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第四章
結婚式
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シープさんの事件からしばらく経ってから、結婚式が執り行なわれる事になった。誰のかって?勿論俺の結婚式だ。もっと正確に言うと、俺とティア、ミリア、レイラ、マリン、それにミミの結婚式というわけ。
暗いニュースを払拭しようとする意図ともう一つ理由があったんだけど、それは後に知る事になる。ティアの母親でもあるティーネさんとハートネス女王、それにカミラさんやネネさんが慌てていたのがいやに印象に残ってはいるんだけど、やっぱりアレかな?娘の結婚式という事で親としてはソワソワするのかも知れないな。
「エル様…ティア殿下達の準備が整いました」
「うん、ありがとう」
伝えに来てくれた侍女にお礼を伝えてからティア達の元へ向かった。案内されたのはローズレイン城の部屋の一室。その部屋は急遽用意された控え室とも言える場所で部屋の中には5人の花嫁の姿が…。入った瞬間、5人の美しさに見惚れてしまう。
「…どうしたの、エル?」
「ダーリンったら、もしかして見惚れてたりして」
「そうなの?」
ティアとミリアがまず俺の傍にやって来た。
「ティア、ミリア…本当によくウェディングドレスが似合っていて綺麗だよ」
「「っ!? あ、ありがとう」」
「レイラ、マリン、ミミも本当に似合っていて綺麗だよ」
「…エル様」
「そ、そう言われると…は、恥ずかしいし…」
「て、照れちゃうよ?」
純白のドレスを着ている5人を見ていると、ああ、結婚するんだなと改めて思う。前世では女性とは付き合いなんて勿論なかったので、それを思うと感慨深いものがある。
「そろそろお時間です」
その言葉を聞いた俺達は王城のバルコニーへと向かう。バルコニーには王様を始め、ティーネ王妃、ハートネス女王、クララ宰相の姿が。
そして俺達が来た事を確認したローズレイン王が口を開いた。軽く挨拶から始まり、
「…それから…本日は幾つかみなに報告がある。我が娘でもあるティア、そして隣国のハートネス国のミリア姫、そして3人の麗しき女性がエル・フォン・アルタイルと結婚する事となった」
その言葉を聞いたこの場に集まってくれた者達から盛大な拍手が鳴り響く。そして次から次におめでとうございますの声があがる。
「これより結婚の儀を始める。みな…温かく見守って欲しい。エルよ」
「はい」
「この5人の麗しき女性達を幸せにする事をここに、みなに誓うか?」
神父さんとかがそういう言葉を言うと思っていたんだけど、あんたが言うんかい!?と、いう事と、それに、一人一人の名を呼んで誓う訳ではないのかと心に思った事はとりあえず俺の中に秘めておく。結婚式自体がほとんどないという事は後から聞いた。男性が少ない世界だからそれは仕方のない事なのだろう。
「はい、誓います!」
「うむ。5人の花嫁達よ、毎日エルを求めいつまでも睦まじく、幸せになる事をここと、みなに誓うか?」
「「「「「はい!誓います!」」」」」
「うむ、では誓いの口づけを!」
ティア達の前にまず俺は立ち、ティアから順々に永遠に愛してるとの言葉とともに唇を重ねていく。その言葉にはいと返してくれる。誓いの口づけが終わる。
「誓いの口づけはなされた!皆のもの盛大な拍手をっ!」
一際大きい拍手が鳴り響き…
「すでに5人はエルの子を授かっておる!エルの子種にも盛大な拍手を贈ってやってくれっ!」
いやいや、いらないから…。何が子種にも盛大な拍手をだよっ!?全く…こんな時にまで…
んっ!?いやいやいや…待て待て待てっ!?陛下は今何と言った…!?子を授かっている!?ご、5人とも!?
俺は5人の花嫁に視線を向けると、頬を少し赤く染めながら…
「「「「「に、妊娠してるみたい…」」」」」
と、言われた。
「お、俺の子が…」
ほ、本当に?いや、そりゃあ、やることやってる訳だし、避妊具なんてものはないからいつかは授かるとは思っていたけど…まさか…こんなに早く授かれる事になるとは思っていなかった…。
「エル…あなたの子よ」
「うん、うん…」
ティアがいつの間にか流れ出た俺の涙を拭ってくれた。あまりにも嬉しくて感動し過ぎてしまったようだ。
「みな、今一度、エル達に祝福をっ!」
王のその声にいつまでも鳴り止まぬ拍手が降り注がれ、みんなに祝福されながら俺はティア、ミリア、レイラ、マリン、ミミの5人と結婚したのだった。
暗いニュースを払拭しようとする意図ともう一つ理由があったんだけど、それは後に知る事になる。ティアの母親でもあるティーネさんとハートネス女王、それにカミラさんやネネさんが慌てていたのがいやに印象に残ってはいるんだけど、やっぱりアレかな?娘の結婚式という事で親としてはソワソワするのかも知れないな。
「エル様…ティア殿下達の準備が整いました」
「うん、ありがとう」
伝えに来てくれた侍女にお礼を伝えてからティア達の元へ向かった。案内されたのはローズレイン城の部屋の一室。その部屋は急遽用意された控え室とも言える場所で部屋の中には5人の花嫁の姿が…。入った瞬間、5人の美しさに見惚れてしまう。
「…どうしたの、エル?」
「ダーリンったら、もしかして見惚れてたりして」
「そうなの?」
ティアとミリアがまず俺の傍にやって来た。
「ティア、ミリア…本当によくウェディングドレスが似合っていて綺麗だよ」
「「っ!? あ、ありがとう」」
「レイラ、マリン、ミミも本当に似合っていて綺麗だよ」
「…エル様」
「そ、そう言われると…は、恥ずかしいし…」
「て、照れちゃうよ?」
純白のドレスを着ている5人を見ていると、ああ、結婚するんだなと改めて思う。前世では女性とは付き合いなんて勿論なかったので、それを思うと感慨深いものがある。
「そろそろお時間です」
その言葉を聞いた俺達は王城のバルコニーへと向かう。バルコニーには王様を始め、ティーネ王妃、ハートネス女王、クララ宰相の姿が。
そして俺達が来た事を確認したローズレイン王が口を開いた。軽く挨拶から始まり、
「…それから…本日は幾つかみなに報告がある。我が娘でもあるティア、そして隣国のハートネス国のミリア姫、そして3人の麗しき女性がエル・フォン・アルタイルと結婚する事となった」
その言葉を聞いたこの場に集まってくれた者達から盛大な拍手が鳴り響く。そして次から次におめでとうございますの声があがる。
「これより結婚の儀を始める。みな…温かく見守って欲しい。エルよ」
「はい」
「この5人の麗しき女性達を幸せにする事をここに、みなに誓うか?」
神父さんとかがそういう言葉を言うと思っていたんだけど、あんたが言うんかい!?と、いう事と、それに、一人一人の名を呼んで誓う訳ではないのかと心に思った事はとりあえず俺の中に秘めておく。結婚式自体がほとんどないという事は後から聞いた。男性が少ない世界だからそれは仕方のない事なのだろう。
「はい、誓います!」
「うむ。5人の花嫁達よ、毎日エルを求めいつまでも睦まじく、幸せになる事をここと、みなに誓うか?」
「「「「「はい!誓います!」」」」」
「うむ、では誓いの口づけを!」
ティア達の前にまず俺は立ち、ティアから順々に永遠に愛してるとの言葉とともに唇を重ねていく。その言葉にはいと返してくれる。誓いの口づけが終わる。
「誓いの口づけはなされた!皆のもの盛大な拍手をっ!」
一際大きい拍手が鳴り響き…
「すでに5人はエルの子を授かっておる!エルの子種にも盛大な拍手を贈ってやってくれっ!」
いやいや、いらないから…。何が子種にも盛大な拍手をだよっ!?全く…こんな時にまで…
んっ!?いやいやいや…待て待て待てっ!?陛下は今何と言った…!?子を授かっている!?ご、5人とも!?
俺は5人の花嫁に視線を向けると、頬を少し赤く染めながら…
「「「「「に、妊娠してるみたい…」」」」」
と、言われた。
「お、俺の子が…」
ほ、本当に?いや、そりゃあ、やることやってる訳だし、避妊具なんてものはないからいつかは授かるとは思っていたけど…まさか…こんなに早く授かれる事になるとは思っていなかった…。
「エル…あなたの子よ」
「うん、うん…」
ティアがいつの間にか流れ出た俺の涙を拭ってくれた。あまりにも嬉しくて感動し過ぎてしまったようだ。
「みな、今一度、エル達に祝福をっ!」
王のその声にいつまでも鳴り止まぬ拍手が降り注がれ、みんなに祝福されながら俺はティア、ミリア、レイラ、マリン、ミミの5人と結婚したのだった。
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