403 / 627
第4章 ジャンヌの西進
閑話45 喜志田志木(旧ビンゴ王国将軍)
しおりを挟む
グリードを先頭とした2千が敵本陣の1万に突っ込んだ。
南門からぐるっと迂回して山に入っての隠密行動。
自分は地理なんて知りもしなかったけど、さすがは自国の領土。
彼がまさかこんな繊細な行動ができるとは思ってもみなかった。
「はっはー! これぞ無敵のグリード軍団! 帝国兵よ、我が王の弔を受けよ!」
今までのこっそりとした動きのうっ憤をはらすかのように、グリードが先頭になって突っ込んでいく。
あー、馬鹿だ馬鹿だ。
てか王太子の件。帝国兵がやったわけじゃないのに。可哀そうに。
「張り切っておりますな、グリードは」
隣に馬を寄せるクロスが声をかけてくる。
「しかし流石ですな。川の流れを変えてしまうとは」
「まだまだだよ。あんな猿真似。誰だってできる」
「厳しいですな、ジャンヌ殿には」
ふん、そんなことないさ。
あれだけ甘々に接してあげてるってのに。
「もういいでしょ。ここはうちらが主役だ。一気に行くよ」
「はっ!」
グリードが突っ込んだ穴を、さらに広げる意味で方向を変えながら敵を討つ。
といっても敵は5倍はある。すぐにこちらが疲れて、数の差で押しつぶされるだろう。
けどそれは問題なし。
俺に『一撃必殺』がある限り、この状況下では負けない。
不意に、炎が舞った。
見覚えがある。
あの時、川に叩き落としてやった男。そのスキル。
あいつ、生きてやがったのか!
リア充め、爆発するのはお前だろうに!
だがどれだけやろうと無駄なものは無駄。
突如、突風が吹き抜けた。
燃え上がった炎が風向きによって方向を変え、帝国軍の元へ向かう。
はっ、これが俺の『一撃必殺』。
条件がそろえば、そんな目くらましなど無意味。
突き崩した。
炎にまかれ、攻め立てられればいかに元帥府直属、帝国最強といえども崩れる。
勝った。
だがその瞬間、2千弱ほどが離脱するように動く。
赤地に金の縁取りの旗。帝国元帥がそこにいる。あの女。
「あれが総大将だ! グリード、行け!」
「ははぁ!!」
追う。
グリードを先頭に、500が錐のようにその旗を追う。
敵は森に逃げ込もうとしているらしい。
だがそこでもまた俺のスキルが行く手を阻む。
風向きが変わり、火の粉が森に飛ぶ。
木々に引火し一気に炎が燃え上がった。そこから鳥たちが羽ばたく。
それに驚いたのは馬だ。
もともと馬は臆病な生き物。
こんな環境の変化はひどく嫌う。
帝国の馬たちがいななき、棹立ちになる。
いける。
後ろから襲えば4倍の差なんてすぐに埋まる。
何より相手は守りの戦いになる。どうしても中心人物である総大将を守るために動かなければならないから、戦力差はもう少し縮まる。
とはいえ、あまり詰めすぎると俺のスキルの条件を満たさなくなる。敵の数がこちらより3倍以上多くないと意味がないからだ。
決めるなら一撃だ。
だが、相手はこちらの予想もしない動きをしてきた。
敵は総大将を守る動きはしない。
むしろ部隊を3つに割った。
1つは中央。そこに200。そしてそこから左右に別れるのが800ずつだ。
しかもその中央に堂々と元帥府の旗がある。
一瞬にしてその動きを判断する。
敵は元帥をおとりにして、左右からの800ずつでこちらを包囲殲滅するつもりだろう。
だが相手は一度速度を落とした上に、ぐるりと回らなければならない。
ならばその間にこちらがあの女の首を飛ばせば勝ちだ。
「グリード! 一直線に貫け!」
「御意ィィィ!」
グリードが馬速をあげて敵に突っ込む。
これで勝ちだ。
あとはあの生意気な女の首が落ちるのを見ていればいい。
しかし、衝撃を受けたのはこちらだった。
真一文字に突っ込んだグリードの部隊が弾けた。
先頭のグリードは真っ先に突き落とされたように見えた。
なにが……?
