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田舎の小領主に千客万来
小姑たち来る
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「オズワルドお兄様。どうして、結婚式に呼んでいただけなかったのですか?」
「まったく、2人も結婚してしまった。しかも、居候とペットですか?」
とオズワルドとテーブルを挟んで座っているのは、やや小柄な見事な金髪、それもどうやったらこんなにふわっとなるのか分からないくらい、の花のような可愛らしい双子姉妹、メリーウェザーとメリーベルであり、オズワルドの7歳下の妹たちであり、大魔導士と大聖女のスキルの持ち主たちだった。
「それで、どうして突然こんな辺鄙な所にやってきたんだ?」
2人の言葉を無視して、オズワルドは訊ねた。彼女達を乗せた馬車は、今朝突然彼の屋敷の中に入って来て止まったのである。そこから降りて出てきたのが、この2人。何事かと屋敷から出てきたサンスベ―ルが彼女達を見て、あわてて案内し、オズワルドにご注進して・・・今、3人で茶をすすっているのである。
「可愛い妹たちが来たのですから、もっと嬉しそうな顔をしてはどうですか?そのような態度を取られると哀しくて死にそうですよ。」
「王立高等学園を卒業したので、オズワルドお兄様にご報告をと思っただけです。ついでに、式に呼ばれていないので、義姉様方のお顔を知りたいと思っただけですわ。」
といかにも不満たらたらという表情で文句を言った。
こいつら、何時の間にこんなに性格が悪くなったんだ、俺の知っている2人はもっと優しい、可愛らしい性格だったはずなのに、と極力顔には出さないように、心の中で大きなため息をついて思った。
"こいつらも、もう大人。他家に嫁ぐにしろ、家臣の誰かを夫にするにしても、このくらいになっていないとだめなのかもしれないな。"とも思い直した。
「俺は・・・辺境に追われた身だし、ここまで皆を呼べる立場にないし、戻ることも許されないだろう?」
と切り返すように言ってから、
「言われなくとも、俺の妻達、お前達の義姉達を紹介するつもりだ。」
何か小姑しそうな顔なんだが、大丈夫だろうか?と彼は心配だった。
オズワルドが自分の妻達を呼び入れると4人は儀礼的な挨拶をし、それが終わるととりとめのない話を少しした。それだけだったが、メリーウェザーとメリーベルは、
「オズワルド兄さんは、しっかりして、頼もしいように見えるけど、意外におっちょこちょいで、悪い意味でもひとが良すぎるのよね。お義姉様方、どうかオズワルド兄様を守って、支えてあげてくださいね。」
「強そうに見えるオズワルド兄さんだけど、直ぐにがっくりして、落ち込んでしまうのところがあるから、お義姉方が、優しく励まして、支えてあげてくださいね。」
とそれぞれ言ってから、
「本当に、私は大変だったのですから。」
とハーモニーした。
「おい、変な誤解を生じるようなことは言わないでくれないか?」
と実に嫌な顔をしたオズワルドだったが、
「あら、私達ね変なこと言いましたかしら?」
「いいえ、そんなこと言っていませんわよ。」
とプイっと、拗ねたように横を向く。ジト目で見る妻達にため息をしつつも、もうあきらめたオズワルドは、
「それで何時までいるんだ?」
「兄様のスキルの快適環境を楽しみたいし、久しぶりに。」
「このお茶のような美味しい実のを楽しみたいし。」
「せめて一週間。」
「ああ、わかったよ。ゆっくりしていけばいい。4人仲良くしてくれよ。」
「は~い。」
と4人はハーモニーした。
「全く、猫をかぶりがパワーアップしているな。」
とオズワルドは、心の中で大きなため息をついた。
妻達の前で、ことさらすりすりすり寄って、耳元で、
「あの・・・一応可愛い・・・エルフ女を可愛がっているのはいいですけれど、ハイエルフの争いに巻き込まれかねませんよ。気を付けて下さいね。」
「それは、あの・・・一応美人さんの悪役令嬢を愛でているのは兄上のいいところですけど、一国の権力抗争の渦中に入りかねませんからね。」
と囁いてきた。
「その時は、早く、上手く切り捨てることですよ。」
と締めくくった。
「恐ろしい奴らだな。賢いだけに・・・。その時、どうするだろうか?」
とオズワルドは怖くなった。そして、少し離れたところでプイッとふくれっ面をしている妻達に謝罪するように微笑んだ。
「まったく、2人も結婚してしまった。しかも、居候とペットですか?」
とオズワルドとテーブルを挟んで座っているのは、やや小柄な見事な金髪、それもどうやったらこんなにふわっとなるのか分からないくらい、の花のような可愛らしい双子姉妹、メリーウェザーとメリーベルであり、オズワルドの7歳下の妹たちであり、大魔導士と大聖女のスキルの持ち主たちだった。
「それで、どうして突然こんな辺鄙な所にやってきたんだ?」
2人の言葉を無視して、オズワルドは訊ねた。彼女達を乗せた馬車は、今朝突然彼の屋敷の中に入って来て止まったのである。そこから降りて出てきたのが、この2人。何事かと屋敷から出てきたサンスベ―ルが彼女達を見て、あわてて案内し、オズワルドにご注進して・・・今、3人で茶をすすっているのである。
「可愛い妹たちが来たのですから、もっと嬉しそうな顔をしてはどうですか?そのような態度を取られると哀しくて死にそうですよ。」
「王立高等学園を卒業したので、オズワルドお兄様にご報告をと思っただけです。ついでに、式に呼ばれていないので、義姉様方のお顔を知りたいと思っただけですわ。」
といかにも不満たらたらという表情で文句を言った。
こいつら、何時の間にこんなに性格が悪くなったんだ、俺の知っている2人はもっと優しい、可愛らしい性格だったはずなのに、と極力顔には出さないように、心の中で大きなため息をついて思った。
"こいつらも、もう大人。他家に嫁ぐにしろ、家臣の誰かを夫にするにしても、このくらいになっていないとだめなのかもしれないな。"とも思い直した。
「俺は・・・辺境に追われた身だし、ここまで皆を呼べる立場にないし、戻ることも許されないだろう?」
と切り返すように言ってから、
「言われなくとも、俺の妻達、お前達の義姉達を紹介するつもりだ。」
何か小姑しそうな顔なんだが、大丈夫だろうか?と彼は心配だった。
オズワルドが自分の妻達を呼び入れると4人は儀礼的な挨拶をし、それが終わるととりとめのない話を少しした。それだけだったが、メリーウェザーとメリーベルは、
「オズワルド兄さんは、しっかりして、頼もしいように見えるけど、意外におっちょこちょいで、悪い意味でもひとが良すぎるのよね。お義姉様方、どうかオズワルド兄様を守って、支えてあげてくださいね。」
「強そうに見えるオズワルド兄さんだけど、直ぐにがっくりして、落ち込んでしまうのところがあるから、お義姉方が、優しく励まして、支えてあげてくださいね。」
とそれぞれ言ってから、
「本当に、私は大変だったのですから。」
とハーモニーした。
「おい、変な誤解を生じるようなことは言わないでくれないか?」
と実に嫌な顔をしたオズワルドだったが、
「あら、私達ね変なこと言いましたかしら?」
「いいえ、そんなこと言っていませんわよ。」
とプイっと、拗ねたように横を向く。ジト目で見る妻達にため息をしつつも、もうあきらめたオズワルドは、
「それで何時までいるんだ?」
「兄様のスキルの快適環境を楽しみたいし、久しぶりに。」
「このお茶のような美味しい実のを楽しみたいし。」
「せめて一週間。」
「ああ、わかったよ。ゆっくりしていけばいい。4人仲良くしてくれよ。」
「は~い。」
と4人はハーモニーした。
「全く、猫をかぶりがパワーアップしているな。」
とオズワルドは、心の中で大きなため息をついた。
妻達の前で、ことさらすりすりすり寄って、耳元で、
「あの・・・一応可愛い・・・エルフ女を可愛がっているのはいいですけれど、ハイエルフの争いに巻き込まれかねませんよ。気を付けて下さいね。」
「それは、あの・・・一応美人さんの悪役令嬢を愛でているのは兄上のいいところですけど、一国の権力抗争の渦中に入りかねませんからね。」
と囁いてきた。
「その時は、早く、上手く切り捨てることですよ。」
と締めくくった。
「恐ろしい奴らだな。賢いだけに・・・。その時、どうするだろうか?」
とオズワルドは怖くなった。そして、少し離れたところでプイッとふくれっ面をしている妻達に謝罪するように微笑んだ。
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