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24:山へ行こう!
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「ドワーフ?」
「はい。この屋敷はもともとドワーフの職人たちによる仕事でして」
まったく全然寛げなかった温泉での翌朝。
朝食の席で「屋敷の修繕」についてバスチャンと話をする悠斗。
ドワーフは見た目に反して手先が器用で云云かんぬん。やはり悠斗の知る『ドワーフ』そのものだ。
「どうせでしたらしっかりと修繕して頂きたく、出来ればドワーフ族に依頼をして頂きたいのです」
「そうですか。ではどこに行けば頼めるのでしょう?」
「さぁ、どうでしょう。何分、元が別の貴族の所有物でしたから」
そういえばそうだったと思い出し、ならルティに心当たりは無いかと尋ねてみる。
「ドワーフの職人なら、少し大きな町にでも行けばすぐに見つかる。しかし――」
「しかし?」
「彼らは頑固者でね。自分が作りたいときに作りたい物を作る。そういう生き方をしている」
「つまり修繕したいと思っているドワーフを探さなきゃいけないと?」
そんな悠斗の言葉にルティは小さく微笑み、そうではないけど――と話を続けた。
「もちろん交渉次第で引き受けてくれるかもしれない。だが人族の町に住むドワーフでは難しいだろうな。彼らにも仕事があるし、そもそも鍛冶師や細工師がほとんどだ」
「職人でも種類が違うのか……じゃあどうすれば?」
食後のお茶を優雅に啜りながら、ルティは「ドワーフの村だな」と。
場所は知っているが行ったことが無いというルティの言葉に、では最寄りまで転移して、そこからはいつものように徒歩で向かうことになる。
ルティの予想だと、徒歩での移動は二、三日になるだろうとのこと。
食料は十分。あとは出発するだけだ。
バスチャンが移動中のお弁当を用意し終えると、二人は早速出発した。屋敷はゴーストたちごとタブレットに収納して。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
二人が飛んだのはどこかの街道近く。そして目の前には高い山々がそびえ立つ光景。
まさかと思い悠斗は尋ねる。
「もしかしてあの山の中?」
するとルティは頷き、その通りだと言う。
エルフが森の妖精と呼ばれるなら、ドワーフは大地の妖精だ。まぁ大地はどこでもあるし、地面は全てそうだと言える。
だが彼らは山を好む。しかも鉱石が豊富に取れる山を。
そして目の前の山には巨大な鉱山があった。
「あの山には人族の村もある。ドワーフと協力して鉱山資源を採掘しているようだ」
「鉱山の村かー。そんな村で大工が見つかるのかなぁ……」
「まぁ私が知るドワーフの村がここしか無いのだ。仕方あるまい」
町の雑貨屋で購入できる地図には、人族が暮らす街や村しか記載されない。他種族の村は完全スルー。それがこの世界の常識だ。
そして悠斗のタブレットをズームして見れる町や村には、人族の村かそうでないかは記載されていない。
もちろん村や町の名前をひとつひとつ検索していけば見つかるだろうが、かなり面倒な作業だ。
鉱山の村へ行き、例え大工が居なかったとしても村のドワーフに尋ねれば教えてくれるだろう。
そうと決まれば行動あるのみ。二人は山へと続く道へと向かった。
鉱山の村へと続く道なので、さすがに整備されており歩きやすい。温泉山への道に比べるとまさに天国だ。
採掘された鉱石や、その鉱石でドワーフらが作った武具や貴金属類。それらを取引するための馬車が通っても良さそうなのだが……。
その日。二人が野宿出来そうな場所へやってくるまでの間に、それらしい荷車や人とすれ違うことは無かった。
「ふーむ……ここの鉱山は近隣諸国の中でも規模の大きな所だし……いや、もしかすると今では掘りつくされて寂れてしまっているのだろうか?」
「え? ルティの情報って、いつのものなんだい?」