考える間にも敵は来る。
間にいるビンゴ兵が次々と突き落とされていく。
馬鹿な。
こちらはビンゴ王国の精鋭だぞ。
それに勢いはこちらにあって、相手はこちらより寡兵。何より『一撃必殺』が……。
「あ」
そこで己の迂闊さを知った。
『一撃必殺』は条件を満たせば、たとえどんな状況であろうと敵の総大将を討てる力がある。
だが、条件を満たさなければ何も起きない。
気候や時間帯は変わらない。
変わったのは、兵力差。
もともとこちらが2千で1万の敵に突っ込んだのだから、その兵力差は3倍以上。
そして相手が2千ほどで離脱してこちらが500で追撃した時も3倍以上。
だが今、相手は兵を3つに割った。
そのすべてがこちらに向かってくるなら、まだ兵力差は3倍と言ってよかった。
だが相手は割った2つを戦闘に加えず離脱させ、たった200でこちらに向かってきたのだ。
500対200。
だから俺の『一撃必殺』はその条件対象外となった。
とはいえ、相手が俺のスキルの発動条件を知っているはずがない。
俺はこれを誰にも言っていないし、仮に相手が同じスキルだったとしては、愚直な力押しすぎる。
考えられるのは1つ。
相手のスキルだ。
帝国元帥のあの女が持つスキルが、今のこの一方的な殺戮を行わせているのだとしたら。
例えば、率いる数が少ないほど強化するようなことなら――
「将軍、ここは退きましょう!」
クロスが進言してくる。
だがそれを俺はそれを否定した。
「今ここで退いたらこれまでのお膳立てが無駄になる。それに、グリードの死も」
今のは誰の言葉だ?
まさか自分なのか?
俺がそんなお膳立てとか、部下の死に心を揺り動かされる人間だなんて。
いつもなら「あー、ごめんごめん。失敗しちゃったーてへぺろ」とか言って適当にごまかすのに。
それほど、今の自分は本気なのか。
あるいは、感化されたのか。
あの滑稽なほど愚直なまでに必死に生きる、誰かさんの姿を見て。
本当に、くだらない。
こんな世界、適当に生きて死んでいくのがちょうどいいってのに。
まぁいい。
これが終われば、俺はもう不要。あとは勝手頑張ってくれ。
その前に、俺をコケにしたあの女だけは罪を償ってもらうけど!
「勝負をかけるよ」
「委細承知!」
「全軍、散開!」
指示通りに、軍が分かれる。
陣形もなにもあったものじゃない、400ほどの兵がバラバラになる。
そしてそれは、俺の必殺の陣形。
『一撃必殺』の最終形態。
相手との兵力差が3倍以下になった?
ならこちらも兵を減らすまで。
1人。
そう、俺だけになれば、相手がどれだけいようが3倍以上になる。
ならば必ず『一撃必殺』は発動する。
そうなれば勝てる。
目標を見定める。
先頭の黒い鎧。周りの兵に比べ圧倒的に細くて小さい。
あれだ。女だ。あの女だ。
風が吹く。
追い風。
敵にとっては向かい風。
さらにそこに火の粉が舞う。
そうだ。味方の炎に焼かれ、そして死ね!
剣を引き抜いた。あまり得意じゃないけど、すべてがお膳立てされれば、俺だって相手の大将くらい殺せる力がある。覚悟がある。
加速した。
だが、相手も加速した。
先頭の黒鎧。あの女。
自然、笑みが漏れる。
いい度胸だ。けど1対1なら俺の方が有利。なんてったって俺の一撃必殺が……。
「あ……」
斬った。
斬られてもいた。
ったく、得意じゃないって言ったじゃないか。
俺が得意なのは、頭を使って相手を躍らせてあざ笑うことで、直接の喧嘩とか殺し合いとか本当苦手。
なのに、1対1なんて……慣れないことをするから。
1対1
それは3倍以上じゃない。等倍。同じ。
なら、俺のスキルは発動しないよな。
空が見える。
落ちたのか。
体が動かない。
痛みはもうない。
眠い。
ようやく死ねる。
そう思った。
南門からぐるっと迂回して山に入っての隠密行動。
自分は地理なんて知りもしなかったけど、さすがは自国の領土。
彼がまさかこんな繊細な行動ができるとは思ってもみなかった。
「はっはー! これぞ無敵のグリード軍団! 帝国兵よ、我が王の弔を受けよ!」
今までのこっそりとした動きのうっ憤をはらすかのように、グリードが先頭になって突っ込んでいく。
あー、馬鹿だ馬鹿だ。
てか王太子の件。帝国兵がやったわけじゃないのに。可哀そうに。
「張り切っておりますな、グリードは」
隣に馬を寄せるクロスが声をかけてくる。
「しかし流石ですな。川の流れを変えてしまうとは」
「まだまだだよ。あんな猿真似。誰だってできる」
「厳しいですな、ジャンヌ殿には」
ふん、そんなことないさ。
あれだけ甘々に接してあげてるってのに。
「もういいでしょ。ここはうちらが主役だ。一気に行くよ」
「はっ!」
グリードが突っ込んだ穴を、さらに広げる意味で方向を変えながら敵を討つ。
といっても敵は5倍はある。すぐにこちらが疲れて、数の差で押しつぶされるだろう。
けどそれは問題なし。
俺に『一撃必殺』がある限り、この状況下では負けない。
不意に、炎が舞った。
見覚えがある。
あの時、川に叩き落としてやった男。そのスキル。
あいつ、生きてやがったのか!
リア充め、爆発するのはお前だろうに!
だがどれだけやろうと無駄なものは無駄。
突如、突風が吹き抜けた。
燃え上がった炎が風向きによって方向を変え、帝国軍の元へ向かう。
はっ、これが俺の『一撃必殺』。
条件がそろえば、そんな目くらましなど無意味。
突き崩した。
炎にまかれ、攻め立てられればいかに元帥府直属、帝国最強といえども崩れる。
勝った。
だがその瞬間、2千弱ほどが離脱するように動く。
赤地に金の縁取りの旗。帝国元帥がそこにいる。あの女。
「あれが総大将だ! グリード、行け!」
「ははぁ!!」
追う。
グリードを先頭に、500が錐のようにその旗を追う。
敵は森に逃げ込もうとしているらしい。
だがそこでもまた俺のスキルが行く手を阻む。
風向きが変わり、火の粉が森に飛ぶ。
木々に引火し一気に炎が燃え上がった。そこから鳥たちが羽ばたく。
それに驚いたのは馬だ。
もともと馬は臆病な生き物。
こんな環境の変化はひどく嫌う。
帝国の馬たちがいななき、棹立ちになる。
いける。
後ろから襲えば4倍の差なんてすぐに埋まる。
何より相手は守りの戦いになる。どうしても中心人物である総大将を守るために動かなければならないから、戦力差はもう少し縮まる。
とはいえ、あまり詰めすぎると俺のスキルの条件を満たさなくなる。敵の数がこちらより3倍以上多くないと意味がないからだ。
決めるなら一撃だ。
だが、相手はこちらの予想もしない動きをしてきた。
敵は総大将を守る動きはしない。
むしろ部隊を3つに割った。
1つは中央。そこに200。そしてそこから左右に別れるのが800ずつだ。
しかもその中央に堂々と元帥府の旗がある。
一瞬にしてその動きを判断する。
敵は元帥をおとりにして、左右からの800ずつでこちらを包囲殲滅するつもりだろう。
だが相手は一度速度を落とした上に、ぐるりと回らなければならない。
ならばその間にこちらがあの女の首を飛ばせば勝ちだ。
「グリード! 一直線に貫け!」
「御意ィィィ!」
グリードが馬速をあげて敵に突っ込む。
これで勝ちだ。
あとはあの生意気な女の首が落ちるのを見ていればいい。
しかし、衝撃を受けたのはこちらだった。
真一文字に突っ込んだグリードの部隊が弾けた。
先頭のグリードは真っ先に突き落とされたように見えた。
なにが……?
考える間にも敵は来る。
間にいるビンゴ兵が次々と突き落とされていく。
馬鹿な。
こちらはビンゴ王国の精鋭だぞ。
それに勢いはこちらにあって、相手はこちらより寡兵。何より『一撃必殺』が……。
「あ」
そこで己の迂闊さを知った。
『一撃必殺』は条件を満たせば、たとえどんな状況であろうと敵の総大将を討てる力がある。
だが、条件を満たさなければ何も起きない。
気候や時間帯は変わらない。
変わったのは、兵力差。
もともとこちらが2千で1万の敵に突っ込んだのだから、その兵力差は3倍以上。
そして相手が2千ほどで離脱してこちらが500で追撃した時も3倍以上。
だが今、相手は兵を3つに割った。
そのすべてがこちらに向かってくるなら、まだ兵力差は3倍と言ってよかった。
だが相手は割った2つを戦闘に加えず離脱させ、たった200でこちらに向かってきたのだ。
500対200。
だから俺の『一撃必殺』はその条件対象外となった。
とはいえ、相手が俺のスキルの発動条件を知っているはずがない。
俺はこれを誰にも言っていないし、仮に相手が同じスキルだったとしては、愚直な力押しすぎる。
考えられるのは1つ。
相手のスキルだ。
帝国元帥のあの女が持つスキルが、今のこの一方的な殺戮を行わせているのだとしたら。
例えば、率いる数が少ないほど強化するようなことなら――
「将軍、ここは退きましょう!」
クロスが進言してくる。
だがそれを俺はそれを否定した。
「今ここで退いたらこれまでのお膳立てが無駄になる。それに、グリードの死も」
今のは誰の言葉だ?
まさか自分なのか?
俺がそんなお膳立てとか、部下の死に心を揺り動かされる人間だなんて。
いつもなら「あー、ごめんごめん。失敗しちゃったーてへぺろ」とか言って適当にごまかすのに。
それほど、今の自分は本気なのか。
あるいは、感化されたのか。
あの滑稽なほど愚直なまでに必死に生きる、誰かさんの姿を見て。
本当に、くだらない。
こんな世界、適当に生きて死んでいくのがちょうどいいってのに。
まぁいい。
これが終われば、俺はもう不要。あとは勝手頑張ってくれ。
その前に、俺をコケにしたあの女だけは罪を償ってもらうけど!
「勝負をかけるよ」
「委細承知!」
「全軍、散開!」
指示通りに、軍が分かれる。
陣形もなにもあったものじゃない、400ほどの兵がバラバラになる。
そしてそれは、俺の必殺の陣形。
『一撃必殺』の最終形態。
相手との兵力差が3倍以下になった?
ならこちらも兵を減らすまで。
1人。
そう、俺だけになれば、相手がどれだけいようが3倍以上になる。
ならば必ず『一撃必殺』は発動する。
そうなれば勝てる。
目標を見定める。
先頭の黒い鎧。周りの兵に比べ圧倒的に細くて小さい。
あれだ。女だ。あの女だ。
風が吹く。
追い風。
敵にとっては向かい風。
さらにそこに火の粉が舞う。
そうだ。味方の炎に焼かれ、そして死ね!
剣を引き抜いた。あまり得意じゃないけど、すべてがお膳立てされれば、俺だって相手の大将くらい殺せる力がある。覚悟がある。
加速した。
だが、相手も加速した。
先頭の黒鎧。あの女。
自然、笑みが漏れる。
いい度胸だ。けど1対1なら俺の方が有利。なんてったって俺の一撃必殺が……。
「あ……」
斬った。
斬られてもいた。
ったく、得意じゃないって言ったじゃないか。
俺が得意なのは、頭を使って相手を躍らせてあざ笑うことで、直接の喧嘩とか殺し合いとか本当苦手。
なのに、1対1なんて……慣れないことをするから。
1対1
それは3倍以上じゃない。等倍。同じ。
なら、俺のスキルは発動しないよな。
空が見える。
落ちたのか。
体が動かない。
痛みはもうない。
眠い。
ようやく死ねる。
そう思った。
0
あなたにおすすめの小説
追放もの悪役勇者に転生したんだけど、パーティの荷物持ちが雑魚すぎるから追放したい。ざまぁフラグは勘違いした主人公補正で無自覚回避します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ざまぁフラグなんて知りません!勘違いした勇者の無双冒険譚
ごく一般的なサラリーマンである主人公は、ある日、異世界に転生してしまう。
しかし、転生したのは「パーティー追放もの」の小説の世界。
なんと、追放して【ざまぁされる予定】の、【悪役勇者】に転生してしまったのだった!
このままだと、ざまぁされてしまうが――とはならず。
なんと主人公は、最近のWeb小説をあまり読んでおらず……。
自分のことを、「勇者なんだから、当然主人公だろ?」と、勝手に主人公だと勘違いしてしまったのだった!
本来の主人公である【荷物持ち】を追放してしまう勇者。
しかし、自分のことを主人公だと信じて疑わない彼は、無自覚に、主人公ムーブで【ざまぁフラグを回避】していくのであった。
本来の主人公が出会うはずだったヒロインと、先に出会ってしまい……。
本来は主人公が覚醒するはずだった【真の勇者の力】にも目覚めてしまい……。
思い込みの力で、主人公補正を自分のものにしていく勇者!
ざまぁフラグなんて知りません!
これは、自分のことを主人公だと信じて疑わない、勘違いした勇者の無双冒険譚。
・本来の主人公は荷物持ち
・主人公は追放する側の勇者に転生
・ざまぁフラグを無自覚回避して無双するお話です
・パーティー追放ものの逆側の話
※カクヨム、ハーメルンにて掲載
勇者をしている者なんですけど、キモデブ装甲のモブAにチェンジ魔法を使われて、身体が入れ替わった!? ありがとうモブA!やっと解放された!
くらげさん
ファンタジー
雑草のように湧いてくる魔王の討伐を1000年のあいだ勇者としてこなしてきたら、キモデブ装甲のモブAに身体を取られてしまった。
モブAは「チェンジ魔法」のユニークスキル持ちだった。
勇者は勇者を辞めたかったから丁度良かったと、モブAに変わり、この姿でのんびり平和に暮らして行こうと思った。
さっそく家に帰り、妹に理由を話すと、あっさりと信じて、勇者は妹が見たかった景色を見せてやりたいと、1000年を取り戻すような旅に出掛けた。
勇者は勇者の名前を捨てて、モブオと名乗った。
最初の街で、一人のエルフに出会う。
そしてモブオはエルフが街の人たちを殺そうとしていると気付いた。
もう勇者じゃないモブオは気付いても、止めはしなかった。
モブオは自分たちに関係がないならどうでもいいと言って、エルフの魔王から二週間の猶予を貰った。
モブオは妹以外には興味なかったのである。
それから妹はエルフの魔王と仲良くなり、エルフと別れる夜には泣き止むのに一晩かかった。
魔王は勇者に殺される。それは確定している。
究極妹属性のぼっち少女が神さまから授かった胸キュンアニマルズが最強だった
盛平
ファンタジー
パティは教会に捨てられた少女。パティは村では珍しい黒い髪と黒い瞳だったため、村人からは忌子といわれ、孤独な生活をおくっていた。この世界では十歳になると、神さまから一つだけ魔法を授かる事ができる。パティは神さまに願った。ずっと側にいてくれる友達をくださいと。
神さまが与えてくれた友達は、犬、猫、インコ、カメだった。友達は魔法でパティのお願いを何でも叶えてくれた。
パティは友達と一緒に冒険の旅に出た。パティの生活環境は激変した。パティは究極の妹属性だったのだ。冒険者協会の美人受付嬢と美女の女剣士が、どっちがパティの姉にふさわしいかケンカするし、永遠の美少女にも気に入られてしまう。
ぼっち少女の愛されまくりな旅が始まる。
追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい
桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています
【改訂版】槍使いのドラゴンテイマー ~邪竜をテイムしたのでついでに魔王も倒しておこうと思う~
こげ丸
ファンタジー
『偶然テイムしたドラゴンは神をも凌駕する邪竜だった』
公開サイト累計1000万pv突破の人気作が改訂版として全編リニューアル!
書籍化作業なみにすべての文章を見直したうえで大幅加筆。
旧版をお読み頂いた方もぜひ改訂版をお楽しみください!
===あらすじ===
異世界にて前世の記憶を取り戻した主人公は、今まで誰も手にしたことのない【ギフト:竜を従えし者】を授かった。
しかしドラゴンをテイムし従えるのは簡単ではなく、たゆまぬ鍛錬を続けていたにもかかわらず、その命を失いかける。
だが……九死に一生を得たそのすぐあと、偶然が重なり、念願のドラゴンテイマーに!
神をも凌駕する力を持つ最強で最凶のドラゴンに、
双子の猫耳獣人や常識を知らないハイエルフの美幼女。
トラブルメーカーの美少女受付嬢までもが加わって、主人公の波乱万丈の物語が始まる!
※以前公開していた旧版とは一部設定や物語の展開などが異なっておりますので改訂版の続きは更新をお待ち下さい
※改訂版の公開方法、ファンタジーカップのエントリーについては運営様に確認し、問題ないであろう方法で公開しております
※小説家になろう様とカクヨム様でも公開しております
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる