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5話 ディノスとメリナ その1
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ディノス・カンブリア侯爵令息視点……。
「ディノス様、あなた様と一緒にパーティーに出られてとても楽しいですわ」
「私もだよ、メリナ。今日のパーティーは私達が幸せになる為の門出になりそうだな」
「そうですわね、うふふふふ」
ふふふふ、とても楽しい気分で私達はとあるパーティーに出席していた。具体的に言えば、デノム公爵が主催しているパーティーにはなるが。周囲を見渡しても、なかなか家格が高いメンバーが揃っているようだ。私とメリナの婚約を祝う場としては十分だと言えるだろうか。
メリナとパーティーを楽しむ傍ら、他の貴族とのパイプラインの強化も図っていけるのだからな。既に何人かの貴族とは話し終えている状態だ。カンブリア家が行っている事業への投資なども約束してくれた者もいる。ふふふ、私が当主を引き継いだ暁には、確実にプラスにしてみせるぞ。
「ふふふ、なかなかに面白い」
「どうしたのですか、ディノス様? 急に笑顔になられて……」
「いやなに、少し楽しいことを考えていただけさ」
「楽しいこと……ああ、楽しいことと言えば、リディア嬢の件がございますわね。あれは傑作でございましたわ」
「ああ……リディア・フォルスタ伯爵令嬢の件か。確かにあれは傑作だな。私の渾身の作品のようなものだよ」
「あらあら、渾身の作品ときましたか! でも確かに、その通りですわね……!」
メリナは今にも大笑いしそうな勢いだった。一応はパーティーの場ということもあるので、声は落としてはいるが。本当であれば、周囲の貴族達と一緒に肩を組んで大爆笑を飾りたい話題なのだからな。
リディアは私に無礼を働き、婚約破棄になりました……彼女はさぞや悔しいことだろう。ここに来ている貴族の間でもおそらく、その噂は広まっているだろうからな。私が色々と細工をして、その噂が広まるようにしてやったのだ。
「本当に傑作だろう?」
「凄いですわ、ディノス様。リディア嬢は今頃、どんな顔をしているのでしょうか?」
「それを鑑賞して、酒の肴にするのが楽しみの1つだからな。必ず、接触する必要があるのだよ」
「慰謝料も支払う気がないのでしょう?」
「あるわけないだろう。婚約破棄はリディアが悪いのだからな」
「まあまあ、そうでしたわね……!」
この理不尽な状態でのリディアの精神状態を見るのは本当に楽しそうだ。絶対に覆ることのない地位の差を見せつけ、絶望感を植え付けてやる。彼女には不幸がお似合いだからな。
その為には、リディアの奴の予定を知る必要がある。上手く会える時が来れば良いのだがな。
「ディノス様、よろしいでしょうか?」
「どうかしたのか?」
護衛の1人が私に声を掛けて来た。その様子からして急ぎの何かのようだ。
「はい……このパーティーにリディア・フォルスタ伯爵令嬢が参加されているようです」
「なに、それは本当か?」
「はい、予定ではそうなっているかと」
これは朗報と言えるだろうか。まさか、いきなり会える可能性が出て来るとはな! よし、その負け犬の顔をしっかりと拝みに行ってやろうではないか。私はリディアを探すことにした。そして、すぐに見つけることになる……。
「ディノス様、あなた様と一緒にパーティーに出られてとても楽しいですわ」
「私もだよ、メリナ。今日のパーティーは私達が幸せになる為の門出になりそうだな」
「そうですわね、うふふふふ」
ふふふふ、とても楽しい気分で私達はとあるパーティーに出席していた。具体的に言えば、デノム公爵が主催しているパーティーにはなるが。周囲を見渡しても、なかなか家格が高いメンバーが揃っているようだ。私とメリナの婚約を祝う場としては十分だと言えるだろうか。
メリナとパーティーを楽しむ傍ら、他の貴族とのパイプラインの強化も図っていけるのだからな。既に何人かの貴族とは話し終えている状態だ。カンブリア家が行っている事業への投資なども約束してくれた者もいる。ふふふ、私が当主を引き継いだ暁には、確実にプラスにしてみせるぞ。
「ふふふ、なかなかに面白い」
「どうしたのですか、ディノス様? 急に笑顔になられて……」
「いやなに、少し楽しいことを考えていただけさ」
「楽しいこと……ああ、楽しいことと言えば、リディア嬢の件がございますわね。あれは傑作でございましたわ」
「ああ……リディア・フォルスタ伯爵令嬢の件か。確かにあれは傑作だな。私の渾身の作品のようなものだよ」
「あらあら、渾身の作品ときましたか! でも確かに、その通りですわね……!」
メリナは今にも大笑いしそうな勢いだった。一応はパーティーの場ということもあるので、声は落としてはいるが。本当であれば、周囲の貴族達と一緒に肩を組んで大爆笑を飾りたい話題なのだからな。
リディアは私に無礼を働き、婚約破棄になりました……彼女はさぞや悔しいことだろう。ここに来ている貴族の間でもおそらく、その噂は広まっているだろうからな。私が色々と細工をして、その噂が広まるようにしてやったのだ。
「本当に傑作だろう?」
「凄いですわ、ディノス様。リディア嬢は今頃、どんな顔をしているのでしょうか?」
「それを鑑賞して、酒の肴にするのが楽しみの1つだからな。必ず、接触する必要があるのだよ」
「慰謝料も支払う気がないのでしょう?」
「あるわけないだろう。婚約破棄はリディアが悪いのだからな」
「まあまあ、そうでしたわね……!」
この理不尽な状態でのリディアの精神状態を見るのは本当に楽しそうだ。絶対に覆ることのない地位の差を見せつけ、絶望感を植え付けてやる。彼女には不幸がお似合いだからな。
その為には、リディアの奴の予定を知る必要がある。上手く会える時が来れば良いのだがな。
「ディノス様、よろしいでしょうか?」
「どうかしたのか?」
護衛の1人が私に声を掛けて来た。その様子からして急ぎの何かのようだ。
「はい……このパーティーにリディア・フォルスタ伯爵令嬢が参加されているようです」
「なに、それは本当か?」
「はい、予定ではそうなっているかと」
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