60 / 97
第三章 魔王様、アルバイトは時給千円からです!
第59話 魔王、カップ麺に泣く
しおりを挟む
騎士たちが去った瞬間、マカイ亭の張り詰めた空気は、まるで風船が割れるように弾けた。
「…………ぷはーっ!」
完璧な営業スマイルを固めていたリリアが、その場にへたり込む。
「だ、騙し通せました……! 『食の悟り』って! 私、自分でも何を言ってるのか分かりませんでした!」
「俺もだ……」
陽人はカウンターに体重を預け、ずるずると床に座り込んだ。全身から力が抜け、どっと疲労が押し寄せる。頭の中では、先ほどの自分の言葉がリフレインしていた。
(昆布と鰹節が織りなす旨味の宇宙……だと? 俺の頭も宇宙に行っちまったのか……)
最悪の言い訳だった。いや、一周回って最高の言い訳だったのかもしれない。だが、その代償はあまりにも大きい。魔王の失踪を隠蔽し、あまつさえ「肉じゃが瞑想中」などという前代未聞の嘘をついてしまった。これはもう、ただのレストラン経営ではない。国家転覆罪レベルの、壮大な粉飾決算だ。
「シェフ……これから、どうするんですか?」
リリアが不安げな瞳で陽人を見上げる。彼女は気丈に振る舞ってはいるが、その声は微かに震えていた。世界の命運(と、自分のお給金)が懸かっているのだから当然だ。
「……どうするって……続けるしかないだろ、この嘘を」
陽人の声は、自分でも驚くほど乾いていた。罪悪感とプレッシャーで、喉がカラカラだった。
(俺のせいで、魔王様が……。あの人は、俺を庇って……)
陽人の脳裏に、自分を突き飛ばしたゼファーの鬼気迫る表情が焼き付いている。王としてではなく、ただ一人の人間(?)として、陽人を守ろうとしてくれた。その信頼を、自分は今、肉じゃがと出汁の宇宙で汚している。
「……大丈夫だ」
静寂を破ったのは、これまで黙って後片付けをしていたバルガスだった。彼は、割れた皿の破片を無言で片付けながら、低い声で続ける。
「……シェフの嘘は、最善だった。時間稼げる。王、戻るまで」
「バルガス……」
「俺、見張る。店の周り」
それだけ言うと、バルガスは巨大なモップを槍のように携え、店の裏口へと向かった。その寡黙な背中には、絶対的な忠誠心と信頼が滲んでいた。彼は、陽人の無茶な作戦を、疑うことなく受け入れたのだ。
「……そう、ですよね! 私たちで、魔王様のお留守を守らないと!」
バルガスの行動に勇気づけられたのか、リリアもぱっと顔を上げる。
「シェフ! この作戦に名前をつけましょう! その方が、こう、チームって感じがします!」
「名前……?」
「はい! 『魔王様は食の探求でお籠り中! 我らはその聖域を守る影の精鋭部隊!』作戦です!」
「長い! あと、聖域とか精鋭部隊とか、どこから出てきたんだ!」
陽人は思わずツッコミを入れたが、リリアの底抜けの明るさに、少しだけ心が軽くなるのを感じた。そうだ、一人じゃない。この最高の(そして少しズレている)仲間たちがいる。
「……分かった。やろう。魔王様が帰ってくるまで……俺たちで、この国を守る」
陽人は床に落ちていたお玉を拾い、固く握りしめた。その目は、もはやただの料理人ではなかった。やむにやまれぬ事情で国を背負ってしまった、悲壮な決意に満ちていた。
【同時刻・日本・横浜】
轟音を立てていた「水神TOTO」は、やがて静寂を取り戻した。
「……ふん。我の王気を前に、沈黙したか」
ゼファーは、戦闘態勢を解かぬまま、尊大に言い放った。彼の王としての尊厳は、トイレの圧倒的な水流パワーによって、かろうじて守られたのだ。
(……しかし、今の衝撃……魔力が万全であったなら、指先一つで霧散させられたものを……)
表面上は平静を装いつつも、ゼファーの内心は嵐が吹き荒れていた。魔力の枯渇。未知の環境。そして何より、腹の底から湧き上がってくる、屈辱的な感覚。
ぐぅぅぅぅぅ~~~~……。
静まり返った四畳半に、長く、そして情けない音が響き渡った。音の発生源は、魔王ゼファー、その人である。
「なっ……!?」
ゼファーの顔が、生まれて初めて真紅に染まった。王として生まれ、飢えとは無縁の人生を送ってきた。空腹とは、自らが望む美食を、より美味しく味わうためのスパイスでしかなかった。だが、今、彼の体を支配しているのは、選択の余地のない、生物としての根源的な欲求――生存のための「飢え」だった。
「ま、魔王様……! お、お腹の虫が……魔獣となって……!?」
背後で震えていたギギが、怯えた声を上げる。
「黙れギギ! これは……これは戦略的撤退の合図だ!」
ゼファーは、人生で最も苦しい言い訳を捻り出した。
(屈辱だ……! この我がお腹の虫一つ、制御できぬとは……!)
プライドがズタズタになりながらも、本能には抗えない。ゼファーは、この未知の巣窟(アパート)に、何か食料がないか、王の威厳をかなぐり捨てて探し始めた。しかし、棚の中は空。冷蔵庫らしき箱の中には、干からびた野菜の切れ端と、謎の茶色い液体が入った瓶(醤油)があるだけだった。
「ぐぅぅ……」
再び、腹の虫が鳴く。もはやこれまでか、とゼファーが膝から崩れ落ちそうになった、その時だった。
「あ! ま、魔王様! こ、これ……!」
ギギが、棚の奥から、一つの色鮮やかな箱を見つけ出した。そこには、陽人の世界の文字で『濃厚味噌』と書かれている。それは、陽人が日本に帰省した際に、異世界に持って帰ろうとして忘れていった、一個のカップ麺だった。
「なんだ、これは? 乾いた……植物の塊か?」
ゼファーは訝しげにカップ麺のブロックを見つめる。ギギが箱の絵を指差し、「こ、ここに、お湯という液体を注ぐと……このように、なる、と……?」と、か細い声で説明する。
半信半疑のまま、ゼファーたちは部屋にあった魔法瓶(幸い、お湯が残っていた)から、カップ麺に湯を注いだ。蓋をして待つこと三分。それは、魔王にとって永遠よりも長い時間に感じられた。
やがて、蓋をめくると、むわりと湯気と共に、濃厚な味噌と香辛料の匂いが立ち上った。
魔界の高級食材とは似ても似つかない、人工的で、しかし暴力的とも言えるほど食欲をそそる香り。
「……ふん。悪くない香りだ」
ゼファーは尊厳を取り繕いながら、備え付けのプラスチックのフォークを手に取った。そして、縮れた麺を一口、すする。
「…………っ!」
ゼファーの目が、大きく見開かれた。
美味い、とか、不味い、とか、そういう次元の話ではない。
塩辛く、脂っこく、化学的な旨味が凝縮された、暴力的な味の塊。だが、その味が、飢え切った体に、そして枯渇した心に、染み渡っていく。熱いスープが、冷えた内臓を温めていく。
夢中で麺をすすり、スープを飲み干した。額には汗が滲んでいる。
ゼ"ファーは、空になったカップを、ただ呆然と見つめていた。
(なんだ……これは……。我が知る、どの料理とも違う。だが……この満たされる感覚は……)
それは、陽人の作る、心のこもった温かい料理とは全く違う。大量生産され、誰でも手に入れられる、安価な即席の食事。
だが、その一食が、今、力も魔力も失った自分を、確かに「生かして」くれた。
「魔王様……?」
心配そうにギギが覗き込む。
ゼファーは、何も答えなかった。ただ、窓の外に広がる、無数の光が灯る夜景――横浜の街並み――を見つめていた。
「……ギギよ」
「は、はいぃ!」
「我々は……ここで、生きねばならんらしい」
その声には、先ほどまでの絶望ではなく、かすかな、しかし確かな覚悟が宿っていた。
空のカップ麺を片手に、魔王の異世界サバイバルが、今、静かに始まろうとしていた。
「…………ぷはーっ!」
完璧な営業スマイルを固めていたリリアが、その場にへたり込む。
「だ、騙し通せました……! 『食の悟り』って! 私、自分でも何を言ってるのか分かりませんでした!」
「俺もだ……」
陽人はカウンターに体重を預け、ずるずると床に座り込んだ。全身から力が抜け、どっと疲労が押し寄せる。頭の中では、先ほどの自分の言葉がリフレインしていた。
(昆布と鰹節が織りなす旨味の宇宙……だと? 俺の頭も宇宙に行っちまったのか……)
最悪の言い訳だった。いや、一周回って最高の言い訳だったのかもしれない。だが、その代償はあまりにも大きい。魔王の失踪を隠蔽し、あまつさえ「肉じゃが瞑想中」などという前代未聞の嘘をついてしまった。これはもう、ただのレストラン経営ではない。国家転覆罪レベルの、壮大な粉飾決算だ。
「シェフ……これから、どうするんですか?」
リリアが不安げな瞳で陽人を見上げる。彼女は気丈に振る舞ってはいるが、その声は微かに震えていた。世界の命運(と、自分のお給金)が懸かっているのだから当然だ。
「……どうするって……続けるしかないだろ、この嘘を」
陽人の声は、自分でも驚くほど乾いていた。罪悪感とプレッシャーで、喉がカラカラだった。
(俺のせいで、魔王様が……。あの人は、俺を庇って……)
陽人の脳裏に、自分を突き飛ばしたゼファーの鬼気迫る表情が焼き付いている。王としてではなく、ただ一人の人間(?)として、陽人を守ろうとしてくれた。その信頼を、自分は今、肉じゃがと出汁の宇宙で汚している。
「……大丈夫だ」
静寂を破ったのは、これまで黙って後片付けをしていたバルガスだった。彼は、割れた皿の破片を無言で片付けながら、低い声で続ける。
「……シェフの嘘は、最善だった。時間稼げる。王、戻るまで」
「バルガス……」
「俺、見張る。店の周り」
それだけ言うと、バルガスは巨大なモップを槍のように携え、店の裏口へと向かった。その寡黙な背中には、絶対的な忠誠心と信頼が滲んでいた。彼は、陽人の無茶な作戦を、疑うことなく受け入れたのだ。
「……そう、ですよね! 私たちで、魔王様のお留守を守らないと!」
バルガスの行動に勇気づけられたのか、リリアもぱっと顔を上げる。
「シェフ! この作戦に名前をつけましょう! その方が、こう、チームって感じがします!」
「名前……?」
「はい! 『魔王様は食の探求でお籠り中! 我らはその聖域を守る影の精鋭部隊!』作戦です!」
「長い! あと、聖域とか精鋭部隊とか、どこから出てきたんだ!」
陽人は思わずツッコミを入れたが、リリアの底抜けの明るさに、少しだけ心が軽くなるのを感じた。そうだ、一人じゃない。この最高の(そして少しズレている)仲間たちがいる。
「……分かった。やろう。魔王様が帰ってくるまで……俺たちで、この国を守る」
陽人は床に落ちていたお玉を拾い、固く握りしめた。その目は、もはやただの料理人ではなかった。やむにやまれぬ事情で国を背負ってしまった、悲壮な決意に満ちていた。
【同時刻・日本・横浜】
轟音を立てていた「水神TOTO」は、やがて静寂を取り戻した。
「……ふん。我の王気を前に、沈黙したか」
ゼファーは、戦闘態勢を解かぬまま、尊大に言い放った。彼の王としての尊厳は、トイレの圧倒的な水流パワーによって、かろうじて守られたのだ。
(……しかし、今の衝撃……魔力が万全であったなら、指先一つで霧散させられたものを……)
表面上は平静を装いつつも、ゼファーの内心は嵐が吹き荒れていた。魔力の枯渇。未知の環境。そして何より、腹の底から湧き上がってくる、屈辱的な感覚。
ぐぅぅぅぅぅ~~~~……。
静まり返った四畳半に、長く、そして情けない音が響き渡った。音の発生源は、魔王ゼファー、その人である。
「なっ……!?」
ゼファーの顔が、生まれて初めて真紅に染まった。王として生まれ、飢えとは無縁の人生を送ってきた。空腹とは、自らが望む美食を、より美味しく味わうためのスパイスでしかなかった。だが、今、彼の体を支配しているのは、選択の余地のない、生物としての根源的な欲求――生存のための「飢え」だった。
「ま、魔王様……! お、お腹の虫が……魔獣となって……!?」
背後で震えていたギギが、怯えた声を上げる。
「黙れギギ! これは……これは戦略的撤退の合図だ!」
ゼファーは、人生で最も苦しい言い訳を捻り出した。
(屈辱だ……! この我がお腹の虫一つ、制御できぬとは……!)
プライドがズタズタになりながらも、本能には抗えない。ゼファーは、この未知の巣窟(アパート)に、何か食料がないか、王の威厳をかなぐり捨てて探し始めた。しかし、棚の中は空。冷蔵庫らしき箱の中には、干からびた野菜の切れ端と、謎の茶色い液体が入った瓶(醤油)があるだけだった。
「ぐぅぅ……」
再び、腹の虫が鳴く。もはやこれまでか、とゼファーが膝から崩れ落ちそうになった、その時だった。
「あ! ま、魔王様! こ、これ……!」
ギギが、棚の奥から、一つの色鮮やかな箱を見つけ出した。そこには、陽人の世界の文字で『濃厚味噌』と書かれている。それは、陽人が日本に帰省した際に、異世界に持って帰ろうとして忘れていった、一個のカップ麺だった。
「なんだ、これは? 乾いた……植物の塊か?」
ゼファーは訝しげにカップ麺のブロックを見つめる。ギギが箱の絵を指差し、「こ、ここに、お湯という液体を注ぐと……このように、なる、と……?」と、か細い声で説明する。
半信半疑のまま、ゼファーたちは部屋にあった魔法瓶(幸い、お湯が残っていた)から、カップ麺に湯を注いだ。蓋をして待つこと三分。それは、魔王にとって永遠よりも長い時間に感じられた。
やがて、蓋をめくると、むわりと湯気と共に、濃厚な味噌と香辛料の匂いが立ち上った。
魔界の高級食材とは似ても似つかない、人工的で、しかし暴力的とも言えるほど食欲をそそる香り。
「……ふん。悪くない香りだ」
ゼファーは尊厳を取り繕いながら、備え付けのプラスチックのフォークを手に取った。そして、縮れた麺を一口、すする。
「…………っ!」
ゼファーの目が、大きく見開かれた。
美味い、とか、不味い、とか、そういう次元の話ではない。
塩辛く、脂っこく、化学的な旨味が凝縮された、暴力的な味の塊。だが、その味が、飢え切った体に、そして枯渇した心に、染み渡っていく。熱いスープが、冷えた内臓を温めていく。
夢中で麺をすすり、スープを飲み干した。額には汗が滲んでいる。
ゼ"ファーは、空になったカップを、ただ呆然と見つめていた。
(なんだ……これは……。我が知る、どの料理とも違う。だが……この満たされる感覚は……)
それは、陽人の作る、心のこもった温かい料理とは全く違う。大量生産され、誰でも手に入れられる、安価な即席の食事。
だが、その一食が、今、力も魔力も失った自分を、確かに「生かして」くれた。
「魔王様……?」
心配そうにギギが覗き込む。
ゼファーは、何も答えなかった。ただ、窓の外に広がる、無数の光が灯る夜景――横浜の街並み――を見つめていた。
「……ギギよ」
「は、はいぃ!」
「我々は……ここで、生きねばならんらしい」
その声には、先ほどまでの絶望ではなく、かすかな、しかし確かな覚悟が宿っていた。
空のカップ麺を片手に、魔王の異世界サバイバルが、今、静かに始まろうとしていた。
8
あなたにおすすめの小説
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
『辺境伯一家の領地繁栄記』スキル育成記~最強双子、成長中~
鈴白理人
ファンタジー
ラザナキア王国の国民は【スキルツリー】という女神の加護を持つ。
そんな国の北に住むアクアオッジ辺境伯一家も例外ではなく、父は【掴みスキル】母は【育成スキル】の持ち主。
母のスキルのせいか、一家の子供たちは生まれたころから、派生スキルがポコポコ枝分かれし、スキルレベルもぐんぐん上がっていった。
双子で生まれた末っ子、兄のウィルフレッドの【精霊スキル】、妹のメリルの【魔法スキル】も例外なくレベルアップし、十五歳となった今、学園入学の秒読み段階を迎えていた──
前作→『辺境伯一家の領地繁栄記』序章:【動物スキル?】を持った辺境伯長男の場合
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
巻き込まれて異世界召喚? よくわからないけど頑張ります。 〜JKヒロインにおばさん呼ばわりされたけど、28才はお姉さんです〜
トイダノリコ
ファンタジー
会社帰りにJKと一緒に異世界へ――!?
婚活のために「料理の基本」本を買った帰り道、28歳の篠原亜子は、通りすがりの女子高生・星野美咲とともに突然まぶしい光に包まれる。
気がつけばそこは、海と神殿の国〈アズーリア王国〉。
美咲は「聖乙女」として大歓迎される一方、亜子は「予定外に混ざった人」として放置されてしまう。
けれど世界意識(※神?)からのお詫びとして特殊能力を授かった。
食材や魔物の食用可否、毒の有無、調理法までわかるスキル――〈料理眼〉!
「よし、こうなったら食堂でも開いて生きていくしかない!」
港町の小さな店〈潮風亭〉を拠点に、亜子は料理修行と新生活をスタート。
気のいい夫婦、誠実な騎士、皮肉屋の魔法使い、王子様や留学生、眼帯の怪しい男……そして、彼女を慕う男爵令嬢など個性豊かな仲間たちに囲まれて、"聖乙女イベントの裏側”で、静かに、そしてたくましく人生を切り拓く異世界スローライフ開幕。
――はい。静かに、ひっそり生きていこうと思っていたんです。私も.....(アコ談)
*AIと一緒に書いています*
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる