不登校男子、顔出しナシでバズった結果→元委員長Vと恋愛コラボするハメに

ハリネズミの肉球

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【第8章】SNSに渦巻く期待と不穏の狭間

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1. 「“お出迎え配信”目前:SNSに渦巻く期待と不穏の狭間」
 “お出迎え配信”――顔を隠したまま、実際にファンと会うイベント。ついにその開催日が一週間後に迫った。
 俺(悠真)たちのユニット公式SNSでは、日々「楽しみ!」「応援してるよ」「会えるの嬉しい!」といったポジティブな声が増える一方、「顔を見せないなら行く意味なし」「どうせ炎上商法」といったアンチや冷やかしも増殖していた。
 予約申し込みは想定を超える勢いで殺到し、選考&人数制限をかけるしかなかった。それでも当選者は50人ほどが決まり、当日は警備や身分証チェックを行う厳重体制を敷く予定だ。
 だが、**“いじめ首謀者”かその取り巻きと思われる連中が掲示板で「潜り込んでマスクを剥がしてやる」と宣言しているとの情報もあり、不穏な空気も漂う。
 瑞希(MIZUKI)は連日、学校とイベント準備の両立で疲労困憊だが、「やるなら成功させたい」という意欲に燃えており、詳細の台本や進行をまとめてくれている。
 陸(RIKU)は新バイトと母親のリハビリ支援で多忙ながら、イベント当日は必ず参加すると誓い、ダンスのワンポイントパフォーマンスも披露する案を考えている。
 そして俺は、相変わらず“女みたいな顔写真”が拡散される炎上にさらされながらも、「もう逃げない」**と決めている。“顔”を見せなくても、ここに存在しているんだと証明するのが今回のイベントの狙いだ。
 「怖いけど、やるしかない。きっと、これが大きな転機になる」――夜のグループ通話でそう誓い合い、三人は覚悟をさらに固めていく。

2. 「瑞希の決断、ついにクラスで“委員長の本音”を語る」
 そんな中、瑞希は学校でまた一つ大きな勝負を挑んだ。朝のHR終了後、クラスメイトに向けて**「私がMIZUKIです。隠してたけど、これからは堂々とやっていきたい」と改めて宣言したのだ。
 これまで彼女は担任や友人、そして一部の生徒にしか詳細を話していなかったが、今回は公開スタイル。炎上やネットの噂に振り回されるより、自分の口から言いたいと考えた。
 教室では最初ざわついたが、瑞希は「委員長だったあの頃、いじめを止められなかったことを後悔している。でも、そのせいで全部を否定するのは違うと思う」と明確に語る。
 「私は委員長時代の自分も、いまの自分も嘘じゃない。だから、どう思われてもいいから隠さないことにしたんだよね……」
 教室が静まり返るなか、一部の生徒は苦笑しつつ「わざわざ言うこと?」と冷ややか。しかし、別の生徒が「でも、そうやってちゃんと説明してくれる方が誤解しなくていいよね」とサポートしてくれた。
 瑞希は少し震えた声で、「ありがとう」と返しながらも内心かなり緊張していた。「これでクラスから総スカンを食うかもしれない…」という不安は拭えない。
 だが、担任も柔らかい表情で「この場で話してくれた勇気を評価したい。誰だって過去に言えない部分はある。篠原がそれを超えて前に進もうとしているなら、私は応援する」と言ってくれる。
 大きな拍手こそ起きなかったが、クラスメイトの目線には少し温度が変わった気がする。“あの委員長が、こんなに本音を語るなんて”という驚きや、“なんだ、結構ちゃんとしてんじゃん?”という妙な納得感――それらが混ざり合う空気。
 “もう過去の委員長とは違う”――瑞希はそう心に誓い、教室で顔を上げる。一部からはまだ冷淡な視線を感じるが、決してゼロではない応援を感じ取れた。
 あの中学時代、悠真を救えなかった自分を何度も責めてきた。だけど、今度こそ逃げない。“委員長”**は嘘じゃない。その過去が今の自分を作っているんだと、胸を張って言える日が近いと感じた。

3. 「陸、新バイト決定か? ダンスと母との約束」
 同じタイミングで、陸から**「新バイト決まりそうだ。夜シフトが2~3日、夕方シフトが1~2日くらいでいけそう」**という連絡が来た。
 先日面接した店(フードデリバリーの拠点管理)の採用がほぼ確定し、母親のリハビリとの両立も何とか回りそうだという。
 夜、グループ通話に陸が来て嬉しそうに報告する。「これなら多少キツいけど、母ちゃんの手伝いもダンスの練習も、通信制の授業もこなせる気がする」。
 俺と瑞希は喜びの声を上げる。前のバイトを辞めてから金銭面の不安が大きかったが、これで少し安定するはずだ。ただ、体調管理は本当に大変そうなので、そこの心配は尽きない。

「…でも、ダンスは続けられるの? 深夜か早朝しか練習時間ないんじゃ…」
 瑞希が尋ねると、陸は苦笑する。

「まぁ、そん時は廊下とか公園で練習だな。俺は中学のとき、水泳からダンスに転向したけど、環境なんて気合でどうにかなる。…母ちゃんにも“無理はするな”って言われたけど、これが俺の生き方なんだ」

 その強い言葉に、俺も胸が熱くなる。フェスのときのような輝きをまた観たいし、陸が“踊っている”ことでユニットの魅力は何倍にもなるから、応援せずにはいられない。
 “陸は陸の道を行く”――母を思い、家計を思い、でもダンスを諦めず走り続ける彼の姿は、炎上に耐える俺や学校で戦う瑞希を大いに力づけてくれる。
 こうして三人が互いの一歩を共有しながら、**“お出迎え配信”**へ向けての準備を進めていく。それぞれに孤独を抱えつつ、それでも仲間がいることで頑張れる関係――確実にフェス前より強い絆を感じられた。

4. 「夜のチャットが止まらない――恋心あふれる2人の想い」
 俺と瑞希の間には、フェス前にはなかった特別な空気が生まれ始めていた。
 先日の“公園で手を繋いだ”一件以来、夜になると互いに深夜チャットで会話を止められなくなる。学校のこと、配信のこと、好きなアニメや音楽、そして互いの好きなところ……。
 いつの間にかチャットが**「好き」「かわいい」「会いたい」**という甘い言葉ばかりになっているのに気づいて赤面するが、やめられない。
 ある深夜、瑞希がしっとりとした声でささやく通話をしてきた。

「…あなたの声を聴いてると、胸がいっぱいになって苦しい。今、マスク越しにでも抱きしめたいって本気で思っちゃうんだ。…駄目かな、私、欲張りなのかな」

 俺は息が止まりそうになり、思わず枕を掴んで身体を支える。**「そんなの、俺も同じだよ。今すぐ抱きしめたい…」**と口走ってしまう。
 でも、仮面を外すにはまだリスクが大きすぎる。そこが分かっているからこそ、2人の恋心はさらに募る。
 **“お出迎え配信”当日、俺たちは当然マスク+帽子+フード姿で登場する予定だが、「こっそり二人だけで顔を見せ合えないかな…?」**と考えてしまう瞬間があるほど、思いは高まっている。
 **「ダメだ、このままじゃ自分が壊れそうだ」**と叫びたくなる。それでも、瑞希と想いを重ねるこの幸福を失うわけにはいかない。夜の通話が止まらないのは、互いがそう感じている証拠だ。
 “いつか必ず素顔で会える。それまで、ほんの少しの我慢だ”――そう繰り返し自分に言い聞かせ、静かに携帯の画面を閉じる。そして翌朝、また現実と向き合う日々が始まる。

5. 「いじめ首謀者たちの暗躍、リーク寸前の“本名”」
 しかし、俺の“女みたいな顔”をネタにからかっていた連中は依然として掲示板やSNSで暴れているようだ。
 「こいつは蒼井悠真って本名だぜ? 中学のクラスメイトならみんな知ってる」
 「お出迎え配信を潰すために行ってやるわw」
 といった書き込みが散見される。まだ拡散力は弱いが、放置すれば時間の問題で大きく広がるかもしれない。
 運営に相談してアカウント凍結や削除依頼を出しているが、いたちごっこになるのは目に見えている。俺が本当に**“蒼井悠真”だと確定させられたら、さらなる炎上が待っているだろう。
 瑞希のほうも、「MIZUKI=篠原瑞希」という噂が校内から外部へじわじわ流出しつつあり、匿名で攻撃してくるアカウントが増えている。もう下手な隠し事はできない状態だ。
 陸は何度も「万が一暴力沙汰になれば俺が守る」と言ってくれるが、それだけで解決するものでもない。“首謀者”たちが本腰を入れた場合、俺たちの生活が根底から壊される危険がある。
 「もう、いっそ開き直って本名を名乗るか…?」――そんな選択肢さえ頭をよぎるが、今はまだお出迎え配信の成立を最優先したい。イベントが無事終わり、「顔を出さなくても堂々と活動できる」という実績を作ってからのほうがダメージを抑えられると判断している。
 とはいえ、いつ相手がリークしてくるかわからない状況での綱渡り。心がすり減らないわけがない。夜の闇に包まれるたび、胸の奥で「逃げたい」という声と「まだ走ろう」**という声がぶつかりあう日々だ。

6. 「再び動き出す三人――『守りたい人がいる』」
 だが、どんなに不安でも三人の間には**「守りたい人がいる」という強い想いがある。
 瑞希は学校での風当たりが冷たくても、友人の支えと自分の決意で踏み留まり、「委員長時代と同じ失敗はしない」と頑張り続ける。
 陸は新バイト先がほぼ決まり、母親のリハビリを手伝いながら夜遅くにダンス練習を再開。疲労で倒れそうになりながらも「踊り続けたい」と歯を食いしばる。
 俺は“女みたいな顔”**という呪縛に悩まされつつも、瑞希と夜の公園で手を繋いだ記憶や、陸とのユニットで得た成功体験を糧に走り続けている。
 **「もうすぐ、お出迎え配信…本当にできるのかな」**と呟きながらも、準備を進める日は近づく。安全対策やスタッフ打ち合わせ、応募者への当選通知などをこなし、SNSでも「当日何かサプライズあるの?」という期待が盛り上がってきた。
 「守りたい人がいるから、走るしかない」――仮面越しの青春に終わりを迎えるのか、それとも新たな始まりを掴むのか。三人はそれぞれの思いを胸に、さらに前へ進んでいく。

7. 「夜の通話で急接近、そして紡がれる最終作戦」
 イベント開催日が一週間を切ったある夜、再び三人でグループ通話をした。警備の最終チェックやMC進行の調整がメインの話題だが、話しているうちに自然と恋バナっぽい流れにもなる。
 陸が「最近、ユウマと瑞希の雰囲気ヤバくね?」とニヤリ。俺たちはまたしても動揺しながら**「ち、違うし…」「ほ、ほっといて」と否定するが、声が裏返る。
 陸は笑いながら「ま、いいじゃん。そういう甘酸っぱい空気がユニットの魅力になるなら万々歳だろ」と茶化す。
 その一方で、イベントの最後に「“新曲”か何かを一瞬だけパフォーマンスできないか」という案も浮上。前回のフェスでは完璧に仕上げる時間が足りなかった新曲を、陸がダンス付きで再披露するなら観客は大喜びだろう。
 時間やスペースの問題はあるが、「やるならやってやろう!」**とテンションが上がり、三人の心が一気に盛り上がる。
 「仮面」をつけたままステージで踊り、歌い、ファンに挨拶する――その瞬間こそ、俺たちが「顔以外のすべて」**を見せる最高の形になるかもしれない。

「…怖いけど、今はそれ以上にワクワクしてる。変だよね。ずっと隠れて生きてきたのに、外に出たいって思えてるんだから」
 俺の呟きに、瑞希が柔らかい声で応じる。「私も同じ。委員長をやってた頃は人前に立つのが苦しかったのに、今は“自分”を見てほしいと思えるんだ」
 陸も「母ちゃんやバイト先には迷惑かけるかもだけど、踊らないと俺は死んだも同然だからな」と、気合いを入れる。
 これが三人の最終作戦とも言えるだろう。炎上するならさせればいい。アンチが攻めてくるなら守り抜く。仮面のまま素顔をさらすという矛盾を抱えながら、次なるステージへ挑むのだ。

8. 「明日へ続く決意――素顔より大切なものを抱きしめたい」
 通話を終えた後、俺はスマホを握りしめてふと苦笑する。「素顔を捨てても、彼女と繋がりたい…」なんて、あの頃の不登校の自分には想像もできなかった。
 瑞希との夜のやり取り、陸とのユニット結成、女顔炎上との闘い、学校や母親への責任――すべてが重荷だったはずなのに、今は不思議な充実感が大きい。
 “顔を隠しながらも、俺たちは確かに生きている”――それを世に知らしめるイベントが明日へ続く道を変える鍵になるのかもしれない。
 まだ、本名がリークされる恐怖や、首謀者たちの悪意は消えていない。瑞希のクラスでも張り紙事件のように新たな嫌がらせがあるかもしれない。陸もバイトが思うように行かず悩むこともあるだろう。
 それでも、手を繋いだ夜の公園を思い出すたび、俺は胸が熱くなる。“この想いがあるなら、きっと俺たちは負けない”――そう確信するほど、恋と青春が一体化してきているのだ。
 ――こうして第8章(結) 前半は幕を下ろす。
 次はとうとう物語の最終局面。お出迎え配信当日が迫り、仮面を守り抜くか外してしまうか、それぞれの決断がどんな結末を迎えるのか――恋も、陸の家庭問題も、中学から続くいじめの残響も、すべてが一気に収束するラストステージへ。
 **「素顔より大切なもの」を抱きしめるため、三人はどんな未来を掴むのか。炎上か、それとも奇跡か。**物語はいよいよクライマックスへ突入していく。
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