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首都に向かって
盗賊はモンスター扱いで良いそうです
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フサノムラは田舎なせいか基本的に金銭のやり取りがなく、物々交換で成り立っている様です。
まあ宿も店もないという時点でお察しでしたね。
幸い水晶は沢山集めてあったので日持ちする食料や旅の最中でも使える調理器具に食器、使いやすそうな包丁なんかと交換して貰えました。
どうも若者は一攫千金を夢見て村を出てしまうらしく、残っているのはモンスターを倒せない子供や老人、膝に矢を受けた農民ばかりの様で水晶は大変喜ばれました。
後、旅立つまでにトゥグア様の信者は4人ほど増えました……全員子供でしたけどね。
「それであ……じゃなかったロウ、目的地はあるんですか?」
村を出てからはずっと恋人繋ぎで進んでます。
興奮しますか?急ぐ旅でもないんだし何ならそこの茂みで野獣になったっていいんですよ?
モンスターが出たらどうするんだって?蹴れば倒せます。
「はぁ、まずはボリアって町を目指そう」
確かお婆さんから聞いた話だとボリアは多くの旅人が集まる都市で、かなりの種類の武器や服が売られているそうです。
また旅人同士の交流場があって……ここで水晶が不足してるとか、あっちとこっちで戦争が始まりそう、といった情報が集まり易いとか。
確かに何も知らずに戦争の真っ只中に突っ込んでいた、なんてのは嫌ですからね。
「もし見た事がないモンスターが居たって情報があったら、それが女神の言ってた駆除対象である可能性が高いだろ?」
「成程……名案ですね」
駆除はロウとイチャイチャして結婚する為の条件でもありますし、おろそかにする訳にはいきません。
さっさと終わらせつつお金と水晶を貯めて……そうですね、子供は最低でも12人作りましょう。
何で12人なのかって?ロウがハマってたギャルゲーの攻略対象の人数だからです。
「地図の通りだとすればボリアに行くまでに3つの村に立ち寄る事になるけどな……」
「特に急ぐ旅でもないんですし、のんびり行きましょう」
とか言ってる内にあたし達は盗賊と思われるオジサン達に囲まれていました。
ざっと5対2といった所でしょうか?
まあトゥグア様の作った世界とはいえ、善人だけってありえませんよね……人間だもの。
「おう兄ちゃん、女と水晶置いてさっさtぐぉっ!」
「お、おいどうsへぶっ!」
とりあえず脅しに来た人は顎を叩いて脳ミソ揺さぶっておきましたが……
髭ぐらいちゃんと剃ってくれませんかね……叩いた手がチクチクします。
「このガキ!舐めた真似しyはぅっ!」
「ぶっ殺しtおほぉっ!」
あたしの背後で武器を構えかけた2人はロウに股間を蹴られた様ですね……
何で分かったのかって?愛の力です。
とか考えてる場合じゃないですね、残った1人が逃げようとしています。
「あー、これでいいか」
あ、ロウがそこら辺から拾って投げた石が最後の1人の頭に当たって倒れました。
「……あの人死んでませんよね?」
「大丈夫だろ、悪党は無駄にしぶといのがお約束だ」
さて、この人達はどうしましょうかね?
幸いにも縄は持参してくれてたので刃物を没収した上で縛っておきましたけど。
「警察……はこの世界にはないだろうし騎士か衛兵?にでも突き出すか?でもボリアまでまだ結構な距離があるしなぁ」
うーん……2人旅を想定してましたしこのまま連れ歩いてたら食料が尽きてしまいます。
かといって飲まず食わずで連れ回して倒れられても困りますし。
フサに戻ったってあそこ牢屋も何もありませんし、逆に村の人達が危険ですね。
こういう時こそ魔法の出番な気がするのですが何か使えそうなのはあるでしょうか?
といってもあたしは回復と支援の魔法しか使え……あ、そういえばあのお婆さんから初歩的な魔法が書かれた本を貰ったんでした。
えっとヒーラーが使える魔法は……これが使えそうですね。
「よし、ここはあたしに任せて貰いましょう」
「うん、スッゲー嫌な予感がするけど、アイデア浮かばないし任せるわ」
(ゴスッ) (グチャッ) (ベキッ) (ビチャッ) (ボキッ) (パシャッ) (バキィッ)
「も……ゆる…………はん……せ、した……も……しま……せ」
「何を言っているのですか、貴方の様な悪党は反省した振りをして、油断した所を襲う……というのがお約束でしょう?」
何か使えそうな魔法はないかと探していたら【サンクチュアリ】という魔法が書かれているのを見つけたのです。
これは黄の水晶を1つ媒介にして、半径1メートル程の範囲に魔法陣を出し、その中に入っている者を回復し続けるという魔法でした。
因みに赤の水晶を使って唱えればゾンビやスケルトンといったアンデットを消滅させられるみたいです。
で、あたしはその聖域の中で盗賊をひたすら殴り続けています。
幸い黄の水晶は人数分残ってますので万が一にも死ぬ事はないでしょう。
「安心して下さい、この光が消える頃にはきっと清く正しく生まれ変わっているでしょう、それまでしっかり反省して下さいね……当然他の皆さんにも、平等にやりますよ」
「「「「い、嫌だぁーーーーっ!!!」」」」
「この世界に来てキュアがドSな狂信者に……ま、俺には害がないからいいか」
「「「「「ふんぐるい むぐるーなふ トゥグァ ほまーる はうとー……」」」」」
反省が終わったならもう清らかな心が満ちている筈です。
という事で見逃してあげる代わりにこの人達には残りの人生全てをフサで水晶の調達と、トゥグア様への信仰の為に使って貰いましょう。
盗賊達は安全が、トゥグア様は信者が増える……村も水晶が供給されるしでいい事ずくめです。
フフフ……ロウとの結婚式で再び会えた時はきっと喜んでくれるでしょう。
「そこ、もっと感謝の心を込めて祈りなさい!」
「「「「「いあ! いあ!」」」」」
「これもう洗脳だろ……いいのかそれで」
「信仰の前では些細な事です」
~女神視点~
『あら、突然私の女神力が増えた様な気が……誰かが私に救済を求めているのでしょうか?』
この感覚からすると……何かいい事があったのか、天変地異が発生したかのどちらかでしょうか?
とりあえず私の世界の様子を見てみましょう。
もしアルラのモンスターが町を襲っていたのなら大変ですからね。
「「「「「ふんぐるい むぐるーなふ トゥグァ ほまーる はうとー……」」」」」
……ファッ!?
え、ちょ、な……はぁ!?
余りの迫力に思わず意識が消えかけましたよ!
それにどこからかサイコロを転がす音が聞こえたのは気のせいですか!?
えっと、こうなった原因は……私が異世界から招いた、今の名前はキュアさん……の布教活動ですか?
確かに信者を増やしてくれるのは嬉しいんですけど……嬉しいんですけれど!
これは、これは何かが違う気がするんですが!
というかその冒涜的な詠唱は何ですか!
ハッ!そういえばキュアさんの居た世界では神に祈る際に経文とか、聖典といった物を朗読すると聞いた事がありました……
もしかしたらそれに習ってキュアさんが考えてくれたのでしょうか?
私を想っての事だとしたら頭ごなしに否定は出来ません、でもあの詠唱はちょっと……うーん。
少なくともキュアさんに悪意がある訳ではないですし、少し様子を見る事にしましょう。
願わくば後日に詠唱が改善されてくれます様に!改善されてくれます様に!?
まあ宿も店もないという時点でお察しでしたね。
幸い水晶は沢山集めてあったので日持ちする食料や旅の最中でも使える調理器具に食器、使いやすそうな包丁なんかと交換して貰えました。
どうも若者は一攫千金を夢見て村を出てしまうらしく、残っているのはモンスターを倒せない子供や老人、膝に矢を受けた農民ばかりの様で水晶は大変喜ばれました。
後、旅立つまでにトゥグア様の信者は4人ほど増えました……全員子供でしたけどね。
「それであ……じゃなかったロウ、目的地はあるんですか?」
村を出てからはずっと恋人繋ぎで進んでます。
興奮しますか?急ぐ旅でもないんだし何ならそこの茂みで野獣になったっていいんですよ?
モンスターが出たらどうするんだって?蹴れば倒せます。
「はぁ、まずはボリアって町を目指そう」
確かお婆さんから聞いた話だとボリアは多くの旅人が集まる都市で、かなりの種類の武器や服が売られているそうです。
また旅人同士の交流場があって……ここで水晶が不足してるとか、あっちとこっちで戦争が始まりそう、といった情報が集まり易いとか。
確かに何も知らずに戦争の真っ只中に突っ込んでいた、なんてのは嫌ですからね。
「もし見た事がないモンスターが居たって情報があったら、それが女神の言ってた駆除対象である可能性が高いだろ?」
「成程……名案ですね」
駆除はロウとイチャイチャして結婚する為の条件でもありますし、おろそかにする訳にはいきません。
さっさと終わらせつつお金と水晶を貯めて……そうですね、子供は最低でも12人作りましょう。
何で12人なのかって?ロウがハマってたギャルゲーの攻略対象の人数だからです。
「地図の通りだとすればボリアに行くまでに3つの村に立ち寄る事になるけどな……」
「特に急ぐ旅でもないんですし、のんびり行きましょう」
とか言ってる内にあたし達は盗賊と思われるオジサン達に囲まれていました。
ざっと5対2といった所でしょうか?
まあトゥグア様の作った世界とはいえ、善人だけってありえませんよね……人間だもの。
「おう兄ちゃん、女と水晶置いてさっさtぐぉっ!」
「お、おいどうsへぶっ!」
とりあえず脅しに来た人は顎を叩いて脳ミソ揺さぶっておきましたが……
髭ぐらいちゃんと剃ってくれませんかね……叩いた手がチクチクします。
「このガキ!舐めた真似しyはぅっ!」
「ぶっ殺しtおほぉっ!」
あたしの背後で武器を構えかけた2人はロウに股間を蹴られた様ですね……
何で分かったのかって?愛の力です。
とか考えてる場合じゃないですね、残った1人が逃げようとしています。
「あー、これでいいか」
あ、ロウがそこら辺から拾って投げた石が最後の1人の頭に当たって倒れました。
「……あの人死んでませんよね?」
「大丈夫だろ、悪党は無駄にしぶといのがお約束だ」
さて、この人達はどうしましょうかね?
幸いにも縄は持参してくれてたので刃物を没収した上で縛っておきましたけど。
「警察……はこの世界にはないだろうし騎士か衛兵?にでも突き出すか?でもボリアまでまだ結構な距離があるしなぁ」
うーん……2人旅を想定してましたしこのまま連れ歩いてたら食料が尽きてしまいます。
かといって飲まず食わずで連れ回して倒れられても困りますし。
フサに戻ったってあそこ牢屋も何もありませんし、逆に村の人達が危険ですね。
こういう時こそ魔法の出番な気がするのですが何か使えそうなのはあるでしょうか?
といってもあたしは回復と支援の魔法しか使え……あ、そういえばあのお婆さんから初歩的な魔法が書かれた本を貰ったんでした。
えっとヒーラーが使える魔法は……これが使えそうですね。
「よし、ここはあたしに任せて貰いましょう」
「うん、スッゲー嫌な予感がするけど、アイデア浮かばないし任せるわ」
(ゴスッ) (グチャッ) (ベキッ) (ビチャッ) (ボキッ) (パシャッ) (バキィッ)
「も……ゆる…………はん……せ、した……も……しま……せ」
「何を言っているのですか、貴方の様な悪党は反省した振りをして、油断した所を襲う……というのがお約束でしょう?」
何か使えそうな魔法はないかと探していたら【サンクチュアリ】という魔法が書かれているのを見つけたのです。
これは黄の水晶を1つ媒介にして、半径1メートル程の範囲に魔法陣を出し、その中に入っている者を回復し続けるという魔法でした。
因みに赤の水晶を使って唱えればゾンビやスケルトンといったアンデットを消滅させられるみたいです。
で、あたしはその聖域の中で盗賊をひたすら殴り続けています。
幸い黄の水晶は人数分残ってますので万が一にも死ぬ事はないでしょう。
「安心して下さい、この光が消える頃にはきっと清く正しく生まれ変わっているでしょう、それまでしっかり反省して下さいね……当然他の皆さんにも、平等にやりますよ」
「「「「い、嫌だぁーーーーっ!!!」」」」
「この世界に来てキュアがドSな狂信者に……ま、俺には害がないからいいか」
「「「「「ふんぐるい むぐるーなふ トゥグァ ほまーる はうとー……」」」」」
反省が終わったならもう清らかな心が満ちている筈です。
という事で見逃してあげる代わりにこの人達には残りの人生全てをフサで水晶の調達と、トゥグア様への信仰の為に使って貰いましょう。
盗賊達は安全が、トゥグア様は信者が増える……村も水晶が供給されるしでいい事ずくめです。
フフフ……ロウとの結婚式で再び会えた時はきっと喜んでくれるでしょう。
「そこ、もっと感謝の心を込めて祈りなさい!」
「「「「「いあ! いあ!」」」」」
「これもう洗脳だろ……いいのかそれで」
「信仰の前では些細な事です」
~女神視点~
『あら、突然私の女神力が増えた様な気が……誰かが私に救済を求めているのでしょうか?』
この感覚からすると……何かいい事があったのか、天変地異が発生したかのどちらかでしょうか?
とりあえず私の世界の様子を見てみましょう。
もしアルラのモンスターが町を襲っていたのなら大変ですからね。
「「「「「ふんぐるい むぐるーなふ トゥグァ ほまーる はうとー……」」」」」
……ファッ!?
え、ちょ、な……はぁ!?
余りの迫力に思わず意識が消えかけましたよ!
それにどこからかサイコロを転がす音が聞こえたのは気のせいですか!?
えっと、こうなった原因は……私が異世界から招いた、今の名前はキュアさん……の布教活動ですか?
確かに信者を増やしてくれるのは嬉しいんですけど……嬉しいんですけれど!
これは、これは何かが違う気がするんですが!
というかその冒涜的な詠唱は何ですか!
ハッ!そういえばキュアさんの居た世界では神に祈る際に経文とか、聖典といった物を朗読すると聞いた事がありました……
もしかしたらそれに習ってキュアさんが考えてくれたのでしょうか?
私を想っての事だとしたら頭ごなしに否定は出来ません、でもあの詠唱はちょっと……うーん。
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