奴隷島の青年たち

KEYちゃん

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37号の貞操帯

奴隷ボーイたちが装着されている貞操帯はリゾートの提携工房で製作されている
ここでは貞操帯だけでなく多くの拘束具が製造されている
しかし、もちろん他のユーザーの注文にも応じている
リゾートだけではここを継続させるだけの仕事がないため仕方なかった
しかしこの工房にとってリゾートは上顧客であることは間違いない
最優先で製作してくれた

調教師室に37号の貞操帯が届いた
発注して2週間ほどしか経っていない
早い
大輝の上司がデスクに届いたそれを見つけた
試着用と段ボールには印字されている
彼は調教師達からボスと呼ばれている
ボスの上はオーナーと呼ばれる人物や重役達になる
大輝にとっては雲の上の人だ
業務用携帯でボスは大輝を呼んだ
「大輝か俺だ」
声と着信音で解かる
「ボス、おはようございます」
威圧感に大輝はピリッとする
「今、37号の貞操帯が届いたぞ」 
野太い声はその風貌と似合う
「了解しました。今、88号を太閤さまに届けております。終わり次第、37号を連れて来ます」
太閤さまとはお客様の変名である。ここでは八重桜と同様、お客様も本名を避ける
1人の調教師が5人ほどの奴隷ボーイを担当する
忙しい時はブーのようなアシスタントを使って仕事をこなす
ちなみにブーももちろん本名でない
元関取だったらしく男好きな性癖でクビになったらしい
男子高校生をレイプして怪我をさせたらしく刑務所にも収監されている
他にもアシスタントはいるが剛力のブーは調教師の間で人気がある
奴隷ボーイをお客様に引き渡すのはブーに頼む訳にはいかない
お客様に失礼があってはならないからである
88号はガッチリとして長身な奴隷ボーイである
今でこそ調教が進み大人しく従順であるが入荷時は暴れて手がつけられなかった
今でも大輝は油断せずいつでもスタンガンを押し当てるよう抜かりない
もっとも奴隷部屋を出る時に手錠と足枷の拘束をしている
88号が万一、暴れてもすぐに取り押さえることは可能だ

4階のプレイルームに着いた
お客様の太閤さまの要望で体操服を着せてある
太閤さまは暴力団の親分らしい
全身の刺青に88号も緊張する相手だ
言いつけ通り88号の拘束を解き、プレイルームのドアを開ける
「太閤さま、88号を連れてまいりました」
88号に装着していた拘束具をまとめながらあいさつした
「おお、大輝か。ありがとうな」
学生スポーツが好きな太閤は88号のようなガタイ系がタイプだ
よく88号や110号のようなタイプの奴隷ボーイにスポーツユニフォームを着せてお相手させる
「ではごゆっくり」
プレイルームのドアを閉めると同時に施錠される作りになっている念のため施錠状態を確認して足早に37号の収容されている檻に向かった

調教の時間にはまだ間にあう
37号はさっき与えられたものを食べ
ゆっくりしていた
いつもの鍵束の音がする
マットの上で37号は座り直した
果たして大輝だった
「おはよございます」
37号は頭を下げた
「おはよう
おいで」
檻の鍵を開け37号が出てきた
37号の目の高さに手錠などの拘束具を見せる
「奴隷の戒めお願いします」
これを言わされることになった
拘束具を装着しながら大輝は満足気に37号の肩を軽く叩いた

向かった先はいつもの調教室でなく反対側だった
不安だがこれより悪いことは起きないだろう
37号は自分に言い聞かせた
調教師室は調教室よりソフトな作りだった
床にはカーペットが敷かれ事務机が並んでいる
何処かの企業の事務室みたいな感じだ
ただスチールのロッカーや机には手錠などの拘束具や責め具がぎっしり収納されている
「今日はお前にパンツを与えてやろうと思う」
大輝が言う 
奴隷ボーイはお客様の要望によるコスチュームの一環でボクサーや白いブリーフを履かせることはあるが基本ノーパンである
貞操帯が奴隷ボーイのパンツであると言えた
「ありがとうございます」
37号は何のことか訳も解らずも礼を言った
「37号、ズボンを下ろせ」
37号が命令に従うと、
「これは外してやるな」
大輝は37号の簡易貞操具を外した
「ありがとうございます」
素直に嬉しかった
あの忌まわしい器具が例え一時的であろうとも外されるのはありがたい 
連日の調教で性欲はいつもより昂ぶっている
オナニーしたい
朝、ペニスが痛み起きてしまう
貞操具はペニスの勃起に股間が引っ張るから朝がツライ
小便する時、この邪悪な器具に自分のツライ立場を再認識させられる
ロクなものではない

大輝はそんな37号の気持ちを見透かしてか笑うように段ボールを開封した
「37号、パンツを穿かせてやる」
大輝は37号の貞操帯をその目の前で披露した
一般奴隷ボーイとほとんど接触のない37号は貞操帯を知らない
大輝は貞操帯を装着するのに慣れた手つきである
新品の場合、ベルトを楕円に調整したりペニスチューブの位置を微調整したりしなければならないが戸惑うことなかった
37号の腰にベルトを巻きペニスチューブにペニスを格納する
ようやく事の重要さに気づいた37号は逃れようとした
「動くな!」
大輝は37号の尻を平手打ちしたこれ以上の拒絶は懲罰を与えるとの警告である
37号は抵抗をやめた
「ピッタリです」
大輝はボスに報告する
「痛いとことかあるか?」
接地部を指で確認している大輝に嘘をつくことはムダである
「ありません」
「この貞操帯はお前を良い奴隷にしてくれる」
ボスが諭すように言った
大輝も頷いている
「連行」
ボスが言い、大輝は37号のリードを引いて戻した
37号は自分の運命を呪った

    
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