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4章 学園編
月日は流れーーーー
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あの騒動から、約2年の月日が流れた。この2年間、特に騒動が起こることはなく、平和だった。そして、今日はーーーー。
「お兄ちゃん…………緊張する………」
「大丈夫だよ、ミアならきっと良い職をもらえるから」
「うぅ…………。そうかなぁ?」
そう。今日はミアの適正検査の日なのだ。今はそのために教会に向かっている。クジャ村の時には、鑑定士が派遣されたが、王都などの都市では、教会の鑑定士に見てもらうのが一般的だ。
「大丈夫よ、ミアなら」
「……うん………………」
珍しく、励ましの言葉をかけるミーシャ。エレナもミアなら大丈夫、と握り拳で頷いた。
「着いたよ」
「ここが教会……………でかいね」
そこには、まるで城のように巨大な建物が聳え立っていた。
「準備はいい?」
「う、うん………………」
「じゃあ、入るよ」
レクスはそう言うと、教会のドアを開いた。教会の中は、街の中よりも静かであり、どこか神聖な雰囲気さえ感じる。
「ようこそ当教会へお越しくださいました。お布施ですか? 入会ですか?」
ここの教会は、王都でメジャーの『イクエール教』のものだ。基本的に、どんな人に対しても差別することはない。
「じゃあ、入会でーーーーって違います! 今日はこの子、ミアの適正検査をしに来たんです」
「そうでしたか。チッ…………」
なに、このシスターさん。舌打ちしたんですけど…………。
「それでは、『鑑定士』を呼んで参りますので、少々お待ちください」
シスターは、先程の態度から一転、笑顔で一礼してその場を後にする。
暫くすると、別の女性の『鑑定士』を連れて戻ってきた。その女性は、淡紅藤色のロングヘアーに白いローブを着ており、頭にはスクエアキャップを被っている。
「こちらが『鑑定士』の…………」
「ライトナーよ。宜しくね?」
ライトナーはウィンクしながらそんなことを言った。それは、レクスに向けられている。
「………………色目使ってんじゃねえよ。このババアがっ」
シスターがケッと吐き捨てるように言った。
「………………誰がババアだって? 私はまだピチピチの26歳よ!」
ライトナーがそう叫ぶと、今度は何かに気づいたように顔をニヤリと綻ばせた。
「…………あんた、さては嫉妬でもしてるんでしょ?」
ライトナーは豊満な胸を強調しながらそう言った。シスターには…………それは無理だった。
「ああ? 誰が嫉妬だ……………」
「あのー…………大丈夫ですか?」
「「あ、はい! 大丈夫です!」」
レクスが声をかけた途端、2人とも同時に反応した。
「そ、そうですか…………。では、こちらのミアの『鑑定』をお願いします」
◇◆◇◆◇
「うぅ…………」
「ミア、大丈夫だよ。ミアなら絶対いい職業に就けるって」
ほら、とレクスはポンと背中を押す。ミアは覚悟を決めたようで、ライトナーの元へ。
「よ、宜しくお願いします!」
「オッケー。じゃあ、始めるわよ~」
ライトナーはそう言うと、詠唱し始める。
「彼のものを見通す力を…………『鑑定』!」
ライトナーの前にミアのステータスが現れた。
ミア Lv.1 職業:『召喚師』
HP 2067/2067
MP 5684/5684
攻撃力 1786
防御力 2154
知力 4325
素早さ 2543
スキル
『従魔召喚Lv.1』
アビリティ
なし
「ミアさんの職業はーーーー『召喚師』です」
「『召喚師』っていうと…………『従魔師』の上級職の?」
「ええ、そうです」
ライトナーがレクスの言葉に頷いた。
「やったね、ミア!」
「ミア、良かったじゃない」
「………良かったね…………」
3人とも、ミアが上級職であったことを喜んだ。レクスは表面上は平静を装っていたが、内心物凄くホッとしていた。自分と同じ『無職』にだけはなってほしくなかったからだ。
「むぅ~…………お兄ちゃんに養ってもらう予定だったのにっ」
当のミアは不満そうだが。
こうして、ミアの適正検査は特に何事もなく終わったのだった。
「お兄ちゃん…………緊張する………」
「大丈夫だよ、ミアならきっと良い職をもらえるから」
「うぅ…………。そうかなぁ?」
そう。今日はミアの適正検査の日なのだ。今はそのために教会に向かっている。クジャ村の時には、鑑定士が派遣されたが、王都などの都市では、教会の鑑定士に見てもらうのが一般的だ。
「大丈夫よ、ミアなら」
「……うん………………」
珍しく、励ましの言葉をかけるミーシャ。エレナもミアなら大丈夫、と握り拳で頷いた。
「着いたよ」
「ここが教会……………でかいね」
そこには、まるで城のように巨大な建物が聳え立っていた。
「準備はいい?」
「う、うん………………」
「じゃあ、入るよ」
レクスはそう言うと、教会のドアを開いた。教会の中は、街の中よりも静かであり、どこか神聖な雰囲気さえ感じる。
「ようこそ当教会へお越しくださいました。お布施ですか? 入会ですか?」
ここの教会は、王都でメジャーの『イクエール教』のものだ。基本的に、どんな人に対しても差別することはない。
「じゃあ、入会でーーーーって違います! 今日はこの子、ミアの適正検査をしに来たんです」
「そうでしたか。チッ…………」
なに、このシスターさん。舌打ちしたんですけど…………。
「それでは、『鑑定士』を呼んで参りますので、少々お待ちください」
シスターは、先程の態度から一転、笑顔で一礼してその場を後にする。
暫くすると、別の女性の『鑑定士』を連れて戻ってきた。その女性は、淡紅藤色のロングヘアーに白いローブを着ており、頭にはスクエアキャップを被っている。
「こちらが『鑑定士』の…………」
「ライトナーよ。宜しくね?」
ライトナーはウィンクしながらそんなことを言った。それは、レクスに向けられている。
「………………色目使ってんじゃねえよ。このババアがっ」
シスターがケッと吐き捨てるように言った。
「………………誰がババアだって? 私はまだピチピチの26歳よ!」
ライトナーがそう叫ぶと、今度は何かに気づいたように顔をニヤリと綻ばせた。
「…………あんた、さては嫉妬でもしてるんでしょ?」
ライトナーは豊満な胸を強調しながらそう言った。シスターには…………それは無理だった。
「ああ? 誰が嫉妬だ……………」
「あのー…………大丈夫ですか?」
「「あ、はい! 大丈夫です!」」
レクスが声をかけた途端、2人とも同時に反応した。
「そ、そうですか…………。では、こちらのミアの『鑑定』をお願いします」
◇◆◇◆◇
「うぅ…………」
「ミア、大丈夫だよ。ミアなら絶対いい職業に就けるって」
ほら、とレクスはポンと背中を押す。ミアは覚悟を決めたようで、ライトナーの元へ。
「よ、宜しくお願いします!」
「オッケー。じゃあ、始めるわよ~」
ライトナーはそう言うと、詠唱し始める。
「彼のものを見通す力を…………『鑑定』!」
ライトナーの前にミアのステータスが現れた。
ミア Lv.1 職業:『召喚師』
HP 2067/2067
MP 5684/5684
攻撃力 1786
防御力 2154
知力 4325
素早さ 2543
スキル
『従魔召喚Lv.1』
アビリティ
なし
「ミアさんの職業はーーーー『召喚師』です」
「『召喚師』っていうと…………『従魔師』の上級職の?」
「ええ、そうです」
ライトナーがレクスの言葉に頷いた。
「やったね、ミア!」
「ミア、良かったじゃない」
「………良かったね…………」
3人とも、ミアが上級職であったことを喜んだ。レクスは表面上は平静を装っていたが、内心物凄くホッとしていた。自分と同じ『無職』にだけはなってほしくなかったからだ。
「むぅ~…………お兄ちゃんに養ってもらう予定だったのにっ」
当のミアは不満そうだが。
こうして、ミアの適正検査は特に何事もなく終わったのだった。
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