147 / 517
先輩! 私の新人フォロー編
第147話 見せ方にも工夫が必要伝説
しおりを挟む
「お前らこんきら~! 今日は自社コラボです。と言ってもまだうちだと私しか活動してないんだけどー」
※『こんきらー』『こんきらー』『こんきら! デビュー前にまたチラ見せするのかw』『次は誰が来るのかわかってるけどねー』
「はい、予想の通り! ビクトリアがこっちに来てうちの所属になります。でもまだ旧ビクトリアのままです。ほらこっちきてビクトリア!」
「ハ、ハロー」
ひょこっと顔を出すビクトリア。
コメント欄がうおおおーっと流れた。
※『日本にビクトリアちゃんいるー!!』『向こうだと活動がしばらくオヤスミになってたからどうしたんだろうと思ってたら……』『移籍の準備だったんだな!』
シルエットでビクトリアの事はわかってただろうけど、それでも正式にイカルガ所属になると聞いて、みんな大喜びだ。
うんうん、私も嬉しい。
「オー、歓迎されてる……」
「そうそう。みんなビクトリアのコトが大好きなんだよ」
「リアリィ……!?」
ビクトリアがちょっとニヤけている。
本国で受ける反応と大違いだもんなあ。
君は日本人受けするんだ。
「あと、チラ見せの後輩ちゃんも一緒です。彼女の全身像公開はもうちょっとだけ先だからチラチラ見ながら焦れててね」
※『なんちゅうお預けをしてくれるんや』『はづきっちファンの間では姿の予想が盛り上がってるよー』『ちっちゃくて可愛い声ということはわかってる……』
「う、うちが可愛い……!? はひぃ」
※『声がした!』『かわいい』『はづきっちをカピバラやアルパカみたいな可愛さだとすると、モルモットとかウサギみたいな可愛さ』
「誰がカピバラやアルパカかーっ」
※『w』『怒ったw』『鎮まり給えはづきっちー』『なぜに荒ぶるのかー』『俺らがカピバラ扱いしたせいだろうがw』
「ええい、お前らに付き合ってたら話が進まないので、早速ダンジョンに行きます!」
「はづき先輩、リスナーとわちゃわちゃ殴り合ってて凄いなー。これがベテランの技……」
「うんうん、リーダーは凄いよねえ……フフフフフ……」
私の後ろで、もみじちゃんとビクトリアがお喋りしている。
私をネタにしてちょっとずつ仲良くなっているみたいだ。
良かった良かった。
こうして挑むのは、高架線路の下をくぐる、短いトンネル。
そこがダンジョン化してしまったのだそうだ。
幅10mちょっとの短いトンネルなんだけど……ダンジョン化した今は、向こうが見通せない状況になってる。
「えっと、ここで事故にあった人がいて一気にダンジョンになったみたいで……。ブレーキとアクセルを踏み間違えて……」
もみじちゃんの読み上げに、私はうんうん頷く。
「今の時代事故には気をつけないとね」
すぐダンジョンになっちゃうから。
さあ、本日の探索始まりです。
「えっと、私はフォローに徹するので二人でやってみて。時間はね、ええと30分で行けるでしょ」
※『30分w』『はづきっち、自分のペースを相手に求めてはいけないw』『配信業界最速レベルのダンジョン踏破してるんだぞあんたw』『謎も伏線も粉砕しながら突き進むからな……』
「みんな学生なので、勉学と両立するために素早くダンジョンをクリアしないと……」
※たこやき『確かに理想ではある』もんじゃ『はづきっちから最速ダンジョンクリアを学ぶわけか。いいと思うな』おこのみ『はづきっちのサービス精神も学んでー!』
何のサービスを求めているのだおこのみ!
「サービス……。オー、そう言えば。イエスタデーにリーダーのお風呂で洗いっこしたわ」
※おこのみ『エッッッッッ!?』『なんやて』『えらいこっちゃで』『大型新人ですわこれは』
盛り上がるなコメント欄!
「センシティブ! センシティブです!」
「リーダーはふんわりしてて柔らかくてあったかくて、二人で入るとジャパンのバスタブはちっちゃいよ」
※『うおおおおおおお』『わああああああ』『あひいいいいいい』
あーっ、センシティブお前らが昇天していく。
彼らがわあわあ叫んでいる間に、もみじちゃんもビクトリアも装備を用意していた。
もみじちゃんはバーチャルバゲット。
メインのプレーンバージョンと、色々変形する惣菜バージョンの二つを常備してる。
ビクトリアは……スポンジ弾を発射するライフルおもちゃ、ラーフ!
後はバールのようなものと、ナタのようなもの。
パワーアップしている……。
物騒な装備で行くスタイルなのね。
こうしてダンジョンに突撃した私たち。
高架下ダンジョンで襲ってくるのは、ゾンビ化したネズミとか鳥とか。
みんな元々のサイズよりもずっと大きくなっている。
「ぞ、ゾンビはいけます! ネズミより怖くないぃぃぃぃ! うおー!」
バーチャル惣菜バゲットが、ホットドッグに変形する!
ソーセージがニュルンと打ち出されて、飛びかかってくるゾンビネズミを撃破した。
『ヂューッ!!』
戻ってくるソーセージ。
そういう仕組なんだ……。
さらにもみじちゃんには、トングとかつまようじとか、パン屋っぽいグッズが武器として用意されるらしい。
ファンシーパン屋さんスタイル!
もみじちゃんはファンタジックな配信になりそうだ。
対するビクトリアは分かりやすい。
「ゴートゥーヘル!!」
打ち出されるスポンジ弾が次々にモンスターを撃破して、近寄ってくる相手にはラーフを投げ捨ててナタで斬りかかる。
おー、ワイルドスタイル!
ゴス衣装も返り血を浴びてるけど、これも大変彼女らしい。
お前らは、ドン引きする層と大盛りあがりする層でスパッと分かれた。
※『はづきっちと比べると、新しい子はなんかより謎っぽい戦い方してる』『ファンタジーパン屋さんスタイルだ』『ビクトリアが泥臭いw』『血みどろバトルえげつねえw』『飯食いながら見れねえ』
二人ともファン層が被らなそうで何よりだ。
ビクトリアは後々、電動ドリルとかパイルバンカーとかそういうのも使っていく方向性らしい。
ゴスロリ+物騒武器群!
これもある意味ファンタジー。
「じゃあ、ファンタジーな二人を見せたので、現実的な私がサラッと決めましょう……」
※『待ってました!』『はづきっちが現実的……?』『一番ファンタジーでは』『おかしいな……。用語が間違ってる気がする……』
「うるさいよ!? えーと、バーチャルゴボウを抜いてですね……」
『ウボアアアアアア!! この恨み晴らさずにいられようか!! スマホ運転ではねられた恨みは忘れな……』
「あっ、そこにいると危ない」
『ウグワーッ!!』
※『抜き打ちゴボウ一閃!!』『常に身も蓋もないw』『いつもながらまともに見もせずに撃破!』『戦い方は一番シンプルなのに、誰よりもファンタジーだw』
ボスらしき怨霊が倒されたので、高架下ダンジョンはただの短いトンネルに戻ってしまった。
ちなみにスマホ運転ではねられた人は、ここに恨みを残していっただけで本人は元気に暮らしてるらしい。
残留思念がモンスターになって、ダンジョンを産んだりするんですねえ……。
「はづき先輩やっぱすごー。うちもあれを目指さなくちゃ!!」
※『いや、あれは別次元w』『後輩ちゃんは現実的に行こうな……w』
※『こんきらー』『こんきらー』『こんきら! デビュー前にまたチラ見せするのかw』『次は誰が来るのかわかってるけどねー』
「はい、予想の通り! ビクトリアがこっちに来てうちの所属になります。でもまだ旧ビクトリアのままです。ほらこっちきてビクトリア!」
「ハ、ハロー」
ひょこっと顔を出すビクトリア。
コメント欄がうおおおーっと流れた。
※『日本にビクトリアちゃんいるー!!』『向こうだと活動がしばらくオヤスミになってたからどうしたんだろうと思ってたら……』『移籍の準備だったんだな!』
シルエットでビクトリアの事はわかってただろうけど、それでも正式にイカルガ所属になると聞いて、みんな大喜びだ。
うんうん、私も嬉しい。
「オー、歓迎されてる……」
「そうそう。みんなビクトリアのコトが大好きなんだよ」
「リアリィ……!?」
ビクトリアがちょっとニヤけている。
本国で受ける反応と大違いだもんなあ。
君は日本人受けするんだ。
「あと、チラ見せの後輩ちゃんも一緒です。彼女の全身像公開はもうちょっとだけ先だからチラチラ見ながら焦れててね」
※『なんちゅうお預けをしてくれるんや』『はづきっちファンの間では姿の予想が盛り上がってるよー』『ちっちゃくて可愛い声ということはわかってる……』
「う、うちが可愛い……!? はひぃ」
※『声がした!』『かわいい』『はづきっちをカピバラやアルパカみたいな可愛さだとすると、モルモットとかウサギみたいな可愛さ』
「誰がカピバラやアルパカかーっ」
※『w』『怒ったw』『鎮まり給えはづきっちー』『なぜに荒ぶるのかー』『俺らがカピバラ扱いしたせいだろうがw』
「ええい、お前らに付き合ってたら話が進まないので、早速ダンジョンに行きます!」
「はづき先輩、リスナーとわちゃわちゃ殴り合ってて凄いなー。これがベテランの技……」
「うんうん、リーダーは凄いよねえ……フフフフフ……」
私の後ろで、もみじちゃんとビクトリアがお喋りしている。
私をネタにしてちょっとずつ仲良くなっているみたいだ。
良かった良かった。
こうして挑むのは、高架線路の下をくぐる、短いトンネル。
そこがダンジョン化してしまったのだそうだ。
幅10mちょっとの短いトンネルなんだけど……ダンジョン化した今は、向こうが見通せない状況になってる。
「えっと、ここで事故にあった人がいて一気にダンジョンになったみたいで……。ブレーキとアクセルを踏み間違えて……」
もみじちゃんの読み上げに、私はうんうん頷く。
「今の時代事故には気をつけないとね」
すぐダンジョンになっちゃうから。
さあ、本日の探索始まりです。
「えっと、私はフォローに徹するので二人でやってみて。時間はね、ええと30分で行けるでしょ」
※『30分w』『はづきっち、自分のペースを相手に求めてはいけないw』『配信業界最速レベルのダンジョン踏破してるんだぞあんたw』『謎も伏線も粉砕しながら突き進むからな……』
「みんな学生なので、勉学と両立するために素早くダンジョンをクリアしないと……」
※たこやき『確かに理想ではある』もんじゃ『はづきっちから最速ダンジョンクリアを学ぶわけか。いいと思うな』おこのみ『はづきっちのサービス精神も学んでー!』
何のサービスを求めているのだおこのみ!
「サービス……。オー、そう言えば。イエスタデーにリーダーのお風呂で洗いっこしたわ」
※おこのみ『エッッッッッ!?』『なんやて』『えらいこっちゃで』『大型新人ですわこれは』
盛り上がるなコメント欄!
「センシティブ! センシティブです!」
「リーダーはふんわりしてて柔らかくてあったかくて、二人で入るとジャパンのバスタブはちっちゃいよ」
※『うおおおおおおお』『わああああああ』『あひいいいいいい』
あーっ、センシティブお前らが昇天していく。
彼らがわあわあ叫んでいる間に、もみじちゃんもビクトリアも装備を用意していた。
もみじちゃんはバーチャルバゲット。
メインのプレーンバージョンと、色々変形する惣菜バージョンの二つを常備してる。
ビクトリアは……スポンジ弾を発射するライフルおもちゃ、ラーフ!
後はバールのようなものと、ナタのようなもの。
パワーアップしている……。
物騒な装備で行くスタイルなのね。
こうしてダンジョンに突撃した私たち。
高架下ダンジョンで襲ってくるのは、ゾンビ化したネズミとか鳥とか。
みんな元々のサイズよりもずっと大きくなっている。
「ぞ、ゾンビはいけます! ネズミより怖くないぃぃぃぃ! うおー!」
バーチャル惣菜バゲットが、ホットドッグに変形する!
ソーセージがニュルンと打ち出されて、飛びかかってくるゾンビネズミを撃破した。
『ヂューッ!!』
戻ってくるソーセージ。
そういう仕組なんだ……。
さらにもみじちゃんには、トングとかつまようじとか、パン屋っぽいグッズが武器として用意されるらしい。
ファンシーパン屋さんスタイル!
もみじちゃんはファンタジックな配信になりそうだ。
対するビクトリアは分かりやすい。
「ゴートゥーヘル!!」
打ち出されるスポンジ弾が次々にモンスターを撃破して、近寄ってくる相手にはラーフを投げ捨ててナタで斬りかかる。
おー、ワイルドスタイル!
ゴス衣装も返り血を浴びてるけど、これも大変彼女らしい。
お前らは、ドン引きする層と大盛りあがりする層でスパッと分かれた。
※『はづきっちと比べると、新しい子はなんかより謎っぽい戦い方してる』『ファンタジーパン屋さんスタイルだ』『ビクトリアが泥臭いw』『血みどろバトルえげつねえw』『飯食いながら見れねえ』
二人ともファン層が被らなそうで何よりだ。
ビクトリアは後々、電動ドリルとかパイルバンカーとかそういうのも使っていく方向性らしい。
ゴスロリ+物騒武器群!
これもある意味ファンタジー。
「じゃあ、ファンタジーな二人を見せたので、現実的な私がサラッと決めましょう……」
※『待ってました!』『はづきっちが現実的……?』『一番ファンタジーでは』『おかしいな……。用語が間違ってる気がする……』
「うるさいよ!? えーと、バーチャルゴボウを抜いてですね……」
『ウボアアアアアア!! この恨み晴らさずにいられようか!! スマホ運転ではねられた恨みは忘れな……』
「あっ、そこにいると危ない」
『ウグワーッ!!』
※『抜き打ちゴボウ一閃!!』『常に身も蓋もないw』『いつもながらまともに見もせずに撃破!』『戦い方は一番シンプルなのに、誰よりもファンタジーだw』
ボスらしき怨霊が倒されたので、高架下ダンジョンはただの短いトンネルに戻ってしまった。
ちなみにスマホ運転ではねられた人は、ここに恨みを残していっただけで本人は元気に暮らしてるらしい。
残留思念がモンスターになって、ダンジョンを産んだりするんですねえ……。
「はづき先輩やっぱすごー。うちもあれを目指さなくちゃ!!」
※『いや、あれは別次元w』『後輩ちゃんは現実的に行こうな……w』
20
あなたにおすすめの小説
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる