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第4章 ジャンヌの西進
閑話17 椎葉達臣(エイン帝国プレイヤー)
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秋風が吹く草原の中。
馬を走らせる集団があった。
その最後尾に自分もいて、馬の背中にしがみつくようにしてなんとか遅れないようついていく。
昨日、最初に入った首都に一番近い砦で一泊してから、早朝から今まで走りっぱなしだ。
足もそうだけど何よりお尻が痛い。だが将軍と他の護衛を兼ねた部下10名は平気な顔で馬を走らせているのだから泣き言は言えない。
「そろそろ休憩するか」
前を行くデュエイン将軍が、こちらを振り向いて声をかけてきた。
「い、いえ……お気遣いなく」
とは言うものの、やはりへとへとだった。
乗馬がこれほど疲れるものだとはこの旅で初めて知った。
歩兵に合わせた並みの行軍であっても絶えず揺れる馬上においては、踏ん張る力が必要になるのだ。
一つ速度を上げた駆け足であれば、その揺れと反動は並みのものではない。
「いや、そろそろお昼だろう。ここらで昼食といこうではないか」
デュエイン将軍は手を挙げると馬の速度を落として停止した。
そのまま舗装された――といっても雑草を抜いて土で固められただけの――道の端に馬を止めて、ひらりと馬から降りた。その所作が手馴れているようで、さすがは将軍職まで上がった人だと感じさせる。
お供の10人も同じようにして止まったが、僕はまだ上手くは止まれずに滑り落ちるようにして馬から降りた。
暦の上では10月末だ。
しかも曇り空も相まって、少し肌寒くなるころ。
そんな空の下で、車座になって大の大人10人以上が座って、硬いパンを食べている光景はなんともシュールだ。
話はこれからのことではなく、過去の話がメインになっていた。
失敗談とか、戦場の話とか、家族の話とか、あるいは女性の話とかで盛り上がる。
軍人というのはもっと硬いものだと思っていたので、彼らの話は少し意外だった。
いや、常に生死の隣にいる者としては、精いっぱい現世を楽しもうという気持ちなのかもしれない。
「アカシのご姉弟。あれは良い。いずれは良い文官になるだろう」
座が温まったところでデュエイン将軍がこぼした時、ふと気になって、その場の空気もあって、思わず口が出てしまった。
「将軍は何故、あの双子の部下になったのですか?」
その言葉に座が一気にしらける。
いや、緊張感を得たというべきか。
思えばそう聞くことは、あの双子にどこか問題があることを示しているだけでなく、将軍の忠誠心を疑うような迂闊な問いだったと言ってから気づく。
だが将軍は「ああ」と小さく笑みを浮かべて、なんでもないように答えた。
「なんとなく、似ているのだよ」
「似ている?」
「私には2人子供がいる。ちょうど、あのくらいの男の子と女の子だ」
すでに結婚していることにも驚きだったが、あれくらいの年齢の子供がいる方がもっと驚きだった。
まだ30代中頃だろうから、ずいぶん早い。
「だからきっと、間違わずに育てれば素晴らしい人間になる。そう思ってお仕えしているのだよ」
それはあるいはギリギリの発言だった。
将軍自身も、今のあの双子に懸念を抱いているということだから。
だがその親心というか、すがすがしいまでに真っ当な理由に、自然と頬がほころぶ思いだ。
「お子さんが将軍に似てる?」
「いやいや、きっと母親似だろう。でなければ可哀そうすぎる」
「おお、将軍の細君はこれまた素晴らしいお方だからな。そうに違いない」
「お前ら、来月から馬糞の掃除を命じてやろうか?」
部下がはやし立て将軍が(若干ブラックな)ジョークで返すと、場がわっと盛り上がった。
誰もが笑顔を浮かべている。
