51 / 58
第三章
なんで…?
しおりを挟む
「先輩…んっ…」
優花からキスされたいと言われ、そのまま受け入れる俺…。キスを受け入れるのもどうかと思うんだけどな…。墓参りしたあの日から一月。まあ、何か変わったかというと気持ち的に少し落ち着いたというか、言葉が信じられるというか…そんな感じだ。俺からしたらだいぶ前に進めたと思う。
だからといって告白してくれた女性達との関係性は変わっていない。美樹子の麗に自分からキスしたにも関わらずに…。し、仕方ないだろう?まだ色々と悩んでいるというのに、みんな積極的過ぎるんだよ。こっちの気持ちは聞かずにキスしたりしてくるしな…。それ以上の事は当然してない…。当たり前だけどな。
まあ、そんなわけで優花からのキスももう何度か分からないし、こうしてるんだけど…。
一応余談として俺が優花の言葉に応えるようにすぐに来た訳を伝えておくと、ニュースを目にしたからだ。もしかしたら優花なら俺ならどうにかできるんじゃないかと、心に思うんじゃないかと思って、思った瞬間に俺に伝わるようにしていただけだ。
だから時間を止めてこの場に──
「「「「──ちょっと待って!?」」」」
その言葉に優花が慌てて俺の唇から唇を離し、距離をとる。そして声がした方に視線を向ける。勿論俺も…。そこには顔を真っ赤にしながらあわあわしている四人の女性…。なんで?時間はまだ止めてるんだよ?そう思ってしまうのは仕方ないだろう…。
「ゆゆ、優花!?誰なのその男性は!?」
「こ、これの方がスキャンダルだろ…」
「ききき、キスしてました…」
「そ、それも大事ですけど、急に現れませんでした…?あの男性…」
「「「確かにっ!?」」」
三者三様の反応。四人以上でもこの言葉を使うんだよな。四者四様と言わないのは不思議だよな…。
「なななななっ…せせせせせ先輩っ!?」
現実逃避していたら、非常に焦った声でこちらに問いかけてくる優花。キスしたところもバッチリ見られていたみたいだし、その反応は正常だろう…。
「…俺も聞きたい」
「な、なんで時間が止まってないんですかぁぁぁぁ!?」
「ホント…それな?」
「なんでそんなに冷静なんですかっ!?」
「いや、内心は凄く焦っているぞ?確認してみたがここ以外はちゃんと時間が止まってるんだ」
「ええと…時間が止まってるってどういう事よ!?」
ホロホロスターズのリーダーが叫ぶ。
「ちょっと見てくる」
そう言って部屋を出て行ったのはホロホロスターズの王子枠とかなんとか言われてる女性。女性はすぐに部屋へと舞い戻って来て…
「ほ、ホントに時間が止まってるんだけど…」
「じゃ、じゃあ…この男の言う事はホントなのですぅぅ!?」
確かこの子は優花の一つ下で妹枠とか言われてたよな…。
「日本には魔法使いがいた…」
ハーフの子はホロホロスターズの天然枠とか言われてたかな。
優花以外の四人の事はネットで調べたんだよな。優花が一緒に活動しているグループだし…。
「アリサ!?居ないから!?日本にどころか世界中捜しても魔法使いなんていないわよ!」
リーダーの言う通り居ないな…。今のところ俺以外には…。
「こ、琴音さん…では…これはどう説明するのです…?」
「っ!?そ、それは……そうよ!これは夢よ!夢なのよ!」
「痛っ!」
「どうしたの、蓮!?」
「どうやら夢じゃないと思う。試しに頬をつねってみたけど…痛いし…」
「嘘でしょ…」
「よし…とにかく落ち着いて欲しい。一応言うけど、これは夢じゃない。現実だよ」
「そう言われても…」
「信じられるわけないでしょうぉぉぉ!?」
「言いたい事は分かる。ただ現実問題として、俺の事よりも大変な事が起こっているよね?ホロホロスターズのリーダーのスキャンダルが出てるという事が」
「「「「っ!?」」」」
「俺ならなかった事にできる。だから…取り引きといこう」
「「「「取り引き!?」」」」
「ま、まさか…ええええエッチな事!?」
「ホロホロスターズを手籠めに」
「ワタシヤられるのです…?」
「あわわわわっ…」
「しないから!こちらの言い分は俺の事は気にしないという事だけ。どう?」
「…どうって…言われても…」
「こちらに不利なアレはないみたいだけど…」
「ないない…。元々君達というより…これは優花の試しだから」
「せ、先輩…♡」
「ええと…優花ちゃんとどういう関係なんです?」
「──家主であり…大切な人」
「──ウチの大好きな人です!」
大切な人には違いない…。だから…優花は潤んだ瞳で見つめないように…。
「優花…ベタ惚れ…」
「それは当然です!ウチは先輩といつか結婚しますので」
こ、好意を寄せてくれるのは嬉しいのだが…もうそこまで考えてるの!?その言葉に今は何も答えられない俺はこの場に居辛くなり…
「と、とにかく…スキャンダルをなかった事にして…そこのリーダーを嵌めて狙おうとしてた輩には相応の報いを受けてもらうようにしておくから!んじゃ!」
「ちょっ!?先輩!?」
先輩が慌ててその場を後にする。その部屋のテーブルに置かれていたスポーツ新聞の一面が琴音さんのスキャンダルから野球選手の話題に変わる…。
「「「「…………」」」」
みんな無言でそれを目の当たりにしている…。ウチもそうだったなぁと思いながら、ウチはみんなが喋り出すのを待つ事に…。
色々聞かれるんだろうなぁと覚悟しながら。
優花からキスされたいと言われ、そのまま受け入れる俺…。キスを受け入れるのもどうかと思うんだけどな…。墓参りしたあの日から一月。まあ、何か変わったかというと気持ち的に少し落ち着いたというか、言葉が信じられるというか…そんな感じだ。俺からしたらだいぶ前に進めたと思う。
だからといって告白してくれた女性達との関係性は変わっていない。美樹子の麗に自分からキスしたにも関わらずに…。し、仕方ないだろう?まだ色々と悩んでいるというのに、みんな積極的過ぎるんだよ。こっちの気持ちは聞かずにキスしたりしてくるしな…。それ以上の事は当然してない…。当たり前だけどな。
まあ、そんなわけで優花からのキスももう何度か分からないし、こうしてるんだけど…。
一応余談として俺が優花の言葉に応えるようにすぐに来た訳を伝えておくと、ニュースを目にしたからだ。もしかしたら優花なら俺ならどうにかできるんじゃないかと、心に思うんじゃないかと思って、思った瞬間に俺に伝わるようにしていただけだ。
だから時間を止めてこの場に──
「「「「──ちょっと待って!?」」」」
その言葉に優花が慌てて俺の唇から唇を離し、距離をとる。そして声がした方に視線を向ける。勿論俺も…。そこには顔を真っ赤にしながらあわあわしている四人の女性…。なんで?時間はまだ止めてるんだよ?そう思ってしまうのは仕方ないだろう…。
「ゆゆ、優花!?誰なのその男性は!?」
「こ、これの方がスキャンダルだろ…」
「ききき、キスしてました…」
「そ、それも大事ですけど、急に現れませんでした…?あの男性…」
「「「確かにっ!?」」」
三者三様の反応。四人以上でもこの言葉を使うんだよな。四者四様と言わないのは不思議だよな…。
「なななななっ…せせせせせ先輩っ!?」
現実逃避していたら、非常に焦った声でこちらに問いかけてくる優花。キスしたところもバッチリ見られていたみたいだし、その反応は正常だろう…。
「…俺も聞きたい」
「な、なんで時間が止まってないんですかぁぁぁぁ!?」
「ホント…それな?」
「なんでそんなに冷静なんですかっ!?」
「いや、内心は凄く焦っているぞ?確認してみたがここ以外はちゃんと時間が止まってるんだ」
「ええと…時間が止まってるってどういう事よ!?」
ホロホロスターズのリーダーが叫ぶ。
「ちょっと見てくる」
そう言って部屋を出て行ったのはホロホロスターズの王子枠とかなんとか言われてる女性。女性はすぐに部屋へと舞い戻って来て…
「ほ、ホントに時間が止まってるんだけど…」
「じゃ、じゃあ…この男の言う事はホントなのですぅぅ!?」
確かこの子は優花の一つ下で妹枠とか言われてたよな…。
「日本には魔法使いがいた…」
ハーフの子はホロホロスターズの天然枠とか言われてたかな。
優花以外の四人の事はネットで調べたんだよな。優花が一緒に活動しているグループだし…。
「アリサ!?居ないから!?日本にどころか世界中捜しても魔法使いなんていないわよ!」
リーダーの言う通り居ないな…。今のところ俺以外には…。
「こ、琴音さん…では…これはどう説明するのです…?」
「っ!?そ、それは……そうよ!これは夢よ!夢なのよ!」
「痛っ!」
「どうしたの、蓮!?」
「どうやら夢じゃないと思う。試しに頬をつねってみたけど…痛いし…」
「嘘でしょ…」
「よし…とにかく落ち着いて欲しい。一応言うけど、これは夢じゃない。現実だよ」
「そう言われても…」
「信じられるわけないでしょうぉぉぉ!?」
「言いたい事は分かる。ただ現実問題として、俺の事よりも大変な事が起こっているよね?ホロホロスターズのリーダーのスキャンダルが出てるという事が」
「「「「っ!?」」」」
「俺ならなかった事にできる。だから…取り引きといこう」
「「「「取り引き!?」」」」
「ま、まさか…ええええエッチな事!?」
「ホロホロスターズを手籠めに」
「ワタシヤられるのです…?」
「あわわわわっ…」
「しないから!こちらの言い分は俺の事は気にしないという事だけ。どう?」
「…どうって…言われても…」
「こちらに不利なアレはないみたいだけど…」
「ないない…。元々君達というより…これは優花の試しだから」
「せ、先輩…♡」
「ええと…優花ちゃんとどういう関係なんです?」
「──家主であり…大切な人」
「──ウチの大好きな人です!」
大切な人には違いない…。だから…優花は潤んだ瞳で見つめないように…。
「優花…ベタ惚れ…」
「それは当然です!ウチは先輩といつか結婚しますので」
こ、好意を寄せてくれるのは嬉しいのだが…もうそこまで考えてるの!?その言葉に今は何も答えられない俺はこの場に居辛くなり…
「と、とにかく…スキャンダルをなかった事にして…そこのリーダーを嵌めて狙おうとしてた輩には相応の報いを受けてもらうようにしておくから!んじゃ!」
「ちょっ!?先輩!?」
先輩が慌ててその場を後にする。その部屋のテーブルに置かれていたスポーツ新聞の一面が琴音さんのスキャンダルから野球選手の話題に変わる…。
「「「「…………」」」」
みんな無言でそれを目の当たりにしている…。ウチもそうだったなぁと思いながら、ウチはみんなが喋り出すのを待つ事に…。
色々聞かれるんだろうなぁと覚悟しながら。
27
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる