5 / 13
第5話 カフェ『クロノス』の地獄のモーニング
しおりを挟む
その日の朝、私は厨房で「青い宝石」を精製していた。
透明なグラスの中で、ネオン・ブルーの液体が妖しく輝いている。
材料は、バタフライピーの花から抽出した深い藍色のシロップと、レモンの酸。そして、私の風魔法で無理やり二酸化炭素を封じ込めた「強炭酸水」だ。
シュワワワ……パチパチ……。
グラスの底から、絶え間なく小さな気泡が立ち上り、水面で弾ける。
仕上げに、真っ白なバニラアイスをディッシャーで丸くくり抜き、液面へ静かに浮かべる。そして、その頂点に真っ赤なチェリーを一つ。
「……よし。見た目は完璧に『毒』ね」
私は満足げに頷いた。
前世の記憶にある夏の味、「ブルー・クリームソーダ」。
この世界には存在しない、人工的で、毒々しくて、最高に可愛い飲み物だ。
今日は、この「劇薬」を使って、あの面倒くさい常連たちを黙らせてやるのだ。
◇◇◇
カラン、コロン。
開店と同時に、ドアベルが鳴った。
しかし、爽やかな朝の空気は一瞬で凍りついた。
狭い店内に、本来なら決して交わらないはずの三つの「巨大勢力」がひしめき合っているからだ。
カウンター右端。
眉間に深い皺を刻んだ「鉄壁の騎士団長」ジークハルト。今日は非番らしく、ラフなシャツ姿だが、その筋肉の厚みだけで威圧感がすごい。
カウンター左端。
目の下に濃い隈を作った「憂鬱な王太子」ヘリオス。お忍び用のフードを被っているが、隠しきれない高貴なオーラと疲労感が漂っている。
そして、窓際のソファ席。
私の作ったBLTサンドを野生動物のように貪り食う、元・狂犬の暗殺者レン。彼は今や、私の店の「警備員兼残飯処理係」として住み着いていた。
地獄絵図(カオス)だ。
騎士団長と王太子と暗殺者が同じ空間でコーヒーを飲んでいるなんて、歴史書に載せたらページが燃えるレベルの異常事態である。
「……おい、店主。空気が重いぞ」
ジークハルトが低い声で文句を言った。
「貴公が王太子殿下を招き入れたのか? 警備上のリスク管理がなっていない」
「偶然ですよ。あと、殿下も騎士団長も、ただの『金払いのいい客』です。文句があるなら外でやってください」
私が塩対応で布巾を絞っていると、さらにもう一人、招かれざる客が現れた。
ガチャリ。
入ってきたのは、煌びやかな軍服を着た男。
王都の警備隊長であり、ジークハルトを一方的にライバル視しているフレデリック卿だ。
「おやおや、これはこれは! こんな可愛らしいお店に、騎士団長閣下がいらっしゃるとは!」
フレデリックの声は、甘ったるい香油のように店内に広がった。
彼は店内を見回し、大げさに感嘆の声を上げる。
「なんとまあ、家庭的で……初心者にふさわしいお店ですこと。貴族の令嬢が、ままごとの延長で始めるには、ちょうど良いサイズ感ですな」
出た。貴族特有の「褒め殺し」だ。
「小さい店だ」と直接言わずに、「初心者向け」と言うことで、私の経営手腕まで含めて馬鹿にしている。
ジークハルトのこめかみに青筋が浮かぶ。
レンが音もなくナイフに手を伸ばす。
ヘリオス殿下は「関わりたくない」という顔でメニュー表の裏に隠れた。
空気が一触即発になったその時、私はカウンターを出た。
「ようこそ、フレデリック様。ええ、私のような未熟者には、このくらいの広さが『身の丈』に合っておりますの。皆様の『お顔の色』がよく見えますから」
私は満面の営業スマイルで応戦し、彼らのテーブルの真ん中に、例の「青い液体」を載せたトレイを滑り込ませた。
「……なんだ、これは?」
フレデリックが眉をひそめる。
ジークハルトも、警戒心を露わにしてグラスを睨んだ。
「新作の『ブルー・クリームソーダ』です。毒見が必要でしたら、私が飲みますけど?」
「……いや、見た目は毒そのものだが……泡が出ているぞ? 発酵しているのか?」
ジークハルトは恐る恐る、その繊細なグラスを巨大な手で掴んだ。
青く発光する液体。その上に浮かぶ白い島。
未知との遭遇だ。
「飲み方は、まずストローで下の青い部分を一口。そのあと、アイスを溶かして混ぜてください」
私の指示に従い、男たちは戦場に向かうような悲壮な顔で、ストローを口に含んだ。
ズズッ。
最初の一口。
全員の体に、戦慄が走った。
「ッ!?」
ジークハルトが反射的にグラスを離そうとして、思いとどまる。
口の中で暴れまわる無数の針。舌を刺す痛み。
「痛……いや、なんだこれは? 雷魔法か? 口の中で何かが弾けて……」
フレデリックも目を見開いている。
彼らにとって、炭酸の刺激は「攻撃」として知覚される。
だが、その痛みは一瞬で消え、後には強烈な爽快感と、人工的な甘みが駆け抜けていく。
「……不思議な感覚だ。薬のようだが、不快ではない」
ヘリオス殿下が呟く。
その時、上のアイスクリームが溶け出し、青いソーダと混ざり合った。
鋭い炭酸の痛みが、乳脂肪のまろやかさによって包み込まれ、クリーミーな泡へと変貌する。
「……!!」
ジークハルトの表情が、驚愕から困惑、そして至福へと変化していく。
厳格な騎士団長が、子供のような瞳で、ストローの先から上がってくる青い液体を見つめている。
その隙を突いて、レンがスプーンでアイスクリームを掬い、パクと口に入れた。
「……ん。冷たい。……甘い」
狂犬レンが、フードの下で微かに相好を崩す。
彼は周囲を警戒するような鋭い視線のまま、器用にサクランボのヘタを指先で摘み上げ、口に放り込んだ。
店内には奇妙な沈黙――「強面の男たちが静かに、真剣に、ファンシーな飲み物と格闘する」というシュールな光景――が流れた。
フレデリックでさえ、毒気を抜かれたようにグラスを見つめていた。
嫌味を言うのも忘れ、ストローで氷をカランカランと回している。
「……ふん。まあ、見た目のインパクトだけは評価してやろう。……あくまで、見た目だけはな」
そう言いながらも、彼の手は止まらない。完敗である。
「店主! 至急の便だ!」
その平和(?)な空気は、店のドアを乱暴に開けた伝令兵によって破られた。
兵士は息を切らしながら、一通の封書を私に差し出した。
「アリス・フォン・ローゼンバーグ様宛です! 至急、開封を!」
封筒の裏を見て、私の心臓が止まりかけた。
深紅の蝋に押された紋章。
それは、私が捨ててきたはずの実家――ローゼンバーグ公爵家の紋章だった。
店内が一瞬で静まり返る。
ジークハルトが鋭い目つきに戻り、レンが音もなくソファから立ち上がる。ヘリオス殿下も、遊び人の仮面を捨てて王族の顔になった。
私は震える手で封を切る。
中に入っていたのは、一枚の羊皮紙だけ。
文字は短く、そして無機質だった。
『明日、正午。私が直接そちらへ向かう。逃げることは許さない。――父より』
脅迫状だ。
あの冷徹な父が、わざわざ王都の片隅まで来る? 私を連れ戻すために? あるいは、処刑し損ねた娘を始末するために?
恐怖で指先が冷たくなる。
しかし、私の目はその追伸部分に釘付けになった。
そこには、公爵である父の筆跡とは明らかに異なる、震えるような文字でこう書き足されていたのだ。
『……そして、お前の淹れる茶を、もう一度飲みたいと思っている』
「……え?」
私は手紙を取り落とした。
意味がわからない。父は紅茶など飲まない。彼はいつだって、苦いコーヒーしか口にしなかったはずだ。
それに、この震える文字は……?
カラン。
青いクリームソーダの氷が崩れた。
溶けたアイスクリームがソーダと完全に混ざり合い、美しい青色は、濁った空色へと変わっていた。
私のスローライフに、最大の嵐が近づいている。
透明なグラスの中で、ネオン・ブルーの液体が妖しく輝いている。
材料は、バタフライピーの花から抽出した深い藍色のシロップと、レモンの酸。そして、私の風魔法で無理やり二酸化炭素を封じ込めた「強炭酸水」だ。
シュワワワ……パチパチ……。
グラスの底から、絶え間なく小さな気泡が立ち上り、水面で弾ける。
仕上げに、真っ白なバニラアイスをディッシャーで丸くくり抜き、液面へ静かに浮かべる。そして、その頂点に真っ赤なチェリーを一つ。
「……よし。見た目は完璧に『毒』ね」
私は満足げに頷いた。
前世の記憶にある夏の味、「ブルー・クリームソーダ」。
この世界には存在しない、人工的で、毒々しくて、最高に可愛い飲み物だ。
今日は、この「劇薬」を使って、あの面倒くさい常連たちを黙らせてやるのだ。
◇◇◇
カラン、コロン。
開店と同時に、ドアベルが鳴った。
しかし、爽やかな朝の空気は一瞬で凍りついた。
狭い店内に、本来なら決して交わらないはずの三つの「巨大勢力」がひしめき合っているからだ。
カウンター右端。
眉間に深い皺を刻んだ「鉄壁の騎士団長」ジークハルト。今日は非番らしく、ラフなシャツ姿だが、その筋肉の厚みだけで威圧感がすごい。
カウンター左端。
目の下に濃い隈を作った「憂鬱な王太子」ヘリオス。お忍び用のフードを被っているが、隠しきれない高貴なオーラと疲労感が漂っている。
そして、窓際のソファ席。
私の作ったBLTサンドを野生動物のように貪り食う、元・狂犬の暗殺者レン。彼は今や、私の店の「警備員兼残飯処理係」として住み着いていた。
地獄絵図(カオス)だ。
騎士団長と王太子と暗殺者が同じ空間でコーヒーを飲んでいるなんて、歴史書に載せたらページが燃えるレベルの異常事態である。
「……おい、店主。空気が重いぞ」
ジークハルトが低い声で文句を言った。
「貴公が王太子殿下を招き入れたのか? 警備上のリスク管理がなっていない」
「偶然ですよ。あと、殿下も騎士団長も、ただの『金払いのいい客』です。文句があるなら外でやってください」
私が塩対応で布巾を絞っていると、さらにもう一人、招かれざる客が現れた。
ガチャリ。
入ってきたのは、煌びやかな軍服を着た男。
王都の警備隊長であり、ジークハルトを一方的にライバル視しているフレデリック卿だ。
「おやおや、これはこれは! こんな可愛らしいお店に、騎士団長閣下がいらっしゃるとは!」
フレデリックの声は、甘ったるい香油のように店内に広がった。
彼は店内を見回し、大げさに感嘆の声を上げる。
「なんとまあ、家庭的で……初心者にふさわしいお店ですこと。貴族の令嬢が、ままごとの延長で始めるには、ちょうど良いサイズ感ですな」
出た。貴族特有の「褒め殺し」だ。
「小さい店だ」と直接言わずに、「初心者向け」と言うことで、私の経営手腕まで含めて馬鹿にしている。
ジークハルトのこめかみに青筋が浮かぶ。
レンが音もなくナイフに手を伸ばす。
ヘリオス殿下は「関わりたくない」という顔でメニュー表の裏に隠れた。
空気が一触即発になったその時、私はカウンターを出た。
「ようこそ、フレデリック様。ええ、私のような未熟者には、このくらいの広さが『身の丈』に合っておりますの。皆様の『お顔の色』がよく見えますから」
私は満面の営業スマイルで応戦し、彼らのテーブルの真ん中に、例の「青い液体」を載せたトレイを滑り込ませた。
「……なんだ、これは?」
フレデリックが眉をひそめる。
ジークハルトも、警戒心を露わにしてグラスを睨んだ。
「新作の『ブルー・クリームソーダ』です。毒見が必要でしたら、私が飲みますけど?」
「……いや、見た目は毒そのものだが……泡が出ているぞ? 発酵しているのか?」
ジークハルトは恐る恐る、その繊細なグラスを巨大な手で掴んだ。
青く発光する液体。その上に浮かぶ白い島。
未知との遭遇だ。
「飲み方は、まずストローで下の青い部分を一口。そのあと、アイスを溶かして混ぜてください」
私の指示に従い、男たちは戦場に向かうような悲壮な顔で、ストローを口に含んだ。
ズズッ。
最初の一口。
全員の体に、戦慄が走った。
「ッ!?」
ジークハルトが反射的にグラスを離そうとして、思いとどまる。
口の中で暴れまわる無数の針。舌を刺す痛み。
「痛……いや、なんだこれは? 雷魔法か? 口の中で何かが弾けて……」
フレデリックも目を見開いている。
彼らにとって、炭酸の刺激は「攻撃」として知覚される。
だが、その痛みは一瞬で消え、後には強烈な爽快感と、人工的な甘みが駆け抜けていく。
「……不思議な感覚だ。薬のようだが、不快ではない」
ヘリオス殿下が呟く。
その時、上のアイスクリームが溶け出し、青いソーダと混ざり合った。
鋭い炭酸の痛みが、乳脂肪のまろやかさによって包み込まれ、クリーミーな泡へと変貌する。
「……!!」
ジークハルトの表情が、驚愕から困惑、そして至福へと変化していく。
厳格な騎士団長が、子供のような瞳で、ストローの先から上がってくる青い液体を見つめている。
その隙を突いて、レンがスプーンでアイスクリームを掬い、パクと口に入れた。
「……ん。冷たい。……甘い」
狂犬レンが、フードの下で微かに相好を崩す。
彼は周囲を警戒するような鋭い視線のまま、器用にサクランボのヘタを指先で摘み上げ、口に放り込んだ。
店内には奇妙な沈黙――「強面の男たちが静かに、真剣に、ファンシーな飲み物と格闘する」というシュールな光景――が流れた。
フレデリックでさえ、毒気を抜かれたようにグラスを見つめていた。
嫌味を言うのも忘れ、ストローで氷をカランカランと回している。
「……ふん。まあ、見た目のインパクトだけは評価してやろう。……あくまで、見た目だけはな」
そう言いながらも、彼の手は止まらない。完敗である。
「店主! 至急の便だ!」
その平和(?)な空気は、店のドアを乱暴に開けた伝令兵によって破られた。
兵士は息を切らしながら、一通の封書を私に差し出した。
「アリス・フォン・ローゼンバーグ様宛です! 至急、開封を!」
封筒の裏を見て、私の心臓が止まりかけた。
深紅の蝋に押された紋章。
それは、私が捨ててきたはずの実家――ローゼンバーグ公爵家の紋章だった。
店内が一瞬で静まり返る。
ジークハルトが鋭い目つきに戻り、レンが音もなくソファから立ち上がる。ヘリオス殿下も、遊び人の仮面を捨てて王族の顔になった。
私は震える手で封を切る。
中に入っていたのは、一枚の羊皮紙だけ。
文字は短く、そして無機質だった。
『明日、正午。私が直接そちらへ向かう。逃げることは許さない。――父より』
脅迫状だ。
あの冷徹な父が、わざわざ王都の片隅まで来る? 私を連れ戻すために? あるいは、処刑し損ねた娘を始末するために?
恐怖で指先が冷たくなる。
しかし、私の目はその追伸部分に釘付けになった。
そこには、公爵である父の筆跡とは明らかに異なる、震えるような文字でこう書き足されていたのだ。
『……そして、お前の淹れる茶を、もう一度飲みたいと思っている』
「……え?」
私は手紙を取り落とした。
意味がわからない。父は紅茶など飲まない。彼はいつだって、苦いコーヒーしか口にしなかったはずだ。
それに、この震える文字は……?
カラン。
青いクリームソーダの氷が崩れた。
溶けたアイスクリームがソーダと完全に混ざり合い、美しい青色は、濁った空色へと変わっていた。
私のスローライフに、最大の嵐が近づいている。
50
あなたにおすすめの小説
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
婚約破棄から50年後
あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。
そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。
灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。
曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。
婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。
前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。
彼女の離縁とその波紋
豆狸
恋愛
夫にとって魅力的なのは、今も昔も恋人のあの女性なのでしょう。こうして私が悩んでいる間もふたりは楽しく笑い合っているのかと思うと、胸にぽっかりと穴が開いたような気持ちになりました。
※子どもに関するセンシティブな内容があります。
知らぬはヒロインだけ
ネコフク
恋愛
「クエス様好きです!」婚約者が隣にいるのに告白する令嬢に唖然とするシスティアとクエスフィール。
告白してきた令嬢アリサは見目の良い高位貴族の子息ばかり粉をかけて回っていると有名な人物だった。
しかも「イベント」「システム」など訳が分からない事を言っているらしい。
そう、アリサは転生者。ここが乙女ゲームの世界で自分はヒロインだと思っている。
しかし彼女は知らない。他にも転生者がいることを。
※不定期連載です。毎日投稿する時もあれば日が開く事もあります。
P.S. 推し活に夢中ですので、返信は不要ですわ
汐瀬うに
恋愛
アルカナ学院に通う伯爵令嬢クラリスは、幼い頃から婚約者である第一王子アルベルトと共に過ごしてきた。しかし彼は言葉を尽くさず、想いはすれ違っていく。噂、距離、役割に心を閉ざしながらも、クラリスは自分の居場所を見つけて前へ進む。迎えたプロムの夜、ようやく言葉を選び、追いかけてきたアルベルトが告げたのは――遅すぎる本心だった。
※こちらの作品はカクヨム・アルファポリス・小説家になろうに並行掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる