ、馬鹿で結構。馬鹿だからこそできること、あるんだって教えてやるよ。だから生きろ! ジャンヌ・ダルク!」
もう涙が止まらなかった。
こうまでして求められたことがあっただろうか。
いや、違う。
前から皆がそうしてくれていた。
けど俺が、俺自身がそれに目を閉じて、耳を塞ぎ、口を閉ざした。俺はそんな大層な人間じゃない。俺こそ平々凡々な奴で、十把ひとからげの凡人だと。
なのに、自分がいなくても大丈夫だとか言って。
それはつまり、自分が責任を負いたくないというだけの逃げでしかなかった。
期待されて失敗して、皆からの見る目が変わるのが怖い、ただの弱虫の戯言。
本当に酷い。
救われないほどの愚か者。
あれだけ皆は言ってくれたのに。
あれだけ、危険だって、自分を大事にしろって。言ってくれたのに。
「フレールは、これを危惧して言ってくれてたんだよな……」
「フレール? ああ。帰ったら文句言ってやろうぜ」
「フレールは……悪くない……悪いのは……俺だよ」
眠くなってきた。
まぶたが重く、喋るのもおっくうだ。
「おい、ジャンヌ? なんだ? どうした!」
「そうだ……謝らなきゃ。フレールにサール、ジルに、サカキに……」
「おい、ジャンヌ! しっかりしろ! くそ、まだ着かないのか!? どこなんだよ、ここ!」
「マリアとニーアには、怒られるかな……。クロエと……ウィットたちは無事なのか……あぁ、サリナにリュース、ヨハン、グライス、ロウ、ザイン……カルキュール……爺さん、ごめんな」
寒い。こんなところに、彼らはいるのか。
そして俺も、そこに行く。
「ジャンヌ! 気を確かに持て! 生きるんだろうが!」
遠く、誰かの姿を見た気がした。
里奈……もう一度、会いたかった。
寒い。
そして、俺の意識は途絶えた。
「俺は別の世界から来たんだ。俺だけじゃない。里奈も、マツナガも、イッガーも、ミストも竜胆もそうだ。シータ国王の九神も、水鏡も。戦争なんかない、平和な世界から来た」
いや、あった。俺の周りにだけ戦争がないだけで、本当は世界のどこかで戦争をしている。
それに目を背け、対岸の火事だと決め込んで、平和であることが何より素晴らしいかを考えずに、俺はのほほんと堕落した日々を続けていた。
「それが、この世界に来て変わった。戦争の真っただ中に放り込まれて、しかもこんな女の姿になって。俺は正直怖かったよ。殺されるのが怖くて。誰も知った人がいないのが怖くて。これからどうやって生きて行けばいいのか分からず怖くて。何もかもが嫌になって、けど死にたくないから逃げて。その途中で出会ったのがジルだ」
俺は何を話そうというのだろう。
分からない。けど、止まらない。
「それでオムカに保護されて。サカキ、その時だよな。お前に会ったのは。ニーアと一緒に」
「…………ああ」
ようやくサカキが口を開いた。
ただその言葉にはどこか重い響きがある。
「俺、それで救われたんだ。皆、俺によくしてくれた。だからすごい感謝してる。ジルにも、マリアにも、ニーアにも……お前にもだよ、サカキ」
だからこそ。だからこそなんだ。
いつかはこの世界からいなくなってしまうこの身。
それなのに誰かを特別にしてしまったら。
俺は、きっとこの世界に残りたいと思ってしまう。
里奈がこの世界にいることもあって、その想いは加速するだろう。
無理に元の世界に帰らなくて良いと。
だからこそ、なんだ。
「俺は、誰かを特別に思っちゃいけないんだ。みんなが大切だから。オムカという国をなくしたくないから。だから……」
「分かったよ、ジャンヌちゃん」
サカキの言葉。先ほどとは違い、どこか温かみを感じた。
分かってくれてよかった。
これで少しは肩の荷が降りた。
――のだが、それをサカキに求めたのは間違いだった。
「ってことはあれだよな。オムカが大丈夫になったら、誰かの特別になれるってことだよな」
「……え?」
そう、なのか? そういうことなのか?
