11 / 21
十
しおりを挟む
王都にある商店街。常に人が集まる場所でありながら、王国騎士達が見回りをしてくれているおかげで治安も良いと評判だ。活気あふれる商店街の細道を入っていけば、裏路地に辿り着く。その先にあるのは別世界。この国の闇を集めたような場所。この路地裏を牛耳っているのは闇ギルド。王家や貴族達が表立ってできない仕事を肩代わりしている彼らはある程度自由が許されている。
そんな彼らを動かすことができるのは『金』だけだ。それ以外で彼らが動くことはまずない。
……の、だが、もちろん例外もある。
高級娼館の特別室、そこにレンと沙織はいた。
「はい。あーん」
「あー」
黒い豊かな髪を結い上げ、晒された太い首筋には黒真珠が光る。真っ黒なスレンダーラインのドレスを身に纏った迫力ある美人は碧い瞳をうっとりとレンに向けている。大層な美人だが、身長は勇気と同じくらいあり、腕はレンの約三倍ある。そのド派手な美人の足の上にレンは座っていた。いつもの定位置である。
レンが口を開くたびに口内へとスプーンが運ばれていく。とろけるようなプリンはレンの大好物だ。いつレンがきてもいいようにと、この娼館の主……でもあり闇ギルドのマスターでもあるマリアは用意している。
二人のいちゃいちゃ(?)を前に沙織はどこを見ていいかわからずソワソワしていた。レンの餌付けに満足したマリアがちらりと沙織を見る。
「あら、口に合わなかったかしら?」
「いえ! とっても美味しいです」
コクコクと頷く沙織。「そう」とマリアは微笑むと、一心不乱にプリンを口に運ぶ沙織をこっそりと観察した。
――――こんないかにも怪しいところに連れてこられたというのに、全く疑うことなく食べているわね。『渡り人』だからかしら?
「うーん……気に入ったわ」
「はい?」
「ううん。何でもない」
語尾にハートマークがついてそうな口調で返すマリア。沙織はホッとした様子で固い笑みを浮かべた。
――――この状況に戸惑ってはいるようね。でも、私の見た目に怯えるでもなく、さげすむでもなく、すんなりと受け入れている。さすが、レンが連れてきた子ね。
「はい、これ」
マリアは胸元から鍵を取り出すと、レンに渡す。
「悪いけど、一部屋しか貸せないの」
「充分だよ。ありがとうマリア。できるだけ迷惑をかけないように気を付けるから」
そう言って、申し訳なさそうな顔でマリアを見上げるレン。マリアは眉を寄せた。
「もう、私とあなたとの仲だっていうのに遠慮しないの!」
つん、とレンの鼻をつつくマリア。力の強いマリアの『つつき』は普通の人間ならば鼻血が出るレベルだが、レンにとってはくすぐったい程度。レンはありがとうと微笑むとマリアの上から降りた。
マリアは残念そうな顔を浮かべているが、その頬が少し赤く染まっていることに沙織は気づいてしまった。慌てて目を逸らす。同時に、自分がレンと一緒にいることに対して何とも思っていないのだろうかと不安になる。
そんな沙織の不安を見越したかのように、マリアは沙織に向かって微笑んだ。
「サオリも何か困ったことがあったら私に言ってちょうだいね。男には言いにくいことってあるでしょ」
「は、はい!」
迫力美人のウインクに頬を染める沙織。
「サオリ様、行こう」
「は、はい」
沙織はマリアに向かって深く頭を下げるとレンの後を追った。残されたマリアは溜息を吐く。
「あんなに警戒しなくてもいいのに」
沙織とレンがどんな関係かはわからないが、間違いが起こることはないとマリアは知っている。むしろ、沙織がいいきっかけになってくれれば……と思っているくらいなのだ。マリアは切なげに目を伏せた。
