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田舎の小領主に千客万来
出会い…恋愛関係などないぞ
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「あの時は、彼は婚約者と侍女のことで頭がいっぱいで、私も勇者も女と見ていなかったわ。」
「そうこれだけの美人が、すぐわきにいて、体を押し付けあったというのに…。まあ、年増は関心がわかなかったかもしれないけれど。」
「それは判っているけれど、何か今になってムカムカしてきたわね。」
「あら、奇遇ね。私もそう感じていたところ。」
「ちょっと待って下さい。こんなところで、昔のことを蒸し返したり、誤解を与えるようなことは言わないでいただけませんか?」
「はて?事実でないことは言ったかしら?」
「そんなことは、一つもなかったはずよ。」
「2人とも、わざとですね。まったく…。」
オズワルドは、女魔王と女勇者の話で、半ば怒りからジト目になっている妻達と妹達の痛い視線を感じながら、もういい加減にしてくれ、という表情になっていた。その時、サンスベールが助け船になってくれた。
「まだ、オズワルド様は。婚約破棄もされていない時ですよ。婚約者以外に目移りしているような男が良いとお思いですか?皆様?」
半分だけの言及だったが、それでも4人の熱を下げるのには十分だったし、オズワルドに余裕を与えた。
「体を押し付けあったというのは、戦場で背中を預けあったということなんだよ。」
彼は2人との関係を語りはじめた。
勇者ララニーアは、女魔王スピカの下で新たな魔界を統一しようとする魔王との戦いに参加していた。魔界統一、全ての魔族を支配下に治めることを目指し、彼は破竹の進撃をしていた。その前に、女魔王スピカとその部族の国が立ちはだかることになった。戦いは不利だった。多くの自称魔王の一人にしか過ぎなかった、その中では上位5人の中に入りトップを争うだけの実力があったとはいえ、彼女は彼に勝てる相手ではなかった。それに、彼の軍の数は圧倒的でもあり、防戦一方だった。そのため、女勇者ララニーアが派遣されたのだが、彼女でも劣勢を挽回できるほどの力はなかった。このまま、スピカが新生魔王、久方ぶりの真の魔王の軍門に下れば、彼に対抗できる勇者がいない状況であるから、人間・亜人界への侵攻を阻めなくなる。ということで、援軍が送られた。その中にオズワルドもいた。もちろん、一士官としてである。
「勇者様直属ということになって、勇者様が魔王様直轄ということになったから、勇者様と魔王様とともに・・・ということになったのだが、私はその他大勢の一人だったんだ。そのはずだったんだが、あの日の戦いは、それはそれは激しくて・・・、気が付くと、何故か3人で新生魔王と対峙することになっていたんだ。」
「あっちには部下が何人かいたから、3人でこちらが有利というわけではなかったわ。」
「そうだ。一人足手まといがいるから圧倒的に不利だと思ったわ。」
「ひどいですね、その通りですが。」
「はじめは、そう思ったと言っただけよ。あのクソ脳筋魔王の相手を一人でしてくれて、雑魚とは言えない連中の退治に専念させてくれたわ。大したもんだと、あの時感心したわよ。」
「逃げていただけですよ。」
「そうではなかったわよ。挑発しては、あいつの攻撃を受け流し、避けて、攻撃もする、なんて並大抵なことではなかったわ。」
「お二人が、あの魔王の側近や親衛隊長達を倒してくれたので、1対3になったわけだよ。」
「あいつ、オズワルドにおちょくられて、攻撃を乱発して少し疲れていたわ。私達も疲れてはいたけど。」
「最初はね、1対3でも苦戦、いえ、防戦一方に近かったわ。」
「その中でお二人の、起死回生の渾身の連携技が炸裂して、形勢が一転して・・・。」
「彼のスキル、彼の箱庭空間が私達を覆ったのよ。すると、あの魔王の力が急激に落ちたのよ。」
「あの空間の中で形勢が逆転したのよね。私達には最高に快適で、あいつには最悪の環境になった。」
「いや、あれには大した効果がなく、全てはお二人の力、渾身の連係技の結果ですよ。」
勇者+魔王とオズワルドの説明の食い違いに4人は、目を白黒させるばかりだった。
「そうこれだけの美人が、すぐわきにいて、体を押し付けあったというのに…。まあ、年増は関心がわかなかったかもしれないけれど。」
「それは判っているけれど、何か今になってムカムカしてきたわね。」
「あら、奇遇ね。私もそう感じていたところ。」
「ちょっと待って下さい。こんなところで、昔のことを蒸し返したり、誤解を与えるようなことは言わないでいただけませんか?」
「はて?事実でないことは言ったかしら?」
「そんなことは、一つもなかったはずよ。」
「2人とも、わざとですね。まったく…。」
オズワルドは、女魔王と女勇者の話で、半ば怒りからジト目になっている妻達と妹達の痛い視線を感じながら、もういい加減にしてくれ、という表情になっていた。その時、サンスベールが助け船になってくれた。
「まだ、オズワルド様は。婚約破棄もされていない時ですよ。婚約者以外に目移りしているような男が良いとお思いですか?皆様?」
半分だけの言及だったが、それでも4人の熱を下げるのには十分だったし、オズワルドに余裕を与えた。
「体を押し付けあったというのは、戦場で背中を預けあったということなんだよ。」
彼は2人との関係を語りはじめた。
勇者ララニーアは、女魔王スピカの下で新たな魔界を統一しようとする魔王との戦いに参加していた。魔界統一、全ての魔族を支配下に治めることを目指し、彼は破竹の進撃をしていた。その前に、女魔王スピカとその部族の国が立ちはだかることになった。戦いは不利だった。多くの自称魔王の一人にしか過ぎなかった、その中では上位5人の中に入りトップを争うだけの実力があったとはいえ、彼女は彼に勝てる相手ではなかった。それに、彼の軍の数は圧倒的でもあり、防戦一方だった。そのため、女勇者ララニーアが派遣されたのだが、彼女でも劣勢を挽回できるほどの力はなかった。このまま、スピカが新生魔王、久方ぶりの真の魔王の軍門に下れば、彼に対抗できる勇者がいない状況であるから、人間・亜人界への侵攻を阻めなくなる。ということで、援軍が送られた。その中にオズワルドもいた。もちろん、一士官としてである。
「勇者様直属ということになって、勇者様が魔王様直轄ということになったから、勇者様と魔王様とともに・・・ということになったのだが、私はその他大勢の一人だったんだ。そのはずだったんだが、あの日の戦いは、それはそれは激しくて・・・、気が付くと、何故か3人で新生魔王と対峙することになっていたんだ。」
「あっちには部下が何人かいたから、3人でこちらが有利というわけではなかったわ。」
「そうだ。一人足手まといがいるから圧倒的に不利だと思ったわ。」
「ひどいですね、その通りですが。」
「はじめは、そう思ったと言っただけよ。あのクソ脳筋魔王の相手を一人でしてくれて、雑魚とは言えない連中の退治に専念させてくれたわ。大したもんだと、あの時感心したわよ。」
「逃げていただけですよ。」
「そうではなかったわよ。挑発しては、あいつの攻撃を受け流し、避けて、攻撃もする、なんて並大抵なことではなかったわ。」
「お二人が、あの魔王の側近や親衛隊長達を倒してくれたので、1対3になったわけだよ。」
「あいつ、オズワルドにおちょくられて、攻撃を乱発して少し疲れていたわ。私達も疲れてはいたけど。」
「最初はね、1対3でも苦戦、いえ、防戦一方に近かったわ。」
「その中でお二人の、起死回生の渾身の連携技が炸裂して、形勢が一転して・・・。」
「彼のスキル、彼の箱庭空間が私達を覆ったのよ。すると、あの魔王の力が急激に落ちたのよ。」
「あの空間の中で形勢が逆転したのよね。私達には最高に快適で、あいつには最悪の環境になった。」
「いや、あれには大した効果がなく、全てはお二人の力、渾身の連係技の結果ですよ。」
勇者+魔王とオズワルドの説明の食い違いに4人は、目を白黒させるばかりだった。
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