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10 独占欲
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「さぁ次は杏奈の番だ。何かあったのかい?」
そう尋ねられ、杏奈は再び高臣に背を向けた。彼の顔を見ながらだと、どう話していいのかわからなくなりそうだったから。
別にやましいことではないが、お試しとはいえ今付き合っている人に元カレの話をするのはどうなのだろう。
「あの……ね、今秋のデザートメニューを考えているんだけど、課長からの提案でブランド栗を使うことになったの」
「なるほど。他者との違いをそこで出すのか」
「そうなんだけど、課長が推してきた栗農家さんがまさかの元カレで」
「……元カレ?」
「本当に偶然だったからびっくりで。まぁすごく気になっているわけじゃないんだけどね。やっぱり二人きりになるとかは気まずいかなぁって……」
すると突然高臣に体を強く抱きしめられ、そのままソファに運ばれてしまう。
「た、高臣くん?」
驚いたように目を瞬かせた杏奈の唇を塞ぎ、貪るようなキスを繰り返す。なんの前触れもなく突然始まった激しいキスに、戸惑いながらも酔ってしまう自分がいた。
「……杏奈の初めてを全て奪った男だと考えるだけで、はらわたが煮え繰り返りそうだよ」
「……それってヤキモチ?」
杏奈が聞くと、恥ずかしそうに顔を真っ赤に染め、彼女の胸の辺りに顔を埋める。
こんな反応をするってことは、本当にヤキモチだったの? 杏奈は胸がキュンと締め付けられ、嬉しさのあまりドキドキが止まらなくなる。
高臣の頭をギュッと抱きしめると、頭をそっと撫でた。
「無意味な嫉妬だってわかってる。それでも……俺が一番になりたかったと思ってしまうんだ」
「……で、でも、高臣くんが一番のこともあるの!」
「例えば?」
「ほら、壁ドンも顎クイも初めてだったし、キスマークだってつけられたことなかったもの。それに……自分からしたいって言ったのも、気持ちいいって思ったのも、高臣くんが初めてだったよ……んっ……」
先ほどよりも優しいキスが降りそそぎ、お互いに触れるように舌を絡ませていく。気持ち良くて、心地良くて、まるで夢の中にいるかのような感覚。
熱っぽい瞳で見つめ合うだけで、お互いが何を求めているかがわかった。
「なんか再会してからずっとエッチなことばかりしてる……」
「嫌?」
「……嫌じゃない自分が恥ずかしいの……」
「杏奈がそう思ってくれることが嬉しいよ」
二人は微笑み合い、杏奈は高臣の首に腕を回した。
そう尋ねられ、杏奈は再び高臣に背を向けた。彼の顔を見ながらだと、どう話していいのかわからなくなりそうだったから。
別にやましいことではないが、お試しとはいえ今付き合っている人に元カレの話をするのはどうなのだろう。
「あの……ね、今秋のデザートメニューを考えているんだけど、課長からの提案でブランド栗を使うことになったの」
「なるほど。他者との違いをそこで出すのか」
「そうなんだけど、課長が推してきた栗農家さんがまさかの元カレで」
「……元カレ?」
「本当に偶然だったからびっくりで。まぁすごく気になっているわけじゃないんだけどね。やっぱり二人きりになるとかは気まずいかなぁって……」
すると突然高臣に体を強く抱きしめられ、そのままソファに運ばれてしまう。
「た、高臣くん?」
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「……杏奈の初めてを全て奪った男だと考えるだけで、はらわたが煮え繰り返りそうだよ」
「……それってヤキモチ?」
杏奈が聞くと、恥ずかしそうに顔を真っ赤に染め、彼女の胸の辺りに顔を埋める。
こんな反応をするってことは、本当にヤキモチだったの? 杏奈は胸がキュンと締め付けられ、嬉しさのあまりドキドキが止まらなくなる。
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「例えば?」
「ほら、壁ドンも顎クイも初めてだったし、キスマークだってつけられたことなかったもの。それに……自分からしたいって言ったのも、気持ちいいって思ったのも、高臣くんが初めてだったよ……んっ……」
先ほどよりも優しいキスが降りそそぎ、お互いに触れるように舌を絡ませていく。気持ち良くて、心地良くて、まるで夢の中にいるかのような感覚。
熱っぽい瞳で見つめ合うだけで、お互いが何を求めているかがわかった。
「なんか再会してからずっとエッチなことばかりしてる……」
「嫌?」
「……嫌じゃない自分が恥ずかしいの……」
「杏奈がそう思ってくれることが嬉しいよ」
二人は微笑み合い、杏奈は高臣の首に腕を回した。
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