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8章 ダンジョンを守れ ~異種族間同盟~
幽霊屋敷の後に…………
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「や、やっと出られる……………」
「なんなの、この幽霊屋敷、こんな場所、さっさと出ましょう! ホントに!」
レクスは聞こえるか聞こえないかくらいの小声でそう呟き、フィオナは大きな声で叫んでいた。この幽霊屋敷、外までそんなに長くない道のりではないはずなのだが、何故か長く感じた。怖いのは勘弁願いたい…………。ところで……………
「あのー…………エレナ、さっきから腕にその…………抱きついてるような気がするんだけど、どうしたの? 怖いの?」
「…………ううん……違う」
エレナはレクスの言葉に首を横に振る。そう。先ほど気づいたのだが、幽霊が腕に抱きついているのではなく、エレナが抱きついていたのだ。そして、もう一方の腕にはフィオナがぶるぶる震えながら抱きついていた。こちらは顔が青ざめているように…………って視界が真っ暗だからよく分からないが、声が泣きそうなくらい震えていたので、本当に怖いのだろう。
エレナ的には怖いわけではない。これは作戦の一つだ。今回は自らが考案した。名付けて……………闇に乗じて接近作戦! と言ったところだろうか。普段できないことを幽霊屋敷の暗さを利用してやろうというわけだ。
「フィオナ、大丈夫?」
「あっ、えっ、うん。だ、大丈夫よ、このくらい、どうってことないから」
身体と言葉が一致していないとはまさにこの事だろう。
「あ、出口が見えてきた! ─────って、出口二つない?」
「いや、見て、後ろにもあるよ、三つあるじゃん!」
「いや、ミア。そこは今さっき通ったでしょ?」
レクスは周囲をキョロキョロしつつ、そう言った。幽霊が出ないかあちこち確認する。ずるはしたくないのがレクスである。
「どっちに行く……………?」
レクスはみんなにそう聞いた。レクスは右に行こうと思っている。勿論見てなどいない。勘である。
「左がいいんじゃない?」
「左だよね」
「左がいい……………」
ミア、カレン、ルーパを中心にみんなが左がいいと言い出した。右がいいと思っていたのはレクスだけのようだ。
「わ、私は右がいいと思うわ……………」
と思ったら、フィオナだけがレクスの意見に賛成してくれた。まあ、でも左に行くという意見が多かったので左に行くことにした。
レクス達が左の穴に入ってから数分後、大きな悲鳴が響き渡ってきたという。
◇◆◇◆◇
「全員集まったようだな。では、これより重要な会議を始める。一人残らず寝るなんて事がないように。せめて一人だけでも起きて、メモをしっかりとっとけ。いいな?」
「「「「「「イエッサーーーーー!!」」」」」」
赤いフードを被った者達がとある場所に集っていた。赤いフードの腕の部分には、天使を蛇が噛んでいるような紋章が刻まれていた。『反逆』を示す紋章とよく言われている。
「城内図が先ほど入ってきた。これを見てくれ」
「うわっ…………いつ見ても雑ですね。何がなんだかよく分からないです」
「こりゃあ、ひでえな……………えらくざっくり描いたもんだ。あの方も、もう少し絵がうまくなりゃあいいんだがな」
ククッと笑いながらその女は言った。苦笑に近い笑いだった。
「それよりも、ここを見てくれ。ちっちゃくだが、侵入出来そうな入り口が描いてある。本当にちっちゃくだが」
そう言って、その女が指差したのは、三階の端っこの方。
「お~!」
「お嬢が珍しく役に立つ地図を……………!」
これは侵入するのが難しそうだ。だが……………難しいほど燃えるのが、この場にいる女達だ。
「じゃあ、ここからどうやって入るか、話し合おうじゃないか」
赤フードの女達の会議が密かに始まった。
「なんなの、この幽霊屋敷、こんな場所、さっさと出ましょう! ホントに!」
レクスは聞こえるか聞こえないかくらいの小声でそう呟き、フィオナは大きな声で叫んでいた。この幽霊屋敷、外までそんなに長くない道のりではないはずなのだが、何故か長く感じた。怖いのは勘弁願いたい…………。ところで……………
「あのー…………エレナ、さっきから腕にその…………抱きついてるような気がするんだけど、どうしたの? 怖いの?」
「…………ううん……違う」
エレナはレクスの言葉に首を横に振る。そう。先ほど気づいたのだが、幽霊が腕に抱きついているのではなく、エレナが抱きついていたのだ。そして、もう一方の腕にはフィオナがぶるぶる震えながら抱きついていた。こちらは顔が青ざめているように…………って視界が真っ暗だからよく分からないが、声が泣きそうなくらい震えていたので、本当に怖いのだろう。
エレナ的には怖いわけではない。これは作戦の一つだ。今回は自らが考案した。名付けて……………闇に乗じて接近作戦! と言ったところだろうか。普段できないことを幽霊屋敷の暗さを利用してやろうというわけだ。
「フィオナ、大丈夫?」
「あっ、えっ、うん。だ、大丈夫よ、このくらい、どうってことないから」
身体と言葉が一致していないとはまさにこの事だろう。
「あ、出口が見えてきた! ─────って、出口二つない?」
「いや、見て、後ろにもあるよ、三つあるじゃん!」
「いや、ミア。そこは今さっき通ったでしょ?」
レクスは周囲をキョロキョロしつつ、そう言った。幽霊が出ないかあちこち確認する。ずるはしたくないのがレクスである。
「どっちに行く……………?」
レクスはみんなにそう聞いた。レクスは右に行こうと思っている。勿論見てなどいない。勘である。
「左がいいんじゃない?」
「左だよね」
「左がいい……………」
ミア、カレン、ルーパを中心にみんなが左がいいと言い出した。右がいいと思っていたのはレクスだけのようだ。
「わ、私は右がいいと思うわ……………」
と思ったら、フィオナだけがレクスの意見に賛成してくれた。まあ、でも左に行くという意見が多かったので左に行くことにした。
レクス達が左の穴に入ってから数分後、大きな悲鳴が響き渡ってきたという。
◇◆◇◆◇
「全員集まったようだな。では、これより重要な会議を始める。一人残らず寝るなんて事がないように。せめて一人だけでも起きて、メモをしっかりとっとけ。いいな?」
「「「「「「イエッサーーーーー!!」」」」」」
赤いフードを被った者達がとある場所に集っていた。赤いフードの腕の部分には、天使を蛇が噛んでいるような紋章が刻まれていた。『反逆』を示す紋章とよく言われている。
「城内図が先ほど入ってきた。これを見てくれ」
「うわっ…………いつ見ても雑ですね。何がなんだかよく分からないです」
「こりゃあ、ひでえな……………えらくざっくり描いたもんだ。あの方も、もう少し絵がうまくなりゃあいいんだがな」
ククッと笑いながらその女は言った。苦笑に近い笑いだった。
「それよりも、ここを見てくれ。ちっちゃくだが、侵入出来そうな入り口が描いてある。本当にちっちゃくだが」
そう言って、その女が指差したのは、三階の端っこの方。
「お~!」
「お嬢が珍しく役に立つ地図を……………!」
これは侵入するのが難しそうだ。だが……………難しいほど燃えるのが、この場にいる女達だ。
「じゃあ、ここからどうやって入るか、話し合おうじゃないか」
赤フードの女達の会議が密かに始まった。
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