32 / 58
第一章
初体験の…
しおりを挟む
「は、離れなさいよっ!?」
部屋のリビングに美樹子の声が響いた。
「豊和!それ以上彼女と、キキキキスしたら殺すからねっ!?」
なんで俺殺されなきゃならんのよ…。俺からキスした訳じゃあないんだからな?とりあえず絶対殺すマンのオーラは引っ込めてもらって…。分かった分かった。分かったから美樹子は俺を睨むんじゃないよ…。
俺は指をパチンと鳴らし、マリアと一瞬にして距離を離す。マリアは離れた場所で一瞬立ち尽くし何が起こったのか分からなかったようだが、すぐに俺の姿をその視界に入れたようで、俺が魔法を使って距離を置いた事に気がついたようだ。
位置的には俺、マリア、美樹子達四人を三角形の頂点にそれぞれ置き据えた配置になっている。ある意味魔のトライアングル…なんてな…。
「…まだキスの途中だった…もしかして…嫌だった…?」
その状態から最初に口を開いたのはマリア。
「い、嫌じゃあないけど」
「そこは嫌と言いなさいよっ!?」
美樹子がそう言うがそれは無理だ。流石にそんな事言おうものならマリアが悲しむのは分かるし…それに美少女とも言えるマリアにキスされて嫌な男はいないだろう…。
それに…
「…なら…もっと♡」
「もっと♡じゃなーいっ!」
「そうだよ!と~君に何してんのっ!」
「あの女の子大胆…」
「どう考えてもまた増えましたよね?」
いかん…。なにやら不穏な空気が場を支配しているような気がしてきた。俺は率先して各々の自己紹介をする事に…。
「あ、あのな?みんなに聞いて欲しいんだが、こっちの修道服に身を包んでいるのはマリア。異世界で俺がパーティーを組んでた仲間の一人。んで、マリア。こっちにいる四人は左から順番に幼馴染の美樹子、それに美樹子の姉の麗姉ちゃん。それから天音に優花だ。マリアに分かりやすく言うと…四人には俺が住む所を提供していると言えば分かるか?」
俺のその言葉に美樹子達四人はなにやらボソボソ話し合い、マリアは頷きながら分かったと一言。
「…私はマリア…私の豊和がお世話になった…後は私に任せてくれていい…」
私の…?マリア…一体何を…?
「ちょっ!?ちょっと待ちなさいよ!?何が後は私に任せてくれていいよ!任せられる訳ないでしょっ!?あなたこそ、豊和の幼馴染である私に任せなさいよ!」
「私はと~君のお姉ちゃん兼恋人の麗だよ!と~君は私のだからね!?そこは勘違いしないように!」
「何言ってんのお姉ちゃん!?豊和はお姉ちゃんの恋人じゃないでしょ!?何どさくさに紛れて調子いいこと言ってんのよ!」
「こういう時はハッタリかませるもんなんだよ!」
「ハッタリ言ってどうすんのよ!?」
二人は二人で何言ってんだか…。漫才か…?漫才見せてんのか?
「ええと…私は歌羽根天音だよ…?よ、宜しくね」
天音は真面目に挨拶してるわ…。流石トップアイドルだな…。
「ウチは春日野優花。先輩とディープキスまで交わした間柄です」
「ちょっと待とうか!?」
してないよな!?颯爽と嘘を織り交ぜて何したいんだ、優花は!?
「先輩。ちなみに嘘じゃあありませんよ?」
「はい…?」
「先日先輩が倒れた時の事です。先輩の口や鼻に血が詰まってたので息がしづらそうでしたので、その際にしました」
「あ…うん…それは…ありがとう…?」
「…なるほど…あなたなかなかやる…」
「マリアさんとおっしゃられましたね…。マリアさんこそ流石です…」
えっ…何、急にマリアと優花は握手して分かり合ってんの!?分かり合うところじゃなかったよな!?
「…優花と呼ぶ」
「ウチはマリアさんと…」
「…優花はともかく…後の三人はキスもしてないのでは?」
「「「んぬっ!?」」」
いやいや…そりゃあそうだろう…!?優花もほぼ医療行為であって…。
「…ただ…ここであなた達に残念なお知らせ…」
うん?残念?残念ってホント何を言うつもりなんだ、マリアのやつ…?
「…私と豊和は…お互い初体験の相手♡」
「うぉぉぉぉーいっ!?それ今言う必要あったか!?それにあれは──」
「…う、嘘っ…」
「や、やっぱり…と~君は異世界で童貞棄ててたんだね…」
「はははは早いよ、そんなの…!?で、でも…豊和君は向こうで何年も過ごしてた訳だから…普通…なのかな?」
「くっ…予想通りでしたか…。しかしマリアさんがそのお相手だったとは…」
「…ふふん…勝った…」
ドヤ顔を見せるマリア。いつもは表情がそんな変わんないんだけどな…。
今はそれはどうでもいいか!
「いや、勝ったじゃねぇだろ!?何言ってんだ、ホント!」
「…んっ…事実…」
「あれは…主にサキュバスのせいで…」
「サキュバスもいるのっ!?」
そこに反応すんのか~い!?全く天音は…。
「いる。恐ろしいという言葉が一番似合うと言っても過言ではない。サキュバスって瘴気を出すんだよ。分かりやすく言うと、男なら絶対に抗えないフェロモンを出すと理解してもらえたら助かる」
「そんなの魔法でどうにかなるんじゃないのっ!?それくらい根性でどうにかしなさいよっ!?」
「…無茶言うな」
漫画みたいに自分を傷つけたり、どうにかして抗えたりできればどんなに良かった事か…。
「俺の名誉の為に言っておくんだけど、異世界最強種族の一角はサキュバスだぞ?魔法で性欲をなくそうが関係なく発情させられてしまうからな?」
「うんっ…?サキュバスにと~君が発情させられたなら…と~君の初体験の相手はサキュバスなんじゃないの?」
「…私がそれを許すと?」
「ちなみにその時サキュバスと敵対したのはアーバインと俺とマリアだった」
「じじじゃ、じゃあ…マリアさんて豊和君とアーバインさんって人と3Pっていう事!?」
また天音の腐の知識が…
「──そんな訳ない…。私は豊和とだけしかセックスしない…」
マリアが間を開けずに答える。
「ちなみにアーバインは娼館で処理してもらったらしい。ちなみに処理しなかった場合は腹上死と同じ状態で死ぬ…」
「「「腹上死…?」」」「腹上死!?」
腹上死が分からないそこの三人は天音に聞いてくれ…。
「…そんな訳でアーバインは私が娼館に転移させた…」
「そういう事だ。どうにもならない事があったんだよ」
「…その言い方は嫌い…」
「いや、マリアとしたのが嫌という事ではなくてな…?あんな形で…その…お互い初めてをしてしまったのが申し訳ないというか…」
「…心配いらない……でもあの時は痛がる私に対して何度も何度も欲望をぶつけられた…」
言い方もう少しどうにかならないかな…?た、たぶんその通りではあるんだけど…。でも、マリアがいくらでもぶつけろと言ったんだぞ?
「…その時はその時で処女を捧げた事に後悔はないし…今回も処女を捧げる…」
「…うん?」
どういう意味だ…?
「…この世界に来る時にお願いした…。今度はちゃんと豊和と初めてをしたいと…だから私は今処女♡…」
「ささささせる訳ないでしょっ!?」
「おおお姉ちゃんが先なんだからね!?」
「わ、私は…そういうのはまだ怖いかな…」
「先輩…ウチは…いいですよ…?」
えっ…と…とりあえず…場が混乱してきたので…
指をパチン──
──と、鳴らそうとして…
「…魔法は使わせない」
マリアに阻まれたのだった…。
部屋のリビングに美樹子の声が響いた。
「豊和!それ以上彼女と、キキキキスしたら殺すからねっ!?」
なんで俺殺されなきゃならんのよ…。俺からキスした訳じゃあないんだからな?とりあえず絶対殺すマンのオーラは引っ込めてもらって…。分かった分かった。分かったから美樹子は俺を睨むんじゃないよ…。
俺は指をパチンと鳴らし、マリアと一瞬にして距離を離す。マリアは離れた場所で一瞬立ち尽くし何が起こったのか分からなかったようだが、すぐに俺の姿をその視界に入れたようで、俺が魔法を使って距離を置いた事に気がついたようだ。
位置的には俺、マリア、美樹子達四人を三角形の頂点にそれぞれ置き据えた配置になっている。ある意味魔のトライアングル…なんてな…。
「…まだキスの途中だった…もしかして…嫌だった…?」
その状態から最初に口を開いたのはマリア。
「い、嫌じゃあないけど」
「そこは嫌と言いなさいよっ!?」
美樹子がそう言うがそれは無理だ。流石にそんな事言おうものならマリアが悲しむのは分かるし…それに美少女とも言えるマリアにキスされて嫌な男はいないだろう…。
それに…
「…なら…もっと♡」
「もっと♡じゃなーいっ!」
「そうだよ!と~君に何してんのっ!」
「あの女の子大胆…」
「どう考えてもまた増えましたよね?」
いかん…。なにやら不穏な空気が場を支配しているような気がしてきた。俺は率先して各々の自己紹介をする事に…。
「あ、あのな?みんなに聞いて欲しいんだが、こっちの修道服に身を包んでいるのはマリア。異世界で俺がパーティーを組んでた仲間の一人。んで、マリア。こっちにいる四人は左から順番に幼馴染の美樹子、それに美樹子の姉の麗姉ちゃん。それから天音に優花だ。マリアに分かりやすく言うと…四人には俺が住む所を提供していると言えば分かるか?」
俺のその言葉に美樹子達四人はなにやらボソボソ話し合い、マリアは頷きながら分かったと一言。
「…私はマリア…私の豊和がお世話になった…後は私に任せてくれていい…」
私の…?マリア…一体何を…?
「ちょっ!?ちょっと待ちなさいよ!?何が後は私に任せてくれていいよ!任せられる訳ないでしょっ!?あなたこそ、豊和の幼馴染である私に任せなさいよ!」
「私はと~君のお姉ちゃん兼恋人の麗だよ!と~君は私のだからね!?そこは勘違いしないように!」
「何言ってんのお姉ちゃん!?豊和はお姉ちゃんの恋人じゃないでしょ!?何どさくさに紛れて調子いいこと言ってんのよ!」
「こういう時はハッタリかませるもんなんだよ!」
「ハッタリ言ってどうすんのよ!?」
二人は二人で何言ってんだか…。漫才か…?漫才見せてんのか?
「ええと…私は歌羽根天音だよ…?よ、宜しくね」
天音は真面目に挨拶してるわ…。流石トップアイドルだな…。
「ウチは春日野優花。先輩とディープキスまで交わした間柄です」
「ちょっと待とうか!?」
してないよな!?颯爽と嘘を織り交ぜて何したいんだ、優花は!?
「先輩。ちなみに嘘じゃあありませんよ?」
「はい…?」
「先日先輩が倒れた時の事です。先輩の口や鼻に血が詰まってたので息がしづらそうでしたので、その際にしました」
「あ…うん…それは…ありがとう…?」
「…なるほど…あなたなかなかやる…」
「マリアさんとおっしゃられましたね…。マリアさんこそ流石です…」
えっ…何、急にマリアと優花は握手して分かり合ってんの!?分かり合うところじゃなかったよな!?
