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VSヴォーネス共和国(クラリス教団)
第126話 ペンジェンの街 陽動
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1人目のリンクル族を救出して港を見ながら、どのように救出していくか悩んでいた。
上空に居るのは40羽のトライベッカファルコン達をどのように使うか?
現代風に考えたら、街の外に居る兵士達を爆撃して、港の兵士達を応援に向かわせた所を襲うのが一番良さそうだが、爆撃みたいな攻撃手段がないのが現状だった。
いやまてよ、自分が魔法で岩をだして、それをトライベッカファルコン達に運んでもらい落としていけばいいのでは!?
そうと決まれば、実行に移そうまずは港の方から死角になる部分へ移動し、トライベッカファルコン達を呼び寄せた。
「主よどうした?」
「これから目の前に岩を出すから、それを運んで街の外に居る兵士達の頭上に落としてほしい」
「了解した」
「港にいる兵達が街の外に行ってくれるまでお願い」
「了解」
目の前に大きな岩をだした。
「持てる?」
岩をガシッとつかみはばたくと、岩が浮き始めた。
「問題ない」
「よろしく!それじゃ続けて行こうか!」
しばらくするとペンジェンの街が騒がしくなったのが分かった。
港が見える場所に移動し、港の様子を見ながら続けていると、港に居た見張り役の兵士達の数が明らかに減ってきた。
そろそろ頃合いか?戻ってきたトライベッカファルコンに話を聞いてみた。
「街の外の様子はどう?」
「多くの兵が集まって来ていた、魔法で攻撃してくるが、主が出した岩がすべてを防いでくれたおかげで問題ない」
攻防一体の岩か、今後もこの手段は使えるかもしれないなと思いながら、間断なく続けるのは、ここまでにしておこう、間をあけて落とす作戦にチェンジした。
オスカーから貰ったスナイパーライフルを取り出し、スコープを覗きながら港に残っている兵の所在を確認した。
見た感じ6名か?
『ヒスイ、港に居る兵達って今何人いる?』
『ん~12人かな』
6人が見えないところに居るという事か、リンクル族達が囚われている建物の中かな?
ならば、と思い建物から一番遠くに居る兵士に狙いを定め、狙撃音が出ないように大気振動を抑えるように大気魔法を発動させた。
狙いが定まり、トリガーを引くと同時に行動速度上昇を使用し、次の兵士に狙いを定めトリガーを引く、3人目あたりで仲間の異変に気付き兵士達に動きがあり、リンクル族達も悲鳴をあげたりしている様子が見られた。
さすがに行動速度上昇使っていても動いている兵士を撃つのは難しく数発外したが、外に居た5人を仕留め終わったころに、建物からも数名の兵士が出てきた。
先ほどと同様に、狙いを定めては狙撃を繰り返したが、11人もいたか?
『今何人目?9だと思うんだけど』
『うん9人目だね、残り3人は建物の中にいるね』
異変に気付いているはずだが何のために出てこない?奴隷のリンクル達を見張る為か?とりあえず乗り込むか、岩を10個ほど甲板にだした。
「これで最後で、外に居る兵士達をよろしく」
「了解」
10羽のトライベッカファルコン達が岩を掴み空に飛び立った。
よっし、自分も港へ乗り込もう!
スナイパーライフルをアイテムボックスにしまい、神刀を腰に差した。
甲板から縮地を使い、港に乗り込んだ、いきなり現れた自分に対して驚くものが数名居たが悲鳴をあげられることは無かった。
とりあえず近くで腰を抜かしている女の子の元に行った。
「ヴォーネス解放軍の秋津直人です。皆さんを救出しに来ました」
「ほんとか!?」
周囲のリンクル族達は皆驚いた表情を見せていた。
「えぇ、既にジルさんはエスティアに居ます」
「ジルか、どうやって?」
「とりあえず黙って並んでください、それからトライベッカファルコン達が降りてきますが騒ぐのだけはやめてくださいね」
「あぁ」
トライベッカファルコン達を見て騒いで兵士達がこっちに戻ってきたら意味がないので先に注意をした。
リンクル族達は素直に並んでくれた。
「エイダ」
「はいなの~」
「ファルコン達呼んできて」
「わかったの~」
「今のは、キラービーですか……?」
「ですよ」
先頭に居る女性に触れ身体の悪い所をすべて修復していると、ファルコン達が降りて来た。
「彼女たちをチェックするから、チェックが終わった者達からエスティアへ」
「了解」
「そこの女性はいいよ」
「行くぞ」
それだけ女性に告げると、さっさと掴み飛び立っていってしまった。
港エリアは照明のせいもあって明るいから、異変に気付かれるのも時間の問題だろうと思いながら可能な限り急いでチェックしケガなどを修復していった。
しばらくすると、並んでいたリンクル族が居なくなった。外に居るリンクル族は全員対処できたようだ、次は建物の中に居るリンクル族だが、全員を対応している時間はないだろうな、とりあえず残っている3人の兵士を消して、この場に立ち入れないようにするかどうにか一斉に救出する手段でもあればいいのだが、とりあえず多くのリンクル族が居るという建物中に入った。
上空に居るのは40羽のトライベッカファルコン達をどのように使うか?
現代風に考えたら、街の外に居る兵士達を爆撃して、港の兵士達を応援に向かわせた所を襲うのが一番良さそうだが、爆撃みたいな攻撃手段がないのが現状だった。
いやまてよ、自分が魔法で岩をだして、それをトライベッカファルコン達に運んでもらい落としていけばいいのでは!?
そうと決まれば、実行に移そうまずは港の方から死角になる部分へ移動し、トライベッカファルコン達を呼び寄せた。
「主よどうした?」
「これから目の前に岩を出すから、それを運んで街の外に居る兵士達の頭上に落としてほしい」
「了解した」
「港にいる兵達が街の外に行ってくれるまでお願い」
「了解」
目の前に大きな岩をだした。
「持てる?」
岩をガシッとつかみはばたくと、岩が浮き始めた。
「問題ない」
「よろしく!それじゃ続けて行こうか!」
しばらくするとペンジェンの街が騒がしくなったのが分かった。
港が見える場所に移動し、港の様子を見ながら続けていると、港に居た見張り役の兵士達の数が明らかに減ってきた。
そろそろ頃合いか?戻ってきたトライベッカファルコンに話を聞いてみた。
「街の外の様子はどう?」
「多くの兵が集まって来ていた、魔法で攻撃してくるが、主が出した岩がすべてを防いでくれたおかげで問題ない」
攻防一体の岩か、今後もこの手段は使えるかもしれないなと思いながら、間断なく続けるのは、ここまでにしておこう、間をあけて落とす作戦にチェンジした。
オスカーから貰ったスナイパーライフルを取り出し、スコープを覗きながら港に残っている兵の所在を確認した。
見た感じ6名か?
『ヒスイ、港に居る兵達って今何人いる?』
『ん~12人かな』
6人が見えないところに居るという事か、リンクル族達が囚われている建物の中かな?
ならば、と思い建物から一番遠くに居る兵士に狙いを定め、狙撃音が出ないように大気振動を抑えるように大気魔法を発動させた。
狙いが定まり、トリガーを引くと同時に行動速度上昇を使用し、次の兵士に狙いを定めトリガーを引く、3人目あたりで仲間の異変に気付き兵士達に動きがあり、リンクル族達も悲鳴をあげたりしている様子が見られた。
さすがに行動速度上昇使っていても動いている兵士を撃つのは難しく数発外したが、外に居た5人を仕留め終わったころに、建物からも数名の兵士が出てきた。
先ほどと同様に、狙いを定めては狙撃を繰り返したが、11人もいたか?
『今何人目?9だと思うんだけど』
『うん9人目だね、残り3人は建物の中にいるね』
異変に気付いているはずだが何のために出てこない?奴隷のリンクル達を見張る為か?とりあえず乗り込むか、岩を10個ほど甲板にだした。
「これで最後で、外に居る兵士達をよろしく」
「了解」
10羽のトライベッカファルコン達が岩を掴み空に飛び立った。
よっし、自分も港へ乗り込もう!
スナイパーライフルをアイテムボックスにしまい、神刀を腰に差した。
甲板から縮地を使い、港に乗り込んだ、いきなり現れた自分に対して驚くものが数名居たが悲鳴をあげられることは無かった。
とりあえず近くで腰を抜かしている女の子の元に行った。
「ヴォーネス解放軍の秋津直人です。皆さんを救出しに来ました」
「ほんとか!?」
周囲のリンクル族達は皆驚いた表情を見せていた。
「えぇ、既にジルさんはエスティアに居ます」
「ジルか、どうやって?」
「とりあえず黙って並んでください、それからトライベッカファルコン達が降りてきますが騒ぐのだけはやめてくださいね」
「あぁ」
トライベッカファルコン達を見て騒いで兵士達がこっちに戻ってきたら意味がないので先に注意をした。
リンクル族達は素直に並んでくれた。
「エイダ」
「はいなの~」
「ファルコン達呼んできて」
「わかったの~」
「今のは、キラービーですか……?」
「ですよ」
先頭に居る女性に触れ身体の悪い所をすべて修復していると、ファルコン達が降りて来た。
「彼女たちをチェックするから、チェックが終わった者達からエスティアへ」
「了解」
「そこの女性はいいよ」
「行くぞ」
それだけ女性に告げると、さっさと掴み飛び立っていってしまった。
港エリアは照明のせいもあって明るいから、異変に気付かれるのも時間の問題だろうと思いながら可能な限り急いでチェックしケガなどを修復していった。
しばらくすると、並んでいたリンクル族が居なくなった。外に居るリンクル族は全員対処できたようだ、次は建物の中に居るリンクル族だが、全員を対応している時間はないだろうな、とりあえず残っている3人の兵士を消して、この場に立ち入れないようにするかどうにか一斉に救出する手段でもあればいいのだが、とりあえず多くのリンクル族が居るという建物中に入った。
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