悪役令嬢になんてなりたくない!

桜夢 柚枝*さくらむ ゆえ

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敵を知らぬは婚約できぬ!

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「お嬢様大丈夫ですか!?!?!」

ユアのところに行こうとしたら、
私の行動がわかっているかのようにユアが私の部屋に来た。
私がもう少し幼い頃に悪役令嬢になりたくないから王太子に会いたくないと言ったことを知っているユアは私同様決まるまで他の使用人にも内密にされていたのだろう。
王太子と会わないといけない行事の時は毎回毎回ユアと行かなくていいように動き続けていたせいでもあるだろう。

「ユア!私はどうすればいいの?」

いつでも、物知りなユアにいつものように助言を貰うために私は質問した。

「お嬢様大丈夫です。私はこの世界に似た世界も知ってます。
この世界は”サプライズは花束に”の世界に似ているから、1番ひどい仕打ちだと底なし沼に落とされて行方知らず、、、
ということは、お嬢様、沼には近づかないでくださいね!」

底なし沼に落とされる…
想像をするだけでとても怖い展開だわ、、、
それなら、これから私は沼には近づかないし、今後も王太子にはなるべく会わないようにするべきね。

それにしても、
なぜ私なのだろうか、王太子ならもっと他にも選びどころがあるだろう。
それこそ、隣の王国の王女とか!私じゃなくても良いじゃないの!!
それもこれもきっと、国王様とお父様のせいだわ!!

「お嬢様…
ここまで来たら仕方がありません。
まずは敵を見て、動く他ありませんわ!
怖いとは思いますが、王太子に会ってみましょう!」


ユアはそういうと気合いを入れるように天を仰いだ。
仕方がない。
それは分かっているのです。
ユアの言う通り、とりあえず会ってみましょう。
絶対に王太子に惚れないように気をつけなければ!!
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