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田舎の小領主に千客万来
私が正妻です⑥
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「狭い部屋で申し訳ありませんが、オズワルド様のスキルが、この別棟までしかカバーしきれないので。」
と執事のサンスベ―ルが、グランパ王子、レザン中尉、オスカーを客室に案内しながら言った。
性格には、聖樹もある家庭菜園等と別棟にまでしか、彼のスキル範囲には収まっていない、ということだった。そうでない場所には・・・・ということだった。
「そのうち、この館の敷地全体、大して大きくないのですが、に広がるかとは思いますが。」
「なに、彼のスキル内は一流の旅館以上に快適だから・・・、それに突然勝手にやってきたのは私達だからね、かまわないよ。」
「おそれいります。」
「しかし、初めての女性をメロメロにとは・・・やはりスキル内だからかな?それに急に態度を変えて、というのは?」
「殿下、前者のことは私にはわかりかねますが、後者については彼の人徳かと思います。」
プランタンは少し面白くないという顔ながらも、彼を弁護するように言った。その彼女を見て、クスクス笑う王子殿下に、サンスベ―ルは思い出して、心の中でため息をついた。
翌日、もうべったりの2人に、オズワルドは、
「本当にいいのかい?」
と朝食が終わって、3人だけになると尋ねた。
「オズワルド様の方がずっといいです。」
と2人はハーモニー。それから、
「あら、あなた、だれかと比較しているようじゃない?前に男がいたのじゃないの?」
「ん・・・。その言葉、そっくりそのままお返しするわ。」
ジト目でオズワルドが見ているのに気が付いた2人は、
「え・・・え~と・・・寂しくて・・・。」
「色々と・・・強要されてというか・・・。」
とわなわなと震えながら、胸の前に両手を合わせて、うるうる目で彼を見た、すがるように。
トーリンは、婚約破後、接近し、慰めてくれた?隣国の大公と関係を結んでいたし、ラグトリは聖樹の巫女の座を巡る部族内の派閥争いで支援者と関係を持っていた。その支援者の敗北が、オズワルドの嫁に追い立てられたわけだが。
「過去はいいよ。これから私を一番に愛せるなら、私の妻でいいよ。」
とオズワルドが言うと、涙を流して2人は喜んだ。心の中で大きなため息をつきつつ、2人の顔を見て諦めることにした。
そのやり取りをサンスベ―ルはしっかりと聞いていた。
「男女の夜の営みのことはわかりかねますが、人の心までこのスキルの中では都合よくいくと言うのであれば、次期公爵の地位を失うことも、大好きだった婚約者を失うと言うこともなかったかと思います。それに、その力があったとしても、オズワルド様はそれを使うほど愚かでも、賢くもありませんから。」
サンスベ―ルが長い顔しゃくりながら皮肉っぽく言ったのに、プランタンは少し不機嫌そうな表情になったので、グランパ王子がとりなすように、
「確かに、父上陛下も私も彼の士官学校の寄宿舎の部屋を訪問したが、彼のためにとりなそうとは艦代えもしなかったからな。まあ、そんな効用があるスキルだったら、かえって危険視されかねないな。その場合、彼は幽閉になっているかもしれないな。どちらにせよ、彼のためにもよかったということだよ。」
とまとめた。が、プランタンは、まだおさまらなかった。
「オズラルド殿には、士官学校の自治会時代にはとても世話になった。彼には、助けられることが多かったが・・・。士官学校卒業後の軍務でも、彼の評価はなかなかいいものだったぞ。主人を少し過小評価していないか、君は?」
「中尉殿は、オズワルド様の本当の性格というのを知らないからですよ。」
と彼は思い出すように言った。厳しい表情になるプランタンだったが、グランパ王子は彼に悪意はないように感じた。
「では、彼の性格とは?良ければ教えてくれないかね?」
と執事のサンスベ―ルが、グランパ王子、レザン中尉、オスカーを客室に案内しながら言った。
性格には、聖樹もある家庭菜園等と別棟にまでしか、彼のスキル範囲には収まっていない、ということだった。そうでない場所には・・・・ということだった。
「そのうち、この館の敷地全体、大して大きくないのですが、に広がるかとは思いますが。」
「なに、彼のスキル内は一流の旅館以上に快適だから・・・、それに突然勝手にやってきたのは私達だからね、かまわないよ。」
「おそれいります。」
「しかし、初めての女性をメロメロにとは・・・やはりスキル内だからかな?それに急に態度を変えて、というのは?」
「殿下、前者のことは私にはわかりかねますが、後者については彼の人徳かと思います。」
プランタンは少し面白くないという顔ながらも、彼を弁護するように言った。その彼女を見て、クスクス笑う王子殿下に、サンスベ―ルは思い出して、心の中でため息をついた。
翌日、もうべったりの2人に、オズワルドは、
「本当にいいのかい?」
と朝食が終わって、3人だけになると尋ねた。
「オズワルド様の方がずっといいです。」
と2人はハーモニー。それから、
「あら、あなた、だれかと比較しているようじゃない?前に男がいたのじゃないの?」
「ん・・・。その言葉、そっくりそのままお返しするわ。」
ジト目でオズワルドが見ているのに気が付いた2人は、
「え・・・え~と・・・寂しくて・・・。」
「色々と・・・強要されてというか・・・。」
とわなわなと震えながら、胸の前に両手を合わせて、うるうる目で彼を見た、すがるように。
トーリンは、婚約破後、接近し、慰めてくれた?隣国の大公と関係を結んでいたし、ラグトリは聖樹の巫女の座を巡る部族内の派閥争いで支援者と関係を持っていた。その支援者の敗北が、オズワルドの嫁に追い立てられたわけだが。
「過去はいいよ。これから私を一番に愛せるなら、私の妻でいいよ。」
とオズワルドが言うと、涙を流して2人は喜んだ。心の中で大きなため息をつきつつ、2人の顔を見て諦めることにした。
そのやり取りをサンスベ―ルはしっかりと聞いていた。
「男女の夜の営みのことはわかりかねますが、人の心までこのスキルの中では都合よくいくと言うのであれば、次期公爵の地位を失うことも、大好きだった婚約者を失うと言うこともなかったかと思います。それに、その力があったとしても、オズワルド様はそれを使うほど愚かでも、賢くもありませんから。」
サンスベ―ルが長い顔しゃくりながら皮肉っぽく言ったのに、プランタンは少し不機嫌そうな表情になったので、グランパ王子がとりなすように、
「確かに、父上陛下も私も彼の士官学校の寄宿舎の部屋を訪問したが、彼のためにとりなそうとは艦代えもしなかったからな。まあ、そんな効用があるスキルだったら、かえって危険視されかねないな。その場合、彼は幽閉になっているかもしれないな。どちらにせよ、彼のためにもよかったということだよ。」
とまとめた。が、プランタンは、まだおさまらなかった。
「オズラルド殿には、士官学校の自治会時代にはとても世話になった。彼には、助けられることが多かったが・・・。士官学校卒業後の軍務でも、彼の評価はなかなかいいものだったぞ。主人を少し過小評価していないか、君は?」
「中尉殿は、オズワルド様の本当の性格というのを知らないからですよ。」
と彼は思い出すように言った。厳しい表情になるプランタンだったが、グランパ王子は彼に悪意はないように感じた。
「では、彼の性格とは?良ければ教えてくれないかね?」
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