「んー……ここの鉱山が知られるようになったのは、あの噴火より後だとしか」
いかんせんエルフは時間というものを気にしない。だから自分の近辺で起きた大きな事件を基準に、それがいつだったかと記憶する程度だ。
彼女は各地を旅していたので、その辺のエルフよりは年代別に起きた事件を覚えている方だろう。それでもやはり、細かいことは覚えていないし、覚える気すらない。
「そういえば、ドワーフの村があるってことは、エルフにも村が?」
「ユウト殿。エルフを馬鹿にしているのか? もちろん村はあるし、なんなら国だってあるぞ」
と、胸を張るルティ。ついでにドワーフの国もあるが、それは地面の下だし入り口はドワーフのみが知る。とも言う。
だがエルフの国は地上にあり、確かに森で囲まれているがどこにあるのかは人族でも知っていると。
そして悠斗のタブレットの地図でもそれは確認できた。
どうやら大陸のやや東よりにある、森で囲まれた小さな国のようだ。
だがこのエルフの国。エルフ以外は入れない。
ルティの結界魔法と同じものが張り巡らされ、何人の侵入も許さないのだ。
「エルフは人族とのかかわりを断っているからな」
「ここに思いっきり関わってるエルフがいるのに?」
悠斗は苦笑いを浮かべルティを指差す。差されたルティもまた苦笑いだ。
ルティはエルフの国の彼らとは、同じエルフ族だが氏族が違う。
ルティの先祖は妖精のみが住む世界からやって来た、純粋なエルフだ。
そしてエルフの国に居る者たちの先祖は、この世界の神により、純粋なエルフを元にして創造された存在。
ちなみに人族も神に創造された存在だし、動物や魔物もそうだ。
そして神に創造された者は、神より優れた存在にならないよう、劣化させられている。
故にエルフの国のエルフたちの寿命は約300年ほどと、それほど長くはなく。だがルティの寿命は正直何年なのか彼女にも分からない。
彼女が仲間たちと暮らしていた時期は非常に短く、生まれて10年ほどしかない。だが老衰した者は見ていないし、そもそも老人も見たことが無い。
せいぜい30代止まりなのだ。彼女の一族の外見は。
「だから私は一般的に知られているエルフとは少し違うのだ」
と何故かドヤ顔。
「知らなかった……え、じゃあルティって凄いエルフ!?」
「ふっふっふ。今頃気づいたか勇者殿よ。私は凄いエルフなのだ! どのくらい凄いかっていうと!!」
耳が1センチ長い!
彼女は力強くそう宣言する。
寿命以外の所ではあまり違いはなさそうだ。
昼も夜もバスチャンの手料理で腹を満たし、だが食べ終えたルティは少し落ち込んでいるようだ。
「ルティ、どうしたんだい?」
尋ねてみると、バスチャンの料理が美味しいからなのだとか。
「私だって長年ひとりで旅をしてきたから、ご飯ぐらい作れる。どうせ食べるなら美味しいほうがいい。だから……美味しい物を作れる努力はしてきた」
「うん。ルティの作ってくれるスープは、あっさりした味付けだけど美味しいよ」
そう返事をすれば、ルティはぱぁっと表情を明るくする。実に愛い奴だ。
だが――
「でもバスチャンの料理は本格的だね」
そう悠斗が付け加えると、途端にシュンとなる。
「でも仕方ないさ。だってルティが作る料理は、最低限の器具と食材で作っているだろ? でもバスチャンは屋敷の厨房で、鍋もフライパンも竈だってあるんだ。調味料も町で買える物は全部取り揃えた。それだけの差があるんだから、味に差が出て当然」
「そ、そうか……でも私は立派な調理器具など使った料理はしたことがないしな。も、もっとユウト殿に美味しい物をご馳走してやりたいのに」
などと、お皿を抱えたままもじもじするルティ。
チラり、チラりと悠斗を見つめ、彼がどんな反応をするだろうかと観察しているようだ。
「じゃあ今度、バスチャンに料理を習ったらどうかな? 俺も楽しみにしているよ」
そう悠斗は最高の笑み(営業スマイル)を浮かべた。
もちろんルティは大喜び。「俺も楽しみにしているよ」という言葉が、彼女の脳内でリフレインする。
無自覚たらしとは、こういう男の事を言うのだろう。
「はい。この屋敷はもともとドワーフの職人たちによる仕事でして」
まったく全然寛げなかった温泉での翌朝。
朝食の席で「屋敷の修繕」についてバスチャンと話をする悠斗。
ドワーフは見た目に反して手先が器用で云云かんぬん。やはり悠斗の知る『ドワーフ』そのものだ。
「どうせでしたらしっかりと修繕して頂きたく、出来ればドワーフ族に依頼をして頂きたいのです」
「そうですか。ではどこに行けば頼めるのでしょう?」
「さぁ、どうでしょう。何分、元が別の貴族の所有物でしたから」
そういえばそうだったと思い出し、ならルティに心当たりは無いかと尋ねてみる。
「ドワーフの職人なら、少し大きな町にでも行けばすぐに見つかる。しかし――」
「しかし?」
「彼らは頑固者でね。自分が作りたいときに作りたい物を作る。そういう生き方をしている」
「つまり修繕したいと思っているドワーフを探さなきゃいけないと?」
そんな悠斗の言葉にルティは小さく微笑み、そうではないけど――と話を続けた。
「もちろん交渉次第で引き受けてくれるかもしれない。だが人族の町に住むドワーフでは難しいだろうな。彼らにも仕事があるし、そもそも鍛冶師や細工師がほとんどだ」
「職人でも種類が違うのか……じゃあどうすれば?」
食後のお茶を優雅に啜りながら、ルティは「ドワーフの村だな」と。
場所は知っているが行ったことが無いというルティの言葉に、では最寄りまで転移して、そこからはいつものように徒歩で向かうことになる。
ルティの予想だと、徒歩での移動は二、三日になるだろうとのこと。
食料は十分。あとは出発するだけだ。
バスチャンが移動中のお弁当を用意し終えると、二人は早速出発した。屋敷はゴーストたちごとタブレットに収納して。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
二人が飛んだのはどこかの街道近く。そして目の前には高い山々がそびえ立つ光景。
まさかと思い悠斗は尋ねる。
「もしかしてあの山の中?」
するとルティは頷き、その通りだと言う。
エルフが森の妖精と呼ばれるなら、ドワーフは大地の妖精だ。まぁ大地はどこでもあるし、地面は全てそうだと言える。
だが彼らは山を好む。しかも鉱石が豊富に取れる山を。
そして目の前の山には巨大な鉱山があった。
「あの山には人族の村もある。ドワーフと協力して鉱山資源を採掘しているようだ」
「鉱山の村かー。そんな村で大工が見つかるのかなぁ……」
「まぁ私が知るドワーフの村がここしか無いのだ。仕方あるまい」
町の雑貨屋で購入できる地図には、人族が暮らす街や村しか記載されない。他種族の村は完全スルー。それがこの世界の常識だ。
そして悠斗のタブレットをズームして見れる町や村には、人族の村かそうでないかは記載されていない。
もちろん村や町の名前をひとつひとつ検索していけば見つかるだろうが、かなり面倒な作業だ。
鉱山の村へ行き、例え大工が居なかったとしても村のドワーフに尋ねれば教えてくれるだろう。
そうと決まれば行動あるのみ。二人は山へと続く道へと向かった。
鉱山の村へと続く道なので、さすがに整備されており歩きやすい。温泉山への道に比べるとまさに天国だ。
採掘された鉱石や、その鉱石でドワーフらが作った武具や貴金属類。それらを取引するための馬車が通っても良さそうなのだが……。
その日。二人が野宿出来そうな場所へやってくるまでの間に、それらしい荷車や人とすれ違うことは無かった。
「ふーむ……ここの鉱山は近隣諸国の中でも規模の大きな所だし……いや、もしかすると今では掘りつくされて寂れてしまっているのだろうか?」
「え? ルティの情報って、いつのものなんだい?」
「んー……ここの鉱山が知られるようになったのは、あの噴火より後だとしか」
いかんせんエルフは時間というものを気にしない。だから自分の近辺で起きた大きな事件を基準に、それがいつだったかと記憶する程度だ。
彼女は各地を旅していたので、その辺のエルフよりは年代別に起きた事件を覚えている方だろう。それでもやはり、細かいことは覚えていないし、覚える気すらない。
「そういえば、ドワーフの村があるってことは、エルフにも村が?」
「ユウト殿。エルフを馬鹿にしているのか? もちろん村はあるし、なんなら国だってあるぞ」
と、胸を張るルティ。ついでにドワーフの国もあるが、それは地面の下だし入り口はドワーフのみが知る。とも言う。
だがエルフの国は地上にあり、確かに森で囲まれているがどこにあるのかは人族でも知っていると。
そして悠斗のタブレットの地図でもそれは確認できた。
どうやら大陸のやや東よりにある、森で囲まれた小さな国のようだ。
だがこのエルフの国。エルフ以外は入れない。
ルティの結界魔法と同じものが張り巡らされ、何人の侵入も許さないのだ。
「エルフは人族とのかかわりを断っているからな」
「ここに思いっきり関わってるエルフがいるのに?」
悠斗は苦笑いを浮かべルティを指差す。差されたルティもまた苦笑いだ。
ルティはエルフの国の彼らとは、同じエルフ族だが氏族が違う。
ルティの先祖は妖精のみが住む世界からやって来た、純粋なエルフだ。
そしてエルフの国に居る者たちの先祖は、この世界の神により、純粋なエルフを元にして創造された存在。
ちなみに人族も神に創造された存在だし、動物や魔物もそうだ。
そして神に創造された者は、神より優れた存在にならないよう、劣化させられている。
故にエルフの国のエルフたちの寿命は約300年ほどと、それほど長くはなく。だがルティの寿命は正直何年なのか彼女にも分からない。
彼女が仲間たちと暮らしていた時期は非常に短く、生まれて10年ほどしかない。だが老衰した者は見ていないし、そもそも老人も見たことが無い。
せいぜい30代止まりなのだ。彼女の一族の外見は。
「だから私は一般的に知られているエルフとは少し違うのだ」
と何故かドヤ顔。
「知らなかった……え、じゃあルティって凄いエルフ!?」
「ふっふっふ。今頃気づいたか勇者殿よ。私は凄いエルフなのだ! どのくらい凄いかっていうと!!」
耳が1センチ長い!
彼女は力強くそう宣言する。
寿命以外の所ではあまり違いはなさそうだ。
昼も夜もバスチャンの手料理で腹を満たし、だが食べ終えたルティは少し落ち込んでいるようだ。
「ルティ、どうしたんだい?」
尋ねてみると、バスチャンの料理が美味しいからなのだとか。
「私だって長年ひとりで旅をしてきたから、ご飯ぐらい作れる。どうせ食べるなら美味しいほうがいい。だから……美味しい物を作れる努力はしてきた」
「うん。ルティの作ってくれるスープは、あっさりした味付けだけど美味しいよ」
そう返事をすれば、ルティはぱぁっと表情を明るくする。実に愛い奴だ。
だが――
「でもバスチャンの料理は本格的だね」
そう悠斗が付け加えると、途端にシュンとなる。
「でも仕方ないさ。だってルティが作る料理は、最低限の器具と食材で作っているだろ? でもバスチャンは屋敷の厨房で、鍋もフライパンも竈だってあるんだ。調味料も町で買える物は全部取り揃えた。それだけの差があるんだから、味に差が出て当然」
「そ、そうか……でも私は立派な調理器具など使った料理はしたことがないしな。も、もっとユウト殿に美味しい物をご馳走してやりたいのに」
などと、お皿を抱えたままもじもじするルティ。
チラり、チラりと悠斗を見つめ、彼がどんな反応をするだろうかと観察しているようだ。
「じゃあ今度、バスチャンに料理を習ったらどうかな? 俺も楽しみにしているよ」
そう悠斗は最高の笑み(営業スマイル)を浮かべた。
もちろんルティは大喜び。「俺も楽しみにしているよ」という言葉が、彼女の脳内でリフレインする。
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