知力99の美少女に転生したので、孔明しながらジャンヌ・ダルクをしてみた

巫叶月良成

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第1章 オムカ王国独立戦記

第60話 王都バーベル防衛戦5日目・掎角の計、そして…

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 昼を少し過ぎた頃、再び攻撃が開始された。

 それまでの時間、何もしていなかったわけではない。
 義勇兵を使って東門に土を運び込んだ。
 城内は広く、特に西の農業地帯は土がふんだんにある。それを運んで破損した城門に蓋をしたのだ。

 だがこんな土くれなど、爆弾で簡単に吹き飛ぶだろう。
 それは他の門も同じこと。
 いつ、どこで爆弾を使うのか。どこから突破されるのか。
 その不安が城内に満ち始めている。危険な兆候だ。

 だから結局、東門も敵は来ないと分かっていながらも警備を解くわけにはいかなくなった。

 敵の周到な策に、今やがんじがらめで動けなくなっている。
 その恐ろしさの最たるものは、これを成功させるために何千人の命を軽々と犠牲にしたということだ。

 最初から爆弾を使った作戦を使っていればもっと簡単に落ちただろう。
 だが敵はそれをやらなかった。どれだけ味方が死のうが平然と城攻めを続けて、こちらの心を折るためだけに狙いを定めてここぞというタイミングで使ったのだ。

 人間のやることじゃない。
 籠城戦が始まってから敵の指揮官は冷徹、非常だが非凡な戦闘の才能を持つ相手だと思っていた。だが、その予想をはるかに超える残虐性を持ち合わせていたようだ。

 今もそうだ。
 散発的に爆発が発生するが、城門を完全に破壊するまでには至っていない。爆弾という最強のカードをちらつかせながら、こちらが精神的に疲弊するのを待っている。

 おそらく今日はもう使ってこないだろう。
 俺はそう相手を読んだ。

 残念ながら『古の魔導書エンシェントマジックブック』はまだ敵の情報を映してくれない。
 だがこの5日対峙して、相手のやり方も性格も分かってきた。

 それは確信だ。

 だから俺はサカキの作戦に乗ったし、ジルに守備の大部分を任せるようなことを頼んだのだ。

 昼過ぎに始まった戦闘は、日が落ちかけるにつれて緩慢になっていく。

 そろそろ時間だ。
 ハワードには昼に炊飯の煙に紛れさせて狼煙のろしをあげて伝えている。
 詳しいことは伝えられなかったがサカキが、

「あのおっさんならいい感じに敵を騙して援護してくれんだろ」

 と自信満々に言い切ったので、俺もそれを信じた。
 軍師としてはあるまじき判断だが、ここまで来たらもう現場を信じるしかなかった。

 北の内門では、1千強の兵を連れたサカキが今か今かと出陣を待ちわびている。

 敵が退き始めた。
 まずは先陣。そして弓兵が退く。

 そこで俺は鉦を鳴らさせた。
 そしてお馴染みとなったオムカの旗を振る。

 さぁ、行け!

「開門っ!」

 今や打たれ続けてボロボロになった城門が重い響きをあげて内側に開いていく。
 引き絞られた矢のように、そこからサカキを先頭とした騎馬部隊、続いて歩兵集団が飛び出す。

 慌てたのは退却中の部隊だ。
 歩兵が退くのを援護するために弓兵が最後尾を行く。本来ならそんな退き方はありえないのだが、これまで追撃なんてなかったから、もとい追撃する余力なんて無いと思い込んでいたから自然とそうなっても仕方ない空気があった。

 そこへサカキは突っ込んでいく。
 弓兵は盾もないし近接戦闘に耐えきれる装備ではない。
 ならば足を止めて迎撃すればと思うが、一斉射で敵を殲滅できなければその間に距離を詰められて逆に殲滅させられる。
 歩兵を前に出せば、とは思うがそれを統括する人間がいないらしく上手く連携が取れないでいた。

 それ以上にサカキは速かった。
 先に騎馬で猛然と突っ込む。そして人間の脚力を限界まで絞り切ったように一直線に歩兵たちが突っ込み、弓兵部隊を粉砕した。さらに後退中の歩兵を背後から襲い、まるで猛獣が食い散らかすように敵陣をえぐり続ける。

「サカキ隊長……凄いですね」

「あぁ、攻撃のサカキ、守備のジル。2人はオムカ軍の双璧だよ」

 本当、こういうところに性格が出るよなぁ。

 戦況はサカキが優勢とはいえ、こちらは1千、相手は1万だ。時間がかかれば一気に不利になる。

 敵の後方が態勢を立て直し、サカキを包囲しようと動き出す。
 察知したサカキは抜け目なく軍をまとめて退こうとする。

 それを追う帝国軍。
 だがその軍を背後から襲う一団が現れた。
 もちろんハワードの軍だ。

「はっは! さすがあの爺! ばっちしのタイミングで食いつきやがった!」

「で、でも……師団長殿は1万の敵と対峙していたのでは!?」

「あの数見て見ろ。1万はいない。多くて7千だ。つまり置いてきたんだよ。3千で1万を相手にさせて、その間に7千で一直線にぶち当ててきた」

「けど、そんな簡単にいくものですか。狼煙で伝えられたのはこれから実行するというタイミングだけでしょう?」

「ハワードにとって大事なのはどの日にやるかってことだ。今日ってことが決まれば、それはつまり今いるハワードの位置からそう離れた敵にはやらないということ。西門や南門の連中を襲うなら、その前に陣を移動しなきゃいけないからな。ならあとは北門と東門のどちらかだが、東門の奴らは現在対峙中とはいえ、平野を突っ切らないと後ろをつけない。途中で気づかれたら終わりだ。だから残りは北門のやつら。時間は敵が退いた夕方がベスト。だからハワードは陽が沈み始めたら北門の敵の動きを見てるだけでよかったってわけだ」

「はぁ……そんなことまで考えてるんですね」

「そこら辺の嗅覚はバケモンだからな、あのジジイ」

「その凄い人をジジイ呼ばわりする隊長も大概ですが」

 苦笑いするクロエに、俺は「そういうものだよ」と笑ってみせた。

 戦局は完全にこちらが有利に傾いている。
 敵は昼からずっと城門を攻めていて疲れが出ている。
 それに対しサカキの隊はずっと城門で出番を待っていたし、ハワードも小競り合いくらいで本気の参戦はしていないはずだ。

 敵としてはその場に円陣を組んで守りを固めれば、援軍が来るまで持ちこたえられそうなものだが、そこはさすがハワードとサカキだ。敵の弱いところを突いては離れを繰り返し、陣をボロボロにしてしまう。

 ハワードを追えばサカキがつつき、サカキを追えばハワードがつつく。
 三国志では不発に終わった掎角きかくの計がハマった。完全に敵をほんろうし始めた。

 やがて敵はボロボロの雑巾のような陣形となり、一部が逃げ出すとつられて敗走し始めた。

 完勝だ。
 さらにその完勝を確かなものにするべく、サカキは敗走する敵を後ろから追い打つ。
 ハワードはそれには参加せず元の陣に戻って――いや、若干南寄りを行くのだから、おそらく残った3千と戦っているだろう東門の敵1万に横槍を入れて潰してやろうと考えているに違いない。

 ハワードのことだ、問題はないだろうが、血気にはやったサカキが少し不安だった。

「退却の鉦を鳴らせ!」

 鉦が打ち鳴らされる。
 しばらくして遠くに見える小さな塊がこちらに向けて駆けてくるのが見えた。

 サカキの隊だ。
 さほど大きく数を減らしていないから、首尾よく兵を返したのだろう。さすがだ。

 それを見た城門の兵たちが歓声を上げる。
 その歓声は噂と共に広がっていき、城内は歓喜にまみれて大騒ぎだ。

「参ったなぁ」

 呟く俺をクロエが不思議そうに見てくる。

 なるほど、守ってるだけじゃ負けないことも出来ない、か。

 戦いは人がやるものだ。
 どれだけ理屈を説いても、感情がそれを拒否したら勝てるものも勝てない。
 要はどれだけ耐えても、精神が疲れるのは当然だし、どこかで負けないではなく「勝てる」という気持ちを持つことが大事なのだ。
 それをサカキは証明してみせたのだからもう脱帽だ。

「さってと」

 俺は少し背伸びをして、城門から降りようとする。

「隊長殿、どこへ?」

「今日の英雄を迎えに行ってやるのさ」

 日が沈みはじめ、城内のあちこちにかがり火が灯り始める。
 そこに笑い声が混じるのを見るのは何日ぶりだろうか。
 それもこれも、あの陽気な男が――

「ん?」

 異変に気付いたのは俺だけだった。
 サカキの隊が、急に走り始めたのだ。
 その背後から一騎が追いかけている。

 なんだ?
 思った次の瞬間、馬が隊の最後尾に食らいつき――
 
 人がぜた。
 
 爆発でも起きたのか、人の体が吹き飛んだ。
 いや爆弾ではない。爆発音が聞こえない。
 さらに1人、2人と後続の兵が次々と爆ぜていく。

 サカキが馬を返した。それに10人ほどの騎兵が続く。
 歩兵たちは後ろを振り返ることなく、ひたすらに城門目掛けて駆けてくる。
 その必死さに、俺は嫌な予感を覚えた。

「サカキの隊が何かに襲われている! 弓隊は援護の用意、それ以外は城門のところに降りて警戒! 収容を急げ!」

 浮かれ気分だったムードが一気に引き締まり、兵たちが慌ただしく動く。
 あれは、間違いない。一昨日、話に聞いた女、『収乱斬獲祭ハーヴェスト・カーニバル・カニバリズム』とかいうふざけたスキルを持ったプレイヤーだ。
 だがまさか項羽こうう呂布りょふみたいに一騎当千の化け物はなかろうと思ったが、今こうして目にしてその認識を改めた。

 あれは化け物だ。

 ハワードのような用兵の化け物ではない。純粋一個の武としての化け物だ。

 今も2手に別れた騎兵の攻撃を事も無げに捌く。
 逆に1頭の馬を横に一刀両断して跳躍。宙に放り出された騎手を空中でキャッチして首から地面に叩き落した。

 人間技じゃない。
 それを俺と変わりないくらいの少女がそれをやるというのだから、もはや異常どころの騒ぎじゃない。真正面から戦ってもダメだと判断したサカキは、とにかく時間が稼げればいいと少女の動きを遮るような戦いにシフトした。

 だが少女の勢いは衰えない。
 地面を蹴ると、馬の速度に軽々と追いつき騎手ごと馬を剣で両断する。

 死ぬ。
 サカキが死ぬ。

 どうする。頭がフル回転する。弓。ダメだ味方に当たる。打って出るか。あの化け物に? 死体を増やすだけだ。ならジルを。間に合わない。それにジルまでやられたらこの城に指揮官がいなくなる。サカキに逃げろというか。ダメだ。まだ兵の収容が終わってないし、何よりあんな化け物につけ入られて城に入られたら……終わる。1人に城が落とされる。

「ジャンヌ!」

 思考を遮る叫び声が聞こえた。

 サカキだ。
 彼我の距離は20メートルもない。サカキの顔がはっきり見える。

「城門を閉めろ!」

「え…………」

 この問答の間にもまた2人が倒された。残り5人。
 サカキは上手く馬を操っていたが、ついに剣の餌食となった馬から放り出される。
 残った5人もほとんど馬を殺されており、今また4人に減った。

 そんな状況を分析して考えてしまうくらい、サカキの言った意味が分からない。

「こいつを入れたらダメだ。ここで足止めする! 兵を収容したら門を閉めろ!」

「でもっ! お前は!」

「俺らは大丈夫だ!」

 大丈夫だと言いながらもまた1人減った。残り3人。

「俺らは勝った! 守ったんだ! だから、後は頼む!」

「頼むなんて言うな! 戻って来い! 今すぐ!」

 残り2人。

「悪いな、ここが俺の生きる場所だ。ジーンの馬鹿にもよろしくな」

 敵がサカキに剣をふるう。
 それをなんとか受け流す。その間にもう1人が背後から斬りつける。
 だが後ろに目でもついているのか、敵はその剣をしゃがんで回避すると、起き上がる力を利用して体をひねり逆袈裟に切り上げた。

 残り……1人。

 サカキは脱力した状態で、剣を肩に当てる。
 そして無防備にもこちらを振り向き、

「じゃあな、ジャンヌちゃん! 愛してたぜ!」

 笑った。
 その体に剣が突き刺さった。
 敵が剣を抜き、サカキの体が倒れる。それを一顧だにせず馬に乗って去って行くのを俺は呆然と見ていたわけではなかった。

「兵の収容は終わったか!? ならば門を閉じろ!」

「負傷兵はすぐに手当てをしろ! 見張りは厳重に! この機会に乗じて攻めてくる可能性はあるぞ!」

「ジル、いやジーン総大将に伝令。サカキ副将はハワード師団長と共に敵を大いに破り勝利。しかし帰城する味方を守るため、敵の追撃を阻止し……戦死!」

 矢継ぎ早に命令を下す。
 サカキの遺体を収容したいと思ったが、そこを敵につけ入れられたら目も当てられない。彼の死が無駄になることはしたくなかった。
 そして城門が閉ざされたのを確認すると、

「サカキ副将およびそれに準じた10名の勇士に哀悼 あいとうを示し、黙とう!」

 10秒間、城を沈黙が支配した。

 その10秒で、一気にこれまで押しとどめていた感情が津波のように襲い掛かってくる。

 忘れかけていた。これが戦争だ。
 サリナと同じ。
 さっきまで笑っていた人が、話をしていた人が、一緒に頑張ってた人が、一瞬でいなくなる。
 もう会えない。
 笑いあえない。
 馬鹿な話をできない。

 視界が歪む。

「馬鹿……野郎……」

 俺は男だって何度言ったら分かるんだ。
 いや、死んでも分かってないじゃないか。
 何が死ねばいいだ。残された人の気持ちを分かってんのか。

 馬鹿野郎。

 もう一度ぶん殴ってやるから戻って来い。
 いいから早く…………戻って来いよ。
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