『悪役令嬢は、二度目の人生で無言を貫く。~処刑回避のために黙っていただけなのに、なぜか冷徹宰相様から「君こそ運命の人だ」と溺愛さています~』

放浪人

文字の大きさ
15 / 21

第15話:クラウスの過去

しおりを挟む
 季節は本格的な冬を迎えていた。  王都の空は鉛色の雲に覆われ、冷たい風が吹き荒れている。  まるで、これから訪れる嵐を予兆するかのように。

 ミリア・ベルガーが地下牢から脱走して数日が経過していた。  王都の門は封鎖され、騎士団による大規模な捜索が行われているが、彼女の足取りはプッツリと途絶えていた。  あれほど目立つピンクブロンドの令嬢が、忽然と姿を消す。  それは、彼女の背後にいる「組織」の手引きがあったことを如実に物語っていた。

 アイゼンベルク侯爵邸も、厳戒態勢が続いていた。  私は屋敷から一歩も出ず、窓の外の雪景色を眺めながら、ただひたすら「無事」を祈る日々を送っていた。

(……ミリア。貴女は一体、どこへ行ったの?)

 彼女が残した書き置き。  『次は、貴女が一番大切にしているものを奪ってやる』  その言葉が、呪いのように頭から離れない。

 私が一番大切にしているもの。  それは、自分の命?  平穏な生活?  それとも……。

 私は無意識に、左手の薬指に嵌められたブルーダイヤモンドの指輪を撫でた。  この指輪を贈ってくれた人。  私の「沈黙」を愛し、守ってくれる人。  クラウス様の顔が浮かぶ。

 最近の彼は、明らかに疲弊していた。  ミリアの捜索、隣国ガレリア帝国の不穏な動き、そして国内の不安を鎮めるための政務。  その全てが、宰相である彼の双肩にのしかかっている。  彼は私の前では決して弱音を吐かないけれど、その目の下の隈は化粧でも隠しきれないほど濃くなっていた。

「……何か、私にできることはないのかな」

 私は小さく呟いた。  もちろん、政治的な助言などできるわけがない。  私にできることといえば、大人しくしていることと、せいぜい美味しいお茶を淹れることくらいだ。

 その時、ドアがノックされた。

「エリス様。旦那様がお戻りになりました」

 アンナの声だ。  私は弾かれたように立ち上がった。  時計の針は、すでに深夜二時を回っている。  こんな時間まで仕事をしていたのか。

 私はショールを羽織り、急いで玄関ホールへと向かった。  「おかえりなさい」を言うために。  (声には出せないけれど、お辞儀くらいはできる)

          ◇

 玄関ホールは、冷え切っていた。  重厚な扉が開き、冷気と共にクラウス様が入ってくる。  コートの肩には雪が積もっていた。

「……エリス? 起きていたのか」

 私を見つけた彼の目は、驚きで見開かれていた。  いつもなら、「早く寝ていなさい」と叱る場面かもしれない。  でも、今の彼の声には、叱責する気力すら残っていないようだった。  その顔色は、雪のように蒼白で、瞳からは光が失われていた。

 私は無言で近づき、彼のコートを受け取ろうとした。  しかし、彼の手が私の手を制した。

「……すまない。今は、触れないでくれ」

 え?

 私はショックで固まった。  拒絶された?  あの溺愛宰相のクラウス様が、私に触れるなと言った?

 クラウス様は苦しげに顔を歪めた。

「外の冷気を持ち込んでしまった。……それに、今の私は穢れている。謀略と裏切りと、薄汚い嘘の臭いが染み付いているんだ。君のような清らかな存在が触れていいものではない」

 何を言っているんですか。  貴方は国を守るために戦ってきたのでしょう?  穢れているはずがない。

 私は首を横に振った。  でも、彼は力なく微笑むと、ふらりと執務室の方へ歩き出した。

「少し、一人になりたい。……先に休んでいてくれ」

 その背中は、あまりにも孤独で、今にも折れてしまいそうだった。  放っておけない。  そう思った。  私は迷わず、彼の後を追った。

          ◇

 屋敷の執務室。  暖炉には火が入っておらず、部屋は寒々としていた。  クラウス様は明かりもつけずに、ソファに深く沈み込んでいた。  手にはグラスを持っているが、中身は琥珀色の強い酒だ。

 私が部屋に入ると、彼は少しだけ眉を動かしたが、追い出そうとはしなかった。

「……頑固だな、君は」

 彼は自嘲気味に笑った。  私は無言で暖炉に薪をくべ、火をつけた。  パチパチと炎が上がり、部屋が暖かくなり始める。  そして、彼の向かいに座った。

 沈黙。  いつもなら心地よいはずの静寂が、今日は重苦しい。

 クラウス様が一気に酒を煽った。  カラン、と氷が鳴る。

「……今日、隣国と通じている貴族を一人、粛清した」

 唐突に、彼が口を開いた。

「長年、私を支えてくれていた古参の部下だった。『国のためだ』と言いながら、裏では帝国の金を受け取り、情報を流していた。……私に笑顔で『閣下についていきます』と言った、その舌の根も乾かぬうちにだ」

 彼の声は、怒りというよりも、深い悲しみに濡れていた。

「言葉とは、なんと空虚なものだろうか。人間は、息をするように嘘をつく。笑顔で殺意を隠し、甘い言葉で毒を盛る。……私は、そんな『言葉』の世界に疲れ果ててしまったよ」

 クラウス様は天井を仰いだ。  その瞳に、遠い過去の記憶が蘇っているのが見えた。

「エリス。……君に、私の昔話をしようか」

 昔話。  彼の過去。  私は居住まいを正し、コククリと頷いた。

「私が『氷の宰相』などと呼ばれるようになった、その原点の話だ」

 彼は静かに語り始めた。

「私の母は、私が五歳の時に亡くなった。父はすぐに後妻を迎えた。……美しい義母だったよ。彼女は私を実の息子のように可愛がってくれた。『クラウス、愛しているわ』『貴方は私の宝物よ』と、毎日私に囁いた」

 よくある話だ。  でも、彼の口調からすると、それは幸福な記憶ではない。

「父もまた、私を溺愛していた。だが、父が流行り病で急死した時……全てが変わった」

 彼の声が低くなる。

「父の葬儀の夜だ。私は義母の部屋の前を通りかかり、聞いてしまったんだ。彼女が、新しい愛人と笑いながら話しているのを」

 『やっと死んでくれたわ、あの頑固親父。これで財産は私のものよ』  『邪魔なのは、あのガキだけだな』  『大丈夫よ。あの子は私を母親だと信じ込んでいるわ。毎日愛の言葉を囁いて、油断させてあるもの。……頃合いを見て、病死に見せかけて処分するわ』

 私は息を呑んだ。  五歳の子供が聞くには、あまりにも残酷すぎる真実。

「信じられなかった。あんなに優しかった義母が。あんなに愛の言葉をくれた彼女が、私を殺そうとしているなんて。……だが、それは事実だった。翌日から、私の食事には微量の毒が盛られるようになった」

 クラウス様の手が震えている。  グラスの中の氷が揺れる。

「私は逃げ出した。屋敷を飛び出し、父の古い友人を頼った。……だが、そこでも同じだった。『可哀想に、守ってやる』と言ったその男も、結局は私の侯爵位と財産が目当てだった。私の前では聖人のように振る舞いながら、裏では義母と取引をしていたんだ」

 裏切り。  裏切り。  また裏切り。  幼い彼の世界は、大人の汚い嘘で塗り固められていたのだ。

「私は悟ったよ。……言葉は、人を騙すための道具に過ぎないと。美しい言葉ほど、猛毒を含んでいると」

 彼は私を見た。  その目は、傷ついた子供の目だった。

「だから私は、言葉を捨てた。感情を捨てた。誰も信じず、ただ合理性のみを追求し、実力で全てをねじ伏せる『氷の怪物』になった。……そうしなければ、生き残れなかったからだ」

 涙が出そうになった。  彼がなぜ、あんなに人間嫌いなのか。  なぜ、私の「沈黙」にあれほど執着するのか。  その理由が、痛いほどわかった。

 彼は、言葉に傷つけられ続けてきたのだ。  「愛している」「守ってやる」「信じている」。  そんな美辞麗句の裏にある、どす黒い悪意に怯え続けてきたのだ。

 だからこそ、何も喋らない私が――嘘をつくための「言葉」を持たない私が、彼にとって唯一の安らぎだったのだ。

「……だが、時々怖くなるんだ」

 クラウス様は、弱々しく笑った。

「君の沈黙すら、偽りだったらどうしようと。君が心の中では私を嘲笑い、『馬鹿な男だ』と思っているのではないかと……疑ってしまう自分がいる。そんな自分が、浅ましくて嫌になる」

 違う。  そんなことない。

 私は叫びたかった。  私は貴方を笑ってなんていない。  確かに最初は怖かったし、勘違いされていることに戸惑っていたけれど。  でも今は、貴方の不器用な優しさが、痛いくらい愛おしい。

 言葉にしたい。  「愛しています」と伝えたい。

 でも。  喉が張り付いて動かない。  それに、もし言葉にしてしまったら?  私の言葉も、彼にとっては「嘘の道具」に聞こえてしまうのではないか?  彼を傷つけた義母や、裏切り者たちと同じ、空虚な音の羅列になってしまうのではないか?

(……言葉じゃダメだ)

 言葉は無力だ。  彼が信じられなくなってしまった「言葉」で、彼を救うことはできない。

 なら、どうすれば?  言葉以外の何かで、この想いを伝えるには?

 私は立ち上がった。  そして、彼の前に進み出た。

 クラウス様が顔を上げる。  「エリス……?」

 私は無言のまま、彼の右手を両手で包み込んだ。  冷たい手だ。  ずっと一人で戦ってきた、冷たくて硬い手。

 私はその手を、自分の頬に押し当てた。  私の体温を伝えるように。  そして、彼の目を見つめ、ギュッ、と強く握りしめた。

 (信じて)  (私はここにいるよ)  (嘘じゃないよ)

 言葉にはしない。  ただ、体温と、指の力だけで伝える。  言葉は嘘をつけるけれど、体温は嘘をつかないから。  震える手のひらの鼓動は、偽れないから。

 クラウス様が息を呑んだ。  彼の瞳孔が開く。  私の頬の熱が、彼の手のひらを通じて、彼の心臓へと伝わっていくのがわかる。

「……暖かい」

 彼が呟いた。

「言葉も、約束もいらない。……ただ、この温もりだけがあれば」

 彼の瞳から、一筋の涙がこぼれ落ちた。  あの「氷の宰相」が、泣いている。  音もなく、静かに。

 彼は立ち上がり、私を強く抱きしめた。  今までで一番強い力で。  でも、そこには暴力的な気配は微塵もなく、ただただ、縋り付くような切実さがあった。

「ありがとう、エリス……」

 彼の涙が、私の首筋を濡らす。

「君は何も言わない。愛の言葉さえ囁かない。……だからこそ、信じられる。この体温だけが、私にとっての絶対の真実だ」

 ああ。  伝わった。  言葉にしなくても、伝わったんだ。

 私は彼の背中に手を回し、ポンポンと優しく叩いた。  まるで子供をあやすように。  彼は私の肩に顔を埋め、しばらくの間、声を殺して泣いていた。  長年溜め込んでいた氷が、溶け出して涙に変わっていくようだった。

          ◇

 その夜、私たちは初めて、本当の意味で心を通わせた気がした。  誤解や勘違いを超えて、魂の深い部分で繋がったような感覚。

 彼が泣き止んだ後、私たちは暖炉の前で並んで座った。  彼は少し照れくさそうにしていたが、その表情は憑き物が落ちたように晴れやかだった。

「……見苦しいところを見せたな」 「……(フルフル)」

 私は首を横に振る。  全然見苦しくないです。むしろ、人間らしくて好きです。

「君のおかげで、また戦える気がする。……どんな裏切りがあろうとも、君という帰る場所があるなら、私は負けない」

 彼の目に、強い光が戻っていた。  それは、冷徹な「氷の光」ではなく、もっと温かく、力強い「守護者の光」だった。

 その時。  廊下を走る足音が聞こえた。  バンッ!  ノックもそこそこに、近衛騎士団長が飛び込んできた。

「閣下! 緊急事態です!」

 普段冷静な騎士団長が、血相を変えている。  ただ事ではない。  私とクラウス様は同時に立ち上がった。

「どうした」  クラウス様の声は、すでに宰相のものに戻っていた。

「北の国境砦より早馬です! ……ガレリア帝国軍が、国境を越えました!」

「なんだと!?」

「その数、およそ三万! 宣戦布告なしの奇襲です! すでに国境の砦の一つが陥落! 破竹の勢いで王都へ向かっております!」

 戦争だ。  ついに、恐れていた事態が起きてしまった。

 クラウス様の顔が引き締まる。

「ミリアが脱走したタイミングと符合する。奴らが手引きをしたか、あるいはミリアが情報を流したか……。いずれにせよ、最悪のタイミングだ」

 彼は私を見た。  一瞬、躊躇いが見えた。  私を置いて戦場へ行くことへの不安だろうか。

 でも、彼はすぐに迷いを振り払った。

「団長、全軍に招集をかけろ! 私もすぐに出る! 王宮で緊急作戦会議だ!」 「はっ!」

 騎士団長が走り去る。  クラウス様は私の肩を掴んだ。

「エリス。……事態は急を要する。私はこれから王宮へ行き、そのまま前線の指揮を執るかもしれない」

 前線。  戦場へ行くと言うの?

「君を一人にするのは心苦しいが、この屋敷は王都で最も安全な場所だ。最強の結界を張らせてある。……絶対に、ここから出てはいけないよ」

 彼は私の額にキスをした。

「必ず戻る。君の入れた紅茶を飲むために。……待っていてくれるか?」

 私は力強く頷いた。  待っています。  絶対に。

 彼は微笑み、翻るようにして部屋を出て行った。  嵐の中へ。  国を守るために。

 私は一人、残された部屋で立ち尽くしていた。  暖炉の火が揺れている。

 怖い。  戦争なんて、教科書の中の話だと思っていた。  でも、現実は容赦なく襲いかかってくる。

 その時、私は窓の外に目をやった。  暗闇の中に、雪が激しく舞っている。  そして、その闇の向こうで、何かが蠢いているような気がした。

 ……嫌な予感がする。  クラウス様は「この屋敷は安全だ」と言った。  でも、本当にそうだろうか?  敵は、正面から攻めてくるとは限らない。  ミリアは言っていた。  『次は、貴女が一番大切にしているものを奪ってやる』と。

 もし、敵の狙いが王都ではなく、もっと別の場所だったら?  あるいは、陽動作戦だったら?

 私の胸騒ぎは、的中することになる。  戦火の幕開けと共に、王国内部でも、信じられない裏切りが発生しようとしていたのだ。

          ◇

 王宮。  深夜の玉座の間。  そこには、本来いるはずのない人物が座っていた。

 ミリアではない。  もっと強大な権力を持つ者。

「……ククク。やっと始まったか」

 男はワイングラスを傾け、不敵に笑った。  その手には、帝国軍との密約書が握られている。

「宰相が出撃すれば、王都は空になる。その隙に、王権を奪取する。……長かったな。この時を待っていたぞ」

 男の背後には、洗脳された近衛兵たちが並んでいる。  そして、その横には、新しいドレスに身を包んだミリアが立っていた。  彼女は恍惚とした表情で、男を見上げている。

「ええ、そうですわ。……エリスも、クラウスも、まとめて地獄へ送ってあげましょう」

 クーデター。  外敵の侵入に呼応して、内部からの国家転覆が始まろうとしていた。  そして、その刃は、屋敷に残された私へと、確実に向けられていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

遊び人の令嬢が目を付けたのは、私の真面目な婚約者でした

おいどん
恋愛
子爵家の令嬢エリーネと伯爵家の次男のノルトが婚約を結んだのは、半年前だった。 真面目で優秀なノルトに相応しい婚約者であろうとするものの、エリーネには自信がなかった。 ある日、遊び人と噂の令嬢べルティーナとノルトが共にいるところを見てしまう。 「真面目クンは壁さえ破っちゃえばこっちのもんだからね〜」 「きっと、彼女の美しさに嫉妬しているのだわ…」 「…今度は、ちゃんと言葉にするから」

次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢

さら
恋愛
 名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。  しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。  王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。  戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。  一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。

皇太子夫妻の歪んだ結婚 

夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。 その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。 本編完結してます。 番外編を更新中です。

側妃の愛

まるねこ
恋愛
ここは女神を信仰する国。極まれに女神が祝福を与え、癒しの力が使える者が現れるからだ。 王太子妃となる予定の令嬢は力が弱いが癒しの力が使えた。突然強い癒しの力を持つ女性が異世界より現れた。 力が強い女性は聖女と呼ばれ、王太子妃になり、彼女を支えるために令嬢は側妃となった。 Copyright©︎2025-まるねこ

グランディア様、読まないでくださいっ!〜仮死状態となった令嬢、婚約者の王子にすぐ隣で声に出して日記を読まれる〜

恋愛
第三王子、グランディアの婚約者であるティナ。 婚約式が終わってから、殿下との溝は深まるばかり。 そんな時、突然聖女が宮殿に住み始める。 不安になったティナは王妃様に相談するも、「私に任せなさい」とだけ言われなぜかお茶をすすめられる。 お茶を飲んだその日の夜、意識が戻ると仮死状態!? 死んだと思われたティナの日記を、横で読み始めたグランディア。 しかもわざわざ声に出して。 恥ずかしさのあまり、本当に死にそうなティナ。 けれど、グランディアの気持ちが少しずつ分かり……? ※この小説は他サイトでも公開しております。

幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~

二階堂吉乃
恋愛
 同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。  1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。  一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。

【完結済】監視される悪役令嬢、自滅するヒロイン

curosu
恋愛
【書きたい場面だけシリーズ】 タイトル通り

貴方のことなんて愛していませんよ?~ハーレム要員だと思われていた私は、ただのビジネスライクな婚約者でした~

キョウキョウ
恋愛
妹、幼馴染、同級生など数多くの令嬢たちと愛し合っているランベルト王子は、私の婚約者だった。 ある日、ランベルト王子から婚約者の立場をとある令嬢に譲ってくれとお願いされた。 その令嬢とは、新しく増えた愛人のことである。 婚約破棄の手続きを進めて、私はランベルト王子の婚約者ではなくなった。 婚約者じゃなくなったので、これからは他人として振る舞います。 だから今後も、私のことを愛人の1人として扱ったり、頼ったりするのは止めて下さい。

処理中です...