――――――――
沙織は目まぐるしく変わる状況に未だについていけずにいた。レンに手を引かれてひたすら足を動かすことしかできない。
崖から飛び降りた後、沙織は『もうダメだ』と思った。けれど、レンの驚異的な身体能力のおかげで無事助かった。ホッとしたのも束の間、レンは騎士達が確認しにくる前に逃げようとその場から沙織を連れ出した。
そして、沙織はレンに連れられてマリアの元へと辿り着いたのだ。
最初は娼館に連れてこられたことで、『もしや自分は売られるのか?』とレンを疑った沙織だったが、マリアの登場ですぐに違うとわかった。
どうやら、レンはしばらくの間、二人とも身を隠した方がいいと判断したようだ。
状況がよくわかっていない沙織でも、その方がいいということはわかる。
あの騎士達はおそらくクリスティーヌの命令で動いていた。クリスティーヌはあからさまに二人を邪魔者扱いしていたし、あのタイミングを考えるとそうだとしか思えない。
あの場にいた騎士達全員にクリスティーヌの息がかかっていたかどうかは定かではないが、もしあの時崖を飛び降りずにアメリアに助けを求めていたらアメリアまで巻き込まれていただろう。そう考えるとやはり、逃げたのは正解だったと思う。
それに、沙織が助けを求めたとして、勇気はどう反応したのか。沙織はそれを知りたくは無かった。もし、勇気が全て知った上であの場にいたのだとしたら……今まで以上に人間不信になりそうだ。
今、自分が頼れるのはレンだけ。繋いだ手を見つめる。
――――そういえば……こうして男の人と触れ合うのはいつぶりだろう。高校ぶり?
不謹慎だとわかっていながらも心拍数が上がった。
「ここだ。はい、どうぞ」
「は、はい!」
レンに促され、我に返った沙織は慌てて部屋の中へと入った。
本来は娼館に勤める売れっ子嬢の為に用意された個室。鍵付きで防犯もしっかりとした部屋だ。まさか逃亡中の身でこんなにいい部屋を借りられるとは思っておらず驚く沙織。そして、ふと気づいた。
――――べ、ベッドが一つしかない!
おそらくキングサイズのベッド。二人で寝るには充分だが、そういうことではない。
――――マリアさんはレンさんが好きなはずなのになぜこの部屋を?!
困惑する沙織に気づいたのか、レンが「ああ」と口を開いた。
「絶対に手を出すことはないから安心して。どうしても嫌なら僕は床で寝るけど」
「床?! う、ううん。大丈夫! レ、レンさんを信用します」
「うん、絶対ないから安心していいよ」
にっこりと笑うレンに、何だかそれはそれでショックを受ける沙織。そんな沙織にレンは慌てて手を横に振った。
「違うよ! サオリ様に魅力がないとかじゃなくて僕にそういう感情が備わっていないだけだから!」
え、と固まる沙織。レンは苦笑しながら説明する。
「どうやら僕はちょっと感覚が人とはずれているみたいなんだ。自分ではよくわからないんだけどね……。皆みたいに激しく感情が動くことがあまりなくて……人を好きになるってこともよくわからない。多分、それが原因でここまでクリスティーヌに嫌われちゃったんだと思う」
「それは……」
どう返していいかわからず口を閉じる沙織。レンはまるで他人事のように話を続ける。
「最初こそクリスティーヌは僕のこと「好きだ~」とか言ってくれてたんだよ?」
「え、ええ?!」
今のクリスティーヌからは想像も出来ない内容に沙織は驚きを隠せない。
「僕もね、一応「好き」とは返していたけど、その……僕の反応でどうやら口だけっていうのがバレちゃったらしくって……。クリスティーヌ曰く『私に反応しない男なんてありえない』んだって。それから、なんかすごい嫌われちゃって……まさか命を狙われる程なんて思ってなかったけど。こんなことしなくても僕はいつでも婚約解消するのに」
はあ、と溜息を吐くレン。沙織はそんなレンを何とも言えない気持ちで見ていた。ちょっとだけクリスティーヌに同情する。……が、命を狙うのはやりすぎだ。
「バルドゥル様が許さないから……なんですかね」
「それは、ありえるかも。なら、円満に婚約解消できれば命は狙われないですむのかな?」
「かもしれません。ただ、どうやって……。勇者のレンさんとの婚約をそう簡単に解消できるものなんですか?」
沙織の質問に唸るレン。
「うーん……。僕としてはユウキ様が勇者になってくれるならって感じなんだけど……」
「だから、最近お仕事サボっていたんですね?」
「サボッ……う、うん、まあね」
目を泳がせるレン。
「でも、勇者って世界に一人しかいないんですよね?」
「……そうだね」
「なら、無理ですね」
レンがいるのだから、どう足掻いても勇気は勇者にはなれない。
そう、沙織は思ったのだが、レンからの返事はない。
様子を伺おうと見てみれば、レンは足の上に乗せた聖剣を見つめて考え事をしているようだった。
――――そういえば、レンさんが聖剣を身体から離しているところ見たこと無いな。
ふと頭をよぎった考え、けれどすぐに勇者だから当たり前か……という考えに思い至る。
考え事は終わったのか、レンが顔を上げて提案した。
「とりあえず、当初の予定通りしばらくはここで身を潜めて、今後どうするかを決めよう。ここからでもマリアの手を借りればアメリアとも連絡が取れるから」
安心して、と微笑むレンに沙織は頷き返した。
そんな彼らを動かすことができるのは『金』だけだ。それ以外で彼らが動くことはまずない。
……の、だが、もちろん例外もある。
高級娼館の特別室、そこにレンと沙織はいた。
「はい。あーん」
「あー」
黒い豊かな髪を結い上げ、晒された太い首筋には黒真珠が光る。真っ黒なスレンダーラインのドレスを身に纏った迫力ある美人は碧い瞳をうっとりとレンに向けている。大層な美人だが、身長は勇気と同じくらいあり、腕はレンの約三倍ある。そのド派手な美人の足の上にレンは座っていた。いつもの定位置である。
レンが口を開くたびに口内へとスプーンが運ばれていく。とろけるようなプリンはレンの大好物だ。いつレンがきてもいいようにと、この娼館の主……でもあり闇ギルドのマスターでもあるマリアは用意している。
二人のいちゃいちゃ(?)を前に沙織はどこを見ていいかわからずソワソワしていた。レンの餌付けに満足したマリアがちらりと沙織を見る。
「あら、口に合わなかったかしら?」
「いえ! とっても美味しいです」
コクコクと頷く沙織。「そう」とマリアは微笑むと、一心不乱にプリンを口に運ぶ沙織をこっそりと観察した。
――――こんないかにも怪しいところに連れてこられたというのに、全く疑うことなく食べているわね。『渡り人』だからかしら?
「うーん……気に入ったわ」
「はい?」
「ううん。何でもない」
語尾にハートマークがついてそうな口調で返すマリア。沙織はホッとした様子で固い笑みを浮かべた。
――――この状況に戸惑ってはいるようね。でも、私の見た目に怯えるでもなく、さげすむでもなく、すんなりと受け入れている。さすが、レンが連れてきた子ね。
「はい、これ」
マリアは胸元から鍵を取り出すと、レンに渡す。
「悪いけど、一部屋しか貸せないの」
「充分だよ。ありがとうマリア。できるだけ迷惑をかけないように気を付けるから」
そう言って、申し訳なさそうな顔でマリアを見上げるレン。マリアは眉を寄せた。
「もう、私とあなたとの仲だっていうのに遠慮しないの!」
つん、とレンの鼻をつつくマリア。力の強いマリアの『つつき』は普通の人間ならば鼻血が出るレベルだが、レンにとってはくすぐったい程度。レンはありがとうと微笑むとマリアの上から降りた。
マリアは残念そうな顔を浮かべているが、その頬が少し赤く染まっていることに沙織は気づいてしまった。慌てて目を逸らす。同時に、自分がレンと一緒にいることに対して何とも思っていないのだろうかと不安になる。
そんな沙織の不安を見越したかのように、マリアは沙織に向かって微笑んだ。
「サオリも何か困ったことがあったら私に言ってちょうだいね。男には言いにくいことってあるでしょ」
「は、はい!」
迫力美人のウインクに頬を染める沙織。
「サオリ様、行こう」
「は、はい」
沙織はマリアに向かって深く頭を下げるとレンの後を追った。残されたマリアは溜息を吐く。
「あんなに警戒しなくてもいいのに」
沙織とレンがどんな関係かはわからないが、間違いが起こることはないとマリアは知っている。むしろ、沙織がいいきっかけになってくれれば……と思っているくらいなのだ。マリアは切なげに目を伏せた。
――――――――
沙織は目まぐるしく変わる状況に未だについていけずにいた。レンに手を引かれてひたすら足を動かすことしかできない。
崖から飛び降りた後、沙織は『もうダメだ』と思った。けれど、レンの驚異的な身体能力のおかげで無事助かった。ホッとしたのも束の間、レンは騎士達が確認しにくる前に逃げようとその場から沙織を連れ出した。
そして、沙織はレンに連れられてマリアの元へと辿り着いたのだ。
最初は娼館に連れてこられたことで、『もしや自分は売られるのか?』とレンを疑った沙織だったが、マリアの登場ですぐに違うとわかった。
どうやら、レンはしばらくの間、二人とも身を隠した方がいいと判断したようだ。
状況がよくわかっていない沙織でも、その方がいいということはわかる。
あの騎士達はおそらくクリスティーヌの命令で動いていた。クリスティーヌはあからさまに二人を邪魔者扱いしていたし、あのタイミングを考えるとそうだとしか思えない。
あの場にいた騎士達全員にクリスティーヌの息がかかっていたかどうかは定かではないが、もしあの時崖を飛び降りずにアメリアに助けを求めていたらアメリアまで巻き込まれていただろう。そう考えるとやはり、逃げたのは正解だったと思う。
それに、沙織が助けを求めたとして、勇気はどう反応したのか。沙織はそれを知りたくは無かった。もし、勇気が全て知った上であの場にいたのだとしたら……今まで以上に人間不信になりそうだ。
今、自分が頼れるのはレンだけ。繋いだ手を見つめる。
――――そういえば……こうして男の人と触れ合うのはいつぶりだろう。高校ぶり?
不謹慎だとわかっていながらも心拍数が上がった。
「ここだ。はい、どうぞ」
「は、はい!」
レンに促され、我に返った沙織は慌てて部屋の中へと入った。
本来は娼館に勤める売れっ子嬢の為に用意された個室。鍵付きで防犯もしっかりとした部屋だ。まさか逃亡中の身でこんなにいい部屋を借りられるとは思っておらず驚く沙織。そして、ふと気づいた。
――――べ、ベッドが一つしかない!
おそらくキングサイズのベッド。二人で寝るには充分だが、そういうことではない。
――――マリアさんはレンさんが好きなはずなのになぜこの部屋を?!
困惑する沙織に気づいたのか、レンが「ああ」と口を開いた。
「絶対に手を出すことはないから安心して。どうしても嫌なら僕は床で寝るけど」
「床?! う、ううん。大丈夫! レ、レンさんを信用します」
「うん、絶対ないから安心していいよ」
にっこりと笑うレンに、何だかそれはそれでショックを受ける沙織。そんな沙織にレンは慌てて手を横に振った。
「違うよ! サオリ様に魅力がないとかじゃなくて僕にそういう感情が備わっていないだけだから!」
え、と固まる沙織。レンは苦笑しながら説明する。
「どうやら僕はちょっと感覚が人とはずれているみたいなんだ。自分ではよくわからないんだけどね……。皆みたいに激しく感情が動くことがあまりなくて……人を好きになるってこともよくわからない。多分、それが原因でここまでクリスティーヌに嫌われちゃったんだと思う」
「それは……」
どう返していいかわからず口を閉じる沙織。レンはまるで他人事のように話を続ける。
「最初こそクリスティーヌは僕のこと「好きだ~」とか言ってくれてたんだよ?」
「え、ええ?!」
今のクリスティーヌからは想像も出来ない内容に沙織は驚きを隠せない。
「僕もね、一応「好き」とは返していたけど、その……僕の反応でどうやら口だけっていうのがバレちゃったらしくって……。クリスティーヌ曰く『私に反応しない男なんてありえない』んだって。それから、なんかすごい嫌われちゃって……まさか命を狙われる程なんて思ってなかったけど。こんなことしなくても僕はいつでも婚約解消するのに」
はあ、と溜息を吐くレン。沙織はそんなレンを何とも言えない気持ちで見ていた。ちょっとだけクリスティーヌに同情する。……が、命を狙うのはやりすぎだ。
「バルドゥル様が許さないから……なんですかね」
「それは、ありえるかも。なら、円満に婚約解消できれば命は狙われないですむのかな?」
「かもしれません。ただ、どうやって……。勇者のレンさんとの婚約をそう簡単に解消できるものなんですか?」
沙織の質問に唸るレン。
「うーん……。僕としてはユウキ様が勇者になってくれるならって感じなんだけど……」
「だから、最近お仕事サボっていたんですね?」
「サボッ……う、うん、まあね」
目を泳がせるレン。
「でも、勇者って世界に一人しかいないんですよね?」
「……そうだね」
「なら、無理ですね」
レンがいるのだから、どう足掻いても勇気は勇者にはなれない。
そう、沙織は思ったのだが、レンからの返事はない。
様子を伺おうと見てみれば、レンは足の上に乗せた聖剣を見つめて考え事をしているようだった。
――――そういえば、レンさんが聖剣を身体から離しているところ見たこと無いな。
ふと頭をよぎった考え、けれどすぐに勇者だから当たり前か……という考えに思い至る。
考え事は終わったのか、レンが顔を上げて提案した。
「とりあえず、当初の予定通りしばらくはここで身を潜めて、今後どうするかを決めよう。ここからでもマリアの手を借りればアメリアとも連絡が取れるから」
安心して、と微笑むレンに沙織は頷き返した。
194
あなたにおすすめの小説
神眼の鑑定師~女勇者に追放されてからの成り上がり~大地の精霊に気に入られてアイテム作りで無双します
すもも太郎
ファンタジー
伝説級勇者パーティーを首になったニースは、ギルドからも放逐されて傷心の旅に出る。
その途中で大地の精霊と運命の邂逅を果たし、精霊に認められて加護を得る。
出会った友人たちと共に成り上がり、いつの日にか国家の運命を変えるほどの傑物となって行く。
そんなニースの大活躍を知った元のパーティーが追いかけてくるが、彼らはみじめに落ちぶれて行きあっという間に立場が逆転してしまう。
大精霊の力を得た鑑定師の神眼で、透視してモンスター軍団や敵国を翻弄したり、創り出した究極のアイテムで一般兵が超人化したりします。
今にも踏み潰されそうな弱小国が超大国に打ち勝っていくサクセスストーリーです。
※ハッピーエンドです
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
幼馴染パーティーから追放された冒険者~所持していたユニークスキルは限界突破でした~レベル1から始まる成り上がりストーリー
すもも太郎
ファンタジー
この世界は個人ごとにレベルの上限が決まっていて、それが本人の資質として死ぬまで変えられません。(伝説の勇者でレベル65)
主人公テイジンは能力を封印されて生まれた。それはレベルキャップ1という特大のハンデだったが、それ故に幼馴染パーティーとの冒険によって莫大な経験値を積み上げる事が出来ていた。(ギャップボーナス最大化状態)
しかし、レベルは1から一切上がらないまま、免許の更新期限が過ぎてギルドを首になり絶望する。
命を投げ出す決意で訪れた死と再生の洞窟でテイジンの封印が解け、ユニークスキル”限界突破”を手にする。その後、自分の力を知らず知らずに発揮していき、周囲を驚かせながらも一人旅をつづけようとするが‥‥
※1話1500文字くらいで書いております
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~
名無し
ファンタジー
突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。
自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。
もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。
だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。
グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。
人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる