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一章 異世界への降り立ち。そして序章
異世界の街並みって正直中世ヨーロッパが定番ていうか殆どが中世ヨーロッパ風
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魔法陣から放たれた眩い光に思わず目を閉じるが、この貴重な瞬間に目を瞑るのは勿体ないと思い細めながら目を開ける。
神秘的な雰囲気を持つ天界と女神の姿が歪んでいき、只々眩い光を見るだけの時間が数秒。それだけあれば充分だったのか、少しづつ光が薄れていき、光が晴れた先はまた別の光。即ち太陽の光とそれに照らされるように広がる草原。
「………異世界だ」
他の場所を見たわけでも無いし建物や人、モンスターを見た訳でもないが、優斗は直感的にここが異世界なのだと判断した。
「ここが、異世界」
優斗が今いる場所は一面か草原。広々と広がる草原の景色。それ以外は何も見えない。
「なにか、情報が欲しいな。一先ず、所持品を………」
ポケットの中を漁ると、右ポケットにはスマホが入っていた。
スマホの確認は後にして次は鞄の中も見てみる。
「っていうか鞄持ってたんだな俺」
そういえば女神が死んだ時の記憶は失っているって言っていた。優斗は本当に死んだ瞬間の記憶のみ封印されているのだと思っていたが、優斗が思っているよりも封印されている時間は多いのかもしれない。
まあ、悠久の時を生きる女神に人間の時間を当てはめされるのも酷なのだろうと一先ず自分に言い聞かせる。
「鞄の中にはさっき渡された袋か」
女神から渡された50万円相当の金額が入っている袋。中を見ても価値のわからない金貨が数枚入っていることしかわからなかったが、日本円で幾らあるのかがわかれば使いようはある。
他にはポケットティッシュにハンカチ、元の世界の財布にモバイルバッテリーが入っていた。
正直ネットが繋がっていないこの世界でスマホを使う機会があるのかわからないし、元の世界の金銭の需要も低いだろうし、最初に見せてもらった攻略本もどきも持って来れていないしで状況が分からないので待遇が悪く見えてしまうが、そこそこの量のお金を貰っているので文句は言えない。
「っていうか結局このスマホはどこまで使えるんだ?」
異世界転移の影響で最悪電源がつかない可能性も視野に入れたが、電源ボタンを押すとスマホはなんの問題もなく無事に電源がついた。
「良かった。一応使えるみたいだな」
だが流石に異世界にまでネットが繋がっている様子は無く、ネットを使う機能は使えなかった。それに加え、地図アプリも使えなさそうだ。まあ、通常の地図アプリの方は異世界の地図が導入されてないから絶対に使えないのだが。
「それにしても困ったな。こんな草原に放置されてもどこに向かえばいいのやら………」
いきなり前途多難。あの女神様も酷いものだ。いきなり人もいない場所に飛ばすだなんて。
「いや、普通に考えて急に街中に転移した方が警戒されるか」
そう考えれば草原に転移されたのを受け入れるしかない。寧ろ周りにモンスターがいないことを喜ぶべきだろうか。
「でも、ここまで考えても状況は変わらない。なにか手段は無いものかな」
そう呟きながらなんとなしにスマホのアプリを見ていると、見覚えのないアプリがインストールされていることに気が付いた。
「なんだこれ?」
他に状況を打破する術も思いつかないことだし試しにそのアプリを開いてみると開いた瞬間に説明画面が表示された。説明画面には『最初から迷子にならない為の始まりの街周辺の地図を入れておきました!有効活用してくださいね』という文字が女神の似顔絵の共に表示され、説明画面を閉じると周辺の地図が出てきた。
「よかった。これでなんとか街には行けそうだな」
地図アプリで見る限りでは、ここから北に10分程度歩けば街に着くみたいだ。
ちなみにこの地図アプリにはコンパス昨日もあるので東西南北はきちんとわかる。
「もしちゃんと冒険者になって冒険に出た時もこの地図が使えたら、方角だけは見失わないかな」
その時までこの地図アプリが動いて、スマホの充電がもっているのかはわからないが。
そして暫く歩くときちんと街の城壁が見えてきた。
入口の門は開いていて、門の前には鎧を着た見張りの人が立っているのが見えた。
見張りがいるが、街に入っても大丈夫なのだろうか。
「すみません。旅の者なのですが、街に入っても大丈夫でしょうか」
心配になったのできちんと事前に確認を取る。これ社会の常識ね。もしかしたら何か重要なことを見落としている可能性があるからね。
「ん?ああ大丈夫だぞ」
だが、優斗の心配を他所に見張りの人はあっさりと許可を出した。
「ありがとうございます。ところで、そんな簡単に許可を出しても大丈夫なのでしょうか」
「大丈夫だぞ。ちゃんとスキルで確認してるからな」
スキルか。相手が危険人物かどうかがわかるスキルも存在しているということなのだろう。
「わかりました。ありがとうございます」
「いいってことよ。兄ちゃんもこの街でゆっくりして行きな。ここら辺はのどかだからな」
ということで街の中に入る。というか
「そう言えば普通に話せてたな」
もしかしたら転生の際に言語理解等のスキルを貰っていたのだろうか。
ちなみに優斗は日本とこの世界の住民の言語が同じだとは思っていない。そんな偶然やご都合主義は存在しないのだから。
「全く、こういう特典もあるならあるって教えてくださいよ女神様」
黙って渡されるとこちらとしても心臓に悪い。
とまぁ、紆余曲折ありながらも優斗は街中を歩いていく。
「街はやっぱりイメージ通りの中世ヨーロッパの雰囲気だな」
まあ王道というやつだろう。確かに、和の雰囲気のある街なんかもあるが、基本は中世ヨーロッパの雰囲気のイメージがある。
「それに、人間以外の種族もいっぱいいるな。猫耳や犬耳をつけてる人達。獣人かな?それに耳が長い種族。エルフか?今のところ見てないが、小人族や巨人族みたいな種族も存在してるのか?」
周りをキョロキョロと見ながら歩く姿は完全に田舎から出たばかりの少年そのものだ。
優斗はそうやって街の様子を見ながらも時折地図を確認して冒険者ギルドに向かう。
ちなみに歩きスマホはしていない。地図を見る時はきちんと止まってから確認している。異世界で自分以外に余所見してる人は少ないだろうとは言え、やはり率先して歩きスマホはするべきでない。
そんなこんなで優斗は街中を歩いて行く。今のところ冒険者らしき人とはすれ違わず、小さな子供や主婦であろう人たちとしかすれ違わない。
「冒険者ギルドに着く前に冒険者の人たちを見て見たかったんだけどな………」
優斗は冒険者志望だ。
やっぱり特典が特典であるし、異世界と言えば冒険。そして冒険者。優斗自身も知らず知らずの内にテンションが上がってるのだろう。
「それにしてもやっぱり文字も読めるんだな。本当にこういう所も説明して欲しかった。掘り下げなかった俺も悪かったけど」
街中の店の看板などもしっかりと読めているためどういった店なのかも確認しつつも女神に軽く文句を言う優斗。言語理解が女神の温情かもしれないので怒ってはいないし怒る資格もないが、説明不足の女神とそこまで頭が回らなかった自分に呆れている。
「八百屋に肉屋に。やっぱりスーパーみたいな店はないな。地図で見た感じここら辺は日用品とか食糧品の店ばかりか?」
異世界っぽい魔導具の店だったりは別の場所にあるみたいだ。冒険者登録を終えた後この街を少し観光するのも悪くは無い。
「何はともあれ冒険者登録からだな。取得出来るスキルは才能に左右されるらしいから、登録をして取得出来るスキルを確認してから武器は買った方がいい」
折角だからといい剣を買ったのに剣の才能がなく槍の才能があったりしたら勿体なさすぎる。
ちなみに優斗としては是非とも魔法系のスキルは取得したいと思っている。魔法こそファンタジー。魔法が無いとファンタジーとは言えない。それくらい大事な存在だ。これは譲ることが出来ない。
「っと、あそこが冒険者ギルドだな」
冒険者ギルド。これもまた世界物の定番と言える施設だ。攻略本もどきには冒険者ギルドに関する詳細は書かれていなかった為優斗にも詳しくはわからないが、主にハローワークのようにアルバイトを斡旋したり、仕事を斡旋したり。冒険者と呼ばれる者たちに対して危険を伴う討伐クエストを始めとした街の外に出かける仕事を斡旋することが多いイメージだ。
「でもまあ、折角異世界に来たんだし。冒険者らしく討伐クエストには出てみたいよな」
そう独り言を言いながら優斗は遂に冒険者ギルドの中に足を踏み入れた。
神秘的な雰囲気を持つ天界と女神の姿が歪んでいき、只々眩い光を見るだけの時間が数秒。それだけあれば充分だったのか、少しづつ光が薄れていき、光が晴れた先はまた別の光。即ち太陽の光とそれに照らされるように広がる草原。
「………異世界だ」
他の場所を見たわけでも無いし建物や人、モンスターを見た訳でもないが、優斗は直感的にここが異世界なのだと判断した。
「ここが、異世界」
優斗が今いる場所は一面か草原。広々と広がる草原の景色。それ以外は何も見えない。
「なにか、情報が欲しいな。一先ず、所持品を………」
ポケットの中を漁ると、右ポケットにはスマホが入っていた。
スマホの確認は後にして次は鞄の中も見てみる。
「っていうか鞄持ってたんだな俺」
そういえば女神が死んだ時の記憶は失っているって言っていた。優斗は本当に死んだ瞬間の記憶のみ封印されているのだと思っていたが、優斗が思っているよりも封印されている時間は多いのかもしれない。
まあ、悠久の時を生きる女神に人間の時間を当てはめされるのも酷なのだろうと一先ず自分に言い聞かせる。
「鞄の中にはさっき渡された袋か」
女神から渡された50万円相当の金額が入っている袋。中を見ても価値のわからない金貨が数枚入っていることしかわからなかったが、日本円で幾らあるのかがわかれば使いようはある。
他にはポケットティッシュにハンカチ、元の世界の財布にモバイルバッテリーが入っていた。
正直ネットが繋がっていないこの世界でスマホを使う機会があるのかわからないし、元の世界の金銭の需要も低いだろうし、最初に見せてもらった攻略本もどきも持って来れていないしで状況が分からないので待遇が悪く見えてしまうが、そこそこの量のお金を貰っているので文句は言えない。
「っていうか結局このスマホはどこまで使えるんだ?」
異世界転移の影響で最悪電源がつかない可能性も視野に入れたが、電源ボタンを押すとスマホはなんの問題もなく無事に電源がついた。
「良かった。一応使えるみたいだな」
だが流石に異世界にまでネットが繋がっている様子は無く、ネットを使う機能は使えなかった。それに加え、地図アプリも使えなさそうだ。まあ、通常の地図アプリの方は異世界の地図が導入されてないから絶対に使えないのだが。
「それにしても困ったな。こんな草原に放置されてもどこに向かえばいいのやら………」
いきなり前途多難。あの女神様も酷いものだ。いきなり人もいない場所に飛ばすだなんて。
「いや、普通に考えて急に街中に転移した方が警戒されるか」
そう考えれば草原に転移されたのを受け入れるしかない。寧ろ周りにモンスターがいないことを喜ぶべきだろうか。
「でも、ここまで考えても状況は変わらない。なにか手段は無いものかな」
そう呟きながらなんとなしにスマホのアプリを見ていると、見覚えのないアプリがインストールされていることに気が付いた。
「なんだこれ?」
他に状況を打破する術も思いつかないことだし試しにそのアプリを開いてみると開いた瞬間に説明画面が表示された。説明画面には『最初から迷子にならない為の始まりの街周辺の地図を入れておきました!有効活用してくださいね』という文字が女神の似顔絵の共に表示され、説明画面を閉じると周辺の地図が出てきた。
「よかった。これでなんとか街には行けそうだな」
地図アプリで見る限りでは、ここから北に10分程度歩けば街に着くみたいだ。
ちなみにこの地図アプリにはコンパス昨日もあるので東西南北はきちんとわかる。
「もしちゃんと冒険者になって冒険に出た時もこの地図が使えたら、方角だけは見失わないかな」
その時までこの地図アプリが動いて、スマホの充電がもっているのかはわからないが。
そして暫く歩くときちんと街の城壁が見えてきた。
入口の門は開いていて、門の前には鎧を着た見張りの人が立っているのが見えた。
見張りがいるが、街に入っても大丈夫なのだろうか。
「すみません。旅の者なのですが、街に入っても大丈夫でしょうか」
心配になったのできちんと事前に確認を取る。これ社会の常識ね。もしかしたら何か重要なことを見落としている可能性があるからね。
「ん?ああ大丈夫だぞ」
だが、優斗の心配を他所に見張りの人はあっさりと許可を出した。
「ありがとうございます。ところで、そんな簡単に許可を出しても大丈夫なのでしょうか」
「大丈夫だぞ。ちゃんとスキルで確認してるからな」
スキルか。相手が危険人物かどうかがわかるスキルも存在しているということなのだろう。
「わかりました。ありがとうございます」
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「そう言えば普通に話せてたな」
もしかしたら転生の際に言語理解等のスキルを貰っていたのだろうか。
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黙って渡されるとこちらとしても心臓に悪い。
とまぁ、紆余曲折ありながらも優斗は街中を歩いていく。
「街はやっぱりイメージ通りの中世ヨーロッパの雰囲気だな」
まあ王道というやつだろう。確かに、和の雰囲気のある街なんかもあるが、基本は中世ヨーロッパの雰囲気のイメージがある。
「それに、人間以外の種族もいっぱいいるな。猫耳や犬耳をつけてる人達。獣人かな?それに耳が長い種族。エルフか?今のところ見てないが、小人族や巨人族みたいな種族も存在してるのか?」
周りをキョロキョロと見ながら歩く姿は完全に田舎から出たばかりの少年そのものだ。
優斗はそうやって街の様子を見ながらも時折地図を確認して冒険者ギルドに向かう。
ちなみに歩きスマホはしていない。地図を見る時はきちんと止まってから確認している。異世界で自分以外に余所見してる人は少ないだろうとは言え、やはり率先して歩きスマホはするべきでない。
そんなこんなで優斗は街中を歩いて行く。今のところ冒険者らしき人とはすれ違わず、小さな子供や主婦であろう人たちとしかすれ違わない。
「冒険者ギルドに着く前に冒険者の人たちを見て見たかったんだけどな………」
優斗は冒険者志望だ。
やっぱり特典が特典であるし、異世界と言えば冒険。そして冒険者。優斗自身も知らず知らずの内にテンションが上がってるのだろう。
「それにしてもやっぱり文字も読めるんだな。本当にこういう所も説明して欲しかった。掘り下げなかった俺も悪かったけど」
街中の店の看板などもしっかりと読めているためどういった店なのかも確認しつつも女神に軽く文句を言う優斗。言語理解が女神の温情かもしれないので怒ってはいないし怒る資格もないが、説明不足の女神とそこまで頭が回らなかった自分に呆れている。
「八百屋に肉屋に。やっぱりスーパーみたいな店はないな。地図で見た感じここら辺は日用品とか食糧品の店ばかりか?」
異世界っぽい魔導具の店だったりは別の場所にあるみたいだ。冒険者登録を終えた後この街を少し観光するのも悪くは無い。
「何はともあれ冒険者登録からだな。取得出来るスキルは才能に左右されるらしいから、登録をして取得出来るスキルを確認してから武器は買った方がいい」
折角だからといい剣を買ったのに剣の才能がなく槍の才能があったりしたら勿体なさすぎる。
ちなみに優斗としては是非とも魔法系のスキルは取得したいと思っている。魔法こそファンタジー。魔法が無いとファンタジーとは言えない。それくらい大事な存在だ。これは譲ることが出来ない。
「っと、あそこが冒険者ギルドだな」
冒険者ギルド。これもまた世界物の定番と言える施設だ。攻略本もどきには冒険者ギルドに関する詳細は書かれていなかった為優斗にも詳しくはわからないが、主にハローワークのようにアルバイトを斡旋したり、仕事を斡旋したり。冒険者と呼ばれる者たちに対して危険を伴う討伐クエストを始めとした街の外に出かける仕事を斡旋することが多いイメージだ。
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