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281.話しちゃいけないこと
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セティの腕の中で目覚めて、たくさんキスをする。特に唇はいっぱい。だって外に出たらお母さん達がいるから、人前で唇のキスはダメなんだもん。舐めて、舌を吸われて、おちんちんがうずうずする。でも奥のお尻も変な感じだった。
「ここまでだ。外でボリスが待ってるぞ」
ほらとテントの布を捲られ、待っていたボリスがぐぁ! と鳴いた。ワンピースを着ているからそのまま飛び出し、ボリスと追いかけっこしながらお母さんに抱き着く。顔を洗ってないと言ったのに、お母さんはべろんと僕の顔を舐めた。
「これで綺麗になったよ」
そうなの? お顔洗ってないから、舐めると汚いと思うんだけど。首を傾げる僕の横で、ボリスも舐めてもらっていた。ドラゴンはこれが正しいのかも。抱き着いたお母さんに上ろうとして、足が滑った。ずるりと落ちそうになった僕をお母さんの尻尾が支えてくれる。
「ありがとう」
「どういたしまして。足か腰でも痛いのかい?」
「うんとね、お尻が痛いの」
答えた途端、お母さんが固まった。ボリスと顔を見合わせてお母さんに呼びかける。どうしたんだろう、具合悪いのかな。鱗を掴んでよじ登り、お母さんの顔を近くで覗き込む。顔色は分からないけど、お熱はないみたい。
「イシスは……天真爛漫だねぇ」
知らない単語だけど、褒めてるの? ちらっとセティを見ると笑って頷く。だから僕はお礼を言っておいた。間違ってないと思う。
「贄で伴侶とは聞いたけど、イシスには早かったんじゃないかい? タイフォンと繋がるのは辛くないか、心配だよ」
お母さんは言葉を選んで話してくれる。僕が知ってる言葉を使ってくれるの。優しいよね。でも、セティと繋がるのは分からなかった。
「繋がるって食べられること?」
お母さんがそうだよと言って頬擦りする。ざりっとする鱗が擽ったくて笑った。お母さんが心配してる理由がよく分からないけど、僕は痛くないし苦しくもないと伝えなくちゃ。
「食べられるの、気持ちいいから好き」
満面の笑みで答えたら、びっくりされた。ボリス以外のドラゴンが一斉にセティを見る。動かないお父さんにボリスがよじ登った。でもお父さんは固まっていた。凄いよね、ぐらっとしないんだよ。手を叩いて喜ぶ僕に、お母さんがゆっくり振り返る。
「そ……それは良かったねえ」
「うん! キスも大好きだし気持ちいいし、お尻の奥が……むぐっ」
むずむずして、おちんちんが大きく腫れるけど。と続くはずの言葉がセティの手で止められた。そのままテントへ抱っこされて移動する。ずっと口を塞いでいたセティが、テントの中で僕を膝に乗せて向き合った。これはお話があるのかな?
「夜のお呪いや食べた内容は誰かに話さないこと」
こくんと頷く。話しちゃいけないことを僕が口にしたから、お父さんもお母さんもルードルフお兄さんも動かなくなっちゃったんだね。悪いことしたみたい。しょんぼりして、抱きしめるセティに甘えた。次から気を付けるね。
「ここまでだ。外でボリスが待ってるぞ」
ほらとテントの布を捲られ、待っていたボリスがぐぁ! と鳴いた。ワンピースを着ているからそのまま飛び出し、ボリスと追いかけっこしながらお母さんに抱き着く。顔を洗ってないと言ったのに、お母さんはべろんと僕の顔を舐めた。
「これで綺麗になったよ」
そうなの? お顔洗ってないから、舐めると汚いと思うんだけど。首を傾げる僕の横で、ボリスも舐めてもらっていた。ドラゴンはこれが正しいのかも。抱き着いたお母さんに上ろうとして、足が滑った。ずるりと落ちそうになった僕をお母さんの尻尾が支えてくれる。
「ありがとう」
「どういたしまして。足か腰でも痛いのかい?」
「うんとね、お尻が痛いの」
答えた途端、お母さんが固まった。ボリスと顔を見合わせてお母さんに呼びかける。どうしたんだろう、具合悪いのかな。鱗を掴んでよじ登り、お母さんの顔を近くで覗き込む。顔色は分からないけど、お熱はないみたい。
「イシスは……天真爛漫だねぇ」
知らない単語だけど、褒めてるの? ちらっとセティを見ると笑って頷く。だから僕はお礼を言っておいた。間違ってないと思う。
「贄で伴侶とは聞いたけど、イシスには早かったんじゃないかい? タイフォンと繋がるのは辛くないか、心配だよ」
お母さんは言葉を選んで話してくれる。僕が知ってる言葉を使ってくれるの。優しいよね。でも、セティと繋がるのは分からなかった。
「繋がるって食べられること?」
お母さんがそうだよと言って頬擦りする。ざりっとする鱗が擽ったくて笑った。お母さんが心配してる理由がよく分からないけど、僕は痛くないし苦しくもないと伝えなくちゃ。
「食べられるの、気持ちいいから好き」
満面の笑みで答えたら、びっくりされた。ボリス以外のドラゴンが一斉にセティを見る。動かないお父さんにボリスがよじ登った。でもお父さんは固まっていた。凄いよね、ぐらっとしないんだよ。手を叩いて喜ぶ僕に、お母さんがゆっくり振り返る。
「そ……それは良かったねえ」
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こくんと頷く。話しちゃいけないことを僕が口にしたから、お父さんもお母さんもルードルフお兄さんも動かなくなっちゃったんだね。悪いことしたみたい。しょんぼりして、抱きしめるセティに甘えた。次から気を付けるね。
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