長らく俗世から離れていた自分としては、なんとも不思議な感覚だった。
頬がほころぶなんてことも、長らく忘れていた感覚。里奈と明彦と一緒にいたころ。あの頃を思い出させる。
「君は子供はいるのかね?」
「いえ、まだ自分は20ですし」
「なに、遅いということはないだろう。私もそれくらいの時に結婚して子供が産まれている。なんなら親族から良い人を見繕ってやろうか?」
「出た! 将軍の引き合わせ戦略! 気に入った部下にはすぐお世話をしたがる!」
「まぁまぁ、いいじゃねーか。こいつだって今年の初めに将軍の身内と結ばれてよ!」
「あ、はぁ……はい」
「で? 新婚生活はどうなんだ?」
「え、いや……その……とても良いものです」
「なんだなんだ、ノロケかぁ!? 幸せそうにしやがって、この!」
再び場が笑いに包まれる。
自分のことを語られているようだけど、まったくその気がしない。急すぎて混乱しているのかもしれない。
「すみません。今はまだ。やることがあるので」
「そうか。だが身を固めるのは早い方がいい。何かあった時に、残せる者がいることは幸せなことだから」
そう呟く将軍は、どこか寂し気に見えた。
それから小休止を挟んで、再び馬上の人となる。
ここからなら陽が落ちる前に首都には入れそうとのことだ。それならばと疲れた体に鞭打って、馬を走らせる。
結果として、旅は順調でまだ陽のあるうちに首都にたどり着いた。
そのまま部下を宿舎に戻した将軍は、僕を連れて王宮の中へと入っていく。
「会ったばかりの君に頼むのは申し訳ないのだが……」
豪奢な廊下を歩く間、少し神妙な面持ちで将軍が伝えてきた。
「なんでしょう?」
「私に何かあったら……家族を……子供たちを頼めないか。それからあの部下たちも。タニアならすべて分かってくれるはずだ」
「そんな……」
馬鹿なことがあり得るわけがない。悪の組織よろしく、たった一度の敗北で粛清されるなら、将軍職なんて誰もやりたがらない。
それに敵にはあのジャンヌ・ダルクがいると分かった以上、こちらも総力を挙げて叩くべきだろう。そうなればこの将軍を粛正する意味はまったくない。
そんな自分の戸惑いを見たのか、デュエイン将軍はふっと笑みを浮かべ、
「ふふ、冗談だ」
そう言われたけど、冗談には聞こえなかった。
そして玉座の間に通される。
あの双子と会うのはこれで3度目。
巨大な体育館のような部屋に、数十人の衛兵、そして奥の玉座には例の双子がいる。ボンテージファッションで互いの距離をゼロにした姿でこちらを見てくる。
その声、その容姿、未だに慣れない。
「拝謁いただき感謝いたします。不詳、このデュエイン。敵にしてやられ、兵1万余とザートを失いました」
デュエイン将軍は戦闘のあらましをこまごまと説明していく。
それを双子は淡々と、だが時には笑みすらも浮かべながら、それを聞いている。
「以上となります。どのような責めをも追うつもりです」
「残念です、デュエイン将軍。貴方のことは買っていたのに。そう兄さんは言っています」
「残念です、デュエイン将軍。貴方ならばやってくれると信じていたのに。そう姉さんは言っています」
「申し訳……ありません」
口を開いて早々に責めの言葉。デュエイン将軍は恐縮してうなだれるばかりだ。
「しかし、相手の手口は分かりました。何よりオムカ王国のジャンヌ・ダルクが――」
「あぁ、そういうのはどうでもよいです。そう兄さんは言っています」
「あぁ、そういうのはすでに知っています。そう姉さんは言っています」
「え……知って……?」
「はい。おそらく一方的に負けるだろうとも思っていました。そう兄さんは言っています」
「はい。そして負けも期待通りすぎて面白くありません。そう姉さんは言っています」
急速に違和感が増していく。
この双子は何を言っている?
なぜ知りえた情報を渡さない?
何故中途半端な兵で出した?
そして何より負けを承知で?
信じられない。
僕は見た。
人が死んでいく様を。
人が殺されていく様を。
それなのにこの双子は……。
そう思うと我慢できなかった。
「ちょっといいだろうか。そもそも将軍は――」
「貴方に発言は許していません。そう兄さんは言っています」
「貴方は黙ってそこにいればいいのです。そう姉さんは言っています」
「しかし――」
さらに言い募ろうとするが、後ろから暴力が来た。
腕が喉に回って動きを封じ、右腕が背中に回され極められた。下手に動けば折られる。さらに別の衛兵が目の前に来て、自分の口に布をあてがった。猿ぐつわだ。
「ぐっ……!」
「シーバ!」
デュエイン将軍の声。
声が出ない。
動けない。
それでも唯一見える光景にいる双子は面白そうに笑みを浮かべている。
そして、
「将軍、貴方は僕を困らせました。こうも簡単に負けたことです。これで三度目、どう責任を取ってくださいますか? そう兄さんは言っています」
「将軍、貴方は私に嘘をつきました。勝つと言ったのに負けたことです。これで三度目、どう責任を取ってくださいますか? そう姉さんは言っています」
「は……は! このデュエイン。お2人のために何でも致します」
「その言葉。嘘はありませんね? そう兄さんは言っています」
「その言葉。待っていました。そう姉さんは言っています」
「は?」
途端、双子の笑みが変わる。
頬よ裂けよとばかりに開かれた三日月の口は、悪魔のような邪悪さを感じさせる。僕は抗議のために必死に声をあげようとするが、猿ぐつわされた以上声にならず、何より押さえつけられた体は一歩も前に進めない。
「僕のスキルは呪い。積み上げられた罪に従い、罰を下す。そう兄さんは言っています」
「私のスキルは呪い。積み重ねられた嘘に従い、誅を下す。そう姉さんは言っています」
双子が同時に指を鳴らす。
瞬間、部屋の空気が変わった気がした。
そして、地獄が生まれる。
馬を走らせる集団があった。
その最後尾に自分もいて、馬の背中にしがみつくようにしてなんとか遅れないようついていく。
昨日、最初に入った首都に一番近い砦で一泊してから、早朝から今まで走りっぱなしだ。
足もそうだけど何よりお尻が痛い。だが将軍と他の護衛を兼ねた部下10名は平気な顔で馬を走らせているのだから泣き言は言えない。
「そろそろ休憩するか」
前を行くデュエイン将軍が、こちらを振り向いて声をかけてきた。
「い、いえ……お気遣いなく」
とは言うものの、やはりへとへとだった。
乗馬がこれほど疲れるものだとはこの旅で初めて知った。
歩兵に合わせた並みの行軍であっても絶えず揺れる馬上においては、踏ん張る力が必要になるのだ。
一つ速度を上げた駆け足であれば、その揺れと反動は並みのものではない。
「いや、そろそろお昼だろう。ここらで昼食といこうではないか」
デュエイン将軍は手を挙げると馬の速度を落として停止した。
そのまま舗装された――といっても雑草を抜いて土で固められただけの――道の端に馬を止めて、ひらりと馬から降りた。その所作が手馴れているようで、さすがは将軍職まで上がった人だと感じさせる。
お供の10人も同じようにして止まったが、僕はまだ上手くは止まれずに滑り落ちるようにして馬から降りた。
暦の上では10月末だ。
しかも曇り空も相まって、少し肌寒くなるころ。
そんな空の下で、車座になって大の大人10人以上が座って、硬いパンを食べている光景はなんともシュールだ。
話はこれからのことではなく、過去の話がメインになっていた。
失敗談とか、戦場の話とか、家族の話とか、あるいは女性の話とかで盛り上がる。
軍人というのはもっと硬いものだと思っていたので、彼らの話は少し意外だった。
いや、常に生死の隣にいる者としては、精いっぱい現世を楽しもうという気持ちなのかもしれない。
「アカシのご姉弟。あれは良い。いずれは良い文官になるだろう」
座が温まったところでデュエイン将軍がこぼした時、ふと気になって、その場の空気もあって、思わず口が出てしまった。
「将軍は何故、あの双子の部下になったのですか?」
その言葉に座が一気にしらける。
いや、緊張感を得たというべきか。
思えばそう聞くことは、あの双子にどこか問題があることを示しているだけでなく、将軍の忠誠心を疑うような迂闊な問いだったと言ってから気づく。
だが将軍は「ああ」と小さく笑みを浮かべて、なんでもないように答えた。
「なんとなく、似ているのだよ」
「似ている?」
「私には2人子供がいる。ちょうど、あのくらいの男の子と女の子だ」
すでに結婚していることにも驚きだったが、あれくらいの年齢の子供がいる方がもっと驚きだった。
まだ30代中頃だろうから、ずいぶん早い。
「だからきっと、間違わずに育てれば素晴らしい人間になる。そう思ってお仕えしているのだよ」
それはあるいはギリギリの発言だった。
将軍自身も、今のあの双子に懸念を抱いているということだから。
だがその親心というか、すがすがしいまでに真っ当な理由に、自然と頬がほころぶ思いだ。
「お子さんが将軍に似てる?」
「いやいや、きっと母親似だろう。でなければ可哀そうすぎる」
「おお、将軍の細君はこれまた素晴らしいお方だからな。そうに違いない」
「お前ら、来月から馬糞の掃除を命じてやろうか?」
部下がはやし立て将軍が(若干ブラックな)ジョークで返すと、場がわっと盛り上がった。
誰もが笑顔を浮かべている。
長らく俗世から離れていた自分としては、なんとも不思議な感覚だった。
頬がほころぶなんてことも、長らく忘れていた感覚。里奈と明彦と一緒にいたころ。あの頃を思い出させる。
「君は子供はいるのかね?」
「いえ、まだ自分は20ですし」
「なに、遅いということはないだろう。私もそれくらいの時に結婚して子供が産まれている。なんなら親族から良い人を見繕ってやろうか?」
「出た! 将軍の引き合わせ戦略! 気に入った部下にはすぐお世話をしたがる!」
「まぁまぁ、いいじゃねーか。こいつだって今年の初めに将軍の身内と結ばれてよ!」
「あ、はぁ……はい」
「で? 新婚生活はどうなんだ?」
「え、いや……その……とても良いものです」
「なんだなんだ、ノロケかぁ!? 幸せそうにしやがって、この!」
再び場が笑いに包まれる。
自分のことを語られているようだけど、まったくその気がしない。急すぎて混乱しているのかもしれない。
「すみません。今はまだ。やることがあるので」
「そうか。だが身を固めるのは早い方がいい。何かあった時に、残せる者がいることは幸せなことだから」
そう呟く将軍は、どこか寂し気に見えた。
それから小休止を挟んで、再び馬上の人となる。
ここからなら陽が落ちる前に首都には入れそうとのことだ。それならばと疲れた体に鞭打って、馬を走らせる。
結果として、旅は順調でまだ陽のあるうちに首都にたどり着いた。
そのまま部下を宿舎に戻した将軍は、僕を連れて王宮の中へと入っていく。
「会ったばかりの君に頼むのは申し訳ないのだが……」
豪奢な廊下を歩く間、少し神妙な面持ちで将軍が伝えてきた。
「なんでしょう?」
「私に何かあったら……家族を……子供たちを頼めないか。それからあの部下たちも。タニアならすべて分かってくれるはずだ」
「そんな……」
馬鹿なことがあり得るわけがない。悪の組織よろしく、たった一度の敗北で粛清されるなら、将軍職なんて誰もやりたがらない。
それに敵にはあのジャンヌ・ダルクがいると分かった以上、こちらも総力を挙げて叩くべきだろう。そうなればこの将軍を粛正する意味はまったくない。
そんな自分の戸惑いを見たのか、デュエイン将軍はふっと笑みを浮かべ、
「ふふ、冗談だ」
そう言われたけど、冗談には聞こえなかった。
そして玉座の間に通される。
あの双子と会うのはこれで3度目。
巨大な体育館のような部屋に、数十人の衛兵、そして奥の玉座には例の双子がいる。ボンテージファッションで互いの距離をゼロにした姿でこちらを見てくる。
その声、その容姿、未だに慣れない。
「拝謁いただき感謝いたします。不詳、このデュエイン。敵にしてやられ、兵1万余とザートを失いました」
デュエイン将軍は戦闘のあらましをこまごまと説明していく。
それを双子は淡々と、だが時には笑みすらも浮かべながら、それを聞いている。
「以上となります。どのような責めをも追うつもりです」
「残念です、デュエイン将軍。貴方のことは買っていたのに。そう兄さんは言っています」
「残念です、デュエイン将軍。貴方ならばやってくれると信じていたのに。そう姉さんは言っています」
「申し訳……ありません」
口を開いて早々に責めの言葉。デュエイン将軍は恐縮してうなだれるばかりだ。
「しかし、相手の手口は分かりました。何よりオムカ王国のジャンヌ・ダルクが――」
「あぁ、そういうのはどうでもよいです。そう兄さんは言っています」
「あぁ、そういうのはすでに知っています。そう姉さんは言っています」
「え……知って……?」
「はい。おそらく一方的に負けるだろうとも思っていました。そう兄さんは言っています」
「はい。そして負けも期待通りすぎて面白くありません。そう姉さんは言っています」
急速に違和感が増していく。
この双子は何を言っている?
なぜ知りえた情報を渡さない?
何故中途半端な兵で出した?
そして何より負けを承知で?
信じられない。
僕は見た。
人が死んでいく様を。
人が殺されていく様を。
それなのにこの双子は……。
そう思うと我慢できなかった。
「ちょっといいだろうか。そもそも将軍は――」
「貴方に発言は許していません。そう兄さんは言っています」
「貴方は黙ってそこにいればいいのです。そう姉さんは言っています」
「しかし――」
さらに言い募ろうとするが、後ろから暴力が来た。
腕が喉に回って動きを封じ、右腕が背中に回され極められた。下手に動けば折られる。さらに別の衛兵が目の前に来て、自分の口に布をあてがった。猿ぐつわだ。
「ぐっ……!」
「シーバ!」
デュエイン将軍の声。
声が出ない。
動けない。
それでも唯一見える光景にいる双子は面白そうに笑みを浮かべている。
そして、
「将軍、貴方は僕を困らせました。こうも簡単に負けたことです。これで三度目、どう責任を取ってくださいますか? そう兄さんは言っています」
「将軍、貴方は私に嘘をつきました。勝つと言ったのに負けたことです。これで三度目、どう責任を取ってくださいますか? そう姉さんは言っています」
「は……は! このデュエイン。お2人のために何でも致します」
「その言葉。嘘はありませんね? そう兄さんは言っています」
「その言葉。待っていました。そう姉さんは言っています」
「は?」
途端、双子の笑みが変わる。
頬よ裂けよとばかりに開かれた三日月の口は、悪魔のような邪悪さを感じさせる。僕は抗議のために必死に声をあげようとするが、猿ぐつわされた以上声にならず、何より押さえつけられた体は一歩も前に進めない。
「僕のスキルは呪い。積み上げられた罪に従い、罰を下す。そう兄さんは言っています」
「私のスキルは呪い。積み重ねられた嘘に従い、誅を下す。そう姉さんは言っています」
双子が同時に指を鳴らす。
瞬間、部屋の空気が変わった気がした。
そして、地獄が生まれる。
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