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第1話
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辰薙隆人二十六歳、社会人四年の趣味プラモデル、フィギュア作成のファンタジー大好き! どこにでも居る一般凡人である。ちなみに彼女いない歴イコール年齢。
「こんばんは、シロネコムサシ便です」
ただし、朝八時から夜二十三時まで担当区画を走り回る社畜であった。
「今日のお仕事おわりっと」
週休二日ではあるが不定期で二連休、しかも土日休みなんて月一回あればいいくらいだが明日はそのラッキーな二連休だ。何をやろうかわくわくしながら帰社してさっさと仕事を終えて家に帰る途中、横断歩道が青になったのを確認してわたり始めたその時だった。爆音と共に光が急接近、そのまますごい衝撃を受けたと思ったら世界がクルクルと勢いよく回りだした。痛みとかは特に感じなかったがそのまま視界がブラックアウトした。
「……」
目に光が差し込んでいるような気がする、ゆっくり目を開くと知らない天井だった。てか真っ白で何にもなかった、上下左右三百六十度周囲を見回しても真っ白な世界が広がっているだけで何もない。
「あ、夢?」
頬を抓ってみる。痛い。
「……」
最後の記憶とこれまでにたくさん読んできたライトノベルの知識が脳を駆け抜ける。
「あ、死んだわ」
「嫌なくらい察しがいいな……」
急に声が聞こえた。その方向に振り向くと光の中から老人? だろう人が立っていた。ちなみに男であるのはわかるが、若者のよう老人のようなしっかりとは認識できないがそこにはっきり居るのは理解できるという感じだった。
「神様ですか?」
「そうです、私が神です……じゃなくてホント察しがいいな」
「テンプレですからね!」
なんか神というそれは苦笑いを浮かべているような気がした。
「こうやって話せてるってことは転生させてくれるんですか!?」
「そうだけど、ホント理解早いね。進行速くて助かるけど……」
でもここからはお話によってパターンが違う! 慎重に話を聞かなければ。
「どうして俺を転生させてくれるんでしょうか?」
「ん~……」
神様は何か考えているようだ。そんな特別な言い難い理由なのだろうか?
「ガチャで引いた」
聞きたくなかった……
「たまたま人を転生か転移させようと思って、たまたま魂を探していたら、たまたま一番上に来たのが君だったの」
「ちなみに選ばれなかったらどうなってたんですか?」
「記憶とか全部吹き飛ばして新しい魂として何かしらに転生、また人かもしれないし虫だったかもしれないって感じ」
とりあえず一生分の運を使い切って、すべてを犠牲にしてでも欲しい権利を勝ち取ったというのは理解した。
「わかりました、今後の事を詳しく教えてください」
「ホント話が早いね、君は別の世界にこれから今の記憶を維持したまま転移もしくは転生する。もちろん拒否して現世に転生してもいいけどその場合は全部リセット」
この状況、夢にまで見たこの状況を拒否するとかありえない!! そして異世界行くのに一番大事なことを聞かねばならない。
「転生特典はありますか??」
「ちゃんと説明するから聞きなさいな!」
「はい」
俺は神様の前で正座してジッと見つめた。ちょっとやりにくそうにしてる気がするけど気にしない!
「君を飛ばす世界は時代的に中世後期くらいの文明でマナが満ち溢れた魔法が使えるとこである」
完璧テンプレの世界設定で速攻理解した。
「君には希望の条件を考慮した上で三つまで特典を与えてあげるから頑張って生き延びてね!」
「ちなみに、スマホを持って行って向こうでも好きなように使えるとかはありですか?」
「ダメ! そもそも科学技術の魔法技術は相いれない技術で片方が発達すれば片方が衰退するのだ、抜け道はあるけど」
最後になんかボソッと言った気がするけど黙って聞いていよう。そして困った、スマホが持っていけないとなると現代地球の技術が活かせないっ。ラノベとかだと知識無双よくしてるけど普通に生活してる凡人があんな知識あるわけない、マヨネーズすら普通に作れないし、もちろん農業も無理!
「とりあえず、希望を言ってみてくれ。そこから折り合いをつけて特典決定するから」
まずは現代地球の知識が欲しい、これが無いと絶対辛いのはわかっている。マジでどうにかしたい……
「脳内で、HeyTubeをいつでも再生できるみたいなのはダメですか? できればプレミアムで……」
「いいよ。ただしHeyTubeだけね? 他のネットとかはMikiはダメよ?」
やったー! HeyTubeだけはちょっともったいないけどこれで現代知識が行使できる!!
「ちなみに、現時点である物のみで更新はストップ?」
「特別に月一で最新に更新してあげる。だから生放送は諦めてね」
「ありがとうございます!」
生放送が見れないのは寂しいけどアーカイブは見れる! 娯楽もゲット!
「じゃあ、これでまず一つね、次の希望はなに?」
知識は得た! となると次に必要なのは身体能力だ、これもどうにかしないと現代の凡人では絶対キツイし死んでも無限にセーブポイントからやり直すとかリセット系も嫌すぎる。今までのファンタジー知識を総動員して考える。
「……竜、ドラゴン。ヴリトラになりたい!!」
「えっ!?」
ヴリトラ、神話に登場する魔竜であり黒い鱗を持ち赤い腹、黄金の瞳を輝かせる。不死身の再生能力に炎と水の魔力を操る神をも殺せる大魔竜。たぶん神話とかだと全然違うけど俺の中のヴリトラはザ・ドラゴン! というこういうイメージなのだ。そしてドラゴンということはつまり圧倒的な身体能力を得ることができる、目的をクリアできて自分の趣味を全開にできる超お得である!
「ドラゴンと人の姿を好きなように変身できて、圧倒的なパワーと再生能力。そしてかっこいい!」
「わかった、神様的にはこっちを食い殺すような化け物にはなってほしくないんだけど……神的な白竜とかダメ?」
ドラゴン能力はいいらしい。でも黒がいいなぁ……
「黒がいいなぁ」
神様におねだりしてみる!!
「わかった、黒いドラゴンに変身できる能力と常にその能力が使えるようにしてあげる。ただし神話のヴリトラじゃないからね? 名乗るのは好きにしていいけど。それでいい?」
かなった! これは嬉しい。ついでに大事なことをもう一つ聞いておこう、現世で叶わなかった一度は絶対考えるあれを!
「ちなみに、子供って作れます? 他種族ととか?」
「あれ? 飛ばす先の世界に人以外の種族が居ること説明したっけ? まぁいいや、全部できるよ。大丈夫、男の子だもんね!」
テンプレ的に決め打ちして聞いてみたら大丈夫みたいだ、そしてエルフや獣人とかたくさんいるみたいで楽しみすぎる! なんか神様に察しられたのがちょっと悲しかったけど。
「ちょっとインフレしすぎだから君は追加能力この二つだけね」
三つって言ってたのに……まぁでもしょうがない、十分なくらい希望を叶えてもらっているし。
「いろいろあるけど、本来チートって悪だからね? 消されても文句言えないんだからね?」
ちょっと思っていたけど、この神様も結構現代文化に侵食されてる気がする。
「あっ」
俺は気づいた。一つ気になることが!
「どうしたの?」
「ドラゴンになったら着てる服破れちゃうなって思って……いちいち裸になるの恥ずかしいなって……」
「はぁ……」
なんかため息されたんだけど!?
「いいよ、魔法で編まれた変身しても破けない服サービスしてあげる。ただし防御力とか他の性能は無しね」
「ありがとう神様!!」
「設定はこんなもんでいいかな? 君の体をドラゴンとして書き換えて転移させるけど準備はいい?」
「オッケーです! ホント神様ありがとうございます! 感謝してもしきれません!」
「じゃあ向こうでも頑張ってね」
体が光る。転送されるのだろう、まさか自分がラノベテンプレの事故で死んでこれまたテンプレの異世界へ行けるなんて超ラッキーだ。現世に残した親達には申し訳ないけど、異世界で全力で生きて行こうと思う!
「あ、最後に、君ドラゴンだから下手に町とかに行かせられないし人がそう簡単に来れない超辺境に飛ばすね! じゃあ頑張ってね、バイバイ!」
「え? ちょっと!?」
そのまま意識はブラックアウトする。最後にすごい事言われたような気がするがしょうがない、第二の人生……竜生を謳歌しよう。頑張ろうと思う。
「こんばんは、シロネコムサシ便です」
ただし、朝八時から夜二十三時まで担当区画を走り回る社畜であった。
「今日のお仕事おわりっと」
週休二日ではあるが不定期で二連休、しかも土日休みなんて月一回あればいいくらいだが明日はそのラッキーな二連休だ。何をやろうかわくわくしながら帰社してさっさと仕事を終えて家に帰る途中、横断歩道が青になったのを確認してわたり始めたその時だった。爆音と共に光が急接近、そのまますごい衝撃を受けたと思ったら世界がクルクルと勢いよく回りだした。痛みとかは特に感じなかったがそのまま視界がブラックアウトした。
「……」
目に光が差し込んでいるような気がする、ゆっくり目を開くと知らない天井だった。てか真っ白で何にもなかった、上下左右三百六十度周囲を見回しても真っ白な世界が広がっているだけで何もない。
「あ、夢?」
頬を抓ってみる。痛い。
「……」
最後の記憶とこれまでにたくさん読んできたライトノベルの知識が脳を駆け抜ける。
「あ、死んだわ」
「嫌なくらい察しがいいな……」
急に声が聞こえた。その方向に振り向くと光の中から老人? だろう人が立っていた。ちなみに男であるのはわかるが、若者のよう老人のようなしっかりとは認識できないがそこにはっきり居るのは理解できるという感じだった。
「神様ですか?」
「そうです、私が神です……じゃなくてホント察しがいいな」
「テンプレですからね!」
なんか神というそれは苦笑いを浮かべているような気がした。
「こうやって話せてるってことは転生させてくれるんですか!?」
「そうだけど、ホント理解早いね。進行速くて助かるけど……」
でもここからはお話によってパターンが違う! 慎重に話を聞かなければ。
「どうして俺を転生させてくれるんでしょうか?」
「ん~……」
神様は何か考えているようだ。そんな特別な言い難い理由なのだろうか?
「ガチャで引いた」
聞きたくなかった……
「たまたま人を転生か転移させようと思って、たまたま魂を探していたら、たまたま一番上に来たのが君だったの」
「ちなみに選ばれなかったらどうなってたんですか?」
「記憶とか全部吹き飛ばして新しい魂として何かしらに転生、また人かもしれないし虫だったかもしれないって感じ」
とりあえず一生分の運を使い切って、すべてを犠牲にしてでも欲しい権利を勝ち取ったというのは理解した。
「わかりました、今後の事を詳しく教えてください」
「ホント話が早いね、君は別の世界にこれから今の記憶を維持したまま転移もしくは転生する。もちろん拒否して現世に転生してもいいけどその場合は全部リセット」
この状況、夢にまで見たこの状況を拒否するとかありえない!! そして異世界行くのに一番大事なことを聞かねばならない。
「転生特典はありますか??」
「ちゃんと説明するから聞きなさいな!」
「はい」
俺は神様の前で正座してジッと見つめた。ちょっとやりにくそうにしてる気がするけど気にしない!
「君を飛ばす世界は時代的に中世後期くらいの文明でマナが満ち溢れた魔法が使えるとこである」
完璧テンプレの世界設定で速攻理解した。
「君には希望の条件を考慮した上で三つまで特典を与えてあげるから頑張って生き延びてね!」
「ちなみに、スマホを持って行って向こうでも好きなように使えるとかはありですか?」
「ダメ! そもそも科学技術の魔法技術は相いれない技術で片方が発達すれば片方が衰退するのだ、抜け道はあるけど」
最後になんかボソッと言った気がするけど黙って聞いていよう。そして困った、スマホが持っていけないとなると現代地球の技術が活かせないっ。ラノベとかだと知識無双よくしてるけど普通に生活してる凡人があんな知識あるわけない、マヨネーズすら普通に作れないし、もちろん農業も無理!
「とりあえず、希望を言ってみてくれ。そこから折り合いをつけて特典決定するから」
まずは現代地球の知識が欲しい、これが無いと絶対辛いのはわかっている。マジでどうにかしたい……
「脳内で、HeyTubeをいつでも再生できるみたいなのはダメですか? できればプレミアムで……」
「いいよ。ただしHeyTubeだけね? 他のネットとかはMikiはダメよ?」
やったー! HeyTubeだけはちょっともったいないけどこれで現代知識が行使できる!!
「ちなみに、現時点である物のみで更新はストップ?」
「特別に月一で最新に更新してあげる。だから生放送は諦めてね」
「ありがとうございます!」
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「じゃあ、これでまず一つね、次の希望はなに?」
知識は得た! となると次に必要なのは身体能力だ、これもどうにかしないと現代の凡人では絶対キツイし死んでも無限にセーブポイントからやり直すとかリセット系も嫌すぎる。今までのファンタジー知識を総動員して考える。
「……竜、ドラゴン。ヴリトラになりたい!!」
「えっ!?」
ヴリトラ、神話に登場する魔竜であり黒い鱗を持ち赤い腹、黄金の瞳を輝かせる。不死身の再生能力に炎と水の魔力を操る神をも殺せる大魔竜。たぶん神話とかだと全然違うけど俺の中のヴリトラはザ・ドラゴン! というこういうイメージなのだ。そしてドラゴンということはつまり圧倒的な身体能力を得ることができる、目的をクリアできて自分の趣味を全開にできる超お得である!
「ドラゴンと人の姿を好きなように変身できて、圧倒的なパワーと再生能力。そしてかっこいい!」
「わかった、神様的にはこっちを食い殺すような化け物にはなってほしくないんだけど……神的な白竜とかダメ?」
ドラゴン能力はいいらしい。でも黒がいいなぁ……
「黒がいいなぁ」
神様におねだりしてみる!!
「わかった、黒いドラゴンに変身できる能力と常にその能力が使えるようにしてあげる。ただし神話のヴリトラじゃないからね? 名乗るのは好きにしていいけど。それでいい?」
かなった! これは嬉しい。ついでに大事なことをもう一つ聞いておこう、現世で叶わなかった一度は絶対考えるあれを!
「ちなみに、子供って作れます? 他種族ととか?」
「あれ? 飛ばす先の世界に人以外の種族が居ること説明したっけ? まぁいいや、全部できるよ。大丈夫、男の子だもんね!」
テンプレ的に決め打ちして聞いてみたら大丈夫みたいだ、そしてエルフや獣人とかたくさんいるみたいで楽しみすぎる! なんか神様に察しられたのがちょっと悲しかったけど。
「ちょっとインフレしすぎだから君は追加能力この二つだけね」
三つって言ってたのに……まぁでもしょうがない、十分なくらい希望を叶えてもらっているし。
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ちょっと思っていたけど、この神様も結構現代文化に侵食されてる気がする。
「あっ」
俺は気づいた。一つ気になることが!
「どうしたの?」
「ドラゴンになったら着てる服破れちゃうなって思って……いちいち裸になるの恥ずかしいなって……」
「はぁ……」
なんかため息されたんだけど!?
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「ありがとう神様!!」
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「じゃあ向こうでも頑張ってね」
体が光る。転送されるのだろう、まさか自分がラノベテンプレの事故で死んでこれまたテンプレの異世界へ行けるなんて超ラッキーだ。現世に残した親達には申し訳ないけど、異世界で全力で生きて行こうと思う!
「あ、最後に、君ドラゴンだから下手に町とかに行かせられないし人がそう簡単に来れない超辺境に飛ばすね! じゃあ頑張ってね、バイバイ!」
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