若干、言葉尻を捕らえられた気分だけど……。
「だったらやることは1つだ。ジャンヌちゃん――いや、ジャンヌ。オレがオムカを大丈夫にする。そんで、その時に俺がお前を絶対振り向かせてやる。お前が前が男だろうと関係ねぇ。愛は性別を超える! そんで俺がお前をメッロメロにしてその特別ってやつになってやるから、覚悟しろよ?」
「……ははっ」
笑ってしまった。
メッロメロとか、いつの時代の言葉だよ。
それともこの世界ではそれがトレンドなのか。
けど、何か可笑しい。そんな他愛のない言葉が、どうしようもなく、笑えて――愛おしい。
「だから俺がお前を守ってやる。こんなところで死なせてたまるか。いいか、生きろ。お前は生きてなきゃダメな人間だ。こんなところでおっちんだら、皆が悲しむ。そしてオムカは負ける。だからこそ生きろ」
俺なんかが死んだところで、誰が悲しむのか。そんなことで駄目になる国じゃない。
そう言いたかった。けど、サカキの言葉には抗いがたい何かがあった。
「ジャンヌはたまに的外れなこと言うよな。俺なんかの命を大事に扱ったり、逆に自分の命を軽く扱ったり。いいんだよ、俺なんて師団長とか言われてるけど、中身は桝で計って売られる十把ひとからげの凡将だ。けどジャンヌは違う。軍略もそうだけど、いるだけで戦局に影響を与える大事な人間なんだ」
「……そんなはずないだろ。俺はただの平凡な人間だよ」
「ならなんで今がある。ジャンヌがいなきゃ、オムカの独立もなかった。こうして、帝国と互角に戦ってることもなかった」
帝国と互角?
どこをどうみればそう言えるんだ。
皮肉でも言われたのかと思った。
でも違う。そうじゃない。
こいつは本気で信じてる。
俺がそんなパーフェクトな人間だと。
そんなわけがない。
俺なんかパーフェクトと程遠い。ミスと間違いと失敗と挫折で出来てるような人間だ。
――それでも。
「だからもっと自分を大切にしてくれ。生きて、もう一度俺たちに光を見せてくれ」
いつか、俺のことを光と言った人間がいる。
ジル、そして独立の最中に俺を守って死んだサリナだ。
くそ……どうしてどいつもこいつも俺を持ち上げる。
そんなことして、俺が……どれだけ重圧に感じたか。不安に思ったか。どれだけ心苦しいと思ったか。
それを勝手に分かった気になるんじゃない。
どいつもこいつも……身勝手すぎる。
「大丈夫だよ。ジャンヌは独りじゃない」
言われ、ハッとした。
まさに自分が思っていた言葉に対する答えが来たから。
「女王様もいるしニーアもいる。ブリーダもいるし、クルレーンもいる。フレールもサールもいる。気に食わないがジーンもいる。そしてもちろん、オレもだ。みんなでジャンヌを支える。だから安心しろ。いつも前を見て走り続ける、素敵なお前でいてくれ」
視界がぶれた。
意味が分からなかった。
どうして、涙が出るのか分からなかった。
けどそれを知られるのが嫌で、サカキの背中に自分の顔を押し付ける。
広くて汗臭い、男の背中。同性のはずだ。なのに、どうしてこうも安心する。心が、騒ぐ。
「それに、お前が死んだら。オレの未来の嫁さんがいなくなるからな」
軽口だと分かる。けど本気だとも分かる。
そんな不器用な、それでいて一本気なサカキの言葉に俺は返す言葉がない。
それに、話せば涙声がバレると思って、だから一言だけ。
「……馬鹿」
「はっ、馬鹿で結構。馬鹿だからこそできること、あるんだって教えてやるよ。だから生きろ! ジャンヌ・ダルク!」
もう涙が止まらなかった。
こうまでして求められたことがあっただろうか。
いや、違う。
前から皆がそうしてくれていた。
けど俺が、俺自身がそれに目を閉じて、耳を塞ぎ、口を閉ざした。俺はそんな大層な人間じゃない。俺こそ平々凡々な奴で、十把ひとからげの凡人だと。
なのに、自分がいなくても大丈夫だとか言って。
それはつまり、自分が責任を負いたくないというだけの逃げでしかなかった。
期待されて失敗して、皆からの見る目が変わるのが怖い、ただの弱虫の戯言。
本当に酷い。
救われないほどの愚か者。
あれだけ皆は言ってくれたのに。
あれだけ、危険だって、自分を大事にしろって。言ってくれたのに。
「フレールは、これを危惧して言ってくれてたんだよな……」
「フレール? ああ。帰ったら文句言ってやろうぜ」
「フレールは……悪くない……悪いのは……俺だよ」
眠くなってきた。
まぶたが重く、喋るのもおっくうだ。
「おい、ジャンヌ? なんだ? どうした!」
「そうだ……謝らなきゃ。フレールにサール、ジルに、サカキに……」
「おい、ジャンヌ! しっかりしろ! くそ、まだ着かないのか!? どこなんだよ、ここ!」
「マリアとニーアには、怒られるかな……。クロエと……ウィットたちは無事なのか……あぁ、サリナにリュース、ヨハン、グライス、ロウ、ザイン……カルキュール……爺さん、ごめんな」
寒い。こんなところに、彼らはいるのか。
そして俺も、そこに行く。
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