異世界日帰りごはん 料理で王国の胃袋を掴みます!

ちっき

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美桜と麗奈のおでかけ!

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「ドラゴンが鳴いてますね。」
 ルーカスは窓を見ながら呟く。

「訓練所ですか?」
 麗奈は魔石を並べながらルーカスに言う。

「どうでしょうか、ドラゴンの騎乗訓練にしては大きな声でしたが。」
 2人が窓を見ると、5頭のドラゴンが人を乗せ飛んで行く所だった。

「あ、チハルだ。」
「エンハルト殿下も居ますね。」
「どこかお出かけかしら?。」
 リリも窓を見ながら言う。

「ドラゴンに乗っていくって事は遠出するのかな?」
「小さな子供が数人居ましたわ、近い所じゃないかしら?」
「散歩的な?」
「どうかしら。」
 麗奈はまた魔石を触り、魔力を込める。

「今日はこんな所ですね。」
「ありがとうございます、これだけの魔石ですから大型の飛空艇にも十分使えると思います。」
「それは良かったです、リリが手伝ってくれてよかったよ、早く乗ってみたいなー。」
「タイキ殿が来られるまでは稼働を控えておりますが、原動機ではなく魔石での試運転でしたら小型の方でやっても良いかもしれませんね。」
「出来上がったら是非お願いします。」
「了解しました、この魔石の買取ですが。」
「あー、チハルの事ですから要らないって言いそうなんですよね。」
「ははは、確かに言われそうですね、国王陛下の方へお伝えしておきます。」
「はい、それでお願いします。」
 ルーカスはそう言うと、麗奈も頷く。

「それで、レナさん、ホーキンの方はどうなんです?」
「はぃぃぃ!?」
 急にホーキンの事を聞かれ麗奈は動揺する。

「はっはっは、その様子ですとまだ何も無いみたいですなぁ。」
「あ、えー、はい、えっと・・・・。」
「いやいや、一応レナさんは私の娘と言う事になっております、ホーキンの家、ブレンダー家は軍部重役の1人です、爵位は子爵家の嫡男ですクラーク家としても縁が有ると色々とメリットが有りますから。」
「そうなんです?」
「はい、しかし王妃殿下よりこの件に関しては各自好きなようにと言われております。」
「はぁ・・・あはは。」
「ルーカスさんぶっちゃけるわね、そう言う事は言わない物じゃないのかしら?」
 リリはルーカスに問いかける。

「貴族同士の話しでしたらこっそり動く事も有りますが、レナさんにはそう言う事を気にせず自由にして頂きたいと言う所も有るのですよ。」
「だってさ、レナはどうなのかしら?」
「・・・ひみつ。」
「ふぅーん♪」
「はっはっは良いですなぁ、この後の予定は何か有るので?」
「いえ、別に予定は無いですね。」
「そうですか、それでは護衛を付けますのでゆっくりされてください。」
 ルーカスはそう言って手を叩くと扉が開かれる。

「お呼びでしょうか。」
「ほ・・・ホーキンさん!?」
「ホーキン、レナさんとの話は終わったので護衛を頼みます。」
「はっ!」
「あー・・よろしくお願いします。」
 麗奈は立ち上がり、リリはニコニコしながら麗奈の肩に乗る、そしてルーカスに挨拶をし退出した。

「ホーキンさん忙しいんじゃないんです?」
「そうでもないですよ、午前の訓練は終わりましたから。」
「・・・・へぇ。」
 会話が続かず2人はてくてくと城内を歩く。

「レナ!」
「ミオ、何してんの?」
「散歩~♪」
 美桜はエーデルと2人で歩いてくる。

「レナ用事終わったの?」
「うん。」
「お昼食べた?」
「まだ、チハルの所に戻ろうと思ったんだけど。」
「あ、チハルどっか遊びに行ったみたいだよ。」
「っぽいねー、ロイロちゃんに乗って飛んでったね。」
「うん、一緒に食堂行く?」
「えー、2人の邪魔するのもなー。」
 麗奈は美桜とエーデルを見ながらニヤニヤしながら答える。

「あ!そうだ、王都で食べ歩きする?」
「良いねー、あ、でも私達だけで行って大丈夫なの?」
 美桜は王都に誘うが、麗奈はホーキンを見る。

「大丈夫ですよ、護衛は私以外にも居ますから。」
「エーデルさんとか?」
「そうですね、他にも居ますよ。」
 ホーキンはそう言うと、千春部隊の隊長がすっと現れ膝を突く。

「レナ様お出かけされますか?」
「ミオ王都行く?」
「行こう!王城飽きた!」
「飽きた言うなしwそれじゃホーキンさん、エーデルさん良いですか?」
「勿論です、ミオさんレナさん馬車の所へ行きましょう。」
 エーデルは微笑みながら美桜と麗奈に言うと、ホーキンも麗奈も微笑む。

「エーデルさんとホーキンさんが並んで歩くと廊下が狭く見えるね。」
「ほんとだね、肉壁って感じ。」
 前を歩く2人を見ながら呟く麗奈と美桜、程なく城門まで来ると馬車が準備されていた。

「え?もう馬車が準備してあるの?」
「部隊の者に連絡しましたので。」
「うぉあびっくりした!」
 美桜は後ろから声が掛かり驚くと、部隊長と副隊長が侍女の服を着て立っていた。

「本日はわたくしがお世話させて頂きます、オクナと申します。」
「同じく、お世話させて頂きます、フアナと申します。」
「オクナさん、フアナさんですね、よろしくお願いします。」
「敬称は不要で御座います、オクナとお呼び下さい。」
「えぇー、マジで?」
「オクナさん、私達の国で『さん』を付けるのは親しみを込めた物だから気にしないでね。」
「そうなのですか?」
「うん、逆に呼び捨ては抵抗があるんだよ。」
「はっ、了解しました。」
「固いなぁw」
「いやーチハルみたいには流石に私達も出来ないからなー。」
「チハルは誰でもフレンドリーよねw」
「そうそう、そこがイイんだけどね。」
「オクナさんもモリーちゃんくらい砕けて話をしてくれると嬉しいなぁ。」
「え・・・モリアンですか?」
「ミオ、流石にモリーちゃんは難しくない?」
「そう?友達っぽくてイイじゃん。」
 2人は元気爆発なモリアンを思い出しながら話し、馬車に乗り込む。

「他にも護衛さん達居るの?」
「はい、第一部隊が付いております。」
「僕も守ります!」
「私だって守りくらい出来るわよ?」
 コンとリリは頭の上で力強く言う、そして馬車は出発し王都に向かった。



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