本当の外れスキルのスロー生活物語

転定妙用

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田舎の小領主に千客万来

またまた来訪者

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「兄様。あの2人は何なんですか?突然来て?にらみ合っていますけど、どういう2人ですか?愛人が、乗り込んで来たのですか?兄さまの不潔。」
「そうだったら節操がなさすぎますよ。一人は、あの角、魔族ではありませんか?もう一人は、冒険者のようですけど・・・平民にまで手をつけるなんて・・・。」
「私という者がありながら、何時の間に・・・。信じていたのに・・・裏切られたわ・・・人間というものは本当に・・・。」
「あ、愛人の一人や二人いても気にしません・・・わ。でも、正妻の私に黙っているなんて、許せませんわ。しかも魔族と平民なんて・・・。」
とまだいる妹たちと故自由と達が何時帰るのかと文句たらたらの妻達が、仲良く協力しているのは、それぞれタイプは異なるが鎧を着た女、1人は角がある魔族、が2人、居間のテーブルを挟んでにらみ合っているように見えたからだ。何時の間に来たのか、それが4人にはわからない。
「誰ですか?あの女達?」
とハーモニー。
「実は、女魔王と女勇者なんだ・・・けど。昨晩遅く来た。」
「はあー?」
と4人はまた、ハーモニーした。

「すまんな。突然、邪魔してしまって。」
と女魔王は、頭は下げなかったが謝った。オズワルド好みの、ちょっと厳しく、かつ知的でいて、美人で長身、スリムだが出ているところは出ている、そういう女だった。
「ごめんね。私は人間界での案内を頼まれてしまってね。事前に・・・と思ったのだけども、どうしても早くと言って聞かなくてね。」
とは女勇者。タイプとしては、女魔王に近いが、どちらかというと優しい賢いお姉さんのような雰囲気のある、やはりオズワルドの好みの女性だった。
「おい、それでは私が悪いようではないか?」
「だって、本当のことでしょう?」
 女勇者と女魔王、相容れぬ者同意がため口を聞きながら、同席しているわけであるが、この2人、コンビを組んで冒険者をしているのである、どちらも素性は隠して、さらに女魔王は魔法で角を隠し人間を装っている。

 火器が発達し、それだけでない戦争技術も発展、魔法技術も発展し、国家の制度も整い、拡大してきた、特に人間社会は。ただ、魔族も同様な面があった、特に人間型魔族は。その面では魔王、勇者の地位は相対的に低下している。その上、魔界を力で統一するような魔王が近年、というより100年近くでなくなった。それと呼応するかのように、破天荒な勇者も出現しなくなった。そして、人間達は気が付いた。魔族は必ずしも一枚板ではなく、諸勢力があり、かなりの数の国と呼べる、大小あるが、ものが存在するということに。そうであれば、その一部と提携、連合・同盟できないか?もしできれば、魔族の侵攻の防壁になるし、人間・亜人界での争いに有利になるのではないか?一歩進んで、同盟した魔族国を支援して魔界での覇権なりをとらせれば、人間界に侵攻するような魔王の出現を事前に潰せるかもしれないとも考えた。魔族の中からも、似たような考えを持つ者が現れた。はっきりとした組織があれば交渉ができる。まして国同士となれば、それが可能になる。国同士は常に争うものであるが、同時に和平、提携、連合・同盟、相互支援するのも常である。ということで、現在は魔界には魔王を称するものが何人もおり、彼らと彼らの国々は、それぞれ人間の国家と同盟、提携してし、他の魔王国と対立・連合している状態である。そして、均衡が保たれているというのが現状である。
 そうなると人間にとっては、下手に強力な勇者が出現すると、扱いに困るということになる。とは言っても、相対的に比重は小さくなったとは言え、勇者が国軍にいれば有利になる。他方、いままで言った人間と提携、連合する魔族は主に人間型魔族であり、異形、人間から見ればだが、の魔族達の方はそうではない方が多く、組織が整わないので、まとまりがなく、交渉でなんとかなる存在ではない。そのため、各魔王国では脅威とすらなっている。そういうこともあり、勇者とそのパーティーが魔王とその軍に助力して、魔界各地で戦う、まるで魔王の傭兵のように、ということになってしまった。その軍事行動に、同盟している人間の国家も多少とも支援をしている。軍を送ることもある。そうした中に、オズワルドもいたことがあった。その時に、この2人、この女魔王と女勇者と出会ったのである。
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