少女漫画の当て馬キャラと恋人になったけどキャラ変激しすぎませんか??

和泉臨音

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第四章 百鬼夜行殲滅作戦

第八話*side衛

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 なんだろう。
 見てはいけないのに、気になって仕方ない。
 もしかして溜まってるんだろうか?
 百鬼夜行の対応準備で忙しかったし……溜まってるのかな? 

 恐ろしいことに意識しだしたら、俺のまで反応してしまった! なんでだ?? いや確かに少尉のアレでめちゃくちゃ気持ちよくしてもらったけど。今そんなこと考えるのは流石に駄目じゃないか?

「衛、手が止まっているよ?」
「あっ、すみません」
「ふふ、いいよ。気になることがあるんだろう?」
「え? あ、いえ……」

 といいつつも俺は思わずチラリと少尉の陰茎を見てしまった。
 これじゃ気にしてる事がバレバレである。

「目は口ほどに物を言うとはよく言ったものだね。そうだ、どうせならここのお世話も頼めるかな」

 そう言うと少尉は艶かしい指の動きで自身の陰茎をなぞる。
 思わずゴクリと唾を飲んでしまった。

「……はい」

 いやだって大好きな人が色気全開で誘ってきたら、健全な男なら誰だって誘いに乗るだろう。
 
 俺は迷うことなく少尉のまだ柔らかいのに十分立派な陰茎に指を這わせる。
 先走りで濡れてきたのでヌチヌチと擦るがやはり反応はあまり良くない。ならば初めての時のように口で……と思ったら止められた。

「せっかくベッドにいるのだし、ちゃんと愛し合おう」

 それはもう美しく微笑む少尉に思わず目を細めてしまったのだが……えっと、俺は今何をしてたんだっけ??

「……はい」

 少尉は病人で俺はその看病をして……と脳内はちゃんと理性が働いているのに、俺の口からはハートマークがついてそうなほど嬉しそうなYESが零れ出て「服を脱いで」という少尉の言葉にも迷うことなく着ていた服を脱いだ。
 ちなみに初日こそ隊服で来たが、翌日からは少尉のお下がりの洋服で来ている。
 毎日通うと言ったもののよく考えれば伯爵家に出入りできるような私服がない。隊服で通おうかと思ったが、少尉にそれを話したら小さくなったものがあるからと、何着か洋服をいただいたのだ。確かに着てみたら胸元あたりがぴったりだったので少尉には少し小さいのだろう。洋服はやはり動きやすくていい。

 俺は脱いだ大切な服がしわにならないようざっとたたみ脇に寄せる。
 そんな俺の姿が面白いのか少尉はクスクスと笑った。

「じゃあ後ろをほぐそうか。四つ這いになってお尻をこちらに向けて」
「え?」

 それはどういう……?
 にこにことそれはもう楽しそうに微笑む少尉の手には、いつの間にか小さな小瓶が用意されている。

「ん、後ろを向くのが寂しいなら、そのまま足を大きく開いてくれてもいいけど……」
「失礼します」

 上官に尻を向けるなんてどうかと思うが、顔を見られるよりはなんかマシな気がする。
 もはやこんなことは無駄な抵抗でしかないことは自分でも判ってはいるのだが、なんとなく羞恥心はまだ完全に捨てきれずに無駄な抵抗をしてしまう。

 まず尻をヤワヤワと包まれるように揉まれたかと思ったら、ゆっくりと丁寧に尻穴に長い指が入り込み、クニクニとマッサージするように潤滑油を塗り込みながら中を広げていく。

「うっ……くぅ……」
「ふふ、声を我慢しなくていいよ。僕以外聞いていないからね」

 まだ弱いところも刺激されていないのに、これが気持ちいいことの始まりだと知っている俺の体は熱くなり、頭がクラクラとしてきた。

 指で広げられれば穴がヒクヒクしているのが自分でもわかる。
 縁のあたりだけしか刺激してくれないもどかしさに、自ら腰を振ってしまった。

「衛はえっちだね。いいよ、ほら、自分で好きなところを擦ってごらん」
「あっ、あっ、そんな、ぁんっ、んんっ、んっ、ァアっ」

 腰を前後に振れば少尉の指がヌブプと入ってくる。もっともっとと腰を沈めれば善いところに当たる。

「ひゃあっ、あぁアッ!」

 ビリっと全身を駆け抜ける快感に身体が震える。気持ちよくてそこを擦るように身体を揺らしていればグリッと突然強く刺激された。

「ここ、衛の善いところだね。ちゃんと覚えてていい子だ」
「あ、だめ、しょう、ぃい、あーッ、ンンッ、アァンンッ、まっ、あぅっ」
「……衛、こういうときは僕のことなんて呼ぶんだっけ?」
「はる、まさまっ、だめっ、出ちゃうっ、出ちゃうからっ、ひぃっ」
「いいよ、イって」
「あ、あぁぅっ」

 陽真様より先に俺が気持ちよくなったら本末転倒じゃないのか? と思いつつも生理現象には逆らえない。陰茎を扱かれ、後ろの気持ちいい場所と同時に容赦なく攻められれば達さない方法などない。

 俺はみっともなくもボタボタと少尉の立派なベッドに吐精してしまった。

「ぅうう……しょ、陽真さまが……まだなのに」

 へちょりと情けなくベッドに突っ伏した俺の尻をヌメヌメした手が優しくなでる。

「ふふ、本当に衛は真面目だね。じゃあ僕も限界だから、気持ち良くしてほしいな」

 ピタピタと尻を優しく叩かれて身体を起こせば、笑顔の少尉が両手を広げている。
 えっと、これはどうしたらいいんだろう?
 俺は恐る恐る向きを変えて少尉と向かい合った。

 
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