59 / 97
第三章 魔王様、アルバイトは時給千円からです!
第58話 史上最悪の言い訳
しおりを挟む
阿鼻叫喚――まさにその四文字が、今の「マカイ亭」にはふさわしかった。
「で、出たー! 魔法だ!」「魔族が暴れたんだ!」「金は払わんぞ! 命あっての物種だ!」
客たちは我先にと出口に殺到し、倒れた椅子やひっくり返った皿が惨状に拍車をかける。その喧騒の真ん中で、陽人は床の焦げ跡を見つめたまま、完全に魂が抜けていた。
(終わった……店も、俺の人生も、多分この世界も終わった……。ああ、日本の俺の部屋の天井のシミ、懐かしいな……)
現実逃避を始めた陽人の肩を、誰かがガクンガクンと激しく揺さぶった。
「シェフ! しっかりしてください、シェフ! 今、魂が半分くらい口から出てましたよ!」
「……リリアか……もうダメだ……俺は明日から、あの焦げ跡を眺めて余生を過ごす……」
「ダメです! 破産します! それに、それどころじゃありません! 魔王様が! ギギが! ポンッて! ポンッて消えちゃったんですよ!?」
リリアは半泣きになりながら、しかし驚異的な早口でまくし立てる。看板娘の気丈さも、国家存亡(?)の危機の前では限界らしい。
「ど、どうするんですか!? 魔王様が失踪したなんて知れたら、絶対に戦争になります! そしたら私のお給金も……じゃなくて、世界の平和が!」
「……」
黙って聞いていたバルガスが、店の入り口に仁王立ちになり、殺到する客の波をその巨体で物理的に堰き止めた。そして、地の底から響くような低い声で一言。
「全員、落ち着け。騒ぐな」
その圧倒的な威圧感に、客たちの悲鳴がピタリと止まる。バルガスは無言で出口を指差した。客たちはまるで、猛獣の檻から恐る恐る逃げ出す小動物のように、静かに、しかし素早く店から去っていった。
「……ナイスだ、バルガス」
陽人は、かろうじて意識を現実へと引き戻す。そうだ、絶望している暇はない。元・社畜として培った危機管理能力(主に上司への言い訳)を、今こそ発揮する時だ。
「よし……いいか、二人とも落ち着いて聞け。まず、魔王様は死んだわけじゃない。多分」
「た、多分!?」
「あれは空間転移系の魔法だ。どこかに飛ばされただけのはずだ。だから、最悪の事態は……まだ起きてないと思いたい。いいね?」
陽人は自分に言い聞かせるように言う。リリアは不安げに頷き、バルガスは「……ウス」とだけ応じた。
「問題は、どうやってこの事態を隠し通すかだ。魔王様が戻ってくるまで……それが明日か百年後かは分からんが……とにかく時間を稼ぐ!」
「ど、どうやってですか!? あの魔王様が、理由もなく姿を消せるわけ……」
そこで陽人の目に、厨房の隅に積まれた異世界のスパイスの山が映った。彼の脳内に、かつて徹夜で考え出した言い訳の数々が稲妻のように駆け巡る。
「……よし、これだ」
陽人は、すっと真顔になった。
「リリア。バルガス。よく聞け。魔王ゼファー様は、俺の料理に深く感銘を受け、食の真理を探求するため――『究極の肉じゃが』を完成させるため、厨房(ここ)の奥にある特別室に籠られた。いいね?」
「…………は?」
リリアの口が、あんぐりと開いた。
「に、肉じゃが……ですか?」
「そうだ。魔王様は今、醤油とみりんの黄金比について瞑想されている。俗世との関わりを一切断ってな。故に、誰であろうと面会は不可能だ。これが、俺たちの公式見解だ」
あまりに突拍子もない言い訳に、リリアは眩暈がしたのか頭を押さえた。
「そ、そんな無茶苦茶な……! 誰が信じるんですか!」
「信じさせるんだよ! 魔王様が食いしん坊なのは周知の事実だ! これ以上ないくらい、それっぽい理由じゃないか!」
「そ、そうですけど……!」
その時だった。店の扉が荒々しく開け放たれ、武装した王都の騎士たちが数名、雪崩れ込んできた。
「何事だ! この店から強大な魔力の暴発を感知した! 魔王ゼファー殿はご無事か!?」
隊長らしき騎士が、剣の柄に手をかけながら鋭く問う。
(終わった……! 開始5分で詰んだ!)
陽人の背筋を、滝のような冷や汗が流れる。
しかし、その隣でリリアが、すっと一歩前に出た。そして、これ以上ない完璧な営業スマイルを浮かべて、騎士に深々と頭を下げた。
「まあ、騎士様! ご心配には及びませんわ! ゼファー様はご健在でいらっしゃいます!」
「な、ならばなぜお姿が……」
「それが……」リリアは声を潜め、もったいぶるように続けた。「我が店のシェフの『出汁(だし)』の奥深さにいたく感動なされ、ただいま厨房の奥で『食の悟り』を開くべく、瞑想に入っておられるのです!」
「……だし?」
騎士は、眉間に深いシワを寄せた。
陽人も必死に話を合わせる。
「そ、そうです! 昆布と鰹節が織りなす旨味の宇宙……その深淵に触れ、魔王様は今、新たな世界の扉を開こうと……」
「……」
騎士は、陽人とリリアの顔を交互に見比べた。その目は「こいつらは何を言っているんだ」と雄弁に語っている。
だが、その時。
「……邪魔、するな」
店の奥、厨房へと続く通路を、バルガスがその巨体で完全に塞いでいた。ただ腕を組んで立っているだけだが、その威圧感は「ここから先は死あるのみ」と告げているようだった。
騎士はゴクリと喉を鳴らし、バルガスの岩のような体躯と、陽人たちの必死すぎる(そしてどこか狂気を帯びた)表情を見比べ、やがて、ゆっくりと剣の柄から手を離した。
「……そ、そうか。……ならば、仕方あるまい。瞑想の邪魔をするわけにはいかんな。……我々は周辺の警備に戻る。何かあれば、すぐに報せろ」
そう言い残し、騎士たちはどこか納得のいかない顔で、しかし足早に店を去っていった。
後に残された三人は、その場にへなへなと崩れ落ちた。
「い、行きました……?」
「……ああ……なんとかなった……のか?」
「……腹が、減った」
三者三様の呟きが、静まり返った店内に虚しく響いた。
【同時刻・日本・横浜】
「……ん……」
魔王ゼファーは、重い頭を抱えながら、ゆっくりと目を開けた。
視界に広がるのは、見慣れない木目調の天井。鼻をつくのは、微かなカビと埃の匂い。そして、体の下にあるのは、岩のように硬い……いや、それ以上に薄っぺらく、冷たい感触の床だった。
「……ここは、どこだ?」
魔力を失い、全身が鉛のように重い。隣では、ギギが「ふえぇぇん……」と情けない声を上げて気絶している。
ゼファーは、痛む体を叱咤し、ゆっくりと立ち上がった。
部屋は狭い。窓の外には、見たこともない灰色の建物が密集している。
そして、彼の目に、部屋の隅に鎮座する、白く輝く陶器の物体が映った。
それは、優美な曲線を描き、水面を湛えた、一種の玉座のようにも見えた。
(……祭壇か? あるいは、聖なる泉か?)
魔王として、未知の物体を看過はできない。ゼファーは威厳を取り戻し、その白い玉座――日本の一般家庭によくある水洗トイレ――に、ゆっくりと近づいた。
「何者だ。この我を前にして、名乗らぬか」
返事はない。
ゼファーは眉をひそめ、玉座の横についている、奇妙な銀色のレバーに手をかけた。そして、力を込めて、それを押し下げた。
次の瞬間。
ゴオオオオオオオオオッッ!!
玉座は、凄まじい轟音と共に、内部の水を渦へと変え、すべてを飲み込み始めた。
「なっ……!?」
その圧倒的な光景に、さすがの魔王も目を見開く。背後では、音に驚いて飛び起きたギギが、声にならない悲鳴を上げた。
「敵襲かっ! 水を操る魔物か! ギギ、下がっておれ!」
ゼファーは、ファイティングポーズを取り、便器に向かって鋭く言い放った。
「面白い! 我が魔力を封じられたこの状況で、相手にとって不足なし! かかってこい、水神TOTOよ!」
魔王ゼファーの、現代日本における最初の戦いが、今、火蓋を切って落とされた。
「で、出たー! 魔法だ!」「魔族が暴れたんだ!」「金は払わんぞ! 命あっての物種だ!」
客たちは我先にと出口に殺到し、倒れた椅子やひっくり返った皿が惨状に拍車をかける。その喧騒の真ん中で、陽人は床の焦げ跡を見つめたまま、完全に魂が抜けていた。
(終わった……店も、俺の人生も、多分この世界も終わった……。ああ、日本の俺の部屋の天井のシミ、懐かしいな……)
現実逃避を始めた陽人の肩を、誰かがガクンガクンと激しく揺さぶった。
「シェフ! しっかりしてください、シェフ! 今、魂が半分くらい口から出てましたよ!」
「……リリアか……もうダメだ……俺は明日から、あの焦げ跡を眺めて余生を過ごす……」
「ダメです! 破産します! それに、それどころじゃありません! 魔王様が! ギギが! ポンッて! ポンッて消えちゃったんですよ!?」
リリアは半泣きになりながら、しかし驚異的な早口でまくし立てる。看板娘の気丈さも、国家存亡(?)の危機の前では限界らしい。
「ど、どうするんですか!? 魔王様が失踪したなんて知れたら、絶対に戦争になります! そしたら私のお給金も……じゃなくて、世界の平和が!」
「……」
黙って聞いていたバルガスが、店の入り口に仁王立ちになり、殺到する客の波をその巨体で物理的に堰き止めた。そして、地の底から響くような低い声で一言。
「全員、落ち着け。騒ぐな」
その圧倒的な威圧感に、客たちの悲鳴がピタリと止まる。バルガスは無言で出口を指差した。客たちはまるで、猛獣の檻から恐る恐る逃げ出す小動物のように、静かに、しかし素早く店から去っていった。
「……ナイスだ、バルガス」
陽人は、かろうじて意識を現実へと引き戻す。そうだ、絶望している暇はない。元・社畜として培った危機管理能力(主に上司への言い訳)を、今こそ発揮する時だ。
「よし……いいか、二人とも落ち着いて聞け。まず、魔王様は死んだわけじゃない。多分」
「た、多分!?」
「あれは空間転移系の魔法だ。どこかに飛ばされただけのはずだ。だから、最悪の事態は……まだ起きてないと思いたい。いいね?」
陽人は自分に言い聞かせるように言う。リリアは不安げに頷き、バルガスは「……ウス」とだけ応じた。
「問題は、どうやってこの事態を隠し通すかだ。魔王様が戻ってくるまで……それが明日か百年後かは分からんが……とにかく時間を稼ぐ!」
「ど、どうやってですか!? あの魔王様が、理由もなく姿を消せるわけ……」
そこで陽人の目に、厨房の隅に積まれた異世界のスパイスの山が映った。彼の脳内に、かつて徹夜で考え出した言い訳の数々が稲妻のように駆け巡る。
「……よし、これだ」
陽人は、すっと真顔になった。
「リリア。バルガス。よく聞け。魔王ゼファー様は、俺の料理に深く感銘を受け、食の真理を探求するため――『究極の肉じゃが』を完成させるため、厨房(ここ)の奥にある特別室に籠られた。いいね?」
「…………は?」
リリアの口が、あんぐりと開いた。
「に、肉じゃが……ですか?」
「そうだ。魔王様は今、醤油とみりんの黄金比について瞑想されている。俗世との関わりを一切断ってな。故に、誰であろうと面会は不可能だ。これが、俺たちの公式見解だ」
あまりに突拍子もない言い訳に、リリアは眩暈がしたのか頭を押さえた。
「そ、そんな無茶苦茶な……! 誰が信じるんですか!」
「信じさせるんだよ! 魔王様が食いしん坊なのは周知の事実だ! これ以上ないくらい、それっぽい理由じゃないか!」
「そ、そうですけど……!」
その時だった。店の扉が荒々しく開け放たれ、武装した王都の騎士たちが数名、雪崩れ込んできた。
「何事だ! この店から強大な魔力の暴発を感知した! 魔王ゼファー殿はご無事か!?」
隊長らしき騎士が、剣の柄に手をかけながら鋭く問う。
(終わった……! 開始5分で詰んだ!)
陽人の背筋を、滝のような冷や汗が流れる。
しかし、その隣でリリアが、すっと一歩前に出た。そして、これ以上ない完璧な営業スマイルを浮かべて、騎士に深々と頭を下げた。
「まあ、騎士様! ご心配には及びませんわ! ゼファー様はご健在でいらっしゃいます!」
「な、ならばなぜお姿が……」
「それが……」リリアは声を潜め、もったいぶるように続けた。「我が店のシェフの『出汁(だし)』の奥深さにいたく感動なされ、ただいま厨房の奥で『食の悟り』を開くべく、瞑想に入っておられるのです!」
「……だし?」
騎士は、眉間に深いシワを寄せた。
陽人も必死に話を合わせる。
「そ、そうです! 昆布と鰹節が織りなす旨味の宇宙……その深淵に触れ、魔王様は今、新たな世界の扉を開こうと……」
「……」
騎士は、陽人とリリアの顔を交互に見比べた。その目は「こいつらは何を言っているんだ」と雄弁に語っている。
だが、その時。
「……邪魔、するな」
店の奥、厨房へと続く通路を、バルガスがその巨体で完全に塞いでいた。ただ腕を組んで立っているだけだが、その威圧感は「ここから先は死あるのみ」と告げているようだった。
騎士はゴクリと喉を鳴らし、バルガスの岩のような体躯と、陽人たちの必死すぎる(そしてどこか狂気を帯びた)表情を見比べ、やがて、ゆっくりと剣の柄から手を離した。
「……そ、そうか。……ならば、仕方あるまい。瞑想の邪魔をするわけにはいかんな。……我々は周辺の警備に戻る。何かあれば、すぐに報せろ」
そう言い残し、騎士たちはどこか納得のいかない顔で、しかし足早に店を去っていった。
後に残された三人は、その場にへなへなと崩れ落ちた。
「い、行きました……?」
「……ああ……なんとかなった……のか?」
「……腹が、減った」
三者三様の呟きが、静まり返った店内に虚しく響いた。
【同時刻・日本・横浜】
「……ん……」
魔王ゼファーは、重い頭を抱えながら、ゆっくりと目を開けた。
視界に広がるのは、見慣れない木目調の天井。鼻をつくのは、微かなカビと埃の匂い。そして、体の下にあるのは、岩のように硬い……いや、それ以上に薄っぺらく、冷たい感触の床だった。
「……ここは、どこだ?」
魔力を失い、全身が鉛のように重い。隣では、ギギが「ふえぇぇん……」と情けない声を上げて気絶している。
ゼファーは、痛む体を叱咤し、ゆっくりと立ち上がった。
部屋は狭い。窓の外には、見たこともない灰色の建物が密集している。
そして、彼の目に、部屋の隅に鎮座する、白く輝く陶器の物体が映った。
それは、優美な曲線を描き、水面を湛えた、一種の玉座のようにも見えた。
(……祭壇か? あるいは、聖なる泉か?)
魔王として、未知の物体を看過はできない。ゼファーは威厳を取り戻し、その白い玉座――日本の一般家庭によくある水洗トイレ――に、ゆっくりと近づいた。
「何者だ。この我を前にして、名乗らぬか」
返事はない。
ゼファーは眉をひそめ、玉座の横についている、奇妙な銀色のレバーに手をかけた。そして、力を込めて、それを押し下げた。
次の瞬間。
ゴオオオオオオオオオッッ!!
玉座は、凄まじい轟音と共に、内部の水を渦へと変え、すべてを飲み込み始めた。
「なっ……!?」
その圧倒的な光景に、さすがの魔王も目を見開く。背後では、音に驚いて飛び起きたギギが、声にならない悲鳴を上げた。
「敵襲かっ! 水を操る魔物か! ギギ、下がっておれ!」
ゼファーは、ファイティングポーズを取り、便器に向かって鋭く言い放った。
「面白い! 我が魔力を封じられたこの状況で、相手にとって不足なし! かかってこい、水神TOTOよ!」
魔王ゼファーの、現代日本における最初の戦いが、今、火蓋を切って落とされた。
5
あなたにおすすめの小説
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる