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9章 祝福
何か凄いのが現れた④
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『クックックック…………………力が、沸いてくる』
『僕は少し休むね。もう疲れたし、くたくた…………………』
緑色の頭はそう言うと、ゆっくりと目を閉じ────────まじで寝てしまった。敵を前にして寝るとか、どれだけ神経が図太いことか。もしくは、他の頭に全幅の信頼を寄せている……………とかそんな感じだろうか。
青色の頭の周囲には黒い霧がまとわりついたままで、その目は──────赤黒く光っていた。
『─────────死ね』
「────────!?」
やばい。レクスは直感でそう感じとり、慌ててその場から退避する。すると、レクスの居た場所から勢いよく棘が生えてきた。地面の土から生成されたであろう、固い棘が。
『これも避けるか……………だが、そう何回も避けられると思うな』
ドガガガガッ!! と次々に地面から生えてくる棘。それは、上からも下からも横からも生えてくる。
「『防壁生成』!!」
レクスは自分の足下すらも覆うような防壁を作り出す。『防壁生成』によって、それらの棘は全て破壊された。強度では、レクスの防壁に軍配が上がった。
「そのまま形を変えて………………!!」
レクスは一瞬の隙をついて、防壁を変形。五つの頭にそれぞれ放つ。この攻撃は、相手に攻撃する暇を与えない、というのを優先している。
ドガガガガガッ!!
「やっぱりそうなるよね…………………」
黒い頭に攻撃を全て受け止められた。
『我の皮膚はそうそう簡単に貫き通せまい……………』
お前ごときに貫き通せるものか、とそう言っているような表情だった。
『なれば、これでトドメを刺してやろう。何、痛みを感じる間もなくあの世行きだ』
そう言うと、青色の頭を取り巻く黒い霧がこちらに向かって放たれる。
『この瘴気は、触れただけでも猛毒。食らえばひとたまりもない。どんなやつであろうとな』
勝ったと言わんばかりの表情でそう言うムツマタノオロチ。もうレクスに打つ手はないように思われた。
「『固化』」
(…………………駄目か。黒い霧が固まらない。これだと、『液化』も『気化』も駄目そうだね……………)
レクスは思考する。あの黒い霧を散らしてしまったら、自分が触れる危険性が高まる。どうにかして一ヶ所に集められないものか………………。
(ん……………? 集める………………?)
レクスは閃いた。この状況を打破する方法を。このスキルを使えば──────いける。
「───────『気圧調整』!!」
低気圧を発生させる。勿論、レクスより遠くはなれた場所で。そして、高気圧を黒い霧が低気圧に向かうように発生させる。
『───────!? なぬっ!?』
黒い霧が予想外の方向に動いたのか、驚く青色の頭。ここぞとばかりにレクスは切り込んでいく。
「──────『恐慌』」
レクスは『黒属性魔法』を発動させる。それと『超速魔法連射』もセットで。
『な、なんだこれは───────わあああぁぁぁぁ!?』
ムツマタノオロチが苦しみ始めた。『黒属性魔法』は思った以上に強力なようだ。
「…………………あまり使わない方がいいかも…………」
滅多なことじゃ使わないでおこう、とそう決めた。
「───────『切る』!!」
レクスは残り全ての頭に向けて放つ。断末魔の叫びが響き──────黒い頭だけが残り、後は全て倒した。
「後は黒い頭だけかぁ……………あの防御力をどう突破すれば……………」
レクスは悩むのだった。
『僕は少し休むね。もう疲れたし、くたくた…………………』
緑色の頭はそう言うと、ゆっくりと目を閉じ────────まじで寝てしまった。敵を前にして寝るとか、どれだけ神経が図太いことか。もしくは、他の頭に全幅の信頼を寄せている……………とかそんな感じだろうか。
青色の頭の周囲には黒い霧がまとわりついたままで、その目は──────赤黒く光っていた。
『─────────死ね』
「────────!?」
やばい。レクスは直感でそう感じとり、慌ててその場から退避する。すると、レクスの居た場所から勢いよく棘が生えてきた。地面の土から生成されたであろう、固い棘が。
『これも避けるか……………だが、そう何回も避けられると思うな』
ドガガガガッ!! と次々に地面から生えてくる棘。それは、上からも下からも横からも生えてくる。
「『防壁生成』!!」
レクスは自分の足下すらも覆うような防壁を作り出す。『防壁生成』によって、それらの棘は全て破壊された。強度では、レクスの防壁に軍配が上がった。
「そのまま形を変えて………………!!」
レクスは一瞬の隙をついて、防壁を変形。五つの頭にそれぞれ放つ。この攻撃は、相手に攻撃する暇を与えない、というのを優先している。
ドガガガガガッ!!
「やっぱりそうなるよね…………………」
黒い頭に攻撃を全て受け止められた。
『我の皮膚はそうそう簡単に貫き通せまい……………』
お前ごときに貫き通せるものか、とそう言っているような表情だった。
『なれば、これでトドメを刺してやろう。何、痛みを感じる間もなくあの世行きだ』
そう言うと、青色の頭を取り巻く黒い霧がこちらに向かって放たれる。
『この瘴気は、触れただけでも猛毒。食らえばひとたまりもない。どんなやつであろうとな』
勝ったと言わんばかりの表情でそう言うムツマタノオロチ。もうレクスに打つ手はないように思われた。
「『固化』」
(…………………駄目か。黒い霧が固まらない。これだと、『液化』も『気化』も駄目そうだね……………)
レクスは思考する。あの黒い霧を散らしてしまったら、自分が触れる危険性が高まる。どうにかして一ヶ所に集められないものか………………。
(ん……………? 集める………………?)
レクスは閃いた。この状況を打破する方法を。このスキルを使えば──────いける。
「───────『気圧調整』!!」
低気圧を発生させる。勿論、レクスより遠くはなれた場所で。そして、高気圧を黒い霧が低気圧に向かうように発生させる。
『───────!? なぬっ!?』
黒い霧が予想外の方向に動いたのか、驚く青色の頭。ここぞとばかりにレクスは切り込んでいく。
「──────『恐慌』」
レクスは『黒属性魔法』を発動させる。それと『超速魔法連射』もセットで。
『な、なんだこれは───────わあああぁぁぁぁ!?』
ムツマタノオロチが苦しみ始めた。『黒属性魔法』は思った以上に強力なようだ。
「…………………あまり使わない方がいいかも…………」
滅多なことじゃ使わないでおこう、とそう決めた。
「───────『切る』!!」
レクスは残り全ての頭に向けて放つ。断末魔の叫びが響き──────黒い頭だけが残り、後は全て倒した。
「後は黒い頭だけかぁ……………あの防御力をどう突破すれば……………」
レクスは悩むのだった。
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