「…優花と呼ぶ」
「ウチはマリアさんと…」
「…優花はともかく…後の三人はキスもしてないのでは?」
「「「んぬっ!?」」」
いやいや…そりゃあそうだろう…!?優花もほぼ医療行為であって…。
「…ただ…ここであなた達に残念なお知らせ…」
うん?残念?残念ってホント何を言うつもりなんだ、マリアのやつ…?
「…私と豊和は…お互い初体験の相手♡」
「うぉぉぉぉーいっ!?それ今言う必要あったか!?それにあれは──」
「…う、嘘っ…」
「や、やっぱり…と~君は異世界で童貞棄ててたんだね…」
「はははは早いよ、そんなの…!?で、でも…豊和君は向こうで何年も過ごしてた訳だから…普通…なのかな?」
「くっ…予想通りでしたか…。しかしマリアさんがそのお相手だったとは…」
「…ふふん…勝った…」
ドヤ顔を見せるマリア。いつもは表情がそんな変わんないんだけどな…。
今はそれはどうでもいいか!
「いや、勝ったじゃねぇだろ!?何言ってんだ、ホント!」
「…んっ…事実…」
「あれは…主にサキュバスのせいで…」
「サキュバスもいるのっ!?」
そこに反応すんのか~い!?全く天音は…。
「いる。恐ろしいという言葉が一番似合うと言っても過言ではない。サキュバスって瘴気を出すんだよ。分かりやすく言うと、男なら絶対に抗えないフェロモンを出すと理解してもらえたら助かる」
「そんなの魔法でどうにかなるんじゃないのっ!?それくらい根性でどうにかしなさいよっ!?」
「…無茶言うな」
漫画みたいに自分を傷つけたり、どうにかして抗えたりできればどんなに良かった事か…。
「俺の名誉の為に言っておくんだけど、異世界最強種族の一角はサキュバスだぞ?魔法で性欲をなくそうが関係なく発情させられてしまうからな?」
「うんっ…?サキュバスにと~君が発情させられたなら…と~君の初体験の相手はサキュバスなんじゃないの?」
「…私がそれを許すと?」
「ちなみにその時サキュバスと敵対したのはアーバインと俺とマリアだった」
「じじじゃ、じゃあ…マリアさんて豊和君とアーバインさんって人と3Pっていう事!?」
また天音の腐の知識が…
「──そんな訳ない…。私は豊和とだけしかセックスしない…」
マリアが間を開けずに答える。
「ちなみにアーバインは娼館で処理してもらったらしい。ちなみに処理しなかった場合は腹上死と同じ状態で死ぬ…」
「「「腹上死…?」」」「腹上死!?」
腹上死が分からないそこの三人は天音に聞いてくれ…。
「…そんな訳でアーバインは私が娼館に転移させた…」
「そういう事だ。どうにもならない事があったんだよ」
「…その言い方は嫌い…」
「いや、マリアとしたのが嫌という事ではなくてな…?あんな形で…その…お互い初めてをしてしまったのが申し訳ないというか…」
「…心配いらない……でもあの時は痛がる私に対して何度も何度も欲望をぶつけられた…」
言い方もう少しどうにかならないかな…?た、たぶんその通りではあるんだけど…。でも、マリアがいくらでもぶつけろと言ったんだぞ?
「…その時はその時で処女を捧げた事に後悔はないし…今回も処女を捧げる…」
「…うん?」
どういう意味だ…?
「…この世界に来る時にお願いした…。今度はちゃんと豊和と初めてをしたいと…だから私は今処女♡…」
「ささささせる訳ないでしょっ!?」
「おおお姉ちゃんが先なんだからね!?」
「わ、私は…そういうのはまだ怖いかな…」
「先輩…ウチは…いいですよ…?」
えっ…と…とりあえず…場が混乱してきたので…
指をパチン──
──と、鳴らそうとして…
「…魔法は使わせない」
マリアに阻まれたのだった…。
31
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる