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第2章 南郡平定戦
閑話7 立花里奈(エイン帝国軍所属)
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ただひたすらに逃げたかった。
なのに邪魔をする障害物がある。
木の枝を払うようにそれをどけると、何かがひしゃげる音と共に障害物が消える。
死にたくないから。
逃げたいから。
ひたすらにその障害物を打ち払った。
そのたびに奇妙な音が響き、何か生ぬるい液体が体にかかる。
気持ち悪い。
その感触も、その音も、その液体も、何もかも。
頭が痛い。
ともすればそのまま潰れてしまうのではないかと思うほど、頭を強く何かが締め付けて来る。
それでも体は動く。
死にたくない。
その思いが足を前に、腕を左右に動かす。
「ひ、ひるむな! 相手は1人だ!」
障害物の1つが何かを叫ぶ。
それは声として聞き取れたが、言葉として理解できない。
ネズミが鳴こうが、人間には理解できない。それと同じ。
――だから潰した。
あぁ、頭が痛い。
障害物を1つ潰すごとに、脳のどこかが削り取られるような不快な感覚。
それが痛みとして私を苛ませる。
それなのに、何でまだ立ちふさがるの?
邪魔しなければ、私も痛くならないのに。
こんな思いをしなくていいのに。
邪魔
邪魔
邪魔
邪魔
それなら止まってしまえばいい。
倒れればきっと楽になれる。
そんな思考も頭の片隅にはあった。
邪魔
邪魔
邪魔
邪魔
けどそれはできない。
ここで止まったら私はきっと死ぬから。
きっと殺されてしまうから。
邪魔
邪魔
邪魔
邪魔
だから潰す。ぶつける。薙ぎ払う。吹き飛ばす。刈り取る。貫く。抉り出す。握りつぶす。引きちぎる。かち割る。ねじりきる。押しつぶす。
ありとあらゆる手段で障害物を排除する。
邪魔
邪魔
邪魔
邪――
「あ――――ぅ」
体が縄で縛り付けられたように一瞬止まる。
時間が、ない。
『まともに動けるのは3分が限度だね。それ以上は君の体がもたない。少し時間を開ければまた使えるだろうが、それだと君の精神がもたないだろう。だからその時間をよく覚えて、無理しないでくれたまえ。君にはまだやってもらうことがたくさんあるのだから』
これは誰の言葉?
明彦くん?
違う。違う、誰かの言葉。
そうだ、明彦くんだ。
それが今の私の生きる目的。
あの少女。あれは明彦くんだ。
きっとそう。間違いない。
あんな格好して、この世界に来ていた。
でもなんで。
それならなんで?
明彦くんはそっちにいるの?
私がこんなに苦しんでるのに。こんなに怖がってるのに。こんなに悲しんでるのに。こんなに死にたくないのに。
なんで私に敵対するの?
なんで私を助けてくれないの?
なんで私をこんな目に遭わせるの?
なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで?
「――――あぅ」
視界が戻った。
目の前に広がる集団。こちらに剣を向けて威圧してくる。
こんな光景、見たら普通腰を抜かす。
誰もが私を殺そうとしてくる。そんな状況に置かれたら、生きた心地がしない。
けど、私はまだ死にたくなかった。
明彦くんにもう一度会うまでは。
だからあがく。
闇夜の中、歩兵に交じって体1つ出たもの。馬に乗った敵。
私の馬はすでにどこかへ行ってしまった。
だからここから逃げ出すには、馬を奪わないといけない。
彼我の距離、10メートル。
走り幅跳びの世界記録でも無理な距離。
でも行ける。
そう思ったから跳んだ――いや、飛んだ。
「おお!」
喚声が湧く。
その頭上を私は飛ぶ。
そして馬に乗った男の顔がどんどんと近づいて大きくなり――
「ぐぺっ!」
頭を蹴り飛ばした。
サッカーボールを蹴飛ばしたような感覚だった。
そのまま体当たりするように、馬の上に飛び乗り、男の体がクッションになって止まった。
もちろんクッションと言っても鎧のごつごつした当たりだ。とても痛い。
「邪魔」
頭部を無くした男の体を突き飛ばし、そのまま馬の手綱を握って馬を走らせた。
馬が狂ったように走り出す。踏みつぶされないよう、歩兵たちが逃げ惑う。
そのざわめきが後ろになったのは、走り始めて数分。
今までの喧騒が嘘だったかのように、馬の蹄の音以外何の音もしない草原を走る。
どこに向かっているかもわからない。ただただ、馬が走るにまかせる。馬の乗り方は張人とかに教わったけど、今はそれをする暇も余裕もなかった。
闇夜の中だ。
それでも見上げれば、月が大地を照らして明るい。
あれは上弦の月だったか下弦の月だったか。どうでもいい。
それ以上に問題なのが――
「あ……頭が……割れる…………」
頭の中で鐘がガンガンなる痛みに、爬虫類が脳にまとわりついたような不快が合わさった感覚。
痛い。キモい。苦しい。
スキルの反動だ。
何度やっても慣れることはない。
いやこの痛みに慣れた時、それはきっと私という人間が終わる時だろう。
だからこの痛みはまだ生きている証。
でも――もし今、この痛みから逃れられるなら、頭を握りつぶしてしまっても良い。
それほどの苦しみが私をむしばむ。
「うぅ…………うううああああああ!」
馬の背中に拳を見舞う。
だが返って来たのは分厚い皮を殴ったような感触。
もう『収乱斬獲祭』の時間は過ぎていた。
でもそれは幸運だったのかもしれない。
だって、スキルが発動していたら、今私はこの馬を叩き潰していた。そうしたら逃げられなくなる。
それでもこの痛みと不快感から逃げるように、私はなんども馬の背を殴る。
そのたびに馬が悲鳴をあげるが、今の私には構っていられない。
ただこの苦しみから逃げ出したくて、悶え、かきむしる。
いっそ殺して、と思うけど、そうしたら明彦くんに会えない。
あの少女が本当に明彦くんなのか調べることができない。
だから生きる。
生きて、この苦しみを受け入れる。
それで痛みがどうにかなるものでもないけど、それはもう仕方のないことだ。
だから――
「止まれ! 何者――あ、あなたは……。隊長! 教皇様の使いの方が戻られました!」
急に馬が止まった。
目の前に集団。でも敵意は感じない。障害物じゃないから潰さなくていい。そう思うとホッとした。
「ご無事で何よりです。貴女のおかげでなんとか陣まで退くことができました。将軍閣下はすでに撤退しており、ここもすぐに引き払います。どうぞ、我らと共にお戻りになりますよう」
まだ意識がはっきりしないから、現れた男が何を言っているのかいまいち分からない。
けどあの貴族サマは先に逃げたということが分かった。
あぁ、そうか。逃げたんだ。あいつ。偉そうなこと言って、私に全部押し付けて、自分だけ、逃げた。
…………なんだろう、この感覚。
胸の奥にもやもやしたもの。
ちょっと呼び起せば、きっと身を焦がすような強力な感情。
――殺意。
そんなもの、日本では抱いたことなかったのに。
本当に私は変わってしまった。
もう、あの頃には戻れない。
だからこの世界で生きていくしかない。
血でまみれたこの体は、きっと誰も受け入れてくれない。
そうだ。そうに違いない。
明彦くんを感じたあの少女だって、きっと私を軽蔑する。
きっと私を拒絶する。
光だと思っていたものが、どす黒い何かに変貌していく。
宝物だと思っていたのが、ヘドロのような塊だったことに気づく。
失望による絶望。
私は救われない。
それでも――
それでも――
希望を持っちゃいけませんか?
人殺しで人でなしで大量殺りく犯の私だけど。
きっと誰かが受け入れてくれる。
そんな夢を持っちゃ、ダメですか?
なのに邪魔をする障害物がある。
木の枝を払うようにそれをどけると、何かがひしゃげる音と共に障害物が消える。
死にたくないから。
逃げたいから。
ひたすらにその障害物を打ち払った。
そのたびに奇妙な音が響き、何か生ぬるい液体が体にかかる。
気持ち悪い。
その感触も、その音も、その液体も、何もかも。
頭が痛い。
ともすればそのまま潰れてしまうのではないかと思うほど、頭を強く何かが締め付けて来る。
それでも体は動く。
死にたくない。
その思いが足を前に、腕を左右に動かす。
「ひ、ひるむな! 相手は1人だ!」
障害物の1つが何かを叫ぶ。
それは声として聞き取れたが、言葉として理解できない。
ネズミが鳴こうが、人間には理解できない。それと同じ。
――だから潰した。
あぁ、頭が痛い。
障害物を1つ潰すごとに、脳のどこかが削り取られるような不快な感覚。
それが痛みとして私を苛ませる。
それなのに、何でまだ立ちふさがるの?
邪魔しなければ、私も痛くならないのに。
こんな思いをしなくていいのに。
邪魔
邪魔
邪魔
邪魔
それなら止まってしまえばいい。
倒れればきっと楽になれる。
そんな思考も頭の片隅にはあった。
邪魔
邪魔
邪魔
邪魔
けどそれはできない。
ここで止まったら私はきっと死ぬから。
きっと殺されてしまうから。
邪魔
邪魔
邪魔
邪魔
だから潰す。ぶつける。薙ぎ払う。吹き飛ばす。刈り取る。貫く。抉り出す。握りつぶす。引きちぎる。かち割る。ねじりきる。押しつぶす。
ありとあらゆる手段で障害物を排除する。
邪魔
邪魔
邪魔
邪――
「あ――――ぅ」
体が縄で縛り付けられたように一瞬止まる。
時間が、ない。
『まともに動けるのは3分が限度だね。それ以上は君の体がもたない。少し時間を開ければまた使えるだろうが、それだと君の精神がもたないだろう。だからその時間をよく覚えて、無理しないでくれたまえ。君にはまだやってもらうことがたくさんあるのだから』
これは誰の言葉?
明彦くん?
違う。違う、誰かの言葉。
そうだ、明彦くんだ。
それが今の私の生きる目的。
あの少女。あれは明彦くんだ。
きっとそう。間違いない。
あんな格好して、この世界に来ていた。
でもなんで。
それならなんで?
明彦くんはそっちにいるの?
私がこんなに苦しんでるのに。こんなに怖がってるのに。こんなに悲しんでるのに。こんなに死にたくないのに。
なんで私に敵対するの?
なんで私を助けてくれないの?
なんで私をこんな目に遭わせるの?
なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで? なんで?
「――――あぅ」
視界が戻った。
目の前に広がる集団。こちらに剣を向けて威圧してくる。
こんな光景、見たら普通腰を抜かす。
誰もが私を殺そうとしてくる。そんな状況に置かれたら、生きた心地がしない。
けど、私はまだ死にたくなかった。
明彦くんにもう一度会うまでは。
だからあがく。
闇夜の中、歩兵に交じって体1つ出たもの。馬に乗った敵。
私の馬はすでにどこかへ行ってしまった。
だからここから逃げ出すには、馬を奪わないといけない。
彼我の距離、10メートル。
走り幅跳びの世界記録でも無理な距離。
でも行ける。
そう思ったから跳んだ――いや、飛んだ。
「おお!」
喚声が湧く。
その頭上を私は飛ぶ。
そして馬に乗った男の顔がどんどんと近づいて大きくなり――
「ぐぺっ!」
頭を蹴り飛ばした。
サッカーボールを蹴飛ばしたような感覚だった。
そのまま体当たりするように、馬の上に飛び乗り、男の体がクッションになって止まった。
もちろんクッションと言っても鎧のごつごつした当たりだ。とても痛い。
「邪魔」
頭部を無くした男の体を突き飛ばし、そのまま馬の手綱を握って馬を走らせた。
馬が狂ったように走り出す。踏みつぶされないよう、歩兵たちが逃げ惑う。
そのざわめきが後ろになったのは、走り始めて数分。
今までの喧騒が嘘だったかのように、馬の蹄の音以外何の音もしない草原を走る。
どこに向かっているかもわからない。ただただ、馬が走るにまかせる。馬の乗り方は張人とかに教わったけど、今はそれをする暇も余裕もなかった。
闇夜の中だ。
それでも見上げれば、月が大地を照らして明るい。
あれは上弦の月だったか下弦の月だったか。どうでもいい。
それ以上に問題なのが――
「あ……頭が……割れる…………」
頭の中で鐘がガンガンなる痛みに、爬虫類が脳にまとわりついたような不快が合わさった感覚。
痛い。キモい。苦しい。
スキルの反動だ。
何度やっても慣れることはない。
いやこの痛みに慣れた時、それはきっと私という人間が終わる時だろう。
だからこの痛みはまだ生きている証。
でも――もし今、この痛みから逃れられるなら、頭を握りつぶしてしまっても良い。
それほどの苦しみが私をむしばむ。
「うぅ…………うううああああああ!」
馬の背中に拳を見舞う。
だが返って来たのは分厚い皮を殴ったような感触。
もう『収乱斬獲祭』の時間は過ぎていた。
でもそれは幸運だったのかもしれない。
だって、スキルが発動していたら、今私はこの馬を叩き潰していた。そうしたら逃げられなくなる。
それでもこの痛みと不快感から逃げるように、私はなんども馬の背を殴る。
そのたびに馬が悲鳴をあげるが、今の私には構っていられない。
ただこの苦しみから逃げ出したくて、悶え、かきむしる。
いっそ殺して、と思うけど、そうしたら明彦くんに会えない。
あの少女が本当に明彦くんなのか調べることができない。
だから生きる。
生きて、この苦しみを受け入れる。
それで痛みがどうにかなるものでもないけど、それはもう仕方のないことだ。
だから――
「止まれ! 何者――あ、あなたは……。隊長! 教皇様の使いの方が戻られました!」
急に馬が止まった。
目の前に集団。でも敵意は感じない。障害物じゃないから潰さなくていい。そう思うとホッとした。
「ご無事で何よりです。貴女のおかげでなんとか陣まで退くことができました。将軍閣下はすでに撤退しており、ここもすぐに引き払います。どうぞ、我らと共にお戻りになりますよう」
まだ意識がはっきりしないから、現れた男が何を言っているのかいまいち分からない。
けどあの貴族サマは先に逃げたということが分かった。
あぁ、そうか。逃げたんだ。あいつ。偉そうなこと言って、私に全部押し付けて、自分だけ、逃げた。
…………なんだろう、この感覚。
胸の奥にもやもやしたもの。
ちょっと呼び起せば、きっと身を焦がすような強力な感情。
――殺意。
そんなもの、日本では抱いたことなかったのに。
本当に私は変わってしまった。
もう、あの頃には戻れない。
だからこの世界で生きていくしかない。
血でまみれたこの体は、きっと誰も受け入れてくれない。
そうだ。そうに違いない。
明彦くんを感じたあの少女だって、きっと私を軽蔑する。
きっと私を拒絶する。
光だと思っていたものが、どす黒い何かに変貌していく。
宝物だと思っていたのが、ヘドロのような塊だったことに気づく。
失望による絶望。
私は救われない。
それでも――
それでも――
希望を持っちゃいけませんか?
人殺しで人でなしで大量殺りく犯の私だけど。
きっと誰かが受け入れてくれる。
そんな夢を持っちゃ、ダメですか?
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