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53 神に祈れ!
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《ヨークス様おいでですか》
《おおユーヤ待ちくたびれたぞ》
《先日お聞きした、もう一つのダンジョンの場所を決めて貰いに来ました》
《おおそうであったかな》
《かな、まさか勝手に適当な場所にホイホイ作って無いですよね》
《あぁそうでは無い。お前が怒ると儂の楽しみが消えるからのぅ》
《では、場所はこちらで決めても宜しいですね!》
《良かろう。これを渡すので、望む場所に落とせ。その地にダンジョンが産まれるであろう》
卵程の黒い石を渡された。
《中々、禍々しいものですね》
《そなた、その程度にしか感じないのか? 人の手に負える物では無い筈なのだが・・・》
《ヨークス様・・・人の手に負えない物を私に持たせたのですか》
《いっいや、お前なら持てると思って・・・な》
《そうですか、何も考えずに持たせたのですね》
《そう怒るな、お前の魔力と儂の加護が有れば持てると思ってな》
《で、確かめもせずにホイッ、と渡したんですね》
《まっ、無事にダンジョン核をお前に渡したから後は宜しくな》
《ヨークス様、大事な事が抜けていますよ。これを地に落とせば、ダンジョンが誕生するまでどの程度の猶予なのですか?》
《そうさな、半年って事は無いと思うぞ》
《本当ですね! 万が一違っていたら、例えヨークス様といえども許しませんよ》
《なっな、何をするつもりじゃ。儂は創造神じゃぞ》
《よーく解っていますよ。万が一の事が有れば二度と供物の献上は致しませんからね》
《ユーヤ逸れは殺生な、儂の、創造神として唯一の楽しみを奪う気か。なんと酷い奴じゃ》
《逸れは、このダンジョン核の結果次第です。では無事に準備が整う事を祈ってて下さいね》
《何に祈るのじゃ、儂以上の神はいないぞ》
《地球に居るじゃないですか。ヨークス様が麻雀でボロ負けをした、勝負の神様が」
《お前は鬼か・・・逸れよりユーヤ、なっ》
「駄目! この一件の方がつく迄は、お・あ・づ・け・です!」
《ユーヤ、ダンジョンの件宜しく頼むぞ》
《必要なら神殿に人を寄越せ、加護を授けて遣わすでのう》
《ヨークス様の事は、気にせず頼むぞ》
《皆様、お力添え有り難う御座います》
神殿に一礼し、ヨークス様の悲嘆の叫び〈酒ぇぇぇ、蜥蜴のお肉ぅぅう〉を無視して帰った。
* * * * * * * *
「アルホーク、アルカートは居るか」
「ただ今、セナルカ王国の要人と会談中です。如何なさいました」
「ダンジョンの件だ、セナルカの要人とはギルドの件か」
「多分」
「俺の所には来て無い様だぞ」
「変ですねぇ。ギルドがどうのとか言っていましたが」
アルホークとミズホダンジョンの話をしていると、アルカートが戻って来た。
「来ていたのか」
「ヨークス様から聞いて来た。場所は決めたか」
「テレンザとエケランの間に小さな村が在るので、その近くなら適地だと思う」
「では明日そこに行こう。ヨークス様からダンジョンの核を預かって来た。それを地に落とせば、其処にダンジョンが誕生すると言っていた。但し、お間抜け健忘症なヨークス様だから、油断は禁物だ」
「酷いな。神様をお間抜けとは、後のけんぼしょも碌でもない言葉の様だが」
「おっ鋭いな。流石はテレンザ王国国王陛下様だ」
「お前と話していると、時々力が抜けるよ。でそのダンジョンの核とやらは持っているのか」
「見せても良いが触れるなよ。先ず間違いなく死ぬからな」
「止しておくよ。どうせ明日見ることになるんだろ」
「中々に禍々しい物だぞ。ヨークス様の話しでは、地に落として半年は大丈夫だと思うってさ。思うだぞ創造神の癖に大雑把だよね」
「止めろ! 創造神様をぼろくそに言っているお前と居ると、神罰が下りそうだよ」
「神罰なら俺にだろう」
「お前は神罰を投げ返しそうで、余計に怖いわ」
アルホークがウンウン頷いてるよ、失礼な奴だ。
* * * * * * * *
翌早朝、エケランの手前に在る村に向かった。
目立たぬ馬車で、護衛も冒険者風の衣服を身に纏いばらばらに行動していた。
別働隊として訓練と称した王国騎士団がナガキ村の荒野で軽い訓練のまね事をしている。
予定地に着き周囲を見回して納得する、数百人程度の村で水源の確保が出来耕作地が少ない。
荒野では無理も無いが、此処にダンジョンが出来れば冒険者相手の商売で十分生活が出来るだろ。
「で防壁はどうするんだ、決めているんだろう」
「第一陣地がダンジョンから400m、第二陣地が800mで第三陣地が1200mにする予定だ。第一陣地と第二陣地又第二陣地と第三陣地で挟み撃ちにすると、最大200mの距離での攻撃に成るからな。防壁の50m程度迄の位置に居る魔物を攻撃、それ以上の距離の魔物は近付く迄放置だ。出て来た魔物全てを攻撃する、手段も人数も即座に集まるとは思えんからな」
「成るほどな、流石は国王陛下だ戦の要領ですか」
「お前の所はいきなりなので無理も無いが、逸れなりの防御体制は出来ているだろう」
「まあ何とか体裁は整ったので、第三防壁の外に冒険者ギルドを設け冒険者達の宿泊や各種施設を造るつもりだ。非常時用の大人数の転移魔法陣を設置し、防衛軍の投入を素早く出来る体制にしてある。ヤマト各地の冒険者ギルドからも、冒険者の転移用魔法陣も作っているけどな」
「それは俺の所にも欲しいな。ヤマトとテレンザの冒険者ギルドから、応援がどちらにも行ける様にしてくれ」
「その予定だよ。先に出来上がっていると不味いからな」
予定地点を定めると不規則な土の盛り上がりを作り、如何にもダンジョン誕生の予兆の雰囲気を出す。
「ではダンジョンらしきもの発見の、茶番を始めるか」
俺達が帰った翌日、訓練中の騎士団から緊急報告が入った。
テレンザ近郊ナガキ村の荒野に、ダンジョンらしきものが生成されていると。
慌てふためく軍や官僚を国王が抑え、付近一帯を封鎖させグリヤード・ナンセン団長を派遣する。
ミズホダンジョン防衛での経験を活かすとの大義名分と経験から、ナンセン団長がダンジョンだと国王に報告し防壁構築の準備に入る。
後は警備の軍を配置しテレンザ国内全ての土魔法使いを集め防壁の構築にかかる。
勿論、俺にも応援要請を忘れない。
ミズホダンジョン防壁構築で、金貨10枚の特別手当を貰っていた土魔法使い達は、又高額の報酬を約束され勇んでナガキダンジョンの防壁構築に赴いた。
第一防壁が完成間近となったので、俺とアルカートにアルホークの三人で、ダンジョン生成に見せかけた土の盛り上がりに行きダンジョン核をその地に落とした。
俺の手から零れ落ちたダンジョン核は、地面に触れると小石が水に落ちた時の様に僅かな痕跡と共に地に消えた。
ダンジョン核を見た二人は、その余りに禍々しい気配に冷や汗を垂らしながら後ずさる。
ダンジョン核が地に消えた場所を、見つめ行方を追うが二人が不安げに俺を見ている。
「どうしたユーヤ、何か不味い事でも在るのか」
「いやダンジョン核は深く地の底に沈んでいっている。これほど深く沈むと思ってなかったからな、不思議なものだな」
「お前、あれを良く持っていたな、見た瞬間背筋に悪寒が走り震えが止まらなかったぞ」
「あれを受け取った時にヨークス様に尋ねたら、何と言ったと思う。俺が『中々禍々しいものですね』と言えば『そなた、その程度にしか感じないのか、人の手に負える物では無いのだが』だとさ、巫山戯ているよな。俺の魔力とヨークス様の加護で守られている。と言われたが不気味な気配にはゾッとしたよ。それを何の説明もせずに、ホイッと俺に寄越すから始末に負えん神様だよ」
「ヨークス様の事はお前に任せるよ、神様相手では恐れおおくてな。ダンジョンが誕生するまでの半年以内に防壁を完成させなければならんな」
「気を抜くなよ、ヨークス様の言葉は当てにならんからな」
「仮にも創造神様のお言葉だぞ、信じるさ。だがお前の忠告は心に刻んでおくよ」
「ギルド本部の、ドルーザさんとクルフに連絡しておくかな」
《おおユーヤ待ちくたびれたぞ》
《先日お聞きした、もう一つのダンジョンの場所を決めて貰いに来ました》
《おおそうであったかな》
《かな、まさか勝手に適当な場所にホイホイ作って無いですよね》
《あぁそうでは無い。お前が怒ると儂の楽しみが消えるからのぅ》
《では、場所はこちらで決めても宜しいですね!》
《良かろう。これを渡すので、望む場所に落とせ。その地にダンジョンが産まれるであろう》
卵程の黒い石を渡された。
《中々、禍々しいものですね》
《そなた、その程度にしか感じないのか? 人の手に負える物では無い筈なのだが・・・》
《ヨークス様・・・人の手に負えない物を私に持たせたのですか》
《いっいや、お前なら持てると思って・・・な》
《そうですか、何も考えずに持たせたのですね》
《そう怒るな、お前の魔力と儂の加護が有れば持てると思ってな》
《で、確かめもせずにホイッ、と渡したんですね》
《まっ、無事にダンジョン核をお前に渡したから後は宜しくな》
《ヨークス様、大事な事が抜けていますよ。これを地に落とせば、ダンジョンが誕生するまでどの程度の猶予なのですか?》
《そうさな、半年って事は無いと思うぞ》
《本当ですね! 万が一違っていたら、例えヨークス様といえども許しませんよ》
《なっな、何をするつもりじゃ。儂は創造神じゃぞ》
《よーく解っていますよ。万が一の事が有れば二度と供物の献上は致しませんからね》
《ユーヤ逸れは殺生な、儂の、創造神として唯一の楽しみを奪う気か。なんと酷い奴じゃ》
《逸れは、このダンジョン核の結果次第です。では無事に準備が整う事を祈ってて下さいね》
《何に祈るのじゃ、儂以上の神はいないぞ》
《地球に居るじゃないですか。ヨークス様が麻雀でボロ負けをした、勝負の神様が」
《お前は鬼か・・・逸れよりユーヤ、なっ》
「駄目! この一件の方がつく迄は、お・あ・づ・け・です!」
《ユーヤ、ダンジョンの件宜しく頼むぞ》
《必要なら神殿に人を寄越せ、加護を授けて遣わすでのう》
《ヨークス様の事は、気にせず頼むぞ》
《皆様、お力添え有り難う御座います》
神殿に一礼し、ヨークス様の悲嘆の叫び〈酒ぇぇぇ、蜥蜴のお肉ぅぅう〉を無視して帰った。
* * * * * * * *
「アルホーク、アルカートは居るか」
「ただ今、セナルカ王国の要人と会談中です。如何なさいました」
「ダンジョンの件だ、セナルカの要人とはギルドの件か」
「多分」
「俺の所には来て無い様だぞ」
「変ですねぇ。ギルドがどうのとか言っていましたが」
アルホークとミズホダンジョンの話をしていると、アルカートが戻って来た。
「来ていたのか」
「ヨークス様から聞いて来た。場所は決めたか」
「テレンザとエケランの間に小さな村が在るので、その近くなら適地だと思う」
「では明日そこに行こう。ヨークス様からダンジョンの核を預かって来た。それを地に落とせば、其処にダンジョンが誕生すると言っていた。但し、お間抜け健忘症なヨークス様だから、油断は禁物だ」
「酷いな。神様をお間抜けとは、後のけんぼしょも碌でもない言葉の様だが」
「おっ鋭いな。流石はテレンザ王国国王陛下様だ」
「お前と話していると、時々力が抜けるよ。でそのダンジョンの核とやらは持っているのか」
「見せても良いが触れるなよ。先ず間違いなく死ぬからな」
「止しておくよ。どうせ明日見ることになるんだろ」
「中々に禍々しい物だぞ。ヨークス様の話しでは、地に落として半年は大丈夫だと思うってさ。思うだぞ創造神の癖に大雑把だよね」
「止めろ! 創造神様をぼろくそに言っているお前と居ると、神罰が下りそうだよ」
「神罰なら俺にだろう」
「お前は神罰を投げ返しそうで、余計に怖いわ」
アルホークがウンウン頷いてるよ、失礼な奴だ。
* * * * * * * *
翌早朝、エケランの手前に在る村に向かった。
目立たぬ馬車で、護衛も冒険者風の衣服を身に纏いばらばらに行動していた。
別働隊として訓練と称した王国騎士団がナガキ村の荒野で軽い訓練のまね事をしている。
予定地に着き周囲を見回して納得する、数百人程度の村で水源の確保が出来耕作地が少ない。
荒野では無理も無いが、此処にダンジョンが出来れば冒険者相手の商売で十分生活が出来るだろ。
「で防壁はどうするんだ、決めているんだろう」
「第一陣地がダンジョンから400m、第二陣地が800mで第三陣地が1200mにする予定だ。第一陣地と第二陣地又第二陣地と第三陣地で挟み撃ちにすると、最大200mの距離での攻撃に成るからな。防壁の50m程度迄の位置に居る魔物を攻撃、それ以上の距離の魔物は近付く迄放置だ。出て来た魔物全てを攻撃する、手段も人数も即座に集まるとは思えんからな」
「成るほどな、流石は国王陛下だ戦の要領ですか」
「お前の所はいきなりなので無理も無いが、逸れなりの防御体制は出来ているだろう」
「まあ何とか体裁は整ったので、第三防壁の外に冒険者ギルドを設け冒険者達の宿泊や各種施設を造るつもりだ。非常時用の大人数の転移魔法陣を設置し、防衛軍の投入を素早く出来る体制にしてある。ヤマト各地の冒険者ギルドからも、冒険者の転移用魔法陣も作っているけどな」
「それは俺の所にも欲しいな。ヤマトとテレンザの冒険者ギルドから、応援がどちらにも行ける様にしてくれ」
「その予定だよ。先に出来上がっていると不味いからな」
予定地点を定めると不規則な土の盛り上がりを作り、如何にもダンジョン誕生の予兆の雰囲気を出す。
「ではダンジョンらしきもの発見の、茶番を始めるか」
俺達が帰った翌日、訓練中の騎士団から緊急報告が入った。
テレンザ近郊ナガキ村の荒野に、ダンジョンらしきものが生成されていると。
慌てふためく軍や官僚を国王が抑え、付近一帯を封鎖させグリヤード・ナンセン団長を派遣する。
ミズホダンジョン防衛での経験を活かすとの大義名分と経験から、ナンセン団長がダンジョンだと国王に報告し防壁構築の準備に入る。
後は警備の軍を配置しテレンザ国内全ての土魔法使いを集め防壁の構築にかかる。
勿論、俺にも応援要請を忘れない。
ミズホダンジョン防壁構築で、金貨10枚の特別手当を貰っていた土魔法使い達は、又高額の報酬を約束され勇んでナガキダンジョンの防壁構築に赴いた。
第一防壁が完成間近となったので、俺とアルカートにアルホークの三人で、ダンジョン生成に見せかけた土の盛り上がりに行きダンジョン核をその地に落とした。
俺の手から零れ落ちたダンジョン核は、地面に触れると小石が水に落ちた時の様に僅かな痕跡と共に地に消えた。
ダンジョン核を見た二人は、その余りに禍々しい気配に冷や汗を垂らしながら後ずさる。
ダンジョン核が地に消えた場所を、見つめ行方を追うが二人が不安げに俺を見ている。
「どうしたユーヤ、何か不味い事でも在るのか」
「いやダンジョン核は深く地の底に沈んでいっている。これほど深く沈むと思ってなかったからな、不思議なものだな」
「お前、あれを良く持っていたな、見た瞬間背筋に悪寒が走り震えが止まらなかったぞ」
「あれを受け取った時にヨークス様に尋ねたら、何と言ったと思う。俺が『中々禍々しいものですね』と言えば『そなた、その程度にしか感じないのか、人の手に負える物では無いのだが』だとさ、巫山戯ているよな。俺の魔力とヨークス様の加護で守られている。と言われたが不気味な気配にはゾッとしたよ。それを何の説明もせずに、ホイッと俺に寄越すから始末に負えん神様だよ」
「ヨークス様の事はお前に任せるよ、神様相手では恐れおおくてな。ダンジョンが誕生するまでの半年以内に防壁を完成させなければならんな」
「気を抜くなよ、ヨークス様の言葉は当てにならんからな」
「仮にも創造神様のお言葉だぞ、信じるさ。だがお前の忠告は心に刻んでおくよ」
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