87 / 201
第87話【トウライの村にて】
しおりを挟む
次の野営は特に問題はなく予定どおりに進むことが出来た。
「そろそろ今日の目的地トウライの村が見えてきます。
前にも言いましたがこの村には宿屋はありません。
基本的に自給自足の村人が静かに暮らしているだけですのであまり商売的には向かない村です。
ただ、ちょっと変わった農作物が手に入るかもしれませんので村にある唯一の商店には顔を出す価値があるかと思います」
マリアーナは前を見ながら僕たちにそう伝えた。
(変わった農作物か……。
どんなものだろうか?)
僕がそんな事を考えていると御者台から「見えました。トウライの村です」とマリアーナの声で我に返り馬車の前方を見た。
「村の周りには獣よけの板柵がありますので街道沿いの1箇所しか入口はありません。
もともとそれほど大きな村ではありませんが村の中に馬車が停められる広場があり、そこで野営をするのが一般的になります」
マリアーナはそう言いながら馬車を村の入口の前に停車させ門兵に商人の証明書を提示して村へ入る許可の手続きをすませた。
「今夜は村の中に泊まりますので馬車を指定の場所へ移動させます。
馬車を固定させたら馬車の見張りを1人交代でおけば他の人は村の中を自由に見て回られても大丈夫です。
まあ、そうは言っても見るところと言えば唯一の商店くらいですけどね……。
あと、私は村長に手紙を届けてきますので少しのあいだ外しますので先に伝えておきます」
マリアーナはそう言って馬車を村の中に入れてゆっくりと門の近くにある広場へと進ませた。
「馬は荷車をはずしてそこに繋いでおいてください。
馬の世話はいつもどおりでお願いします」
マリアーナはそう告げると村長に会うために村の中心にある村長宅へと足をむけた。
「ああ、馬の世話と荷車の護衛はこちらでするから村にいる間はミナトは自由にしていいぜ。
ただ、食事の準備だけは忘れずに頼むけどな」
馬を荷車から外す作業をしながらダランが僕にそう言うと側で一緒に作業していたサーラとミーナもうなずいた。
「ありがとう。
お言葉に甘えてさっき聞いた商店を覗いてくるよ。
ああ、もちろん夕食の時間までには戻るから安心してください」
僕はみんなにそう言うとダランに商店の場所を聞いてからゆっくりと歩いて行った。
マリアーナからは大きくない村だと聞いていたが自給自足をするための畑が村の囲いの中にあるためか馬車を停めた場所からは家が集まる中心部まではそれなりの広さがあった。
(しかし、長閑な村だな。
ロギナスの町は地方都市みたいで活気にあふれていたけどこうして隣の村になるとこうも違うものなんだな)
僕は田舎の風景に癒やされながら村の中心部へとたどり着き入口に雑貨店の看板がある建物を見つけて中に入ってみた。
「いらっしゃい。
あら、初めてみる顔だね。
お兄さん旅人かい?」
お店に入ると人の良さそうなおばさんが出迎えてくれる。
「はい。
ノーズの町へ向かう商人の護衛兼荷物持ちとして旅をしています。
こちらは初めてなんですが商人の方からこの村で採れる変わった農作物があると聞いて興味がわいてしまい見に来た訳です」
「変わった農作物?
……ああ【ノーズベリー】の事かい?
確かにあれはこのあたりで採れるものだけれど、今の時期はトウライではほとんど採れなくてサンザンでなければ扱ってないわよ。
もう少し寒くなればここでも採れて手に入ると思うけどね」
「ノーズベリー……ですか?
それってノーズの町と何か関係があったりするのですか?」
「まあ、知らなければ普通はそんな反応になるわよね。
もともとの名前はサンザンベリーと言うんだけどこの実は輸送が難しくてサンザンからノーズへ運ぶのが精一杯なんだよ。
だからほとんどがノーズの町で消費されるんだけどサンザンベリーはなんとなく散々ベリーに聞こえてイメージが良くないからとノーズベリーに改名した訳さ。
本当の意味は『山々ベリー』なんだけどね」
商店のおばさんはそう言って苦笑いをした。
「ところでお前さん商人の荷物持ちと言ってたわよね。
なにか卸せる品物はないかい?
もともとこの村には定期的にしか商人が来ないから日持ちのする物しか置いてないんだよ。
ああ、荷物持ちのあんたでは判断がつかないだろうから商人の主人に話を通してくれるだけでもいいよ」
確かに言われてみれば本当にどこにでもあるような保存食系の食べ物しか置いておらず衣類なんかはどうしているのだろうとこちらが心配になるほどだった。
「そうですね。
出せないものもありますけど僕個人の荷物からならばいくつかありますよ。
これなんかどうですか?」
僕はそう言って数枚のカードを店のテーブルに並べた。
「カードかい?」
「ああ、僕はカード収納スキル持ちですのでこのような形で品物を運んでいるんです。
まさに荷物持ちってやつですね」
僕はそう言って笑った。
「へえ、カード収納ってやつはほとんど使いものにならないスキルだと聞いてたけど中にはそれなりに使えるひともいるんだね。
まあ、仕入れが出来るのならばなんでもいいさ」
雑貨店のおばさんは細かい事は言わないで僕が並べたカードをじっと見比べて数枚を選んだ。
「これとこれとあとこれが欲しいね。
全部でいくらになる?」
彼女はそう言ってカードを見せながら僕にそう聞いてきた。
「えっと……全部で小金貨5枚ですね」
「はぁっ!?」
僕の提示した金額を聞いておばさんは呆れた声で僕に言った。
「お前さんコストって言葉を知ってるかい?
いまあんたが提示した金額はロギナスの店で買った値段そのままか僅かに高い程度だろう?
もしかしたら仕入先から安く手に入れたものなのかもしれないがそれにしたってこんなへんぴな村に持ってきた品の値段じゃないよ。
ロギナスからこの村まで馬車で3日の距離だからそれに伴うリスクやコストが上乗せしてなければおかしい。
そんなことじゃ立派な商人にはなれやしないよ」
品物を安く売ろうとして怒られるとは思わなかった僕は「はい。すみませんでした」と勢いで謝ってしまう。
「分かれば良いんだよ。
ほれ、その品物ならばこれくらいは払わなきゃね」
おばさんはそう言って僕が提示した金額の2割増の小金貨を僕の前に置いた。
「僕としてはさっきの金額で良かったんですが、せっかくの好意ですので頂いておきます。
そして、これは僕からのお礼になりますので是非うけとってください」
僕はそう言って指定された品物と甘味菓子をカードから戻してテーブルに置いた。
「これは!
この村じゃあまず食べられないものじゃないか!?
こんなものまで貰っちゃあこちらももうひとつサービスをしようじゃないか」
おばさんはそう言いながら『あるもの』を取り出した。
「そろそろ今日の目的地トウライの村が見えてきます。
前にも言いましたがこの村には宿屋はありません。
基本的に自給自足の村人が静かに暮らしているだけですのであまり商売的には向かない村です。
ただ、ちょっと変わった農作物が手に入るかもしれませんので村にある唯一の商店には顔を出す価値があるかと思います」
マリアーナは前を見ながら僕たちにそう伝えた。
(変わった農作物か……。
どんなものだろうか?)
僕がそんな事を考えていると御者台から「見えました。トウライの村です」とマリアーナの声で我に返り馬車の前方を見た。
「村の周りには獣よけの板柵がありますので街道沿いの1箇所しか入口はありません。
もともとそれほど大きな村ではありませんが村の中に馬車が停められる広場があり、そこで野営をするのが一般的になります」
マリアーナはそう言いながら馬車を村の入口の前に停車させ門兵に商人の証明書を提示して村へ入る許可の手続きをすませた。
「今夜は村の中に泊まりますので馬車を指定の場所へ移動させます。
馬車を固定させたら馬車の見張りを1人交代でおけば他の人は村の中を自由に見て回られても大丈夫です。
まあ、そうは言っても見るところと言えば唯一の商店くらいですけどね……。
あと、私は村長に手紙を届けてきますので少しのあいだ外しますので先に伝えておきます」
マリアーナはそう言って馬車を村の中に入れてゆっくりと門の近くにある広場へと進ませた。
「馬は荷車をはずしてそこに繋いでおいてください。
馬の世話はいつもどおりでお願いします」
マリアーナはそう告げると村長に会うために村の中心にある村長宅へと足をむけた。
「ああ、馬の世話と荷車の護衛はこちらでするから村にいる間はミナトは自由にしていいぜ。
ただ、食事の準備だけは忘れずに頼むけどな」
馬を荷車から外す作業をしながらダランが僕にそう言うと側で一緒に作業していたサーラとミーナもうなずいた。
「ありがとう。
お言葉に甘えてさっき聞いた商店を覗いてくるよ。
ああ、もちろん夕食の時間までには戻るから安心してください」
僕はみんなにそう言うとダランに商店の場所を聞いてからゆっくりと歩いて行った。
マリアーナからは大きくない村だと聞いていたが自給自足をするための畑が村の囲いの中にあるためか馬車を停めた場所からは家が集まる中心部まではそれなりの広さがあった。
(しかし、長閑な村だな。
ロギナスの町は地方都市みたいで活気にあふれていたけどこうして隣の村になるとこうも違うものなんだな)
僕は田舎の風景に癒やされながら村の中心部へとたどり着き入口に雑貨店の看板がある建物を見つけて中に入ってみた。
「いらっしゃい。
あら、初めてみる顔だね。
お兄さん旅人かい?」
お店に入ると人の良さそうなおばさんが出迎えてくれる。
「はい。
ノーズの町へ向かう商人の護衛兼荷物持ちとして旅をしています。
こちらは初めてなんですが商人の方からこの村で採れる変わった農作物があると聞いて興味がわいてしまい見に来た訳です」
「変わった農作物?
……ああ【ノーズベリー】の事かい?
確かにあれはこのあたりで採れるものだけれど、今の時期はトウライではほとんど採れなくてサンザンでなければ扱ってないわよ。
もう少し寒くなればここでも採れて手に入ると思うけどね」
「ノーズベリー……ですか?
それってノーズの町と何か関係があったりするのですか?」
「まあ、知らなければ普通はそんな反応になるわよね。
もともとの名前はサンザンベリーと言うんだけどこの実は輸送が難しくてサンザンからノーズへ運ぶのが精一杯なんだよ。
だからほとんどがノーズの町で消費されるんだけどサンザンベリーはなんとなく散々ベリーに聞こえてイメージが良くないからとノーズベリーに改名した訳さ。
本当の意味は『山々ベリー』なんだけどね」
商店のおばさんはそう言って苦笑いをした。
「ところでお前さん商人の荷物持ちと言ってたわよね。
なにか卸せる品物はないかい?
もともとこの村には定期的にしか商人が来ないから日持ちのする物しか置いてないんだよ。
ああ、荷物持ちのあんたでは判断がつかないだろうから商人の主人に話を通してくれるだけでもいいよ」
確かに言われてみれば本当にどこにでもあるような保存食系の食べ物しか置いておらず衣類なんかはどうしているのだろうとこちらが心配になるほどだった。
「そうですね。
出せないものもありますけど僕個人の荷物からならばいくつかありますよ。
これなんかどうですか?」
僕はそう言って数枚のカードを店のテーブルに並べた。
「カードかい?」
「ああ、僕はカード収納スキル持ちですのでこのような形で品物を運んでいるんです。
まさに荷物持ちってやつですね」
僕はそう言って笑った。
「へえ、カード収納ってやつはほとんど使いものにならないスキルだと聞いてたけど中にはそれなりに使えるひともいるんだね。
まあ、仕入れが出来るのならばなんでもいいさ」
雑貨店のおばさんは細かい事は言わないで僕が並べたカードをじっと見比べて数枚を選んだ。
「これとこれとあとこれが欲しいね。
全部でいくらになる?」
彼女はそう言ってカードを見せながら僕にそう聞いてきた。
「えっと……全部で小金貨5枚ですね」
「はぁっ!?」
僕の提示した金額を聞いておばさんは呆れた声で僕に言った。
「お前さんコストって言葉を知ってるかい?
いまあんたが提示した金額はロギナスの店で買った値段そのままか僅かに高い程度だろう?
もしかしたら仕入先から安く手に入れたものなのかもしれないがそれにしたってこんなへんぴな村に持ってきた品の値段じゃないよ。
ロギナスからこの村まで馬車で3日の距離だからそれに伴うリスクやコストが上乗せしてなければおかしい。
そんなことじゃ立派な商人にはなれやしないよ」
品物を安く売ろうとして怒られるとは思わなかった僕は「はい。すみませんでした」と勢いで謝ってしまう。
「分かれば良いんだよ。
ほれ、その品物ならばこれくらいは払わなきゃね」
おばさんはそう言って僕が提示した金額の2割増の小金貨を僕の前に置いた。
「僕としてはさっきの金額で良かったんですが、せっかくの好意ですので頂いておきます。
そして、これは僕からのお礼になりますので是非うけとってください」
僕はそう言って指定された品物と甘味菓子をカードから戻してテーブルに置いた。
「これは!
この村じゃあまず食べられないものじゃないか!?
こんなものまで貰っちゃあこちらももうひとつサービスをしようじゃないか」
おばさんはそう言いながら『あるもの』を取り出した。
7
あなたにおすすめの小説
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる