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第1章 オムカ王国独立戦記
第27話 ワストー山の山賊
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太陽が昇るころ、起きだしてテントから這い出る。
テントの寝心地は最悪だが、野ざらしで眠るよりはマシだと思うようにした。
すると隣のテントも目覚めたようで、
「クロクロ、あんた寝相悪すぎ! なんであたしの上に乗っかって来てるの!? そのせいでジャンヌを夜這い出来なかったじゃない!」
「ニーア長官殿こそ、場所を取りすぎなんです! それに歯ぎしりがうるさい! てか夜這いってなんですか! もっと真面目にやってください!」
「そういうクロエも寝言凄かったよー? 前からそうだけど、たまにギョッとすることあるから」
「え、わたしそんなこと言ってたの!? てか早く言って!?」
朝から元気なやつらだ。
てかもしかして俺、貞操の危機だった!?
「あ、ジャンヌおはよう! てか聞いてよ。クロクロがさー邪魔するんだよぅ」
「こっちこそ聞いてください。なんでこの人と一緒なんですか!? これほど無意味で邪魔な人はごめんです!」
「その前にニーア、お前の言った夜這いについてを詰問したいんだが?」
「………………な、なんの話かなー?」
こいつ、すっとぼけるのもいい加減にしろよ。
昨夜も、
『いやー! ジャンヌのテントで寝る! じゃなきゃ帰る!』
などと軍人としてあるまじき駄々をこねた。
隊長の権限でクロエと同室にさせたのはある意味ファインプレイだったわけだ。一応、隊長だからといって1人でテントを独占するのも難しく、貴重品など場所を取るものがあったから2人寝るのは無理だったわけだけど。ああ危なかった。
そんな朝のひと悶着もあったものの、朝食の後にひと作業を終えると、すでに昼を回っていた。
当番が作った昼飯――パンまたはご飯(俺専用)と干し肉を食べていると、クロエが俺のいる丸太の隣に座った。
「隊長殿。今夜のテントは是非あの女を引き取ってください」
「まあまあ、あと一晩だから頼むよ」
でないと俺、何されるか分からないし。
「あと一晩って言ったって、もうこの時間ですし、仕掛けるのは明日でしょう。そうなったら後始末を含めても2日以上はかかるんじゃないですか? どんなに早くても」
「いや、今日でケリをつけるよ」
「ほら、だからあと一晩だなんてことを言わずにあのひ――とぉ!? きょ、今日中、ですか……?」
飛び上がるようにして立ち上がり、驚きを表現するクロエ。
ホント面白いリアクションするなぁ。
「うん、食べ終わって一休みしたら峡谷に行く」
「しょ、正気ですか!? この後、移動して戦闘を開始したらすぐに日が暮れますよ。そうなったら地理的案内のない我々は不利です! 退却しようにも、まとまった動きも出来ずに殲滅されるでしょう!」
「クロエって意外と考えてるんだな。うん、頼もしい限りだ」
「冗談を言ってる場合じゃありません! ここはもう少し落ち着いて慎重に――」
「大丈夫。10割勝てるから」
本当は昨夜にもう少し考えて8割くらいが上限だったんだけど、今はこれが一番の答えだ。
「はぁ……なら、いいです」
急速に熱が冷めたように、ストンと丸太に腰を下ろすとパンを口へと運ぶ。
「大丈夫大丈夫、なんとかするさ」
それはクロエに向かって言ったのか、自分自身に言い聞かせるように言ったのか自分でも判別がつかなかった。
昼食を終えて、一休みすると200に移動を命じた。
旗は持って行かない。きっとそれどころじゃなくなるはずだ。
30分ほどで峡谷の入り口が見えてきた。空を見上げると陽が傾き始めている。いい塩梅だ。
そこで俺は最後の確認のため、部隊を集めた。
「これから峡谷に攻めかかる。だが無理に戦おうとするな。弓矢はしっかり盾で防げ。無理に反撃しようとするな。そして俺が鉦を鳴らしたらさっきの陣まで逃げること。いいな。今回はここで戦って勝つことが目的じゃない。俺の命令に従わなかったら、たとえ勝っても命令違反で罰するからそのつもりでいるように」
ごくり、と唾を呑む音が聞こえそうなほど真剣な顔をした兵がこちらを見つめている。
これから俺は彼らを死地に送る。罪悪感を覚えないと言ったら嘘になる。
ならば彼らを死なせないようにするのが俺の役目だ。
「守る、逃げる。まずはそれを徹底しろ」
何人かは緊張で頭に入ってこないだろうから、簡単な命令に変えてもう一度言い直す。
それを何度も復唱させて刷り込むと、満を持して峡谷へと足を踏み入れる。
それから1分も経たないうちに、声が落ちてきた。
「誰だ!」
崖の上から声。ちらほらと人影が見える。
「オムカ王国第2師団長の副官、ジャンヌだ! 良民を襲い、私腹を凝らした貴様らの罪は重い。皆殺しにしてやるから降りて来い!」
それにしても我ながら面白味もない挑発だ。これで降りてきたら大したもんだ。
案の定、帰って来たのは笑い声だ。
「たったそれだけの人数で何が皆殺しだ! なあ、みんな!」
男の声に従い、山賊たちが姿を現す。崖の上に弓を構える者、岩肌の足場から身を乗り出す者、そして俺たちの反対側から剣や槍を携え平地を歩く者たちがいる。
なるほど。合わせれば1千人にはなるだろう。
どうやら人数で威圧しているらしい。背後から部下たちの身じろぎする音が聞こえる。
だから俺がたじろぐわけにはいかない。
腹に力を入れて叫ぶ。
「山賊で逆賊のお前らなんかこの人数で十分ってことだ」
「逆賊はてめぇらだろうが! エインの奴らに尻尾を振って、俺たちの親父を放逐したお前らこそ裏切りものだ!」
その声に同調するように、山が吠える。1千人にもなればそれほどの音量だった。
どうやら中心で叫んでいる男――距離にして50メートル。平地で軍勢を率いているひときわ体格の良い赤髪の男が、こいつらのリーダーらしい。
「ニーア。あいつを覚えておいてくれ」
「ん、あの赤毛? 殺していいの?」
「だからダメだって。ま、ちょっとお灸をすえさせてもらうけど」
「そう。ま、槍持ってきてないからそれくらいかな」
一方、リーダー格の男の煽りを受けて闘争心を高めた山賊たちは、
「こいつらを血祭りにあげ、軍神の供え物にしてやる! そして王都まで攻め込むぞ!」
赤髪の勇敢だが無鉄砲な号令に行動を開始した。
「来るぞ! 盾を構えろ!」
命令して後方に下がったところに矢が来た。
盾の間に滑り込むと、頭上の盾に不気味な音が響く。矢が盾に刺さった音だ。
さらに喚声。
それは地鳴りを伴っていて、平地の軍勢が突っ込んできたのだと聞いて分かる。
頭上から反撃のしようのない弓矢を浴びせ、そこに横から歩兵が突っ込む。単純だが、この地形を利用した見事な戦法だ。よほどの大軍でなければ迎撃することも難しいだろう。
「鉦! 陣まで逃げろ!」
叫ぶ間もなく、隊列は崩れていた。
盾を頭上に構えながら、今来た道を逆走する。
ここまでは完璧。だがここで失敗に気づいた。初歩的すぎるミス。
馬がいない。
先ほど軍議を開いたところにつないでおいたはずだが、驚いて逃げてしまったか、誰かが乗ったか姿が見えない。
陣まで2キロ。前の体ならいざ知らず、今のこの体力のない体では絶望的な距離だ。
まさか、ここで失敗するのか。死ぬ。まさか。目の前が暗くなる。歩みも遅くなる。背後からは喚声、いや、死が音を持って近づいてくる。
「乗って!」
不意に腕を掴まれ、ハッとした。
目の前にはニーアの、今の俺から見れば大きな背中。
躊躇なく俺はその背中に飛び乗った。
「っこらせっと。じゃあ、行っちゃうぞー!」
「頼ん――うぉ!」
急加速。
馬だ。馬並みだ! 景色がどんどん流れていく。
「ほらほら、走れ走れ!」
しかも遅れる兵たちを鼓舞する始末。
化け物だな、こいつ。いや、助かったからいいけど。
さて、なんとかここまでは想定通り。
細工は流々、あとは仕上げを御覧じろってところだ。
テントの寝心地は最悪だが、野ざらしで眠るよりはマシだと思うようにした。
すると隣のテントも目覚めたようで、
「クロクロ、あんた寝相悪すぎ! なんであたしの上に乗っかって来てるの!? そのせいでジャンヌを夜這い出来なかったじゃない!」
「ニーア長官殿こそ、場所を取りすぎなんです! それに歯ぎしりがうるさい! てか夜這いってなんですか! もっと真面目にやってください!」
「そういうクロエも寝言凄かったよー? 前からそうだけど、たまにギョッとすることあるから」
「え、わたしそんなこと言ってたの!? てか早く言って!?」
朝から元気なやつらだ。
てかもしかして俺、貞操の危機だった!?
「あ、ジャンヌおはよう! てか聞いてよ。クロクロがさー邪魔するんだよぅ」
「こっちこそ聞いてください。なんでこの人と一緒なんですか!? これほど無意味で邪魔な人はごめんです!」
「その前にニーア、お前の言った夜這いについてを詰問したいんだが?」
「………………な、なんの話かなー?」
こいつ、すっとぼけるのもいい加減にしろよ。
昨夜も、
『いやー! ジャンヌのテントで寝る! じゃなきゃ帰る!』
などと軍人としてあるまじき駄々をこねた。
隊長の権限でクロエと同室にさせたのはある意味ファインプレイだったわけだ。一応、隊長だからといって1人でテントを独占するのも難しく、貴重品など場所を取るものがあったから2人寝るのは無理だったわけだけど。ああ危なかった。
そんな朝のひと悶着もあったものの、朝食の後にひと作業を終えると、すでに昼を回っていた。
当番が作った昼飯――パンまたはご飯(俺専用)と干し肉を食べていると、クロエが俺のいる丸太の隣に座った。
「隊長殿。今夜のテントは是非あの女を引き取ってください」
「まあまあ、あと一晩だから頼むよ」
でないと俺、何されるか分からないし。
「あと一晩って言ったって、もうこの時間ですし、仕掛けるのは明日でしょう。そうなったら後始末を含めても2日以上はかかるんじゃないですか? どんなに早くても」
「いや、今日でケリをつけるよ」
「ほら、だからあと一晩だなんてことを言わずにあのひ――とぉ!? きょ、今日中、ですか……?」
飛び上がるようにして立ち上がり、驚きを表現するクロエ。
ホント面白いリアクションするなぁ。
「うん、食べ終わって一休みしたら峡谷に行く」
「しょ、正気ですか!? この後、移動して戦闘を開始したらすぐに日が暮れますよ。そうなったら地理的案内のない我々は不利です! 退却しようにも、まとまった動きも出来ずに殲滅されるでしょう!」
「クロエって意外と考えてるんだな。うん、頼もしい限りだ」
「冗談を言ってる場合じゃありません! ここはもう少し落ち着いて慎重に――」
「大丈夫。10割勝てるから」
本当は昨夜にもう少し考えて8割くらいが上限だったんだけど、今はこれが一番の答えだ。
「はぁ……なら、いいです」
急速に熱が冷めたように、ストンと丸太に腰を下ろすとパンを口へと運ぶ。
「大丈夫大丈夫、なんとかするさ」
それはクロエに向かって言ったのか、自分自身に言い聞かせるように言ったのか自分でも判別がつかなかった。
昼食を終えて、一休みすると200に移動を命じた。
旗は持って行かない。きっとそれどころじゃなくなるはずだ。
30分ほどで峡谷の入り口が見えてきた。空を見上げると陽が傾き始めている。いい塩梅だ。
そこで俺は最後の確認のため、部隊を集めた。
「これから峡谷に攻めかかる。だが無理に戦おうとするな。弓矢はしっかり盾で防げ。無理に反撃しようとするな。そして俺が鉦を鳴らしたらさっきの陣まで逃げること。いいな。今回はここで戦って勝つことが目的じゃない。俺の命令に従わなかったら、たとえ勝っても命令違反で罰するからそのつもりでいるように」
ごくり、と唾を呑む音が聞こえそうなほど真剣な顔をした兵がこちらを見つめている。
これから俺は彼らを死地に送る。罪悪感を覚えないと言ったら嘘になる。
ならば彼らを死なせないようにするのが俺の役目だ。
「守る、逃げる。まずはそれを徹底しろ」
何人かは緊張で頭に入ってこないだろうから、簡単な命令に変えてもう一度言い直す。
それを何度も復唱させて刷り込むと、満を持して峡谷へと足を踏み入れる。
それから1分も経たないうちに、声が落ちてきた。
「誰だ!」
崖の上から声。ちらほらと人影が見える。
「オムカ王国第2師団長の副官、ジャンヌだ! 良民を襲い、私腹を凝らした貴様らの罪は重い。皆殺しにしてやるから降りて来い!」
それにしても我ながら面白味もない挑発だ。これで降りてきたら大したもんだ。
案の定、帰って来たのは笑い声だ。
「たったそれだけの人数で何が皆殺しだ! なあ、みんな!」
男の声に従い、山賊たちが姿を現す。崖の上に弓を構える者、岩肌の足場から身を乗り出す者、そして俺たちの反対側から剣や槍を携え平地を歩く者たちがいる。
なるほど。合わせれば1千人にはなるだろう。
どうやら人数で威圧しているらしい。背後から部下たちの身じろぎする音が聞こえる。
だから俺がたじろぐわけにはいかない。
腹に力を入れて叫ぶ。
「山賊で逆賊のお前らなんかこの人数で十分ってことだ」
「逆賊はてめぇらだろうが! エインの奴らに尻尾を振って、俺たちの親父を放逐したお前らこそ裏切りものだ!」
その声に同調するように、山が吠える。1千人にもなればそれほどの音量だった。
どうやら中心で叫んでいる男――距離にして50メートル。平地で軍勢を率いているひときわ体格の良い赤髪の男が、こいつらのリーダーらしい。
「ニーア。あいつを覚えておいてくれ」
「ん、あの赤毛? 殺していいの?」
「だからダメだって。ま、ちょっとお灸をすえさせてもらうけど」
「そう。ま、槍持ってきてないからそれくらいかな」
一方、リーダー格の男の煽りを受けて闘争心を高めた山賊たちは、
「こいつらを血祭りにあげ、軍神の供え物にしてやる! そして王都まで攻め込むぞ!」
赤髪の勇敢だが無鉄砲な号令に行動を開始した。
「来るぞ! 盾を構えろ!」
命令して後方に下がったところに矢が来た。
盾の間に滑り込むと、頭上の盾に不気味な音が響く。矢が盾に刺さった音だ。
さらに喚声。
それは地鳴りを伴っていて、平地の軍勢が突っ込んできたのだと聞いて分かる。
頭上から反撃のしようのない弓矢を浴びせ、そこに横から歩兵が突っ込む。単純だが、この地形を利用した見事な戦法だ。よほどの大軍でなければ迎撃することも難しいだろう。
「鉦! 陣まで逃げろ!」
叫ぶ間もなく、隊列は崩れていた。
盾を頭上に構えながら、今来た道を逆走する。
ここまでは完璧。だがここで失敗に気づいた。初歩的すぎるミス。
馬がいない。
先ほど軍議を開いたところにつないでおいたはずだが、驚いて逃げてしまったか、誰かが乗ったか姿が見えない。
陣まで2キロ。前の体ならいざ知らず、今のこの体力のない体では絶望的な距離だ。
まさか、ここで失敗するのか。死ぬ。まさか。目の前が暗くなる。歩みも遅くなる。背後からは喚声、いや、死が音を持って近づいてくる。
「乗って!」
不意に腕を掴まれ、ハッとした。
目の前にはニーアの、今の俺から見れば大きな背中。
躊躇なく俺はその背中に飛び乗った。
「っこらせっと。じゃあ、行っちゃうぞー!」
「頼ん――うぉ!」
急加速。
馬だ。馬並みだ! 景色がどんどん流れていく。
「ほらほら、走れ走れ!」
しかも遅れる兵たちを鼓舞する始末。
化け物だな、こいつ。いや、助かったからいいけど。
さて、なんとかここまでは想定通り。
細工は流々、あとは仕上げを御覧じろってところだ。
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